アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

いまさらですがバイオリンの保持

2012年01月30日 | バイオリン
イベントが多すぎて、時間が少なすぎて、記録が間に合わず、二回分のレッスン記録を。

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←なんかピアノに気を取られていた今日この頃、やばい

先週のレッスンでは、アンサンブルで急遽やることになった、ドッペルの1stね。あれを、慌てて指使い見てもらって。まったく練習はしてなかったんだけど、「これから練習をするための」レッスンというかなんというか。

それにしても、ドッペルの1stは絶対無理、ありえないと思ってたけど、あらためて弾いてみると、多少やっぱり2ndより難しいとは思うものの、初めてドッペルの2ndをやるハードルが超~高かったことに比べると、2ndやってあって1stやるほうが段差が少ないようにさえ思える。

似たフレーズが多いからね。もちろん、ちょっと音がずれてたりすると基本同じフレーズとはいってもポジ移動のからみが違ってくるから難しさが同じではないし、ほかにもちょろちょろと違いはあるけれど。

でもここは難しい~こんなのできるかな、という、ポジ移動、移弦ラッシュみたいなところがあって、私が「こんなの弾けるわけない~」と弱腰になっていたら、先生がさらりっと弾いてみせてくれて、「ほら、できますよ!?」と来た(o_o) あのー別に、先生でも弾けないんじゃないかとかはいってませんが。っつか、先生が弾けるから、何!?

…とまぁ、先の長そうなドッペルはおいといて、今週はエックレス。

一楽章、ただ音を並べるならあんまり問題はないけど、大問題はビブラート。なんとかかかったり、かからなかったり、あるかなきかになったりしてえっちらおっちら弾き終わると、「ビブラートきれいになりましたね~」と先生。

いや、きれいどころの騒ぎではないけど、とにかくかけること自体ぜんぜんできなかったから、おろしあおふが終わった日曜日、ようやくバイオリンを出して、エックレスの一楽章のビブだけ研究してたのよね。ようやくゼロからイチになったって感じ?

あ、問題はビブラートだけじゃなくて、ビブラートがメインで、ポジ移動がサブ。それで、一個所、ポジ移動がなんかアヤシイところがあったんだけど、そこで先生が「練習の仕方として、移動のところにきたら、パッと左手をいったん離して、戻すというのがありますよ」と。

つまり、移動がスムーズじゃないということは、あごでのバイオリン保持が不十分だということが多いんだけど、パッと左手を離すとなると、しっかり保持してないとバレるってことだ。

肩当ての具合とかも悪くないので、ただバイオリンを持ったときは、しっくりとしっかりと持てていて、バイオリンを挟んだまま、手は譜面台をいじってたりしても問題ないんだけど、実は弾いてるうちにズレたり、あごが浮いたりして、保持がいい加減になってるってことは確かにあった。先生はまるっとお見通しでんがな。

「移動も、それからビブラートも同じですね(^-^)」と先生。はい、要するにそういうことなのね。

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冬将軍おろしあおふ

2012年01月28日 | ピアノ
今日は、「おろしあおふ」にふさわしい(?)びゅーっと寒い日になりました。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ピアノ曲のバラエティーと表現の幅広さに感じ入った一日でした

「おろしあおふ」というのはなんじゃらほいというと、「イロモノオフ」という、テーマ設定があるピアノの会の企画で、ロシアしばりのプログラムなんですね。ロシアというか、旧ソ連くらいの範囲ならよいという…

ロシアと聞いて、ラフマニノフ、チャイコフスキー、えーとあと誰がいたかなと思っているあなたは、私と同レベルです。
今回、プログラムに並んだ作曲者名を拾ってみますと、
  グリンカ、シチェドリン、スクリャービン、ハチャトゥリアン、メトネル、チャイコルグスキー、ダルゴムイシスキー、リャードフ、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチ、ボロディン、リムスキー=コルサコフ
…ってなぐあい。あぁそういえばいたわね、というのと、聞いたことないわってのがあると思うんですが、

「チャイコルグスキー」なんだそりゃ、と思ったアナタは、鋭い!! これは「チャイコフスキー」+「ムソルグスキー」のパロディーで、曲名は「プロムナード協奏曲第一番」というんですけどね。ご想像通りの二曲のミックスで、かっこいいんです。ウケてました。

「ダルゴムイシスキー」なんだそりゃ、だんごむしかい、と思ったアナタは…いやそれがですね、こちらは冗談ではなくて本物の作曲者名です。今日の曲はとてもかわいい感じの子ども曲でした。

ロシアの作曲家、もちろんチャイコフスキーの子どものためのアルバムはよく知られていますが、カバレフスキーやショスタコーヴィチ、いい曲書いてます。今日いくつか気になったのがありますので楽譜探してみようかな。

今日のプログラムは、この多彩な曲を「春」「夏」「秋」「冬」の四部構成に分けて演奏しました。shigさんが「発表会ではなくコンサートにしたい」といってましたが、確かにほんとう~に聞きごたえのあるプログラムで、とてもおもしろかったです。自分が弾かないで聞きにだけくる人はあまりいませんが、もし聞き参加のピアノファンがいても十分楽しめると思います。

あ、私の演奏ですか…今日のメンバーの中ではおそらくは「最弱」(ピアノの技量からいって)、しかも欲張った選曲で今週はピアノを弾くスキがないまま土曜日本番ですから、もうこれはうまくいくはずがなく、なんかビフォア録音みたいですけど:
【でも認めたくはないけど正真正銘本番の録音でございます「ロミオとジュリエット」】
今、聞き直してみましたところ、相当ぐだぐだになったところがありますが、一部は「こう弾きたい」みたいな痕跡があるのが自分ではわかるんです。別の機会を作ってまたチャレンジしたい気もします。だっていい曲なんですよ、ほんとは。

そして、あ~弾けなかった、というようなもやもやを吹き飛ばすエンディング。

これ、なーんだ? ↑ 答え: 大砲効果音アイテム
shigさんとけんさんの連弾でチャイコフスキー1812年。この「大砲」をやらせてもらったんです。舞台にずらーっと並んで、風船持って。ピアノの力強い音色と、風船の破裂音がマッチして、みんなですごく盛り上がりました。すかっとした!!(^-^)

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ロミジュリ: 分解組み立てが早道

2012年01月27日 | ピアノ
おろしあおふ、いよいよ明日~

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←うわー、ピアノ弾く時間がない~

ずいぶん先だ先だと思ってたけど、ちゃんと来ちゃうものですね(^^;;

記事がいろいろ前後してますが、月曜日にヨーコ先生のレッスンに行ってきました。この日は、ヨーコ先生のレッスン、塾の保護者会+教材配布、個別塾の面談+バイオリンのレッスンと、「電車に乗るお出かけ」がトリプル(o_o) ブログが追いついてません。

前回のレッスンのとき、前半の拍子感の改善やらで時間を食ったため、後半のいちばんやばいあたりが手薄でした。ということで、「前半はだいぶよくなりましたね」とさらりと飛ばし(いや、この場合、よくなってなかろうがそう言うしかないよね)、いきなり後半へ。

ずーっと苦戦してるここですが…

前回のレッスンのとき、真ん中の主旋律だけ取り出して弾くということをして、楽譜でもマーキングしたりして、「やや」改善したという実績があります。でも、まだまだスムーズにいかず、何度もつっかえながら弾いております。

それで今回は、
・真ん中の主旋律だけ取り出して弾く
・左手だけ弾く
・左手+主旋律だけ弾く
・右手だけ弾く
と、いろんなバージョンをやりました。

特に「左手+主旋律だけ弾く」は難しいっ(汗) 頭の整理ができてない…

そう、「頭の整理ができてない」。なんとなく、指の運動神経の問題のような気がして、単に何度も練習するということをしてしまいますが、結局、ここまで弾けない場合はアタマの問題なんですね。

ヨーコ先生曰く、「左手+主旋律だけ弾く」は、主旋律が埋もれずはっきりわかるし、曲の骨格といっしょに検討できるし頭の整理にはもってこいなんですって。

そして、「左手だけ」「右手だけ」はもっと物理的な問題の検討に役立ちます。

なんか弾きにくいところ、それは手の形に問題があるかもしれないし、指使いがよくないのかもしれないし…ピンポイントで取り出して、指使いを変えたり、力の入れ方を変えたり、ここで滑らすとかいろんなヒントをもらううちに、おー確かにこれなら弾けそう。

と、いろいろやってから、両手を合わせて弾いてみますと、魔法のようにスムーズに通った!! どこもつっかえなかった(^o^)/ なるほどこうやって練習すればいいのね。この間たったの30分。やればできるはずなのになかなかひとりじゃやらない分解組み立て。

いそがばまわれっていうか…

そのあとの、ジュリエットがひとりになって死に向かうシーンでは、ペダリングの改善や、しのびよる悪魔(死神?)の旋律の雰囲気改善。ヨーコ先生が弾くと、すんごく怖いんだ(^^;; 私が弾くのはなんか違う(あかるい・かるい)。どうもここは…ちょっとはよくなったけど違和感残り。

いろんな意味で時間切れ(-_-;; だって、レッスン受けたあと、ぜんぶ平日で、消化する時間がまったくない!! うースケジューリングが間違ってたわ。

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「ピアノマニア」な人たち

2012年01月26日 | ピアノ
見てきました~「ピアノマニア」。昨日の新宿、会社帰りによしぞうと待ち合わせ、夜7:20からの回。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←どんな音をピアノに求めるか?

平日だし、地味でマイナーな映画だし、すっかり甘く見てましたところ、私としては「早め」、7時前に着いたというのにもう立ち見でした(-_-;;

映画館が狭いんですけど(六十数席?)、立ち見も含めてぎっしりのピアノマニア(かどうか知らないけど、なんか濃いぃ雰囲気が客席から漂ってましたわ)が見る「ピアノマニア」。

座れなかったところはアレなんですけど、映画自体は最初から最後まで文句なくおもしろくって。とにかくピアノ、ピアニスト、調律師、そしてホール、すべてが超一流で、ホンモノ。その丁々発止の緊張感、ときにユーモア溢れるやりとりが、とても自然に撮影されているんですもの。録音もとてもよくて、ピアノの音の変化も楽しめました。(*)

この映画では、シュテファンという調律師を軸にして、そのお仕事風景を綴っています。登場するピアニストたちは、ランラン、ブレンデルなどいろいろですが、中心に据えられているのがピエール=ロラン・エマール。

この人が、バッハの「フーガの技法」を録音しようとしていて、一曲ごとに「クラヴィコードのビブラートがほしい」「オルガンの響きがほしい」「これはチェンバロ」とか言い出すのでえらく話がややこしくなる。けど、このエラールさんはピアノの腕はもちろん、耳もいいしピアノの響きを引き出すのもほんとすごい。だからシュテファンさんも全力で応えようとするんだけど…

エラールさんは、ピアノの音の響きをほめつつ、さらなる要求を「アーバー(しかし)」「フラーゲ(質問)」などと付け足してくるのね。おぉまだ言うか、って感じ。

シュテファンさんの調律の腕だけではなくて、イマジネーション、ユーモア、そして創造性、コミュニケーション力が音のドラマを支えているんですよね。あと、体力もいりそうだ…(録音室にいても、調整に呼ばれたら階段を駆け下り駆け上がり)

無茶ぶりな要求に応えるため、シュテファンさんはかなり奇想天外な、プリペアードピアノ的なセッティングまでいろいろ試すんだけど、なんだかんだでそれではご満足いただけなくて、結局いわゆる「調律・調整」の語彙の範囲内で、でも限界(あとひとつ、つんと押すとバランス崩してすべて崩壊しそうな)ぎりぎりのところまで追究することによって、最終的にはエラールさんの理想の音を出した、らしい。

じゃ、あのあざとい(とも思われる)追加アイテムは結局意味がなかったのかというと、そうじゃないと思うのだ。つまり、エラールが何を求めているかをシュテファンが掴み、逆にシュテファンがどうやって何を実現しようとしているかをエラールが掴み、そして「夢」の確かな共有をしたうえで、より抽象的な技術により結果として実現をする(実現したと感じられる)ということなのかなと。

ピアノマニアなあなたなら絶対ご損はありませんからとにかく見てね(^-^)

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(*) 自然なシーンを撮れるように、信頼を得ること、カメラやマイクの存在を忘れてもらうことと、臨場感と解像度のあるよい音を取ることを両立させなくてはいけないわけです。なんでこんなことができたのか不思議~と思うほどよくできてます。苦労話の一部は、プログラムにある「監督インタビュー」でどぞー。
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突然人数増!! のアンサンブルレッスン

2012年01月25日 | バイオリン
先生から「チェロひとり入ります~」と喜びのメールはしばらく前にいただいていました。

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←今後の展開が楽しみになってきましたよ

そして当日になって、前にハッピーアンサンブルでご一緒した方から「今日、体験に行きます」とのメール。おぉ!!

今、いっしょにアンサンブルレッスンをしている人(以下、Aさん)は、私よりちょっとバイオリンキャリアが長いけど、まぁ要するに大人になって始めた人。私もAさんも、バッハのドッペルは「ちょい無理な曲だけど、好きだからやってます」という状態。

新たに体験に来てくれる人(以下、Bさん)は、学生オケの経験があって、ン十年のブランク後に再開しているので、ドッペルは「ちょうどしっかり弾けそうな曲」(←アンダンテ推定)という位置づけ。いやこれは心強いですね~

そしてクラスに行ってみると、なんともう一人!! チェロが一気に二人入りました。入ったといっても、私より前からこのクラスにいて、しばらく来ていなかった方の復活です。つまり、このクラスのことはすでによくご存知なので、今回足を運んでくれたということは、今後も参加してくれるでしょう…

心配なのは、Bさんですよね。このクラスを気に入ってくれるかな??

Bさんがドッペルの1stを弾いてくれたらちょうどいいよね(私もAさんも2ndやってるから)と思っていたんだけど、なんでもちょうどBさんは何ヶ月も個人レッスンのほうでドッペルをやっていたところで、でもやってたのは2ndなんですって。それで、「1stは弾けません」(←絶対、そんなことないっ)とおっしゃるので、三人が束になって2ndを弾き、先生がひとりで1stをがんばることになりました。

ところで、チェロパートの楽譜なんてあったかなと思ったのですが、そこは、チェロ復活を喜んだ先生が、ピアノ譜からしこしこチェロパートを起こして準備してありました。その場で譜読みになっちゃったので、先生はとりあえずチェロにつきっきり…

でも、こちら2nd三人がかり、なんの問題もございません。

Bさんを間に挟んで、左右に私とAさん、なんだか弓運びがスムーズな人が隣にいると、自分の弓も滑らかに動くものです。とっても弾きやすい!!

そういうわけで、私とAさんは大喜び、これでもうバッチリの気分ですが、Bさん的にはどうなんだろう。と思ったところ、

「なんかすごく弾きやすくて、楽しかったわ~。いつも間違えるところも間違えなかったし」なんでも、いつも拍の数え間違いで先生にダメ出しされるところがあって、でもなんか自分的に「謎」のままだったんですって。

それがどこのことかを教えてもらったら、おぉ確かに、一回目に弾いたときにBさんがちょっと飛び出したところがあって、私とAさんはそれに追従したんだよね。でも、二回目からはそこもちゃんと完璧になってましたよ??

どうも、Bさんがいつも弾いてるテンポより遅めに合わせたこと、同じパートを弾く別の人がいることなどで、謎が解けたみたいです。よかったよかった。

ということで、どうやら「5人体勢(!)」のレッスンに持っていけそうです。すばらしい~

先生は、「2ndきちんと弾けてましたね~、じゃ、次回からは、三人とも1stを弾いてもらいましょう…「は??(-_-;;」

「両方弾けるようにしておくといいですよ(^-^)」先生にっこり。それはそうだけども~

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