ゲネプロは時間も押して、みんなぐったり。おなかすいた~
昼休みは楽屋に戻って、まずはごはん。しっかり食べとかないとね!!
そして昼休み後半は、みなさん念入りにメイクです。舞台用にくっきりはっきりのマスカラや、超長の塗るつけまつげなどいろんなアイテムが机にあふれ、情報交換・雑談しながら華やかな空気が盛り上がってまいります。
目元がきりっとすると、ぐっと雰囲気が変わるんですよね。でも私は、結局ふだんまったくのノーメイクが多いまま、ここまで進歩なく暮らしています。一度もやったことないメイクに挑戦するのも怖すぎます(^^;; ので、ファンデと口紅だけ、まぁこれでもまったくしないよりかは舞台に敬意を表したっていうか(?)
そしていよいよ時間になり、舞台袖に向かいますと、ちらっと見えた客席はどんどんとお客様で埋まっていきます。入りはなかなかよさそう。そしてオルガン席の裏に待機してしまうと、舞台の様子はまったく見えません。ただ、スピーカーがあるので音はわかるようになっています。
講談師さんの口上が始まると、きりりと引き締まる様子が感じられ、こちらも「いよいよだ!!」という気持ちが高まってきます。でも、ピアノの発表会の孤独な緊張とは違って、いい感じです。事務局をやってたアルトのNさんが、冗談を豊富に飛ばしてあおると、みんなの気持ちもどんどんハイに…
ほんと、本番ハイっていうか、みんなであんまりくだらないこと言ってたんで、どんな冗談いってたかあらかた忘れました(^^;;
階段を急いで上り下りするのはやっぱりヒヤヒヤしたんだけど、みんな本番の勢いがあるからゲネプロよりは速やかに移動できましたね。大事故もなくてよかったです(小事故はあったみたい…)。
「たちのぼるけむり…」。ぎっしりのお客様の前で第一声を出してしまったらもうあとはいくしかない。みんな練習よりはずっとノリノリで、演出意図に合った動作をしています。自分がどういう性格の女性で、どう男性に誘いをかけて、結果どうなる…というような詳しい設定を独自にたてている人もけっこういたみたいで、自律的に動いているのがこの、オンデマンド合唱団の特徴ですね。
ただちょっと、靴音がうるさかったのはどうもね。オケの人は弾いていて嫌だったと思います。黒い靴、というのが指定なんだけど、私はちょっと高さのあるかかとで、しかもゴム!! というのを持っていたのでわりとどたどたせずにいけたんです。でもふつう、硬いヒールの靴を履くでしょ…それでものすごく急いで出入りしなきゃいけないんだから(しかも、舞台の床はめちゃくちゃ響く!!)がたがたさせないってのが無理というもの。
さて、出と出の間は、かなり暇な時間もあって、生の音を聞きたいんだけどそういう場所がなくて。しかたなくモニターで見ていました。だからかなりの部分、スピーカーごしの、けちょい音しか聞いてないところが残念だけど、オケの鳴りはやっぱり、かなり冴えているように思いました。ミカエラさん(合唱といっしょに出るシーンがない)の歌声もすばらしかったわ。
フラメンコを踊るシーンは、特に生で見たかった!! 小さいモニターに鈴なりに張り付いてみてました(昭和の街頭テレビみたい、って誰かがいってましたが)。踊るなんて話はまったくなく募集された合唱団から、よくぞここまで!! フラメンコダンサーズは、私たちと違うスペシャル練習を積み重ねて、ずっとやってきたんです。すごい!!
闘牛のシーンになると、みんな華やかな衣装に着替えたり、少なくとも小物をプラスしたりして着飾ってました。私も髪に(百均で買った)花をつけ、スカーフの巻き方を変えてスタンバイ。こまたろう母さんから花束のプレゼントをいただいたので、それも持って出ることにします。
←きれいでしょ(^^)
「形」が華やかになると、なんだかテンションもどんどん上がってきて、「ヴィヴァヴィヴァみごとだ砂が血に染まる…」とかもう走る走る、みんな指揮なんかぜんぜんみちゃいないし、超速で飛ばしていきます。
指揮者さんをみてみると、指揮者さんは「走る」合唱団のほうをみながら、「しょーがねーなー」の表情。全力で合わせてくださっている様子です。そーですか。それなら、「走る」ほうで合わせってことで。いきまっせ!!
終わるあたりの、合唱団のテンションの高さはもう半端なかったです。終わってみて、みんな「あっという間だった~」といってました。そう、終わってみるとほんとすぐ、なんです。
急いで撤収して、近くの打ち上げ会場へ。本番のテンションの残りが持ち込まれて、すごい盛り上がりです。
乾杯の発声もないうちからあっちこっちでもう飲んでます。なので私たちのテーブルもフライングで飲むことにします。私はふだんビールを飲まないんですが、「とりあえずビール」という感じでセッティングされていたので、そのまま飲んでみました。すると、「おいしい!!(^-^)」めっちゃおいしいんです。歌のあとはビールがうまい。
今回、ここまでやるカルメンなんだと最初からわかってたら、私は参加してなかったと思います。それが、「演奏会形式」という言葉にだまされて(^^;; 思い切って参加して、途中から引くこともできずこうやって勢いで最後までくることができたわけです。そう思うと、最初から言われなくてよかったという見方も(笑)
ここまで来る中で、こういった舞台を作り上げるまでどんだけたくさんの人の労力がかかっているのかというのを間近で見ることができました。表に出るのは指揮者さんや歌い手さんだけだけれど、副指揮者、練習ピアニスト、さらに裏にはびっしり台本に書き込みをしたスタッフさんがいて、ちょうどのタイミングでドアを開けてスタンバってくださったりしています。
そして、気が遠くなるほどたいへんそうだったのが事務局の方々です。オケだけでも大人数いるのですが、さらにそこへ寄せ集めの人たちが60人近く。連絡調整だけでもたいへんなことで、会場手配から資料作成から集金から、その事務量は並大抵ではありません。
事務局のNさんは、本番中もみんなを盛り上げてましたが、さらに打ち上げでのトーンはすごい!! 海実さんは「この会社の人ってこうなの??」とびっくりしてましたが、そんなことないですよ、あそこまでの方はかなりめずらしいです…それにしても、獅子奮迅の働きぶりにはほんとに感服しました。ありがとうございました。
そして、会場まで足を運んでくださったお客様にも感謝の気持ちでいっぱいです。オケ定演歴代二位の動員数だったそうですよ(関係者が増えると動員も増える道理だが)。
今日の弁当
写真は、よしぞうの弁当箱。昨日買ってきた。
鶏ピーマン焼き、こんにゃくきんぴら、プチトマト、昆布豆、煮物(にんじん、しいたけ、れんこん)
昼休みは楽屋に戻って、まずはごはん。しっかり食べとかないとね!!
そして昼休み後半は、みなさん念入りにメイクです。舞台用にくっきりはっきりのマスカラや、超長の塗るつけまつげなどいろんなアイテムが机にあふれ、情報交換・雑談しながら華やかな空気が盛り上がってまいります。
目元がきりっとすると、ぐっと雰囲気が変わるんですよね。でも私は、結局ふだんまったくのノーメイクが多いまま、ここまで進歩なく暮らしています。一度もやったことないメイクに挑戦するのも怖すぎます(^^;; ので、ファンデと口紅だけ、まぁこれでもまったくしないよりかは舞台に敬意を表したっていうか(?)
そしていよいよ時間になり、舞台袖に向かいますと、ちらっと見えた客席はどんどんとお客様で埋まっていきます。入りはなかなかよさそう。そしてオルガン席の裏に待機してしまうと、舞台の様子はまったく見えません。ただ、スピーカーがあるので音はわかるようになっています。
講談師さんの口上が始まると、きりりと引き締まる様子が感じられ、こちらも「いよいよだ!!」という気持ちが高まってきます。でも、ピアノの発表会の孤独な緊張とは違って、いい感じです。事務局をやってたアルトのNさんが、冗談を豊富に飛ばしてあおると、みんなの気持ちもどんどんハイに…
ほんと、本番ハイっていうか、みんなであんまりくだらないこと言ってたんで、どんな冗談いってたかあらかた忘れました(^^;;
階段を急いで上り下りするのはやっぱりヒヤヒヤしたんだけど、みんな本番の勢いがあるからゲネプロよりは速やかに移動できましたね。大事故もなくてよかったです(小事故はあったみたい…)。
「たちのぼるけむり…」。ぎっしりのお客様の前で第一声を出してしまったらもうあとはいくしかない。みんな練習よりはずっとノリノリで、演出意図に合った動作をしています。自分がどういう性格の女性で、どう男性に誘いをかけて、結果どうなる…というような詳しい設定を独自にたてている人もけっこういたみたいで、自律的に動いているのがこの、オンデマンド合唱団の特徴ですね。
ただちょっと、靴音がうるさかったのはどうもね。オケの人は弾いていて嫌だったと思います。黒い靴、というのが指定なんだけど、私はちょっと高さのあるかかとで、しかもゴム!! というのを持っていたのでわりとどたどたせずにいけたんです。でもふつう、硬いヒールの靴を履くでしょ…それでものすごく急いで出入りしなきゃいけないんだから(しかも、舞台の床はめちゃくちゃ響く!!)がたがたさせないってのが無理というもの。
さて、出と出の間は、かなり暇な時間もあって、生の音を聞きたいんだけどそういう場所がなくて。しかたなくモニターで見ていました。だからかなりの部分、スピーカーごしの、けちょい音しか聞いてないところが残念だけど、オケの鳴りはやっぱり、かなり冴えているように思いました。ミカエラさん(合唱といっしょに出るシーンがない)の歌声もすばらしかったわ。
フラメンコを踊るシーンは、特に生で見たかった!! 小さいモニターに鈴なりに張り付いてみてました(昭和の街頭テレビみたい、って誰かがいってましたが)。踊るなんて話はまったくなく募集された合唱団から、よくぞここまで!! フラメンコダンサーズは、私たちと違うスペシャル練習を積み重ねて、ずっとやってきたんです。すごい!!
闘牛のシーンになると、みんな華やかな衣装に着替えたり、少なくとも小物をプラスしたりして着飾ってました。私も髪に(百均で買った)花をつけ、スカーフの巻き方を変えてスタンバイ。こまたろう母さんから花束のプレゼントをいただいたので、それも持って出ることにします。
←きれいでしょ(^^)
「形」が華やかになると、なんだかテンションもどんどん上がってきて、「ヴィヴァヴィヴァみごとだ砂が血に染まる…」とかもう走る走る、みんな指揮なんかぜんぜんみちゃいないし、超速で飛ばしていきます。
指揮者さんをみてみると、指揮者さんは「走る」合唱団のほうをみながら、「しょーがねーなー」の表情。全力で合わせてくださっている様子です。そーですか。それなら、「走る」ほうで合わせってことで。いきまっせ!!
終わるあたりの、合唱団のテンションの高さはもう半端なかったです。終わってみて、みんな「あっという間だった~」といってました。そう、終わってみるとほんとすぐ、なんです。
急いで撤収して、近くの打ち上げ会場へ。本番のテンションの残りが持ち込まれて、すごい盛り上がりです。
乾杯の発声もないうちからあっちこっちでもう飲んでます。なので私たちのテーブルもフライングで飲むことにします。私はふだんビールを飲まないんですが、「とりあえずビール」という感じでセッティングされていたので、そのまま飲んでみました。すると、「おいしい!!(^-^)」めっちゃおいしいんです。歌のあとはビールがうまい。
今回、ここまでやるカルメンなんだと最初からわかってたら、私は参加してなかったと思います。それが、「演奏会形式」という言葉にだまされて(^^;; 思い切って参加して、途中から引くこともできずこうやって勢いで最後までくることができたわけです。そう思うと、最初から言われなくてよかったという見方も(笑)
ここまで来る中で、こういった舞台を作り上げるまでどんだけたくさんの人の労力がかかっているのかというのを間近で見ることができました。表に出るのは指揮者さんや歌い手さんだけだけれど、副指揮者、練習ピアニスト、さらに裏にはびっしり台本に書き込みをしたスタッフさんがいて、ちょうどのタイミングでドアを開けてスタンバってくださったりしています。
そして、気が遠くなるほどたいへんそうだったのが事務局の方々です。オケだけでも大人数いるのですが、さらにそこへ寄せ集めの人たちが60人近く。連絡調整だけでもたいへんなことで、会場手配から資料作成から集金から、その事務量は並大抵ではありません。
事務局のNさんは、本番中もみんなを盛り上げてましたが、さらに打ち上げでのトーンはすごい!! 海実さんは「この会社の人ってこうなの??」とびっくりしてましたが、そんなことないですよ、あそこまでの方はかなりめずらしいです…それにしても、獅子奮迅の働きぶりにはほんとに感服しました。ありがとうございました。
そして、会場まで足を運んでくださったお客様にも感謝の気持ちでいっぱいです。オケ定演歴代二位の動員数だったそうですよ(関係者が増えると動員も増える道理だが)。
今日の弁当
写真は、よしぞうの弁当箱。昨日買ってきた。
鶏ピーマン焼き、こんにゃくきんぴら、プチトマト、昆布豆、煮物(にんじん、しいたけ、れんこん)