アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ウクレレの力、少年院の中で

2016年02月29日 | バイオリン
ふだん、私にとって、ウクレレというのはあまり見かけることもない馴染みの薄い楽器だけれども、たまたま縁あってその演奏を耳にして、その縁を辿ってわざわざウクレレのコンサートを聞きにいき…

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その帰りに、本屋に立ち寄った。

本を買うときはお手軽にポチッとすることが多いけれど、たまに実店舗に行くとやっぱり違う。何も目的なく歩いているけれどふと目に留まる本があって、つい色々と買ってしまう(「要らないものは買わなくちゃ」)。

その中でまた思いがけずウクレレと出会ってびっくり。全然音楽の本ではないんだけど。
「家裁の人」から君への遺言 佐世保高一同級生殺人事件と少年法」毛利甚八

毛利氏は、私も全部読んだ「家裁の人」という人気漫画の原作を執筆した人だ。驚くことに、彼は別に法律や裁判事情に詳しかった人ではまったくなく、かといって実地を詳しく取材したわけでもないそうだ(というか、できなかった)。

知らないからこそ(?)現実から乖離した、少年事件を本気に丁寧に扱うしかも有能な裁判官というキャラクターを活躍させたともいえる。実際とは関係なく作ってしまった作品世界だけれども…案外、ホンモノの法曹からも反響(微妙な反響または反感含む)は大きかった。

ともかくそれをきっかけに、毛利氏は2003年ごろから少年院の篤志面接委員をするようになった。

始めは、いろんな話を語って聞かせたり、音楽を聞かせたりしたのだけれど、反応は薄く(というかわかりにくく)、役に立っているのかいないのか、手ごたえはなかなかつかめなかった。

そこから、一年半ほど立って、「楽器の弾き方を教えれば、この子たちの表現能力も伸びるんじゃないだろうか?」ということを思いつき、ギターを持っていった。

でも、ものすごく簡単なものを試してもなかなかうまくいかず、気が付いたことには彼らの手がものすごく未発達である(ことが多い)ということ。遊びにせよ仕事にせよあまり手を活発に使ったことがないらしい。
#一般的なことなのかどうかわかりませんが

結局、ギターは難しすぎて、それらしい演奏にすることは不可能。できる子とできない子の差もものすごく大きく、授業で一体感を作れず挫折。

そのあとまた思いついたのが「ウクレレ」。ギターより小さくて、指の当たりもやわらか。
「C」の弾き方を教えたら全員が一発で「ぽろろん」と弾けた!! (そんなことはギターのときにはついぞなかった)

音が出た瞬間に、緊張していた少年の顔がみるみる喜びでほころぶ。

そののち、院長の特別なはからいで、ウクレレ四本が装備されて(毛利氏が持っていくのは二本)画期的に授業がやりやすくなった。コードの種類も増やして「C」「F」「G7」、きよしこの夜を伴奏できるようになったりして。

さらには、自分の体験から「詩」を書かせて、オリジナル曲を作り、練習して演奏してCDを作るなどという、最初から考えるとほとんど「ミッションインポシブル」にも挑戦するようになる。

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いつのまにか「少年たちに何かを教える」という気持ちはまったくなくなっていた。
むしろ自分の持っている技能や価値観が少年たちによって試され、照らされて、少年院に暮らす子どもたちに自分の真贋を判定されているのだと、考えるようになっていた。
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少年たちとウクレレ上達を喜び合う瞬間はとても楽しいわけだけれど、彼らの未来は決して易しいものではない。でも、言葉での表現が難しい子も多い中で、音楽という異なる方法での表現をするという「行動のレパートリー」が少し増えたことは何か微妙なところで(でも決定的な)「よいこと」をもたらすような気がする。

音楽って、というか、ウクレレってすごい。

ギターでもダメだった。ピアノなんて論外。軽くて小さくて高くなくて、みんなで弾いてもうるさくなくて、気持ちが優しくなる音が響く楽器。

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消音やまちゃんの活用方法

2016年02月28日 | ピアノ
めるちゃんを弾いていると幸せ、ってのはいいとして、それで練習時間が延びるかといえばそうでなく、生音を出せる時間限定でいそいそとピアノを弾き、あとの時間はつい弾かなくなってしまった(消音やまちゃんなら弾けるのに)という話を書きました。

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そこで、
生音めるちゃんを弾けるときはこういう練習をする、
消音やまちゃんを弾くときはこういう練習をする、

って分けてしまったらどうかなと思い立ちまして、

だってね、やっぱり「これをレパートリーにしたい」と思ってブラームス三つの間奏曲(の1)を弾くんだったらそりゃあ圧倒的にめるちゃんがいいもの。弾くときの本気度が違うし、同じ時間でも効き方がぜんぜん違うと思うよ。

譜読みするなら消音やまちゃんでばっちりOKなのだから…

そこで、ピンと来ました。

今年やろうとしていることに、
「50歳目前駆け込み、とりあえず手に当てとくぞキャンペーン」
というのがあります。「これからの人生、今が一番若いんだから」、一生のうちに弾きたいと思っているものはとりあえず一回かじっておいたほうが、断然スムーズに行くだろうということです。

このキャンペーン対象として考えている曲で、とりあえず音を並べてみようって曲を弾くなら消音やまちゃんでどんどんやってみたらいいんじゃないかと。

思い立ったがなんとかで、早速候補曲の楽譜を引っ張り出してきて(これまで弾いたこともない曲でも大概の楽譜は揃ってる-笑)やまちゃんで弾いてみました。

…おぉ、なかなかいい案じゃないか…

翌日、生音が出せる時間帯になったとき、ちょっと、めるちゃんで弾いてみました。

…あぁ。。。

ハイ、ここで私が何を思ったか当ててみましょう!!

………

正解は、「あぁこんなんでも(単に譜読み中でも)めるちゃんで弾くとぜんぜん幸せ度が違う」でした~。当たりましたか??

人は贅沢を知ると引き返せないものなのですねぇ。

まぁでも、さすがにこのまま(めるちゃんしか弾かないとかいってただでさえ短かった練習時間がめっさ切り詰められる)ではマズイので、いちおうそういう分け方でしばらくやってみようと思います。

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ウクレレの表現力

2016年02月27日 | バイオリン
今日は、人生初!! ウクレレのライブに行ってまいりました。

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なんでこういうことになったかというと、無伴奏の会で聞いた、da-imaさんのシャコンヌにすっかりやられてしまったからなんですが、今日は特に、da-imaさんが弾くだけじゃなくて、そのシャコンヌとかの編曲をしたお師匠さんが弾くというので、そりゃ聞かなきゃ!! と思ったわけです。

シャコンヌでいえば元々「バイオリン一人分」の曲ですから、まぁそれをウクレレに移し替えてもおかしくはないというか、ちょうど「器の大きさ」としては似たようなところに盛るイメージがあります。

バイオリンで弾くシャコンヌは難曲中の難曲ですが、バイオリンは旋律楽器のようなカオをしていながらその実、とても重層的な響きを作る演奏が求められるところが難しいのかなと(想像で言っています、どのみち一生弾けないので)思うのですが、ウクレレはいくつかの弦でいっぺんに音を出すことはむしろバイオリンより得意だからその分は有利なのかな…とも。

ただし、その「多い音」をただ並べても意味がわかんないというかわけがわかんないので、そこは弾く人がしっかり考えて音のそれぞれに色をつけ、聞く人に伝わるようにしていく必要があります。私にはウクレレの技法のことはわかりませんが、はじき方やはじく場所や、弦の押さえ方を変えることによって驚くほど多彩な音色が出ます。そうやって意味づけされた音楽は、きちんとシャコンヌの世界を構成するということのようです。

今日の演目はシャコンヌではなく、でもバッハの無伴奏チェロ組曲一番とかありました。

ちいさなウクレレに、あのプレリュードですよ!?

ウクレレの音域は中音域、高音域を思ったより広めにカバーしているようでしたが(ハーモニクス含む)、
何をどうやっても低音は出ません。

バイオリンもそれは同じですが…

だから、無伴奏チェロ組曲一番のプレリュードをバイオリンで弾こうって人はいませんよね、すごく「けちょい」ものになりそうです(^^;; でもウクレレだと(チェロとは別物だけど)ちゃんと曲としての広がりを持っていておもしろく聞けるんです。なんか不思議です。

コンサートでは、da-imaさんのソロ、お師匠さんのソロ、お二人のデュオがありました。

曲目の中で、いかにもウクレレ(ギター)というような、ヴィラ・ロボス、ヘンセ、ビジョルド、モンテス(ヴィラ・ロボス以外はいずれも誰ソレだけど)もありましたが、グラナドスのオリエンタル、ベトソナ「悲愴」の二楽章などというピアノソロ曲の編曲もありました。

ピアノもまたずいぶんと音域の広い楽器ですが、ウクレレ+ギターのデュオだとある程度低音パートもカバーでき、なんかピアノ曲がピッタリ収まる「器」としてちゃんと機能しています。

今日の、私的イチオシはグラナドスのオリエンタルでした。いやーよかったよー


大きすぎない音と、やわらかい響き、うるさいライブが苦手な私としては、極安心、癒しのウクレレライブでした。

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めるちゃんが来て練習時間は増えたのか?

2016年02月25日 | ピアノ
しばらく前に、いつも家で「弾きやすいピアノ」(めるちゃんみたいな)を弾いてると、それとは違うピアノで本番弾いたときに、調子狂ってよけいマズイことになったりしないかなーって心配してたけど
(過去記事: 弾きやすいピアノでいつも弾いてると?)

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…まぁそりゃ本番で弾くのも弾きやすいピアノがいいけど、そうでないからといって、ふだんがめるちゃんだから余計やばいってことはないような気がしてます、今のところ。

むしろ、反応が素直なピアノで気分よく練習して、こういうイメージで行こうって思っておくほうがいいかなとも思うので、

とにかくやっぱり、めるちゃんは弾けるだけ弾きたいという気持ちです。


それでですね。

いいピアノを買うと、もっと練習したくなって、練習時間が延びて、それで結局ピアノがうまくなる(そのうちいつか)

というストーリーが容易に思い浮かぶのですが、そこんとこ、どうなのでしょう。


それが…
これも「今のところ」ではあるんですが、

明らかに、練習時間が減ってます(o_o)

これはどういうことかというと、
もちろん、常に「めるちゃんともっと戯れたいな~」とは思っているのですが、
生音を出せる時間帯というのがあります。

会社からダッシュ帰りして、家に19:00ちょっと前に着いたとして、
ごはん作ったり、
メールチェックしたり、
ごはん食べたり、

しながらのー

音を出せるのは20:00まで。(マンションの決まりね)

ここはぐぐっとごはんを手抜きメニュー(←超得意)にするとしても、
ピアノ弾けるのはMax20分てところでしょうか。

もちろんここまでについては、これまでよりピアノ弾く時間が減ったということはもちろんなくて、生音で弾く時間は微妙に増えてる。犠牲になってるのはチョビくん(と、ごはん?)

ところが、20:00過ぎて、めるちゃんの蓋を閉めると、あーめるちゃん弾けなくなっちゃったーってことで、
ピアノから別のことに意識が離れて、
まぁ家の中、いくらでもいくらでもやることあるじゃないですか、
結局ピアノ(消音ユニット使ってやまちゃんで)弾かないで一日が終わっちゃう。

一月のピアノ本番で二回、フォーレノク4を弾いたとき、一回目はすんごく危なかったですよね。
練習あんまりしてなかったら音が頭から抜けちゃって(鳥頭)
そこから「巻いて」なんとか二回目はつじつま合わせたけど。

あれって、何かとばたばた忙しかったのも確かにそうなんだけど、実は消音やまちゃんを弾く気ならもっと弾けたはず、だけどそれがなんとなく浮かばないまま日にちが経ってしまったという面がかなりあったんです。

ということで先行き不安だよこれって…


ピアノらぶな気持ちは明らかに増えてます。
ところが練習時間トータルは逆に減り気味で
どうなっていくんでしょうねこれは。

というか、めるちゃん弾けるときはどの曲をどう弾く、
消音やまちゃんではこういう練習をする、
とか意識的に組み立てていくといいのかなと思います。

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理系男子がモテることは可能か?

2016年02月24日 | 大学生活
今朝ショックなことがあったんです…

   にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ←不器用で誠実なリケダンに幸あれ

電車の中で、昨日アマゾンから届いた最新刊、「決してマネしないでください」の第3巻を読んでいたらば、なんとなんと、この漫画は3巻で完結ですって!! もう終わり? 続きが読めないの?? あぁぁぁ…

先日、語りたい事柄をやたら持っているリケダンが多数いるので、その話を楽しく聞けるリケジョ(注: 私も昔は女子だった)はモテるって話を書きましたが、その関連(?)でshigさんが貸してくれた漫画が「決マネ」の1と2。

持って帰って読んで、したらもぅ、これ買わないでどうするよって思って即ポチ。ついでに3を予約(したら昨晩届いたというわけ)。

話の舞台はどうやら超難関大らしい理系学部キャンパス、工科医大という名前になってますが、なんとなく東大本郷(の理系部分)と東工大を合わせたようなイメージ。当然、女子学生は少なくて、せいぜい1割しかいない。そこの物理学科の男子学生、掛田くんが主人公。

学食のおばさん(といっても推定年齢24くらい)に思いを寄せているのですがこれがもぅ、女性に通じるような言語で話ができない(というかそもそも話をすることがかなり困難)なのでなかなかじゃないけど進展しない、というのが基本ストーリー。

「当大学は優秀なことで有名だが、実際は一周回って馬鹿だ」
…ということで、馬鹿な製作とか実験とか(決してマネしないでください)を繰り返しているんだけれども、学食のおばさん(お姉さん)は、ときどきそれを見に来るようになって、なんかそれなりに楽しんでるみたい。いいムード??

実は、超~思い切って「告白」もしたんだけれど
「どうすれば貴女に
(x^2+y^2-1)^3 -x^2y^3 =0
を描いて頂けるのかはわかりません」
#「^2」「^3」はそれぞれ二乗、三乗としてください。この式はグラフにするとハート形

なんて言い方するもんだから通じず(爆)

まぁでも掛田くん、誠実でやさしいし、悪くないんですよ。わかりにくいかもしれないけど。

周囲の人たち(これまた同様の意味でかなり不自由なリケダン)も掛田くんの恋を応援しています。

というわけで、いろいろとハズしながらも、大筋ではだんだん距離を縮めていくことができるんです。三巻の最後ではなんと… (おっとこの先はネタバレだ)

そんな、好きですといえずにその代わりにxとかyとかいうヤツいるのかよってツッコミたくなると思うんですが、現実にもいると思いますよ、なんだかプロポーズのときにlogがどうとか(以下自粛) けふんけふん

よしぞう「通じたんだからいいじゃないか」

この漫画の中、それぞれキャラがくっきり立っていておもしろいんですが、中にリケジョが出てきます。この人は数年前に物理学科の首席だった人で、今は院生かなんからしいですが、たまに登場して男女間の「翻訳」を手伝ってくれるんです。ただし、彼女は完璧に「こっち側」、リケダン側の言語を解する人ですが、女子力が高いわけじゃない、というか、実は女子慣れしてない。

「「理系男子だから女子の存在に慣れてない」って言い方はどうかと思う」
「しかし実際、うちの大学の物理学科の女性比率は5%なわけで」
「だからよ」
「つまり理系女子だって、女の子に慣れてない」…あれれ

まぁでも、結構肝心なところで彼女の助けが役に立ったりはしてます。

この漫画は一話完結型科学史ネタ話だったりするところも非常におもしろいのですが、大きなストーリーとしては(そんなものがあればだが)掛田くんは周囲の助けを借りながら、ちゃんと前進していくところがミソなのです。

それで、素数大好き浮世離れが過ぎる掛田くんが、どうしてそこまでこぎつけられたかというと、前述のリケジョとかのほかに、よく一緒にいる工学部系の連中の存在が大きかったようなのですね。つまり、理屈がつかなきゃどうしてもダメ体質から、実際にうまくいけばOKというか、現実の突破口を試行錯誤で探すのもアリ体質への転換。

あと、掛田くんは、女の子には声をかけるの下手だったかもしれないけど、決していわゆるコミュ障ってわけじゃなくて、リケダン仲間や先生とは豊かな人間関係を築いていましたから(小学生のときとかは理解者がいなくて孤独だったらしいが)。そういう部分がちゃんとあれば突破口になるって話にも読めますよね。

ま、いろんな意味で興味深い漫画でした。あぁ、たった三冊で終わっちゃった。しくしく。

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