アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

医学部女子差別問題を解決するにはゆるふわ男子!?

2019年07月30日 | ピアノ
いろんなホットな話題がありすぎてちょっと忘れてたところへ
「東京医大・入試女子差別問題の陰にちらつく「ゆるふわ女医」とは」
という記事を見かけた。

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今どき、たいていの大学入試では女子差別とかなくて、むしろ理系だったらもっと女子に来てほしいくらいのところ。入試でオマケするとかはしなくても、わざわざ女子中高生向けのイベントやってみたり。

ところが、なぜ医学部だけ事情が違うのかといえば、まぁあそこだけは就職試験みたいなものだから。実際問題、女性は産休・育休を取る(ブランクがある)可能性が高く、男性はその可能性が低いとなれば、男性をそろえておけば管理職の脳みそがあまりよろしくなくてもマネジメントできるもんね。

就職のときの評価は、大学受験ほど客観的なものばかりじゃないし、差別をしているとかしていないとか、外から監視して言うことは難しい。一般企業でも、現状まったくないとまでは言えないんじゃないかな。それでも差別が昔と比べれば徐々になくなってきたとするとその理由は、

・女性も独身で通す人、あるいは子ども産まない人もけっこういる。
・男性も育休取る人もいる(ほんのちょびっとだけど)
・育児以外のブランクや退職もけっこうある。メンタルとか介護とか。
・女性でも男性でも、めっちゃ使えるヤツとダメなのと両方いる。

要するに、継続的に/どのくらいの期間働いてくれるかは運しだいというか、男性とっとけば安心ってほどでもない。そしてどのくらい仕事できるかは本人次第。ということじゃないかと思うんです。

たぶんだけど、私の勤務先の会社だと、男性を取りたい欲(バレないなら差別したい欲)ってほとんどないと思う。男性のお得感というのがそんなにハッキリしないから。

ところが医者の場合は仕事の性質が違う。そのときその場にいなくちゃ話が始まらないってことが多くて、というかものすごくクリティカルで、夜勤が必要となったらとにかく必要なわけで、また別の日にやりますとか、持ち帰ってやりますとか、効率よくこなしますとか、そんなことで済む状況ではない。

仕事が夜におよぶというだけではない。単純に時間の長さが半端なく、人間の生活捨てる勢いで捧げないと大学病院の下っ端医師は務まらないってことになると…

私のいる会社で「一人前(と思われている仕事の質と量)」であれば問題なく提供してくれる人の率は男女であまり変わらないけれど、そんな勤務医のバリバリ仕事ぶりを考えると、男女差がどうしてもある。

男女が結婚して子どもが生まれるとすれば、産休を取るのは女性だ。これはしょうがないけど厳然と違う点だ。育休は男女どちらが取るか不明だけど現状の社会なら女性が多く取っている。そして復帰後は…

夫婦共働き+保育園でバリバリ医師はできない。一人がバリバリに働くならもう一人はゆるふわになって家と子どもを支えないといけない。短時間勤務。子どもが病気の日は休み。

上記記事では、女性がゆるふわ医者を目指すのを女性のせいみたいに書いているけど、ゆるふわなのはバリバリを支えるための必然です。
ゆるふわ+バリバリ ←よくある
ほどほど+ほどほど ←これは我が家。医者の職場はコレ、やりにくいらしいよ

ゆるふわ可能性が女子ばっかり高いならそりゃ差別したくなるでしょう。これがなくなるためには、
来たれ、ゆるふわ男子!! バリバリ女子を支える男になれ!!
男子も同じくらいの可能性で「ゆるふわ」だったら差別できないからね、ふっふっふっ

別案としては、医者の職場も「ほどほど」で回るようにするってのがあります。ゆるふわばっかり多かったら回らないのは当然だけど、「ほどほど」の人をいろいろ組み合わせたらどうだろう。そんなことができるのかどうか私は知らないけど。もしできるとすれば、患者のほうも、担当のお医者さんがいつも同じでないこと(チームで担当されること)、医療費が高くなることくらいは了承しないといけないでしょうね。でも、にんげんらしい生活をしているお医者さんに診てもらえるならメリットはあるんじゃない?

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サン=サーンスのアフリカ幻想曲

2019年07月29日 | ピアノ
「蜜蜂と遠雷」にサン=サーンスのアフリカ幻想曲というのが出てきましたが、ナニソレ聞いたことない…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←そういえばヨーロッパとアフリカってわりと近いんですね

そもそもピアノ独奏曲じゃなくてピアノ+オーケストラ曲なんだけど、それを風間塵がセルフ編曲して弾いているという設定。「蜜蜂と遠雷」の8枚組CDを買ったけれどもこの曲は元のままオケありバージョンのが入っていて、映画ではどうするつもりなんでしょう。まさかほんとに藤田真央くんが自分で編曲して熱演してたりしたら胸アツですねぇ。

YouTube検索したらソロ版弾いてる人はいた→サン=サーンス: アフリカ幻想曲,Op.89(ピアノ独奏版)
でもあんまりイイ感じに聞こえない。これ、(ソロ版にしてコンクールで聞かせるって)難しいんじゃないかなぁ。

CDに入ってたピアノ+オーケストラの演奏で聞くとなかなかいい曲でした。

これアフリカなのかなぁ…とは思ったんだけど。いや、じゃ、アフリカって何なのさって言われたら知らないから困るんだけど(^^;; ほら、バルトークがあちらこちらの民謡を採取して作曲したのとか、明らかに民族調というか、それまでの西洋音楽の本流とは全然違うものに聞こえるでしょう。それに比べると、なんかふつうっぽい、西洋音楽の本流から外れない感じがします。

というかそもそも、サン=サーンスがフランスの人のはずだけど曲はあんまりフランスっぽいイメージ(ドビュッシー、ラヴェル、フォーレ、サティみたいな?)じゃないよね。

いったいサン=サーンスにとってアフリカってどんなポジションなんだろうと思いました。

「クラシックでわかる世界史」で見ますと、サン=サーンスはベト様推しで「フランス人による古典的な交響曲の創作がほとんどおこなわれない自国の現状を深く憂慮していた」とかで、作曲のコンクールに「無名のドイツ人作曲家」であると偽って交響曲を出して受賞したんだって。

ソコなんで偽る、って感じなんですが、当時のフランスの人たちは演奏会場でドイツ音楽を聴くことは好むものの、フランス人がドイツっぽい曲を作ることはよしとしなかったそうで、なんか複雑なんですね。なのでサン=サーンスについては「ドイツ贔屓」といわれ批判が多かったそうです。

フランスとドイツなんて、近いけど(近いから)ずーっと仲悪いものね。アルザス・ロレーヌ地方をあっちやったりこっちやったり(「最後の授業」(*))。

ところで普仏戦争の直前、スエズ運河が開通していて、ヨーロッパからアジアへのルートが劇的ショートカットされた。そんなことがあってアフリカ(というか特にエジプト)への関心は高まっていたので、たとえばヨハン・シュトラウス二世が「エジプト行進曲」というのを書いてたりする。

「アフリカ幻想曲」は1891年作曲だけど、そのちょっと前の1889年にはパリ万博があって、植民地(アジアやアフリカの)の人々の生活を展示したりしてたから、ドビュッシーもここでガムランを聞いて作曲に取り入れたりしている。

サン=サーンスは、万博でちょっと見た聞いたというのでなしに、頻繁にアフリカに行っていて、ただ、アフリカといっても広いんだけど、サン=サーンスにとってのアフリカとは、北アフリカ…チュニジアらへんだそうです…ということを、ピティナピアノ曲事典で読んだんだけど、したら

「確かに、サン=サーンスのオリエンタリスムは表層的だとの批判は多いけれども、東洋に行ったこともないのに想像だけで描くのと、実際行ったことはあるけれども、自分の表現手段として取捨選択の上あえて露骨に東洋の素材を用いない、というのは遠目には仕上がりは似ていても、本質は全く異なるということを理解して頂きたい。」

と書いてあった。私が上に書いた「なんかふつうっぽい、西洋音楽の本流から外れない感じがします。」が聞こえてたような…いえ悪口ではないんですよ別に…


(*)…あれが、母語を取り上げられる話じゃないって知ったときはすごく裏切られた気分になりました

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自分の興味関心の向かう先

2019年07月28日 | 生活
いや~本当にたいへんでしたよ。でも二日目の夕方でちゃんと片付きました。

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↑処分を決めた本の山


↑整理後の本棚。だいぶ隙間があります。
(このほか、リビングの棚に置いてある本もあります)

全部床に展開した本を、いっこずつホコリ吹きながら(←面倒)グループ分けと「ときめくか」考えて行くわけですが、昨日の「音楽」「囲碁」「将棋」であればわりとジャンルの境界というものがハッキリしているところ、それ以外となると、きっちり分類しようとすればするほどわけがわからなくなります。

それで、小説/それ以外、くらいに考えて大別しながら、なんとなく「特に似たもの」がまとまるように考えていきます。

そうすると「書道」グループがほんのちょっとした量できたり、あとなんとなく「科学」グループと「言語」グループ、これはけっこう一大勢力ですが細かく分けたらきりがない。まぁ適当に。

意外に大きかったのが歴史関係です。これは、自分が歴史わかってないのが気になってるからつい買っちゃってたんだろうな。そのわりに読み通してないものが多かったり。

小説も、おもしろかった、またいつか読むかも、とかいってるときりがないのですが、いっそ「嵐が丘」とかの超有名どころであれば、別に私が所有しておかなくたって、図書館に必ずあるのでどうでもいいともいえます。

逆に、自分が製作に関わった本とかは、今更「ときめかない」ジャンルであったりするものですが(笑 - 自分にとっての旬が過ぎてるからね)、まぁ記念というか記録ですから、保存しとかないといけません。ただ、雑誌に載ってるとかくらいであれば、今回だいぶスキャンして本体捨てました。ScanSnapえらい。

とにかく、ホコリ拭く都合もあってひとつひとつ手に取るので、ものすごく大変ではあるけど、自分が昔から持っている本や、最近買った本、それぞれの気持ちを思い起こしながら、処分するかどうか、置くならどこに置くかを考えていくと、ずいぶんいろんな気づきがあります。

自分の興味関心が、どこから来てどこを通って…
そしてこれからどこへ向かうのか。

とりあえずわかったこと…私って、おもしろい本ものすごくたくさん持ってるよ(読む時間が足りてない)


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ついに本の「ときめく」大整理

2019年07月27日 | 生活
この土日は、何にもお出かけなし!! という、ほんとにレアものの週末なので…

     にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記へ ←本がスッキリしたら?? なんか爆買いしそうで怖い…

思い切って、着手しました。

こんまり流の片づけで「服」をやってみたときはあっさり済んで成果もそれなり、
すっきりわかりやすく取り出しやすくなってよかったわ、
でも心の琴線に触れるほどのナニカもなく。

ってか、元々たいして思い入れのないジャンルだし、
持ってる量もたいしたことないし。

それで、問題は、本ですよ本。本本本本本本本本…
常に本だらけだし、すーぐ増殖するし、
でも服と違ってね…

昨シーズン、出さなかったから捨てましょ♪

ってならないんだわ、これが。

それで、服片づけが済んでからも、しばーらく放置していたんだけれど。
段取りだけは夜も寝て考えていたので、
まず展開はそこそこスムーズに一日目午前中に済み、
空になった本棚をしっかり拭きあげ。。


え? 空じゃないように見えるって??
寝室壁一面の棚、右半分は夫の領域なので、今回の作業の対象外です。

で、この棚だけに収まってるわけじゃないので、ほかからもいろいろ出してくるのが面倒…


めるちゃんとやまちゃんの足元中心に展開したけれどここだけじゃ並ばなくて、ほかにも置いてます。写真に写ってる範囲は、全体量の6割ってとこかな。

うん。集結させてみると思ったよりたいした量じゃないな。しかし重さは半端ない…腰が痛い…

【ここでお昼ごはんタイム、今日はそうめん】

全部集結させたら「ひとつずつ手にとって」ときめく、ときめかないを判別していくのがこんまり流片づけの神髄だけど、まずわかりやすいところから片づけて量を減らす作戦。

「音楽」「将棋」「囲碁」は現在、自分にとって「イキ」のジャンルで、
つまり判定は「ときめくか」じゃなくて、ときめかなくても、今後参照することがあると思えば残す。通常の「いる/いらない」で判定するわけですね。

「漫画」
これは、ときめくかどうかの判定でいいんだけど、一つ一つのシリーズがかさばり、判定もわりと明確なので先にやっちゃう。

写真にある本棚の一番天井際は、文庫しか入らないサイズで、しかも私の場合、ベッドの上に立っても通常ではアプローチできないところなので、

・捨てるつもりがない
・滅多に読まない
・かさばる

という条件で厳選してまず並べます。つまり、文庫の漫画シリーズですね…

「火の鳥」「ナニワ金融道」「地球へ」「超少女明日香」「研修医なな子」「日出処の天子」
(どういうラインナップ)

「音楽」「将棋」「囲碁」は、あんまり無理して捨てないんだけど、まぁそれなりに捨てるものはあった。それで、洋服の片づけと違うなと思ったところは、サイズがいろいろだと一緒に並べるわけにはいかなくて、せっかくジャンルで分類しても分散しちゃうのよね。

あぁ面倒。

さて、あとはいよいよ本丸を崩しにかかります。

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レパートリー・ページを作ろう!

2019年07月26日 | ピアノ
練習会で、シベリウスを弾いてるときに突如思い立ったんだけど…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←「プログラム」と考えるとわくわく

この曲は、「レパートリー」と呼んでもいいよね!

巷では、「レパートリー」といえば、いつでも暗譜で弾ける曲のことを言うのかもしれないが、私の基準は違う。
・一週間前に思い立って練習すれば
・練習会で弾ける曲。

ちなみに、「弾ける」といってもいろいろあるだろうが、とりあえず、大きく止まらずに弾ける可能性が高く(弾ける、と言い切らないあたりw)、素敵なところ「も」ある感じで弾けることを弾けると呼ぶ。

この基準でいうところの「レパートリー」がいろいろあれば、
いろんな会で、雰囲気や面子やピアノや時間など諸条件に合わせて「プログラム」を組む自由度が上がる。

そのためには、曲を練習するだけではなくて、
・さっと検討できるようにリストにする
・コピー譜を整備してさっと見つかるようにしておく(←コレ大事)
・いつどこで弾いたか記録しておく
・演奏時間を記録しておく
というのがよい。

ふつうのブログ記事にしてしまうと、随時参照して更新するのに不便だから、右ペインの「インデックス」のところにリンクを貼っておくようにする。

思い立ったが吉日ということで、ほぼ空ですがページを作りました。→レパートリー

そして「レパートリー」分のコピー譜の置き場所は、楽譜棚のいちばん左上。

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