アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

巳年のゆる年賀状製作

2024年12月17日 | 生活
今日は書道レッスンでした。ここんとこ毎年、12月のレッスンでは年賀状製作をしているのですが

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事前にネットで検索したりしてみても、なんかピンとくるデザイン(のお手本)がなく…

なんか、ヘビって形が単純すぎませんか? 映えないというか…(なんて勝手に干支に選抜されたうえ文句いわれてもヘビも困るだろうけど) 「巳年」の「巳」のほうも同様で



12年前、どんな年賀状を作っていたのか見てみると
(私ではなく、またろうが描いたイラスト)

ヘビではなく「ツチノコ」でしたw

大きめの本屋さんでいろいろ探してみたところ、この本のテイストが気に入り

筆ペンで書くゆる文字 季節のあいさつ保存版: 十二支の年賀状と、気持ちを届けるはがき
これをお手本として持っていきました。書道レッスンに行くのに「筆ペン」用の本を持っていくふざけた生徒は私だけかもしれない

最初はいちおう真面目(?)な字も書いてみたのですがこれを活用して「いい雰囲気」のデザインに落とし込むことができず

結局、「ゆる文字」の本を参考に書くことに。

しかし、一見「自由」「気楽」に見えるこちらのデザインが、真似して書くとなんだかさっぱりサマにならなかったりして
これはこれで難しい…

先生は、まったく専門外であるにも関わらず、「ゆる文字」がかっこよくなるように、太い細いのめりはりのつけ方、筆遣い、余白とか具体的にアドバイスしてくれて、何枚も書いてようやく形になってきました。

二案あるうち、投票(その場にいた人の意見)で一方に決定~

ボツ原稿はこちらです。


OK原稿は年賀状スタイルに加工して、一月一日のブログに貼ります

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いろんな字体で書いてみた(書道)

2024年11月20日 | 生活
今日は書道レッスンで、次回は年賀状用の作品を書きますから何かそれにつながる感じがいいかなと

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いうことで、前回に引き続き近代詩文を。

持って行ったのは「石飛博光書道入門」。この本にある字、好きなんですよね。

今日は「つめたい雪のラムネが湧く」という言葉をいろんな字体で書いてみました。

四種類それぞれ、何度も練習したりしないでとりあえずざくざく書いてみます。どれがしっくりするか…




で、上の二つを練習することにして、先生に赤入れしてもらいます。

私が書いたこの4枚は、それぞれ元となる(お手本にした)ページがあるのですが、それに似ているところがあったり、違っているところがあったりするわけです。先生はそこから、元のお手本が持っている「イイタイコト(?)」と、私がそこからはみ出てしまった部分(意図はあったりなかったり、というよりはたいてい不可抗力的に)の両方を汲み取って、ここはこれでもいいとか、ここはお手本のようにしたほうがいい(余白、太い細い)とか、あるいは第三のアイディアを言ってくれたりします。

変化をつけることと、バランスを取ること、この二つの引っ張り合いみたいなところがおもしろいです。

いろいろ試行錯誤して、自分でまぁこんな感じ、とまとまったのがこれ:



そしてさらに、トイレに飾る用(笑)にきれいな紙に書いたのがこれ:



今回のは、平仮名、カタカナ、漢字がまざっているところもおもしろかったし、「つめたい」とか「雲」とか「ラムネ」といった言葉の感触と字体の響き合いみたいなのもおもしろくて、とてもよい題材でした。近代詩文にも少し慣れて収束が早くなったし…(譜読みが早くなったようなもの?)

さて年賀状の題材をどうするかだけど…なんか、「蛇」ってかわいくするの難しくない?


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2020年の「ショローの女」

2024年11月04日 | 生活
弾かないレッスンの話でご紹介した「ショローの女(伊藤比呂美)」ですが

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伊藤さんは2018年度から三年間、早稲田大学で教えていたんです。詩を書く授業と、ジェンダー論。
その三年目は「2020年」。

春は、こんな感じ:
三月二十五日は早稲田の卒業式のはずだった。今年卒業する子たちがあたしのクラスにもいる。研究室に入り浸っていた子たちもいるのである。あたしは一張羅を着て、彼らを力いっぱいハグして送り出してやりたかった。でもキャンセルされた。新学期も、今のこの調子じゃいつ始まるかわからない。

そして、四月に入っても休みは続く:
一週間にいっぺん飛行機に乗って東京に行って早稲田に行って学生たち、延べにしたら五百人くらいの子たちと会ってしゃべってかれらの書いたものを読んで話を聞いて、ときにサイゼでおごってやって、ねこちゃん(注: 泊めてくれる友人)のごはん食べて、飛行機に乗って帰ってきてという生活で、自分の仕事する時間がぎりぎりまで削られていた二年間だった。今はここ、熊本の自宅に居っぱなし、時間はあるのに、なんでだろう、心がしょぼしょぼしている。

五月の途中からはリモート授業が始まる。伊藤先生は初めてのやり方の授業のため、演劇制作やってた(つまりコロナ禍で失業中の)卒業生を個人的に雇い、TA(授業サポートをする大学院生)二人と合わせてチームを作った。そのチームでzoomの授業のやり方を徹底研究して、繰り返しテストして、満を持してzoom授業本番…
も・の・す・ご・く、おもしろかった。学生はあたしの顔が見えるが、あたしには学生の顔が見えない。ところがそこにチャット機能がついていて、あたしがしゃべるそばから三百人の考えがどんどん流れてくる。その見かたにはコツがある。流星雨を見るとき、ぼーっと空全体を見るのがコツのように、視界を広げてチャットの流れを見ていると、おもしろい意見が次々に見えてくる。三百人とその瞬間瞬間を共有する。

つまり、今までとは違う側面を持つリモートコミュニケーションのおもしろさにハマって、テンション上がった。

しかし…二年生以上は大学というものにも慣れているし、zoomの授業で対話するのもいいが、一年生はまだ大学に一度も行っていない。

普通のときなら、大学生になると、サークルに入ったり、友達や恋人を作ったり、セックスをし始めたりする。町にもくり出す。飲んで吐く。失恋して泣く。目に浮かぶ、キャンパスの人混み。早稲田の駅前の人の流れ。高田馬場の駅前の混乱と喧騒。今年の一年生はそういうのを知らない。

そして、彼らが書いてくるリアペ(リアクションペーパー、授業後に感想を書く)には「だれにも会っていない」「一人ぼっちで授業を受けている」「実感がわかない」「昨日は母の前で大声で泣いてしまった」などの言葉が溢れてくる。

伊藤先生は、授業最終回で「雨ニモマケズ」をみんなで朗読するという試みをする(zoomだけど)。それと、何人集まるかわからないけれどオフ会をして互いに知り合ってもらおうと計画する。(後者が実現したのかどうかは書かれていないのでわからない)

伊藤さんは、大学で教えるほか、NHKラジオの「飛ぶ教室」というのに出ていて、五月六月七月はずっとリモートで収録していた。その間は、音質悪いのにもだんだん慣れて、これでもいいなーと思ってさえいたそうだ。しかし夏になると「NHKの規制が緩和され、スタジオのゲストが二人までOKになった」。

それで8月14日には久々、NHKに出向いて、スタッフの人にも対面で挨拶と雑談し、スタジオに入って対談相手と話し始めた。

源一郎さんとは向かい合いではなく隣り合っていたし、あたしたちの間にはアクリル板があって、マスクもあった。でもほんとうにすごかった。生身の人間と関わるということ。生身の源一郎さんがいて、生身の脳で考えることがあって、生身の声が体から出てきた。源一郎さんが生きてる、生きてる人間の生きてる反応にあたしも生きてる反応を返す。そこがオンラインと同じなのに、ぜんぜん違って、あたしは、源一郎さんの生きてる生きてる生きてる存在にすっかりおぼれた。快感だった。

* * *

思い返すと、私もまったく流れは同じ。まず問答無用で人とのつながりが断たれイベントがキャンセルされ、不安に過ごしていたところへ、リモートでのコミュニケーションの新しい魅力を知り、テンションあがる。だけどしばらくして「やっぱりこれなんか違う」となって、人と人が直接会うことのすごさを再発見するのだ。



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応用力あるといわれたが…(書道)

2024年10月16日 | 生活
今日は書道レッスンでした。書道はほんと、家ではまったくさわりもしないで月イチレッスンというペースですが、そのペースでけっこう長く続いていますね。

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「まじめに」取り組んでいる生徒さんは、その月によって決まっている課題を仕上げて提出して、級とか段とか上がっていく仕組みですけど、私はまったくそれに参加せず、気の向くままに先生の専門分野すらも離れて書きたいものを書いています。

今日は、「近代詩」ジャンルのお手本を、先生のところに溜まっている書道会機関紙から探すところから始めて、書きました。
近代詩を書くのに向くと思われる筆を新調していったので、一枚目からそんなに悪くない出来でした。

書道の腕はたいしたことないって場合、多分に筆の書きやすさによって作品の質が左右されますので、
やはり大人はお金で解決というのがセオリーです。(まぁ音楽も同じか?)

数枚書いて先生に見てもらうと、
「お手本どおり書くとすれば(臨書のように)」どこに気をつけて書くべきか

ということのほかに、

細い太いのバランス、余白の取り方、配置…一般的にどうすれば美しく見えるか

ということも的確に言語化(+朱筆)で教えていただけます。

何枚か書いて直して、こんな感じ


このとき既に、元のお手本の臨書のようではなく、少し自分流の字形になっていますが、でも配置は元のと似ています。

それから、文房具屋で仕入れてきたきれいな紙に清書(←トイレに飾る用)したのがこれ



紙の大きさや形、墨の染み込み方とかが違ったので同じにはならず、いろいろと変えました。

先生はこれを見て「応用力がありますよね。紙に合わせてバランスが取れていて、きれいです」

書道のときは、「こうしたらどうかな」「こうしたい」が力まず自然に出てきて、それがとても楽しいです。音楽のほうがずっとキャリア長いしたくさんのことを学んでいるはずですが、なかなかそうならないんですよね。なんか、うまく思われたいとか、こうしたら音楽的に間違いと言われるか? みたいな邪念から自由になりきれないというか…中学生のときからたくさん英語を学んできたはずなのにしゃべれない人みたい(いや私もだけど)。

書道は、自由にのびのびやれてます。欲も知識も技術もあんまりないところがいいのかも。

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いろはにほへと

2024年08月29日 | 生活
「いろは歌」は誰が作ったかわからないそうだけど、実によくできている…ひらがなが揃えてある完璧さ(「ん」除く)もさることながら、内容も無理くり並べましたではなく味があり、美しい。

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「題名のない音楽会」にあるCM(つまり出光)に、日本の美、みたいな感じのがあってその一画面に「いろは歌」全体がパッと出てきたんですよ桜をバックに。



で、これを一枚にまとめて書いてみたいなぁと、昨日のレッスンは「いろは歌」でお願いしました。

先生の専門外なのでお手本は自力調達…といってググっただけですけど→ひらがなお手本

年賀状製作をするようになってから、意識してときどき平仮名も練習はしているのですが(百人一首とかで)、それにしても「かな」って難しい。形がとりにくいし、求められる線質が繊細というかなんというか、とにかく小筆の先がちょっとでもぼそっとしてるとちっとも思った太さで書けないんで悪戦苦闘。

先生は、ここは細くここは太めに、この空きを大切にここは間延びさせず…など細かく具体的にアドバイスくれて、その都度納得はするんですけど次に書いてもそのようになかなかならず(^^;;



突然ぼてっとして太くなっちゃったり、逆にかすれたりでなかなか意図どおりにいかない。



少し慣れてきて、繊細な線も書けるように(書けることがあるように)なってきたら今度は全体バランスが悪くなったり

結局、あまり納得いくものが書けなかった。まぁ一回じゃ無理か??

ちょっとこれはもう一回チャレンジしてみようかと思います。ひらがなひととおり、きれいに書いておきたいじゃないですか。別のお手本を使って書いてみるのもいいかもしれないし、あと、小筆を買い替えるというのも(小筆は傷むのが早くて、新しいほうが書き心地がいいので)。

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