発表会も緊張するけど、八年間習った先生に「やめます」と告げるのも緊張する…
日曜日に発表会があって、二日後の火曜日にレッスンだったので、ロクに弾ける曲は無し、まぁそんなことは先生だって先刻承知なのでいいんだけど。これから弾こうとしている曲(ショパンのポロネーズ第四番)と、冬休みからコソ練中のバッハのインベンションを持ってでかけた。
教室について、まず受付の人と先生と三人で、日曜日の発表会の話をして盛り上がる。それからレッスン室に入って二人になったところで、「先生、私、四月でこのピアノのレッスンを辞めようと思います」と切り出す。
先生は、「えっ…そうですか」と、驚きつつもやや、そういうこともあるかなと思っていた様子。私は、「なにしろ欲張ってバイオリンも始めてしまったのですがちょっと生活時間が押してアップアップしているというのと、それから、実のところ、最近レッスンについていけてない感じというのがあって、しばらくピアノは一人で弾きながら、これからどうしたいか考えようと思います」と一気に話す。
先生は、「とにかく長かったですからね」と、二~三年単位でアプローチ(習い方)を変えたくなるほうがふつうかもというようなことをおっしゃったようだ。そもそもヤマハのレッスンで、八年続くほうがレアケースだから。
先生と生徒、同じ組み合わせでずっとやっていると煮詰まる?? 実際、そういった面はなくもないかとは思うけど、私は今の先生くらいの優れた先生がそんじょそこらにいないのはわかってるから、別の先生にすぐつくとか、それはとりあえずありえない。
だって、ヤマハの発表会ではいつも数人の先生で合同でやるから、他の先生の講師演奏とか、他の先生の教えている生徒さんとかの演奏をよく聴くけど、「あの先生に習ってみたい」というほどの人は今のところいない。今の先生が「私の手の届く範囲で」ピカイチなのは疑いのないところなので、要するに自分で考える時間が必要だってことだ。
言うだけのことが済むと、気持ちを切り替えてインベンションの13番を弾いた。先生の前でインベンションを弾くのは初めて。先生は、聞き終わるとまず、「八分音符は切って弾く」「タイになる音は強めで(次の拍を前借りしている雰囲気)」というような、お約束についてちょっと説明し、それからこの曲は「天使と悪魔の戦い」を示しているという話へ。
右手と左手それぞれでギザギザしている音形がぶつかり合うようなところ、そして後半ドラマティックに減七の和音の連続。だけど決してロマン派のように自らの感情のりのりに弾くのではなくて、「職業的に語る」みたいな感じ(?)で。
バッハさんという人は、雇われ人として、お仕事として毎週カンタータを作っていた。毎回、何か聖書の一説とかについて所定の題材を盛り込む。音の形によって「天使」とか「罪」とかわりと決まっている。
例えば、インベンションの11番なんか、陰々滅々、暗いのなんのって、「あぁ神様、私が悪うございました」みたいな感じなんだけど、それを入り込んで弾くのではない。それで、先生が「やってはいけない例(ロマンチック)」と「バッハっぽい弾き方」の実演をしたり…
でまた、13番に戻って私が弾きながら、音の上がり下がり、音のぶつかりにどう耳を傾けるかということを試していく。
先生は、これから私がインベンションを「自習」するにあたって困らないように、短いレッスン時間の中でめいっぱいヒントを出してくれたと思う。先生ありがとう。
先生「バッハ、合うと思いますよ(^-^) 三声もぜひ弾いてみてくださいね」
レッスンが終わって、退会届を書き、外に出ると、何か猛然とまたピアノが弾きたくなって、足早になる私。
今日の弁当:
肉団子、ブロッコリー、ゆで玉子、竹の子煮、ひじき煮、紅しょうが
はなひめの春期講習は順調、今日は三日目
日曜日に発表会があって、二日後の火曜日にレッスンだったので、ロクに弾ける曲は無し、まぁそんなことは先生だって先刻承知なのでいいんだけど。これから弾こうとしている曲(ショパンのポロネーズ第四番)と、冬休みからコソ練中のバッハのインベンションを持ってでかけた。
教室について、まず受付の人と先生と三人で、日曜日の発表会の話をして盛り上がる。それからレッスン室に入って二人になったところで、「先生、私、四月でこのピアノのレッスンを辞めようと思います」と切り出す。
先生は、「えっ…そうですか」と、驚きつつもやや、そういうこともあるかなと思っていた様子。私は、「なにしろ欲張ってバイオリンも始めてしまったのですがちょっと生活時間が押してアップアップしているというのと、それから、実のところ、最近レッスンについていけてない感じというのがあって、しばらくピアノは一人で弾きながら、これからどうしたいか考えようと思います」と一気に話す。
先生は、「とにかく長かったですからね」と、二~三年単位でアプローチ(習い方)を変えたくなるほうがふつうかもというようなことをおっしゃったようだ。そもそもヤマハのレッスンで、八年続くほうがレアケースだから。
先生と生徒、同じ組み合わせでずっとやっていると煮詰まる?? 実際、そういった面はなくもないかとは思うけど、私は今の先生くらいの優れた先生がそんじょそこらにいないのはわかってるから、別の先生にすぐつくとか、それはとりあえずありえない。
だって、ヤマハの発表会ではいつも数人の先生で合同でやるから、他の先生の講師演奏とか、他の先生の教えている生徒さんとかの演奏をよく聴くけど、「あの先生に習ってみたい」というほどの人は今のところいない。今の先生が「私の手の届く範囲で」ピカイチなのは疑いのないところなので、要するに自分で考える時間が必要だってことだ。
言うだけのことが済むと、気持ちを切り替えてインベンションの13番を弾いた。先生の前でインベンションを弾くのは初めて。先生は、聞き終わるとまず、「八分音符は切って弾く」「タイになる音は強めで(次の拍を前借りしている雰囲気)」というような、お約束についてちょっと説明し、それからこの曲は「天使と悪魔の戦い」を示しているという話へ。
右手と左手それぞれでギザギザしている音形がぶつかり合うようなところ、そして後半ドラマティックに減七の和音の連続。だけど決してロマン派のように自らの感情のりのりに弾くのではなくて、「職業的に語る」みたいな感じ(?)で。
バッハさんという人は、雇われ人として、お仕事として毎週カンタータを作っていた。毎回、何か聖書の一説とかについて所定の題材を盛り込む。音の形によって「天使」とか「罪」とかわりと決まっている。
例えば、インベンションの11番なんか、陰々滅々、暗いのなんのって、「あぁ神様、私が悪うございました」みたいな感じなんだけど、それを入り込んで弾くのではない。それで、先生が「やってはいけない例(ロマンチック)」と「バッハっぽい弾き方」の実演をしたり…
でまた、13番に戻って私が弾きながら、音の上がり下がり、音のぶつかりにどう耳を傾けるかということを試していく。
先生は、これから私がインベンションを「自習」するにあたって困らないように、短いレッスン時間の中でめいっぱいヒントを出してくれたと思う。先生ありがとう。
先生「バッハ、合うと思いますよ(^-^) 三声もぜひ弾いてみてくださいね」
レッスンが終わって、退会届を書き、外に出ると、何か猛然とまたピアノが弾きたくなって、足早になる私。
今日の弁当:
肉団子、ブロッコリー、ゆで玉子、竹の子煮、ひじき煮、紅しょうが
はなひめの春期講習は順調、今日は三日目