アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

ピアノ椅子の高さ

2013年01月26日 | ピアノ
ピアノの椅子で、よく見かける、刻みがついててがちゃっと上げ下げできるタイプのもの、あれは簡単に調節できるところがいいですね。高級感はないけど。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←今日はインベンション11番

我が家のピアノを買うときは、なにしろ見た目重視だったので(^^;; ピアノはやや背が低めで茶色で猫足(笑)、椅子は「がちゃ」タイプじゃなくて、脇のぐるぐるを回すとすこーしずつ上がり下がりするやつ。

これ、座り心地は格段にいいけど、上げ下げは面倒。家では、もう固定のままずーっと使っていて、自分が弾くときも、子どもが弾くときも、そのまんま。ほんとは、子どもと私では体格も弾き方も違うし、まったく同じ高さが最適ってことはなさそうだけれども。もう、お互い、慣れちゃったから。

人前でピアノを弾くときも、高さを合わせるという習慣がないもので、つい適当に弾き始めてしまってから、しばらくして「弾きにくい…」と思うことがしばしば。最近は、それはいかんと思って、もったいぶって座ってみては調節してみたりしてたんだけど、どうも、さっと座っただけでは、「いつもの高さ」が刻みのどれに相当するんだかよくわからなくて、弾いてしばらくしてから、「やっぱり違う…」と思うことが多い。

今度、落ち着いてあの「ガチャ椅子」とピアノを触れるところで、「上から何番目」が私の高さなのかちゃんと確かめておこうかな。というかそもそも、どの高さが実際のところ最適なのかを、まじめに考えたほうがいいのかしらん。

先日読んだ「さよならドビュッシー」という小説の中で、主人公が、あちこち皮膚移植した指(大やけどのあと)がこわばって動かしにくく、ピアノがほとんど弾けなくなってしまったんだけれど、そのとき、あるピアニストのアドバイスで椅子を5cmくらい低くしてみたら急に指が自由になった、というのが出てくる。

鍵盤をしっかり打とうとすると、指先に体重がかかるよう、椅子を高く調整してしまうことが多いけれど、「座る位置を低くすれば自然に背筋は垂直になり、腕にかかる体重は減衰する。指先に力を込めるよりは筋肉を伸ばして戒めから解き放ってやることを考える方が大切なんだ」とそのピアニストのセリフ。

これがどのくらい当たっているのかよくわからないが、我が家で「たまたま」設定されていた椅子の高さは、私の身長から考えるとやや低い、らしい。その位置でいつも弾きなれているのに、舞台の上で、「ガチャ椅子」を「こんな感じかな」とやるといつも高めになってしまう。それで、しばらく弾いてると「んーいつもと違う」「やっぱ弾きにくい」と途中で思うんだけど…学習しなくていつも(^^;;

ただ、この主人公がラストに近いコンクールのシーンで、指の限界時間を越えて弾き続けるための苦肉の策として、とっさに腰を浮かして上から弾くところがある。指先に力が入らなくなってきてうまく打鍵できなくなったところへ、腰を浮かして無理やり体重で手助けして、「ハイフィンガー奏法の極端に悪い見本みたいだが」かろうじて最後まで弾ききることができて、コンクールに優勝した(現実にそんなことがあったらオドロキだけど)。

どんなふうに弾きたいかによって、最適な高さってのは変わるのだろう。

椅子が低いっていえば極端なのがグールドだけど、今日見た動画では、がーんと弾きたいところでは腰を浮かして弾いてました→(グレン・グールド 影の鬼才 3/5 の5分35秒くらいのところ)

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

復活したピアノでベートーベンがイイ!!

2013年01月19日 | ピアノ
いやー、ピアノ、すっかり若返りました!!

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ピアノが老朽化したんじゃなくてほんとによかった

どうも、前回の調律があんまりよくなかったという気がします。調律直後、もちろん直前のちょっと狂った感じはなくなってちゃんと整えられていたのですが、音色というか弾き心地があんまり気に入らなくて、ピアノの老朽化?? ということが頭をよぎったのです。

そして、調律からあまりたたないでどんどん狂ってしまったのもそれまでと違っていたので、ますます、ピアノがくたびれちゃったのかなーと不安になりました。

調律師さんはここ何年も同じ方です。

我が家にはもったいない、超ベテランで、コンクール調律などもするような方で、いつもとてもよい状態に仕上げてくださいますし、たいへん誠実な方です。

ただ、前回の調律のときにちょっと気になったのが、「足」でした。

足元がしっかりしていなくて、スリッパを履くとき、何かをまたぐとき、見た目にわかるほど苦労されていました。つまり片足になるときのバランスと、力ですね。

もしかしたら体調が悪かったのかもしれません。今回は、同様の動作をしてもふらつかず、復活していました。それで、調律も復活…

そういうことって、あるのかもしれませんね。繊細な作業ですもの。

それで、ピアノがきれいに響くようになったら、バッハもぐぐっといい感じになりましたけど、ちょっと思いついて
ベートーベンピアノソナタ第15番の一楽章
を弾いてみましたら(これ、いつかのオフ会で聞いてすごく気に入ったのです)、これがとってもよくって(^^)

弾いてみたいなー

復活第一弾は、これか!?

という気がしました。インスピレーション。

ピアノは、復活済み。私の音楽ライフ復活まで、あと二週間!!

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

調律でピアノ復活!!

2013年01月18日 | ピアノ
ピアノがもうなんだかダダ狂いになってしまい、生ピで弾くよりむしろ消音(電子音だから音程ばっちり)のほうが快適かなという状態に。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←やっぱりピアノは生ですね

それで、「受験が済んだら調律呼ぼう」と思ってたのを、前倒ししてお願いすることに。

調律してもらったら…

まぁすっきり(^^) うちのピアノってやっぱり音色いいじゃん!!

なんか気分よくなって、さっさとお願いすればよかったーてな状態に。

調律師さんによれば、寒くなったり暖房したりで温度変化があると狂いやすいとのことで、特にこのピアノの老朽化ということではないらしい。でもちょっと不思議なんだよね。ピアノの置いてあるあたりって、暖房からは遠いし、近年二重窓になったことから温度変化はさほどでもないし、わりと安定した環境で、これまではあまり狂わなかったから。今回特に条件が悪くなったとは考えにくいんだけど。

なぞだー

今回、半年経つころにどうなってるかだよね。引き続き寒い日が続くし…

それと、金属っぽい鳴り(共鳴)について相談したら、ずいぶん時間をかけて発生源を探してくれたんだけど、これは結局原因不明。ただ、いろいろいじっているうちにちょっと条件がずれたらしく、今はとりあえずあまり鳴りが目立たなくなった。様子見。こういうのって難しいらしいね。

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日々インベンション

2013年01月13日 | ピアノ
初めてのピアノWeb発表会のときのテーマは「見開き二ページの世界」だったけど。まさにインベンションは「見開き二ページ」の世界ばかりですね。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←このコンパクトさがいいと思う

6日から、今日まで、「日々インベンション」してみました。弾けるわけじゃないんで(^^;; まぁ弾いてみて、「へぇー」「ほぉー」とか思うだけなんですけどね。短い時間でよたよたと弾いても、ちゃんと弾き終わるところが「見開き二ページ」のいいところ。

とんぼさんが日付に沿ってインベンション&シンフォニアを弾いてるのは、あくまでウォーミングアップだけど、私の場合は、「ん?」「んん」と何度か弾いてるうちに、ピアノを弾ける時間自体が終わってしまうところがなんなのだが。

でもおもしろい。楽しい。頭の、ふだん使ってないところが使われているような感触で(笑)、ボケ防止によさそう。
それと、きれいだな、と思う。きれいに弾けてなくても。

かおるさんお奨めの「バッハインヴェンション 分析と演奏の手引き」をぽちっとしてしまったのだが、そうすると、楽譜に
速度記号、スラー、スタッカート、指使い、強弱
など、バッハさんが書いた楽譜(?)にはないいろんな記号が書いてある。これが「演奏の手引き」にあたるわけだな。楽譜には

第一提示部

とか

反行形

とか、いろんな書き込みもあるのだが、それはどう「演奏の手引き」なのか…つまり、演奏のあり方とどういう関係を持っているのか私にはわからない。

それと、楽譜とは別ページに「いろんな解説」がびっしり書かれている。この「いろんな」がどういった話なのかは、読んでみなくちゃわからないが、あいにく今はそういうことに頭が回らない、「ただストレス解消だけのピアノ」フェーズなのでまだ読んでいない。

この本にある
速度記号、スラー、スタッカート、指使い、強弱
は、私がもともともっていた全音版とはかなり違う。違うからどうなのかはとりあえずおいといて、なんとなく見やすいのでこの本のほうを見ながら「日々インベンション」してみている。

6も難しかったけど、11とか12も難物で、今日の13は弾きやすいなという感じ。15までいったら、1に戻ろうっと。


にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日替わりインベンション&シンフォニア

2013年01月06日 | ピアノ
「耳が幸せ」な演奏の中で、特に私好みのがいくつかありました。

   にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←バッハさんとすこーし、お近づきになってみたい

そのひとつが、松本極楽とんぼさんの、バッハ パルティータ第四番。ほとんど知らない曲なので、ぼわーっと、ぽわーっと、なんかとっても気持ちいい響き。ごくらく…

それで、演奏のあと、お菓子を食べながら控え室で、とんぼさんの演奏聞いて、私もバッハ弾きたいなーと思った(まずは、インベンションから?)という話をしたら、とんぼさんが「私、日にちに合わせてインベンション弾いてますよ~」と教えてくれた。

つまり、ある月の1日ならインベンションの一番、次の日は二番。という具合にね。それで、16日はシンフォニアの一番、17日は二番…ってなる(あ、月の31日は余るのかな?)。おーすごい!! その、システマティックなすばらしい心がけから、心地よい演奏が生まれるわけね。

それで、ふと思い立って、今日は六日だわねぇ、とインベンションの楽譜を開けてみますと…むじゅい(o_o)

ピアノを習ってる間、あんまり古いほう(バッハ、モーツァルト、ベートーベンまで)は弾いたことがなくて、バッハはイタリア協奏曲くらいしかやってないのだが(もちろん、きちんと弾けたわけではナイ)、インベンションは何年か前の年末年始休みに、「一日一曲録音」とかわけわかんない企画をやってたことがあって、まぁ理屈とか知らない勝手弾きだけど、音だけは並べられると思ったのだ。

でも、そういえば簡単そうなのからやってたから(1とか4とか5とか)…

6番は遊びにでも弾いたことがなかったわね。そもそも、日替わりインベンションという企画は、全部ひととおりすぐ弾ける状態だから成り立つのであって、私の場合、月後半になると即死だけど(笑)

後半ももう一ラウンドインベンション弾けばいいわよね。

それで、いちおう音が並ぶようになったら、もちろんそのころには受験も終わってることだし、レッスンいこっと。

ところで、私が持ってる楽譜は、「全音版」のみなのですが。詳しい人に言わせれば、そんなんありえないって話になるんだよね??(どきどき)でもまだぜんぜん弾けてないからなんでもいいかなっと思うんだけど、買い足すとしたら何かお奨めありますか~

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 中高一貫教育
コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする