アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

少しずつピースがハマってくる(世界史)

2016年03月31日 | 生活
今日、会社へ来る途中の電車では漫画版 世界の歴史の6を読んでいました。

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6巻は「フランス革命と産業革命」というサブタイトルで、ナポレオンとか出てくるところです。このあたりになってくるといよいよ、私が断片的に知っているいろんなエピソードが「ハマって」来るので萌えますね~

ベートーベンさんも途中、3コマだけ登場しますよ。

もちろんですが、楽譜にがしがしがしって「消し」を入れてるところです。ナポレオンが皇帝になったときね。

ちなみに、皇帝の前には第一統領という地位でした。第一統領でも十分強い権限を持っていたらしく、お仕事しまくってるんです。ローマ教皇と宗教協約を結ぶ一方、プロテスタントやユダヤ教徒にも信仰の自由を認め、フランス銀行や証券取引所の設立、法典の制定、工業博覧会とか、なんだかんだ近代化の基礎をばりばりと作りました。ルーヴル美術館はね…いいような悪いような…いっぱい略奪してきてアレですが…

なんでここからさらに皇帝になって反感買う必要があったのかよくわかりません。男のロマンでしょうか。

ともかく、私はこれまでナポレオンという名前(と、あの帽子の形)だけ知っていて、彼が何をしたかまったく知りませんでした(^^;; というか、

チャイコフスキーの1812年ってのは、ナポレオンがロシアの冬将軍にこてんぱんにされたときなんですね。景気のいい音楽だなーと思ってたけど。そんなことも知らないで風船割ってた(ほんとは大砲の音)よ。ひどいもんだ。

世界史を(漫画でもいいから)概観すると、改めて、ヨーロッパとか中国とか大きく地続きのところってほんと大変だなと思います。境界を引き直してまた引き直して、あんまりごちゃごちゃやって、「その場所の」アイデンティティが何なのかわからなくなっちゃうくらいの。

そもそも世界史マイブームのスタートに、英語にはフランス語のボキャブラリーがめっちゃ入り込んでるのはナゼという疑問があったわけです。たしかにノルマンがどうとかで、いきさつは読みましたが、彼らもとはゲルマン民族では?? (フランス語じゃないよね) でもフランスあたりを経由して、イギリスに入ってきたときには、おハイソな人はフランス語ってことだったのかしらん。

結局、漫画を読んでも、「実況中継」を読んでも、今話題に上ってるその人たちがどんな言語でしゃべってるのかについてふつう言及されないので、いまいち疑問は解決されていかないんですね…まぁ高校生向けの参考書にそんなことまで書いてたら混乱しますね…

そういえば、私が小学生のころに「最後の授業」というのが国語教科書に載っていて、それを読んだときは素直にそれまでフランス語で生活してた人たちが、占領されて生活言語を奪われるって話か~みたいに思っちゃってましたが(確か先生もその誤解を助長するようなことしかいってなかったと思う)、実際は違うって話を大人になってから聞いて、たいへん裏切られたような気持ちがしたものです(^^;;

そのとき時代背景についての説明もナナメ読みしたけど行きつ戻りつが複雑でさっぱり頭に入らず(なにしろ1812年が何の年だかも知らないくらいの人が読んだら意味不明)、今日ウィキペを読み直したらようやくそうなのか~と思いました。

もっとも、頭の中はまだあんまり整理されてないけどね。イギリスとフランスとか、フランスとドイツとか、因縁が深すぎてたいへん。

(ところで、漫画版世界の歴史はいろんな漫画家さんが交代で描いてますが、6巻の絵は少女漫画調(笈川かおる、あずみ椋。おふらんすだからかしら)

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昔懐かしソナチネアルバム

2016年03月30日 | ピアノ
このたび、「ソナチネアルバム1」を購入しましたっ!!

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…ってか、みんな持ってるよねこれはふつう…

弾く曲はもちろん、一生弾けない弾かない曲まで、やたらと楽譜を持っていて、楽譜屋さんができそうとは言わないまでも、ちょっとした本屋さんの楽譜コーナーくらいには溜まっている私ですが、これまでソナチネアルバムは持ってなかったんですよね。

去年ようやく「ブルクミュラー25番」を買ったし(その前から「18番」と「12番」は持ってたのに-笑)、なんかこれで人並みのラインナップがすべて…あーツェルニーがないや一冊も…

ともかく、なんでソナチネアルバムを今更買おうと思ったかというと、こないだのイロモノフェスタでYUMIさんの弾いたクレメンティーのソナチネがとてもよかったから。

なにしろお腹の中にいるころから昭和のピアノ教室で育った私としては、そのへんの「耳タコ曲」ってけっこうトラウマで、もうわざわざ聞きたくないわ!! みたいなのがあってこれまで避けてたところもあるんだけど、というかそんな魅力的な曲だと思わなかったもんね。

ところが、改めて大人が弾くソナチネ。ここはいっそ、ラヴェルのソナチネみたいな、元々大人が弾くイメージのソナチネのことではなくて、ほんとにソナチネアルバム1に入ってるやつ。

めるちゃんで弾いたら案外楽しいんじゃない??
ってか、今となったら弾けるんじゃない??

つまり、私が子どものころのピアノって、ブルク25番でほぼ終わってるので、ソナチネは耳タコなだけで自分で弾いたわけではないんですよね。発表会とかでどれかひとつかふたつは弾いたかも(記憶にない)。

ソナチネアルバム1が到着して、パラパラといくつか弾いてみると、よしぞうが、「あーなんだか懐かしい~(よしぞうも昭和のピアノ教室に通った人)」

9番(クレメンティーOp.36-2)を弾いてたら、
よしぞう「あーそれも何度も聞いたな…でもさ、なんかそんな感じで軽やかに弾いてるのはあんまり聞き覚えがないんだよね」「スピードは、案外そんなもんだった気もするんだけど。軽やかっていうか…自分で聞いててきれいなように、楽しいように弾いてますみたいな…あ!!」
私「月謝は自腹で習ってますって感じ!!」
よしぞう「そうそう、まさにソレ。ピアノ愛」

そりゃ、嫌々習わされてるコドモたちとは違うよ。

よしぞう「こういう曲ばっかりでオフ会やったら??」

んーーそういやイロモノでそなちねおふってあったはずだけどそれは凝った(元々大人の)そんなんあるんですかくらいのソナチネが多かったのかな。お子様ソナチネばっかり大人が弾く会ってそれはそれで怖いような…


(ソナチネアルバム1にある曲なら何でも耳タコかと思えばそうでもなくて、あんまり覚えのない曲もあるし、一楽章は耳タコだけど二楽章以降は聞き覚えがないってことも。それと、ソナチネ以外もいろんな曲が載ってるんですねー。私のトラウマ曲、モーツァルトのロンドも入ってました。誰かこれ素敵に弾いて私のイメージを直して。)

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アウシュビッツの中の楽団

2016年03月29日 | バイオリン
「Climb every mountain」で不意を突かれて涙腺崩壊したのは、たまたまそのコンサートへの行きの電車で読んでいた本が「希望のヴァイオリン ホロコーストを生きぬいた演奏家たち」というものだったからというのも理由のひとつだった。

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だって、そんな本と、これから聞くソプラノ&メゾソプラノデュオコンサートと何か関係あると思わないじゃないですか…

アウシュビッツというと、ガス室のような、ひたすら大量虐殺の効率を追求した施設であるというイメージが強いけれども、第一義的には「強制労働」施設であって、人々から労働力として搾り取れるだけの価値を搾取しようという意図があった。

つまり、そこには到着するなりガス室に送られた人のほか、劣悪な環境の中で厳しい労働を強制されている人と、施設を管理する側の人の営みがあって…

そうすると、音楽という営みも切っても切り離せない。ということになる。

アウシュビッツの中の楽団の役割は、たとえば
・門(Arbeit Macht frei)で新入者が到着するときに演奏する
・囚人が、朝労働に出ていくとき、夕に労働から帰るときに演奏する
・施設管理者たちの娯楽のために演奏する
・休日に囚人のために演奏する
・訪問者向けの広報(文化的に運営されている明るい収容所ですよ、みたいな)のために演奏する
などがあった。

極限状態の中にあっても、というか、あるからこそ、音楽の果たす役割というのは大きかったのだろう。良くも悪くも。

生存者の中には、生き続ける勇気をオーケストラの音が与えてくれたという人もいる。
「一日じゅう働いてへとへとに疲れ、よろよろと隊列を組んで戻ってくると、遠くから門のところで演奏するオーケストラの音が聞こえてくる…このおかげで、また足を進めることができた。生存するための勇気とあらたな力が湧いてきた」
「囚人仲間の音楽家たちが名演奏者にふさわしく楽器を通じて語りかけてくるのが、はっきりと聞こえた…『あきらめちゃだめだ、兄弟!ぼくたち全員が死ぬわけじゃないんだぞ!』」

これは音楽の持つ力のよい面であって、それだけなら最悪な事態の中の「いい話」なのだが、受け止め方によっては真逆にもなる。

「(毎日奏でられる音楽は)心に深く刻みこまれ、最後まで忘れられない収容所の記憶となるだろう。冷然たる狂気を耳に聞こえる形で表現した収容所の声であり、わたしたちをあとでじわじわと殺すためにまずは人間性を抹殺しようとする、他者の決意の表れなのだ」

楽団が奏でる音楽は、その演奏者たちの自発によるものではなく、他の労働と同じく強制され、演奏のシチュエーションも曲目も命令に従うほかはないのだから、むしろ後者の受け止め方のほうが自然かもしれない。

ユダヤ人にはことのほか優れた弦楽器奏者が多く、ユダヤ人を追放したら有名オケの弦楽器セクションがすっからかんになったくらいなので、それはもう世界レベルの演奏ができる人までが楽団に組み入れられていた。シチュエーションはともかく、極上の音楽というのは人の心を動かすものだから…

単に収容所職員というような下っ端ではなく、ナチス親衛隊の人間が「音楽に聴き入っているとき、とくに大好きな曲のときには、どういうわけか妙に人間に近くなる。声からはいつもの冷酷さが失われ、急にうちとけた態度になって、ほぼ対等の立場として話すことができる」「ときおり、何かの旋律に大切な人、たとえば長い間会っていない恋人の思い出でも掻き立てられたのか、人間の涙とみまごうものを目に浮かべることがあった。そういう瞬間には、ひょっとして何もかも失われたわけではないような気がして、わたしたちにも希望が湧いてきた」

音楽を愛する人、音楽に心を動かされる人が、同時に、ほかの人間に対して暴虐の限りを尽くせるという皮肉。

楽団員は、少なくとも朝夕の演奏時間分だけ、もっと激しく危険な強制労働の時間を減らすことができたし(さらにうまくすれば音楽専業になることもあった)、追加の食糧や衣服支給にあずかるチャンスもあった。死を免れるわけではないにしても、生存の可能性は増えるという重大な効果があった。

しかし…

優れたバイオリン奏者であったレーオン・ブロールマンは、あるフランスからきた男を絞首刑にする間、「ラ・マルセイエーズ」を弾かされた。つまり、処刑される人をさらになぶりものにするために国歌演奏をさせられたのである。彼は元教え子に「こんなことはそう続けられそうにない」とこぼし、教え子のほうは「逆に考えてみてください」「きょう絞首刑になったその人が最後に耳にしたのは、あなたの美しい演奏だったんですよ」と慰めたけれど、結局、ブロールマンは高圧電線に身を投げて自殺を図り…その直前に射殺された。

また、演奏能力のおかげで生き抜いたとしても、今度はそのため、他の死んでいった人々に対する激しい罪悪感に悩まされる人が多かった。

本のタイトルが「希望のヴァイオリン」であるように、この本は、ヴァイオリンがらみでホロコーストの中を強く生きた(生き抜くことはできなかった人も含めて)様々な人に焦点を当てている。

アウシュビッツの中で生き残った人だけでなく、閉鎖される直前に、国外脱出を果たした人もいる。

考えてみれば、トラップ一家も、脱出組だ。ヒトラーの誕生日を祝うパーティーで演奏するように求められ、それを避けてアメリカへ渡ったのだ。

脱出も、生き残りも、めちゃくちゃハードルが高かったのだけれど、そのハードルを少しだけ低くするのに、手持ちの音楽スキルが役に立ったんだとしたら、それを誇りに思うことはあっても、恥じたり、罪悪感に悩んだりはしないでほしい。と、遠くからは思うけれど。

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歌が心に響く「Climb every mountain」

2016年03月28日 | ピアノ
昨日聞きに行ったのは、ソプラノとメゾソプラノのジョイントコンサートでした。

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メゾソプラノの人は、JGの同期で、過去記事「演じる、空気を支配する演奏」の人です。

今回は、ちゃんと空調の効いたホールですよ(^^;; よかった

ソプラノの人は、今回初めて聞きましたが、やわらかくて澄んだ声が美しくて、とてもよかったです。

それぞれのソロ(+ピアノ伴奏)、デュオ(+ピアノ伴奏)を交えつつコンサートが進んでいくのですが、前半は「ロシア歌曲」、後半は「なじみ深い歌」で構成されていました。

お二人の関係は、若いころ(お互い大学院生)にロシア歌曲の研究会だかで出会ったというものだそうですが、ジョイントによるコンサートは今回初です。そういえば、歌曲といえばドイツとかイタリアとかがなじみ深いですが、ロシアはあまり耳にしませんね。アルファベットからしてハードル高いものね…

でも今回は、ロシア語歌詞の日本語訳がプログラムに挟みこまれていたり、ロシア語と日本語の歌詞両方で歌ったりと配慮がされていて、「ここは、こんな意味だろうか」と想像しながら聞くことができました。

前回のコンサートで私がわしづかみされた曲「憧れを知る者のみが」(チャイコフスキー)も再度聞けて、あぁ~来てよかった~(^-^) 今回はその後に「黒い瞳」(ロシア民謡)が配置されて、派手さで優るそっちのほうがお客さん受けはよかったみたいだけど。

そういえば、前にあった「歌の同窓会」のときは私、彼女がここまで本格的な演奏活動をしてる人とは知らなくて、一曲伴奏させてもらったんですよね。こうしてコンサートを聞いてしまうと…ちょっとこのウデで申し出るのもずうずうしいんだけど…でも、今年五月にある「歌の同窓会」でもぜひ伴奏したい!! うずうず…

「憧れを知る者のみが」は弾けるかなぁ?? ピアノの譜ヅラが気になる私(^^;;

そして後半は、誰でも知ってる「サウンド・オブ・ミュージック」から始まり、團伊玖磨、中田喜直、別宮貞雄、滝廉太郎といった邦人作品が続きました。

サウンド・オブ・ミュージックといったら、もうジュリー・アンドリュースの声が耳について離れないわけですが、つまりはどう考えてもソプラノでしょ。メゾソプラノの見せ場はというと、ありました、修道院の院長先生が歌う「Climb Every Mountain」です。

声質もイメージにぴったりで、数フレーズ始まっただけで、鳥肌が立ちました。この曲、オペラのアリアのような、歌のうまさを聞かせたり、音楽(芸術)として優れた作品としての完成度を誇ったり、そういうのとちょっと違う気がします。ウケてなんぼのミュージカル(映画)音楽、高尚であることを求められているわけではないんですが、でも強いメッセージを持った歌詞(とシチュエーション)を持つ歌ですよね。

トラップ一家から逃げ帰ってきたマリアに、院長先生が諭す場面と、
あと、トラップ一家がナチスの手を逃れて国境を越えるラストの場面で流れます。

… Follow every rainbow
till you find your dream

歌に込められた心と温かさ(と、たぶん厳しさも)がずしんと伝わって、気が付いたらぼろぼろ泣いていました。ちょっと恥ずかしかった


あぁっ、どっちの伴奏させてもらうか悩む~(すっかりヤル気)

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エオリアンハープは練習曲だった。

2016年03月27日 | ピアノ
「エオリアンハープ」は「手に当てとくキャペーン」のつもりだったのですが、弾いてるうちにどうにも気に入っちゃったんで、昨日、おゆき先生のレッスンに持って行きました。

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元々、きれいな曲だなぁと…いうことは当然知ってましたが、めるちゃんお披露目会のときにおゆき先生のエオリアンを聞いて、「まぁ、めるちゃんにぴったり♪」と思って弾こうと思ったのでした。

何か、そういったきっかけがなければ、とてもじゃないけど手を付けることはなかったと思います。何せ、楽譜の見た目かアレですからね…老眼(正確に言えば老眼と強い近眼のミックス)持ちに喧嘩売っとんのかぁ? と思うような細かい音符。

細かい音符というのは、見えにくいというのもさることながら、こちらの指の都合というか、そう速く動かないんだから土台無理でしょうというのも思っていたことなんですが、実際に弾いてみると、ゆっくり弾いてもきれいですし、見た目よりずっと弾きやすくできていて、やっぱりショパンさん天才です!! 速く弾くのはできないですがそれは指が動かないからというより音を探しているから。

よく、簡単に、「指が動かない」「回らない」と表現するけど、問題はソコじゃないよなぁ…って感じがしました。

弾けないながらも、めるちゃんで弾いていると、美しい響きに包まれてほんと幸せになります。「手に当てとく」としては目的達成としてこのままでもいいと思うけど(どうせ実力オーバー曲だし)、レッスンに行ったら何かイイコトあるだろうか?

で、レッスンで弾いてみると、まず言われたのが
・音が超~飛ぶところもちゃんと拍におさめること(勝手に間を空けない)
・飛ぶときは低空飛行、黒鍵またぎ禁止
・目配りして着地点確認

無駄のない動作で、さっと跳躍、曲の流れをさまたげない。

「楽譜を見てる場合じゃありません」
…なるほど。しかし困ったな(笑)バッハのドミソドミソドミ以外にまともに暗譜で弾けたためしなんかないしな

まぁけど、楽譜を置かないことが目的なわけではないので、部分的に覚えて弾く、全体の流れは見て弾くというのでもよさそうです。

それから、手は低く!! 指を立てない。

小さい音符の、もにゃもにゃしたところはもちろん立てないにしても、大きい音符(旋律とか)はそれとはわけてかっちり弾くものかなと思ってましたが。この曲では、極力、指の腹を使って下から上へ弾く感じで。

ショパンの書いたペダルを守る。…これ、そうしようとは思ってるんだけど、右手左手忙しくってすぐ忘れちゃうの。でも、なんか「えっ、ここは踏みかえないの?」というようなところって、ちゃんとわけがあることを丁寧に説明してもらって納得したので、もっとまじめに見ようと思います(納得しなきゃまじめに見ないんかい!! ってツッコミは却下)

たくさん聞いて帰って、どれもそうすぐうまく出来はしませんが、ゆっくり確かめるように弾いてみると…

まぁ(*^-^*)
めるちゃんのご機嫌がことのほかうるわしく、とても美しく鳴るではありませんか~

しあわせ~♪

これ、ここで終わらせるのもったいない。
「手に当てとく」キャンペーンからちゃんと取り組む曲に昇格(?)です。


これぞピアノエチュード。
これぞピアノレッスン。

私を真面目に練習する気にさせる、ショパンさんとおゆき先生、ほんとタダモノじゃありませんよ!!

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