ラフマニノフ 前奏曲op32-2は、調が決まってて選曲したという出会いではあったけど、聞いてみたらすごくきれい+かっこいい曲だなというのがあって…
←「春の祭典」だって弾いてみてから聞いたらおもしろさ爆上げだったよ
そんなふうに、たいていの場合は、聞いてみて気に入ったから弾くんだよね。
「気に入った」ということは、なんらかの部分が心にヒットしたということではあるけれども。
それじゃあ曲の「良さ」がまるっとわかっていたのかというと、そうでもない。
自分なりに楽譜から音を拾って並べてみて、
その過程であぁでもないこうでもない、と試行錯誤。
あれ、もっと素敵な曲なハズなのに!!(笑)
その曲をレッスンしてもらったりして謎がいくつか解けたり
弾けなかったところが弾けるようになったり。
そうこうするうちに、曲の「ココが特に好き!!」ポイントが増えたり深まったりして、
弾くのももっと楽しくなるし、
そうなってきたあたりでまたその曲のプロ演奏を聞いてみると、
おぉなるほどそんなふうに弾いてるんだよな、かっこいいな、すごいな。と思うこともあるし、
自分が特に好きになったポイントについて、その演奏家はサラリと流してることもあるし、
先生が「しちゃダメ」って言ったことを平気でしてる場合もある。
なかなか、「うまい自分が弾いているような演奏」には出会えないものだ。
この、「うまい自分が弾いているような演奏」というのは、udurannさんが言っていたのをもらったフレーズなんだけど、自分が弾いてるときってのは、別にやりたいように全部弾けてるわけじゃなくて、諸々の事情(^^;; から思ったように弾けてないわけで、これが隅々まで自分の思いどおりに弾けたとしたらどんな演奏になるって完成予想図(っていうのかな。実現可能性はゼロなので予想とはいわないけど)のこと。すべて自分の好みである完璧な演奏っていうか。
だから、弾いていくうちに、リファレンスにしてた演奏が実はそんなに好みじゃないって思ったりする。
アルカンの「ファ」とか、あとシベリウスの「孤独な松の木」とかは、うーん、違う、って思っちゃって、まだ運命の(私的)ベスト演奏には出会えてない。
ラフマニノフ 前奏曲op32-2で、最初から聞いてたミハイル・カンディンスキーさんの演奏は、曲について知れば知るほど「なるほどそうか」という感じで、テンポのゆれも「ただナントナク(笑)」ではなく確かに楽譜にそう書いてある(明示的/暗示的に)と思えて、練習していくうちによけい好きになった。こういうことってむしろ稀かも。
ともかくこうやって、自分の好みが微に入り細にわたって具体的に明らかになってくると、いろんな人の演奏を聞いてもがぜんおもしろくなるわけで、やっぱりコンサートとか行って聞くなら自分で弾いてみた曲ってのはイイよね。とはいえ逆立ちしても弾けない曲ばっかり多くてなかなか難しいけどな(爆)
一生かかっても、これから先に聞くコンサートの曲をすべて弾いてみることはできないけど、
せめて、弾いたことのあるジャンルは増やしていきたい。
その一環が「手にあててみる」プロジェクトだったんだけど…シューベルトとかベートーベンとかドビュッシーとか、いちおう話は多少進んだのでよかったとは思っている。まだまだ先はながーいね。長生きしましょう。
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「気に入った」ということは、なんらかの部分が心にヒットしたということではあるけれども。
それじゃあ曲の「良さ」がまるっとわかっていたのかというと、そうでもない。
自分なりに楽譜から音を拾って並べてみて、
その過程であぁでもないこうでもない、と試行錯誤。
あれ、もっと素敵な曲なハズなのに!!(笑)
その曲をレッスンしてもらったりして謎がいくつか解けたり
弾けなかったところが弾けるようになったり。
そうこうするうちに、曲の「ココが特に好き!!」ポイントが増えたり深まったりして、
弾くのももっと楽しくなるし、
そうなってきたあたりでまたその曲のプロ演奏を聞いてみると、
おぉなるほどそんなふうに弾いてるんだよな、かっこいいな、すごいな。と思うこともあるし、
自分が特に好きになったポイントについて、その演奏家はサラリと流してることもあるし、
先生が「しちゃダメ」って言ったことを平気でしてる場合もある。
なかなか、「うまい自分が弾いているような演奏」には出会えないものだ。
この、「うまい自分が弾いているような演奏」というのは、udurannさんが言っていたのをもらったフレーズなんだけど、自分が弾いてるときってのは、別にやりたいように全部弾けてるわけじゃなくて、諸々の事情(^^;; から思ったように弾けてないわけで、これが隅々まで自分の思いどおりに弾けたとしたらどんな演奏になるって完成予想図(っていうのかな。実現可能性はゼロなので予想とはいわないけど)のこと。すべて自分の好みである完璧な演奏っていうか。
だから、弾いていくうちに、リファレンスにしてた演奏が実はそんなに好みじゃないって思ったりする。
アルカンの「ファ」とか、あとシベリウスの「孤独な松の木」とかは、うーん、違う、って思っちゃって、まだ運命の(私的)ベスト演奏には出会えてない。
ラフマニノフ 前奏曲op32-2で、最初から聞いてたミハイル・カンディンスキーさんの演奏は、曲について知れば知るほど「なるほどそうか」という感じで、テンポのゆれも「ただナントナク(笑)」ではなく確かに楽譜にそう書いてある(明示的/暗示的に)と思えて、練習していくうちによけい好きになった。こういうことってむしろ稀かも。
ともかくこうやって、自分の好みが微に入り細にわたって具体的に明らかになってくると、いろんな人の演奏を聞いてもがぜんおもしろくなるわけで、やっぱりコンサートとか行って聞くなら自分で弾いてみた曲ってのはイイよね。とはいえ逆立ちしても弾けない曲ばっかり多くてなかなか難しいけどな(爆)
一生かかっても、これから先に聞くコンサートの曲をすべて弾いてみることはできないけど、
せめて、弾いたことのあるジャンルは増やしていきたい。
その一環が「手にあててみる」プロジェクトだったんだけど…シューベルトとかベートーベンとかドビュッシーとか、いちおう話は多少進んだのでよかったとは思っている。まだまだ先はながーいね。長生きしましょう。
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