アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

心ではなく命をこめて音を出そう(千住真理子)

2010年06月30日 | バイオリン
月曜日に楽譜やさんに寄って買った「聞いて、ヴァイオリンの詩」(千住真理子著)を、昨日の往復電車の中で一気読みした。

   にほんブログ村 クラシックブログ ヴァイオリンへ←ヴァイオリンという楽器は、人との距離の短さがすごいと思う

分量的にも、文章の読みやすさからいっても、その程度で読める本なのだけれど、内容はとても重い部分がある。

ヴァイオリニストの技術の完成は早い。千住さんも、五嶋さんも、諏訪内さんも、みなさん10代前半には技術的にはまったく問題を感じないところまで仕上がっていたはず。それだけに、そこからほんとうに感動を届ける音楽を作れるまでに、あるいは、そのような音楽を奏でられている、そしてそのことに価値があると本人が思えるようになるまでに、長くかかるのかもしれない。

千住さんの場合は、大学生になったときに、二年くらいヴァイオリンを弾かなかった(弾けなかった)時期があるそうだ。「「音楽」というものが何なのか、演奏家が何のために存在しているのか、社会は芸術を求めているのか、何もわからなくなっていた。」という。

それまで毎日10時間ほどもヴァイオリンを弾いていた人が、まったく弾かなくなるということはたいへんなことだと思う。千住さんの場合はそのとき大学生だったこともあり、空いた時間を勉学につぎ込んだようだが、その勉強がどこにつながるかという先が見えない中で、長時間勉学に打ち込む生活はとてもしんどいものだったのではないだろうか。

そのトンネルから抜け出すきっかけになったエピソードとして書かれているのが、ホスピスでの演奏である。

あるボランティア団体から千住さんに、「ホスピスに来てヴァイオリンを弾かないか」といわれ、千住さんは「ヴァイオリニストをやめたので」と答えたが、話はそれで終わりにはならなかった。

「ヴァイオリニストとしてお願いしているわけじゃない。昔あなたのファンだった人が余命いくばくもないのです。一人の人間としてどうされますか」

それで結局、千住さんはホスピスを訪れ、「明るいわけでもなく暗いわけでもない、静まり返っているわけではないのに、しんとした空間」でヴァイオリンを弾き始める。

「死んでしまいたいなどと考えていた私に、この方々の貴重な時間を使って満足していただける演奏ができるとは思えなかった。」

しかしそれでも、演奏を聴くために部屋に集まってくださっていることへの感謝をこめて、とにかくひたすらヴァイオリンを弾く。数十人しかいない聴衆の、あまりにも強い思いが、演奏を誘導する。単に傷のない、優等生的な演奏が求められているのではなく、「心を入れた音」が求められていることを感じる。

演奏が終わり、「今日まで頑張って生きてきてよかった」という声に、ただ「こちらこそありがとうございます」としかいえない。最期にバッハが聞きたいといって、千住さんの無伴奏バッハを病室で聴き、翌日なくなった人もいた。

そのような場で、不十分な演奏(と、千住さんが思うもの)しかできなかったことを後悔し、「二度とそのようなことがないように」ヴァイオリンを練習するようになったそうである。プロとしてではなく、人として、そのような場に遭遇したときに精一杯の音が出せるように。

千住さんはその後も、ホスピスを訪れて演奏をしているが、今日の記事のタイトルに使った部分はホスピスでのエピソードではない。

通常のステージでのコンサート。ラロのヴァイオリンコンチェルトの演奏を終えて拍手に応える千住さん。舞台の下から差し出された花束を受け取るとき、その女性が何かとても真剣に何かを言おうとしていることには気づいたのだが、聞き取ることができずに楽屋に戻った。花束には、大学ノートをちぎったような紙がはさまっていて、鉛筆での走り書きが。

「千住さん、いま第四楽章を聴いているところです。聴く予定がなくただふらっと入ったコンサートで、絶望の中にいた私は生きる勇気をもらいました。千住さん、ありがとう。頑張ってもう少し生きてみます。」

このときの演奏は、ブランクがあってからまだ日が浅く、万全の演奏とはいえなかったそうだが、たぶん、ブランク前のパーフェクト系演奏とは違う、なんらかの「凄み」のようなものが心に響いたのではないだろうか。

ヴァイオリンのような繊細な楽器を扱うプロ奏者が、二年間楽器を触らないということがどんなに大きなことなのか、私には想像もつかない。それはヴァイオリニストとしてひとつの挫折には違いないのだけれど、人にとって…あるいは人と人との間に生まれる何かにとって…ストレート、無駄のないことがベストではないということなのだろう。


この本にはこのあたりとはうって変わった気軽な内容の部分もあり、私は特に、千住さんのまじめな(そしてある意味こっけいな)工夫の数々が好きだ。丹田を意識するためお腹まわりにタオルを巻きつけてぶくぶくになってステージに立った話とか(^^;; ヒールのある靴の底に発泡スチロールを貼り付けてステージに立った話とか(…うわー。) お奨め本です。


参考:
Buckeyeさんが千住さんについて書いた記事「スキルダウンは速く、スキルアップは遅い

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またろうの個別塾、体験申し込み

2010年06月29日 | 高専生活
その、本人がどうしても塾は嫌というならその理由をぜひ知っておきたいところだが…

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どうも、じっくり聞いても要領を得ない。
・慣れない場所と人のところに入っていくのが嫌
・通うのにかかる時間が嫌
・ぶっちゃけ、勉強時間が増えるのが嫌(??)
どれもあるような、これだけでもないような、本人もうまく説明できないらしい。

逆に、本人が提案する勉強方法は何かというと、「Back to the Futureのような、日本語では暗記しているような映画の英語音声を携帯プレーヤーに入れておき、学校の行き帰りで聞く」という。それはそれで悪くはないが、とてもそれだけで「目標」に到達できるようにはみえない。

「日本語はばっちりわかっているから、英語音声を聞いてもそれが全体としてどういう意味なのかはわかりながら聞いているはずなんだけれど、そこから切り出していって、使える英語を少しずつ抽出できるかどうかは大いに人によるんだよ。のだめはできたみたいだけどね(フランスに渡ったすぐのプリごろ太エピソード)」

「とにかく、塾は嫌だ」
これだと前に進まないので、とりあえず、親として個別塾をお勧めする理由を言うから、それを聞いてみてほしいというと、わかったという。

数学だったらわりと、手助けなしで自分で勉強して、わからないことがあったときだけ親に聞くとかでも前に進むんだけど、英語はまだとてもそういう状態でなく、勉強をするということが難しい。

・勉強の仕方がわからない
・勉強の時間をとり、その中は集中するということができない

塾に行く時間を切り出してしまうというのは、その時間の中では、うるさい弟妹もおらず、テレビやゲームやパソコンやピアノの誘惑もなく、とにかく勉強する以外ない時間が作れるということ。これがまず大きい。

勉強の仕方については、集団授業をする塾も、あるいは公文も、ノウハウを持っているんだけれど、そういったカスタムメイドのカリキュラムは、現状の(かなり特殊な)またろうに合っていない。

個別塾なら、またろうのレベルとニーズに合わせてくれる…はず。どのくらい合わせられるかはその先生の能力によるが。

そして、母塾と個別塾の比較。
母は英語も得意だし、またろうの現状も一番よくわかっているけれど、
・準備をする時間、教える時間が取りにくい
・感情的になりやすい(笑)
という欠点があるし、そもそもまたろう-母のセットで勉強していくスタイルを卒業していくべきと思うので、ぜひ他人である先生を試してほしい。

ただし、個別塾の先生も、いきなり丸投げされたら何からやったもんだか対応に困ると思うので、まず七月中、またろうと母で勉強してみて、どんな勉強方法がいいかをある程度まとめて、先生に提案する。

諄々と説明されて、反論できるところとてなく、困ったまたろう。
いや~だから、英語を勉強すること自体がいやなんだよともいえないし(^^;;
「夏休みの間、4~5回行ってみて、それから今後のことを決めよう」
という提案でとどめをさされた。ぐはっ。

で、了解をとりつけましたので、善は急げということで、昨日、私は午後半休をとり、
・髪の毛きる
・フットマッサージ
・買い物(楽譜、アクセサリーなど)
・バレーボールレクの会場確保
・個別塾で説明をきき、体験申し込み
をまとめて制覇して参りました。無料体験は今週末です(^^)
雰囲気になじめるといいんだけど。

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今日の弁当

* おぉ~変わりばえのする弁当だ!!
チキンライスにふわふわ卵のせ。
プチトマト、豆腐入り肉団子、ピーマン、こんにゃくきんぴら、ひじき煮
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またろう英語、個別塾へ!?

2010年06月28日 | 高専生活
現状、またろうの最重要課題は、忘れ物をしないこと・提出物を出すことであるのはもちろんなんだけど…

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それであんまりバタバタしたもんだから忘れてたけど。もうひとつ重要な問題がある。それは英語。

一年のころは、志望学科に行けるようにまともな成績を取りたいということもあって、オーラル・コミュニケーションの宿題と小テスト対策、Readingの小テスト対策に力を注いでいたのだった。それがあまり忙しいから公文の英語はやめちゃったんだったよ。

二年になって、英語はオーラル・コミュニケーションの宿題のみフォローしてあとは本人任せ。家でその他の英語の勉強をしているところはついぞ見かけたことがないが、本人曰く危ない(Dを取る可能性がある)英語の科目は特にないそうである。

まぁその言葉を信頼するとしても(^^;;…成績のほかに問題なのは、
英語の実力。

高専生に英語は重要ということについては、先生方も非常に認識していらっしゃるようであるし、生徒たちも耳タコで聞かされているのでいちおう了解(?)はしているようなのだが、ぶっちゃけ成果が上がっているとはいいがたい。

高専の英語カリキュラムは、文法・リーディング・オーラル(スピーチなど)・サイエンス(数式や科学関連表現の練習)などの時間を設けて、なかなか充実しているように見えるのだが、教え方の問題か、本人たちの側の問題か、定着は難しいようで、またろう個人もともかく、高専生の平均のTOEIC Bridgeスコアも一年生以降向上していかないという実態がある。
(またろう成績は微減)

このまま放置したら、仮に低空飛行で英語の「D」を回避しつづけることには成功しても、英語の実力は何も(TOEIC的にも読解的にも)つかないまま高専卒業ということに。そうすると、大学編入なんて夢のまた夢であることはもちろん、就職したって困るだろう。

ところで、またろう自身は英語についてどう思っているのだろう。

なんとかしないといけないと思っている
…ほうほう。それで、高専卒業までにどういうレベルまで行きたいのか聞かせてもらいましょうか。
「ペーパーテストができるとかそういうことではなくて…」
…えっそうなの。そうすると大学編入は難しいと思うけど、仕事で使う英語はってことですかね。
「道を聞かれたら答えられるとか」
…(o_o;; えっ、そんなんでいいんなら一週間で練習できるよ。
「えっ、そうなの」
…だって、限られたパターンを徹底的に耳慣らし口慣らしすればいいことじゃない。
「あ、いちおう、道聞かれるの限定ってわけじゃなくて、そのほかも…」
…トラベル英会話って感じ?? まぁそれだってあんまり変わらないけど。

ここからよしぞうが登場してさらにつっこんだやりとりをするうちに、またろうが技術者として必要な英語力を漠然としてイメージはしつつも、その「どうせ無理っぽい」もやもやした雲の先にあるものをはっきり見据えることを避けて、なんとか自分が身につけられそうなレベルを表現しようとして「道を聞かれたら答えられる」なんて言い方をしていることが明らかになってきた。

そこでしぶしぶ、求めるレベルというものを
・事実を伝えられる・聞ける(微妙な感情とかそういうものはともかく)
・論文が読める
・メール(仕事系)が辞書を引きながらでも書ける

と設定。そう考えると、漠然と二年生を過ごして終わっちゃったらかなり厳しいことになりそう。四年生五年生になるとさすがに専門科目がどんどん忙しくなるんだろうし、事態が良いほうに向かう見込みはぜんぜんない。

かといって、集団授業を行うような塾は、高二ともなればみんないっせいに大学受験に向かっているわけで、方向がずれている。公文は、CDや本文にまったく食いつきを見せないまたろうが、ただプリントの解答欄を埋めていても身にならないことはよくわかっているので却下。すると個別塾か?? それともとりあえず英会話教室??

ところがその提案をまたろうにすると、即絶対断固拒否。
「塾へ行くのはとにかく絶対いやだ」えっ(o_o)
母塾よりいいじゃない。感情的にぐちぐちいわれることもないしさ。
ところがまたろうは、母塾や公文のほうがましで(といっても気は進まないけど)外のどこかに通うのは絶対嫌だという。なんで?? というと、理由のほうはいまいち要領を得ないのだが…

(この話、たぶん続く)

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今日の弁当

プチトマト(アイコ)、こんにゃくきんぴら、厚焼き玉子(市販)、カレーコロッケ、枝豆、肉団子、ピーマン
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ピアノ小品の魅力: ブルグミュラー18番

2010年06月27日 | ピアノ
私がピアノのレッスンを再開したときはまだ、はなひめが二歳のときだった。

「ドレミファソーラファミッレッド」のヤマハ幼児教室に一年通ったこじろうが、ほかの習い事との時間が合わずに個人レッスンに替わったのがきっかけ。だいたい、あの幼児教室って、レッスン中全部親がついてなくちゃいけないのに、親は弾けないから(笑)退屈でねぇ。。

せっかく個人に替わるんなら、私も習うことにして二枠続けて取れば、と思った。親がやってるほうが少しはこじろうもつられてやる気になるかしらん、というような気持ちもあって。

その頃は、とてもじゃないけど家で落ち着いてピアノを弾くとかそういう雰囲気ではなかったので、ちゃんと練習してレッスンに行くという心がけはさらさらなかった。先生もその辺は承知してくださっていて、レッスンの場だけで練習してポピュラーものを弾くくらい。

確か「鉄道員(ぽっぽや)」とか「First Love」とか。足にはなひめをはさんで弾いてたりしたこともあった(^^;; 当時から別に譜読みには困らなかったので、先生に習わなくてもとりあえず音を並べるんならできるんだけれども、レッスンの中でいろんなアドバイスをもらって、それを気をつけて弾いてみる(練習してみる)と、ちょっとかっこよく聞こえるようになったりしておもしろいと思った。

そんな感じで数ヶ月経って、先生から「クラシックも弾いてみない??」と誘われて、最初はとても無理といったんだけど、これなら「二ページこっきり」短時間で弾けるからといってブルグミュラー18番を勧められた。

ブルグミュラーというと、「アラベスク」とか「貴婦人の乗馬」あたりの25番練習曲のイメージが強い。なにしろ、私の母が「街のピアノの先生」をやっていたわけで、25番のほうならどれも、もうイヤっちゅうほど聞きまくっていて…でも、18番はやってなかったな誰も。

弾いてみると、25番のほうとちがってだいぶ大人っぽかったり、ロマンチックだったりしてなかなか楽しめる。それでいてきっちり「二ページ」、たった五分しか取れなくてもいちおう練習できるところがすばらしい。

いくつか練習してはマルをもらっていく中で、特に強い印象があったのが
・大雷雨
・ゴンドラの船頭歌
の二曲。これは二曲続けて演奏されることもあるとのことで、続けて練習したのだけれど、確かにそうやって弾いてみると、

「大雷雨」…雷をともなう大雨が、近づいてきて、暴れまわって、去って行くまで。
「ゴンドラの船頭歌」…さっきの大雷雨が嘘のように晴れあがって、船頭さんが気持ちよく船を操りながら歌をうたっている。

という感じがしてくる。情景がとてもはっきり見える曲なので、工夫して弾くとそれがすぐ成果になって現れる(つまり、情景をより引き立たせる)ところがわかりやすい。後々さんざん苦労したフォーレとかとは全然違う(^^;;

それに、全体が短いから、見通しがききやすく、ここをこうしてこう弾いてまとめたいと思ったら、実際そうできちゃうんだよね。凝縮された変化をぎゅっと楽しめるところが小品の魅力かな。

あまり楽譜に書き込みをしない先生だが、このときはけっこう書き込みがある。大雷雨のほうでは「ペダル 音の強いときは深く弱いときは浅く」、ゴンドラの船頭歌のほうでは「左手のリズム、レガート、それとペダルで響きをつくる」「右手はその響きの上にのってきれいに歌う」とある。そのほか、フレーズのまとまりや特に大事な音などにマーク。

この曲で、「表現のおもしろさ」というものを初めて実感持って掴んだ私は、すっかりピアノのとりこになった。このあとは、ブルグミュラーから離れて、発表会ではメンデルスゾーンの無言歌から「さすらい人」を弾いたり、さらにそのあと突然(なんの脈絡もなく)ショパンのスケルツォに挑戦したりしてどんどんのめりこんでいくんだけれども、気がついたらこじろうはピアノからフェードアウトしていた(笑)

YouTubeを見てみたら、この二曲をつないで演奏していたものもいくつかあったけど、あまり気に入ったのがなかったので、まとまり悪いけどこちらを。
ブルグミュラー18番より7~13 ←これの13が「大雷雨」
ブルグミュラー18番より14~18 ←これの14が「ゴンドラの船頭歌」
* ところで、このおじさんはいったい何者!?

それから何年か経って、私がピティナのステップでこの二曲を弾こうとしたら、先生は「せっかくベヒシュタインのグランドを弾けるならもっと別の曲にしたら」といって反対した。つまり、ショパンのノクターンであれ、ドビュッシーであれ、ブルグミュラーとは使っている鍵盤の幅が違う。ひいては音の響きの幅が違う。それが、子ども用の曲と(難しくはなくても)大人用の曲の違いだといいたかったらしい。

それはそれでわかるけど、今弾いてもやっぱり楽しい曲ですよ…よくできてる曲だと思います。

ピティナはそのままブルグミュラーで出ました。「思い出の曲だからいちどは人前で弾いておきたい」「暗譜して発表会で弾けるか、短い曲で実験したい」といったら先生もしぶしぶ(?)納得の模様。
* ま、結局このあとは暗譜で弾いたことないんだけどね
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はなひめ、個別指導始まりました

2010年06月26日 | 中学受験
ここまで、週二回の塾授業のうち週一回しか通っていなかったはなひめですが、これまで授業に出ていなかった国・社の補習授業が始まりました。

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←四年の間はまったりと…やってていいのかどうかわからんが

同じ塾の中に個別指導がありますので、それを利用するような仕組みになるようです。つまりそっちの先生ですね。集団授業分の月謝しか払ってませんが。

はなひめによれば、まったく違う学年の子があと二人いていっしょに面倒を見てもらっているそうです。つまり集団授業でも三人(くらい)。個別指導でも三人(くらい)ってことでしょうか。

ちょうど、初めての個別指導が一回あって、六月の月例テストというタイミングになりました。前回は母指導により社会の一夜漬けをしたわけですが、これを塾にやってもらえるのはたいへんありがたいです。

個別指導があった日の夜、きちんと親宛に電話がありまして、「今日は、国語の漢字・語句問題をやったあと、社会の今回の試験範囲をやりました。はなひめちゃん、テキストをきちんと読んで大事なところに線を引いたり、スムーズに学習できて、範囲の三回分を駆け足で終えることができましたよ」…うむうむ。まず順調なようですな。

「あとはそれを定着させるように、練習問題のところを宿題に出しておきましたので、おうちでやってみてください」…そうですねぇ。ここが難物だ。

結局、私はバイオリン騒動で頭がいっぱいでなんのフォローもせず、はなひめまかせにしていた。はなひめは、塾の宿題はいちおうやっていくものという頭はあったみたいだが、あらかたはテストが済んだあとやっていた。だめじゃん。

社会について、前回も今回もかけた時間はあまり変わりがないけど、前回は時間のほとんどを、出ると予想のつく項目の定着にかけて、聞いて答えてに費やしたもの。今回は漠然と読んで終わっているのでその差はでかい。

結果、前回は平均点ちょいかけ、今回は…まっしろ(-_-;; ほとんど書けたところがない。

はなひめはショックだったようだが、まぁ当たり前の結果。よい経験ができてよかったじゃない。

社会の先生はなんか責任(?)を感じたらしく、テスト後にあった授業の日には「知識の定着を図るようにやり方を少し変えまして、覚えにくいところとかは裏紙に何度も書いたりするようにしました。おうちでもいらない紙とか多めに用意してあげてください」
いやすまんねぇ。定着の部分は家でやらなきゃいけないところなんだけど。でも、そんなふうにみてもらえるのは個別ならではかな。

理・社をがりがりやるのは来年以降と思っているので、しばらくはぬるく「あぁそんな話も聞いたな」を増やす程度でもいいかなと。そう考えると、ほとんど今年度は塾授業+塾宿題のみでよく、親が漕がなくてもいいってことだ。これは、こじろうのときに比べると画期的なことだ。

個別授業でめざましい成果があったのは国語。これまで範囲の漢字・語句をやっていなかったためほとんど落としていたところ、今回はほとんど取れちゃったよ。落とすところがなくなった国語はすばらしい点数(偏差値)だった。算数もわりとよかったので、国・算はいい感じ。

この塾に入れてよかったぁ~
母はバイオリンに専念できそう。あ、でもまたろうの面倒が残ってるけど。

* そんな感じで、ほとんど公文の宿題ができてませんので、公文はやめることにしました。

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