アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

アルマンド二つがけっこう違う

2018年02月28日 | ピアノ
というわけで、フランス組曲第五番のアルマンド(ピアノ)とパルティータ第二番のアルマンド(バイオリン)を両方練習しているわけですが…
(というほどバイオリンは練習してない。ってのはおいといて)

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この二つ、「アルマンドつながりでやっちゃえ」と勢いで選んだわりにちっとも似てないですよね。

フランス組曲のほうは軽くかわいらしく明るくうきうき。

パルティータのほうは…明るくはないし…もっと「しん」としたかっこいい感じですね。

アルマンドって舞曲のひとつでしょ? 踊れる感じといえばフランス組曲のほうですね。
アルマンドってどんなふうに踊るんだ、と思うとこんな動画がありました:
Baroque Dance - L'Allemande

これはうきうき軽やか系で、フランス組曲のほうには似てるけどパルティータのにはまったく似ていないわね。

いったい「アルマンド」というものの定義(カバー範囲?)はどんなものなんだろう、と思ってぐぐると、
「一六世紀のヨーロッパで流行したドイツ起源の舞踊・舞曲。一七世紀には,中庸の速さの四分の四拍子,アウフタクトを特徴とする,古典組曲を構成する最初の舞曲となる。ドイツ舞曲。」(weblio)

とありますが、もとは二拍子だったとか出てきてけっこうびっくり(o_o) 拍子が変わったらそりゃ別の踊りでは??

ともかくいろんな変化があるにせよアウフタクトがあるところはポイントなのね。確かに練習中のアルマンドは両方アウフタクトで始まってます。踊りを見ると、アウフタクトはなんか重要だという気はする…

まぁしかし、パルティータのほうのアルマンドはぜんぜん踊る気分ではありません。同じバッハさんですが。

これは、フランス組曲とパルティータの性格の差もあるんでしょうか。よくわかんないけどパルティータのほうが抽象度が高いというか…

まぁ結局のところ、曲の雰囲気はちっとも似てないが、共通するところは「アウフタクト」と「テンポ感」くらいでしょうかね(乱暴)。要するに、ピアノでもバイオリンでも、速い系の舞曲には手がつけられないという…

のろのろ弾くジーグとか、やっぱり違うよねいくらなんでも。いや前にジーグ(パルティータ第三番の最後)を人前で弾いたことありますが(無伴奏の会)…この録音は自分で聞いててもつらい(-_-;; フランス組曲の第五番のジーグも好きなんだけど手がつけられにゃい。

…ということでまだしも望みのある(?)アルマンドをもっと深堀りしていこう(^^;;


(*) 音痴なアルマンドってさいあくです(爆)

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指が痛いときの練習

2018年02月27日 | バイオリン
今日はかなりぶるぅな気分…

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というのも、指(左手中指の先)が痛いからなんだが、なんか細かい傷からバイ菌が入ってしまったみたいで、指先がぱんぱんに膨れていて触ると痛い。

パソコンのキーボードはなんとなく「爪」のほうで叩けばいいのでなんとかなる。

しかしピアノを弾くのはダメで、ちょっとやってみたけどふつうに押せないし、その指を避けて弾くのは変な癖がつきそうでやらないほうがマシかも(^^;;

会社の仕事をささっと切り捨て片づけ、ぴゅーっと帰ってきてせっかくしゅびよくめるちゃんと対面したときにピアノ弾けないなんてなんたる悲しみ(o_o)

それでグレて、家の片づけなどしていたのだが、そうだ明日はバイオリンのレッスンじゃないか!!

…月イチの。

こないだアルマンドの譜読みしてもらって、それでまったく弾かないでまたレッスン行くとさすがに中川先生も何をレッスンしていいか困るだろうから、ちょっといくらなんでも指使いくらい確認しておいたほうがいいんじゃないか。

ということでチョビくんの蓋を開けて、遠慮がちに弾いてみた。

指先が膨れてしまっているときに、バイオリンの弦を押さえるなんて(左手なので)いかにも痛そうなイメージだけど、そっとやってみたらこれが、案外痛くない。

それに、ピアノと違って、そっと押さえたからって弱い音が出るわけじゃない(当たり前)。
音の強さを決めてるのはあくまで右手なので、
左手は正しい場所を押さえていさえすれば、そして正常な音の出る範囲の押さえ方をしていれば、大きな問題はない。

もちろん、感触が変というか、ほぼないので微妙な調節はしづらいが、
ふだんから微妙な調節をする実力はないのであんまり問題ない(どうなのか)

ということで、意外にもピアノはダメでバイオリンは大丈夫という、
バイオリンレッスン前日にふさわしい成り行き(?)になった。
これ以上ひどくならなければ、レッスン自体は問題ないな。

それにしてもたいした時間練習できないので(そもそもふだんでもバイオリンは大した時間練習できない)、あとはイメトレということにしてヒラリー・ハーンの演奏を聞いてみた
Johann Sebastian Bach - Partita No. 2, BWV 1004 | Hilary Hahn

いや~、ハーンさんが弾くとこりゃむっちゃイイ曲ですな。というか、パルティータ二番といったらもう何はさておきシャコンヌなので、「あれそういえばあのシャコンヌ入ってるやつ、最初はどういう出だしだっけ?」ってアルマンドをちゃんと思い浮かべられる人は少ないのではないだろうか。

シャコンヌって、全体の中のバランスを欠くくらいの勢いで「重たい」曲だよね。パルティータ三番にはそんな重たい曲ないし。バッハさんはどんなつもりでパルティータ二番を作ったのかな。

まぁそれはともかく、私にも弾いてみることができる曲をところどころに配置しといてくれて、ほんとにありがと。


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連弾事故率低減のためのポストイット作戦

2018年02月26日 | ピアノ
連弾レッスンのとき、私が取り出した楽譜には、ポストイットがあちこちぴらぴらと。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←クリアしたらポストイットはがす。でもなかなか…(^^;;

「これ何!?」
「あーそれ、事故率高め危険ゾーンの印」

ルーテル市ヶ谷の録音を聞きなおしてみて、まぁそうすると嫌でも客観的にというか、自分にとって事故る率が高いゾーンというのは決まってるなと思ったわけです。

ソロで弾くややこしい曲の場合、どこが事故率高いとか絞るのもけっこう難しいんですが(強いていえばどこもかしこも危険w)、連弾プリモの場合はわりと音数少なめでシンプルなことが多いですから、よく外すところというのはまぁまぁ絞れます。

そこにポストイットで印つけて…

時間のないときはそこだけ練習する。まずゆーっくり弾いてみて、指使いや手の動きに怪しいところがないかを確認して、それからふつうのテンポでも弾いてみます。

特に事故率が高いところというのは、実は指使いがしっくりきていないところだったりします。無意識で弾いていて、特定の地点にくるときの指がたまたまコレだったらすっといけて、たまたまアレだったらほぼつっかえるなんてこともあります。これを何度もやってると頭悪すぎる(-_-#ので、すかさずメモるべきですね。

それと、事故率が高いゾーンであることは間違いないのに、自分ひとりで練習しているときはたいして問題ないような気がするということもあります。

つまり、ひとりで練習のときと、連弾してるときで異なっている条件が問題だというわけで
(1) 焦っている
(2) 座っている位置が違う
(3) 相手の手がある
というのが「あるある」です。

(2)ですが、パートナーがいないときはなんとなく真ん中よりに座ってしまっていて、いるときは遠慮して端近に座るなんてのが失敗の元です。連弾本番で座る位置を決めて、ひとりでれんしゅうのときもそこに座るのが吉。

(3)はクセモノで、つまりは連弾の場合譜読みといっても自分の楽譜だけ読んでもダメで、相手の手がここにきているから上から弾かないと、とか、さっとどいてもらうように交渉しないと、ということがあります。

(1)の解決は…まぁ難しいやね…

ともかく。

ポストイット作戦で集中撃破したところ半分くらいの箇所が改善したように思います。残り半分、本番まで改善活動にいそしみます。


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ショパン舟歌初レッスン

2018年02月25日 | ピアノ
連弾レッスンの前に、ひとりでレッスンもしてもらいました。曲は、ショパン「舟歌」。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←一年がかり? 三年がかり?? いや一生がかりですね

え? ずいぶんと大きく出たな!?

ってまぁ、ずっとひとりで勝手に弾いているのもなんかヘンなところにずぶずぶ落ち込んでしまいそうで、あんまりなことになる前に多少とも方向修正してもらうほうがよいだろうと。

とはいえ、あっちもこっちもアレアレな状態で、こんな長い曲をみてもらったらレッスン時間がいくらあっても足りませんので、artomr先生には事前に録音を送っておいて、「どこから攻略(?)するか作戦を立てておいてください」とお願いしました。

最初の1ページでレッスン終わる(^^;; とかでも全然困らないので(急ぐ旅じゃなし)

でも、昨日のartomr先生の心のテーマはどうしても
・アナクルーズ
・アクセント
・デジナンス
だったらしく、結局「舟歌」のほうでも「山」の前後、特に前をどうするかということを中心に、次々にいろんなフレーズの形を整えていくことになりました。

そしてサブテーマは装飾音。どう入れるか(速さとかタイミングとか)、どの指使いが弾きやすいかけっこう細かく見ていきました…

「フレーズのかたち」といっても、舟歌の場合とても複雑で、いちばん上の旋律が「デジナンス」になってるところ、松葉記号は逆に開いていって、下から別の流れがせり上がってくるなんてのがよくありますから、artomr先生も途中で説明に考え込んで、「しまったこんなややこしい曲で初めてコレの説明するなんて無謀だった」って思ったらしいですが、めげずにレッスン続けて(笑)、私が考えながら弾けるテンポってことで超ゆーっくり弾いていったのですが結局最初から最後までいっちゃいましたからがんばりましたね(←先生が)。

実はartomr先生、舟歌は演奏したことがないそうで
私「えっ、いい曲じゃないですか~弾いてくださいよ」
artomr「前から気にはなってたんだけど。難しいじゃないですか」

でも「アンダンテさんが弾くっていうからついていこうと思います」(←?)とのことですのでそのうち弾いてくれるんじゃないかと。

 * * *

今日はちょっと時間がありましたのでゆーっくりモードで弾きながらレッスンの反芻。

トリルなどを弾きやすくする指使いというのはややこしいもので、やっぱり人によって指の長さとか、たぶんどの指とどの指がどのくらい独立して動きやすいかというのも違うんじゃないかと思います。

artomr先生に提案された指使いで弾いてみると、なるほどこのほうが(慣れれば)スムーズに弾けそうだということもありましたし、いや私の指はどうもそういうふうには動きにくいようだと思うこともありました。

そんなこんなで、指使いに迷っているあたり、指使いを変えることにしたあたりは一時的によけい弾けなくなっていますが、「フレーズのかたち」で教わったことを考えながらひとりでゆーっくり弾いてみますと、うまくいけばときどきとってもきれいに流れて幸せな気持ちになりました。

レッスンの余韻でより楽しく弾ける。

次のレッスンがいつになるかわかりませんがまた楽しみです。



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連弾レッスン: フレーズのかたち

2018年02月24日 | ピアノ
今日は、めるちゃん会の中で連弾レッスンでした(ドビュッシー 小組曲)。

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↑ 材料の都合により、ピザじゃなくてふだんのごはんバージョンになった(撮影: 鳥目さん)

レッスン二度目なので鳥目ちゃんも私もパワーアップして前回よりだいぶ弾けるようになってきたと思うのだが、
したらばartomr先生がパワーアップして、

タイミングやテンポや音色やこまかーくダメ出ししてきたので鳥目さんがムカマーク(-_-# な感じになって一触即発なときもあった。。

まぁそれも含めて今日だいぶ前進した気がするよ。連弾たのしー(^-^)

artomr先生的に、今日の特別テーマは「フレーズのかたちの作り方」であったらしく、

初めて聞く言葉を習いました:
・アナクルーズ
・アクセント(←これは初めて聞くわけないけど)
・デジナンス

楽譜上、明示的にアクセントがついてるような部分もありますが、そうでなくてもフレーズのてっぺん、あるいはそこまでじゃないけどちょっと重みのある個所というのがあったとして、

そこをいきなり「がつっ」といっても素敵じゃないというかそもそもあんまり盛り上げにくいというか。

それで、そこに向かっていくところ(アナクルーズ)と、アクセントのあとゆるくなっていく、降りていくところ(デジナンス)があるというような話だったと思うんだけど(このまとめは甚だ不正確なのであまり信用しないように)

特に重要なのは、要するにアクセントの前には「準備」が必要ってことで。「来るぞ」っていうか。

そもそも、先生が横で「指揮」してるとなんだかイイ感じで弾けちゃって、家に帰って一人で弾こうとすると「なんだっけ」になるのって、先生の指揮で「アナクルーズ」が自然に作られてたからじゃないのか? というように考えればわかりやすいと思います。

というか、これまででもただ「アナクルーズ」という言葉で考えていなかっただけで、おゆき先生であれ内藤先生であれ、前もって意識せよってことを口をすっぱくして言ってたと思うんですが、なかなかなかなか身につかなくて。。

今日、いろんな場面で「ここも、ここも」で楽譜にマル印つけられ、
もちろん指揮もされ、
何度も実践で試しているうちにナントナク前よりわかった気になった…

なにしろ連弾では、アナクルーズ~アクセント~デジナンスの流れを二人で受け渡しつつつなげないといけなかったりするわけで、一人で弾いてるよりやっぱり「意識化」「合意」が必要だものね。

うまくいくとほんとに連弾の醍醐味って感じですよ。再来週本番です。


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