アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

フォーレってどんな人?

2025年02月09日 | ピアノ
昨日の記事で紹介した動画
譜読み前から暗譜まで、曲を仕上げる上で必要なポイントをピアニストが解説!

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←作曲家調べようとして楽器のほうが気になってしまう

では、「曲の仕上がりをはやくする」ポイントとしてもう一つ紹介されていて、それが
「下ごしらえが命運を決める」
というものでした。

曲にとりかかる下準備として、作曲家のこと、時代背景、曲が生まれたきっかけ、曲の構成、特徴とか曲の概要を調べておくということなのですが、どうでしょう? あまりそういうことを習慣としている人も多くない気がするし、背景を知っていたからといって別に譜読みが速くなるってこともないような気がするんですが

むしろ、楽譜の読み方(入ってくる情報)の差というか、仕上がりの質に影響してくるということなのかもしれません。

で、遅ればせながら、フォーレってどんな人なんだろうってことで、せめてピアノ曲事典くらい読んでおこうと思いまして

フランス革命から教会音楽がズタズタになり、ブルボン王朝の復古で持ち直したかと思うと、七月王政でまた資金打ち切り閉鎖。のちにナポレオン三世が第二帝政を始めたときに
「熱狂的なカトリック信者であるウジェニー伯爵夫人をスペインから王妃に迎えたことも影響し」また振興が図られることになった…

その流れで「古典宗教音楽学校」が設立されたのが1853年、そこでは
「対位法に基づく多声音楽とグレゴリオ声歌が重視され、パレストリーナ様式の対位法に加え、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンといった古典的大家の作品が教育のモデルとなった」

フォーレは幼少期、教会にあるハルモニウムを弾いていたのですがそこで音楽的才能を見いだされ、9歳のときにこの(できたばかりの)学校に入ります。この学校の教育内容は、なんとなくフォーレの音楽のイメージから距離ありすぎな感じですが、ここで運命の出会い…

1861年(フォーレ16歳)にピアノ科教授としてサン=サーンスが来て「フォーレはカリキュラムには含まれていなかったショパン、シューマン、リスト、そしてヴァーグナーらの音楽を学ぶ契機を得る」。

ということで、なんとサン=サーンスさんグッジョブです。

それにしても、フォーレはまずピアノの人なのかとなんとなく思っていたけれどハルモニウムで音楽人生スタートして、キャリアの最初はオルガニストだったのですね。それと、教育者としての実績がとても大きいのが、なんか意外な…いやほら、めっちゃ優れた作曲家って変人が多いイメージですが(←失礼)、フォーレって教育者として、さらには学長として(ということは政治力も)人望あったのですね。

ところでハルモニウムという楽器ですが、どんな音かなとYouTubeで検索したらこんな感じ

ハルモニウム【PALOMA社製】(小型&品質良)

あ、これって…
前に「つゆの唄」練習会の二次会で行ったレストランにあった、謎の鍵盤楽器(店の人も楽器名を知らない)は「ハルモニウム」だったようです。

これは、片手でふいごを動かして弾くので片手でしか弾けない楽器です。あまり自由度の高い楽器じゃないんですけど…

川越のレストランにあったハルモニウム


教会にあったのは、もう少し大きな「リードオルガン」(パイプオルガンに比べればずっと小型だけれど形はいわゆるオルガン)かもしれませんね。そしたら両手で弾けるけどいずれにしてもピアノとはずいぶん音色や表現も異なる楽器です。フォーレがピアノにたくさん触れるようになったのは音楽学校入学以降なのでしょうか。フォーレのピアノ曲を弾くととてもピアノ演奏に精通した人の曲という印象ですが。

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はやく、確実に曲を仕上げるためのポイント

2025年02月08日 | ピアノ
今日聞きに行ったコンサートでは、一人ひとりとても気合いが入っていて、ドレスなどの見た目も、曲の仕上がりもものすごいばっちり(o_o)

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は~すごいなぁ~ちゃんと仕上げて人前に出すというのがもう

私も、自分が主催する「合同リサイタル」的なイベントのときは自分的にかなり仕上げて(当者比)弾いていますが、それでもね…止まらないとまではいえない(^^;;
実際、二枚いっぺんにめくってしまってやりなおしたりしてたし。

というかそもそも暗譜じゃないし(今日の人たちは全員暗譜)

別に暗譜じゃなくてもいいんだけど…完成度あげること自体は大事ですね。

譜読み早くなるとか初見で合わせものが楽しめるとかももちろん大事だけど「ここが仕上げ」ってときの出来具合がなんというかなんなんだよねぇ。

というようなことを考えていたら

譜読み前から暗譜まで、曲を仕上げる上で必要なポイントをピアニストが解説!

という動画が目に入りました。

ポイント1つ目は「必ず締め切りを作る」。

いつ完成させるのか、決めちゃう。私の場合でいえば発表会とかのイベントを入れることだから…これっていつもやってる!! やりすぎてるw
締め切りが多すぎてさばききれないまである

けど、心当たりがひとつ。

いつもイベントありきで曲を決めていくことが多いのに、「グリーグ/トロルドハウゲンの婚礼の日」だけはぜんぜん本番の予定がないまま日にちが過ぎていました。そしたら、確かに! あらかた音が並んだあとまったく進んでない!! やはり締め切りがないと仕上がりませんよ。

ということで急遽、入れました。トロルドハウゲン。3月に人前で弾きます。

それから、「曲の全部をゆっくり弾けるようにしてからテンポ上げてく」みたいなのは駄目で、譜読みも練習も暗譜もイッキにできる分量に区切って、その中はとことんやる方式がよいといっていました。私の場合、暗譜してないしあまり徹底した方法はとってないんだけれども、今年の目標は「効率を考えて練習」なので近いことは考えていました。

片手で弾く、ゆっくり弾く、速く弾くみたいなことを一気に(一日で)やる。やれる分量を区切ってやる。

というのはなんとなく心がけてます。「やっています」と言い切るんじゃなくて「なんとなく心がけてます」なのはアレだけど、つまり区切っていろいろやったとしてもとても仕上がるまでじゃないというのと、あと今日特に力を入れる部分のほかに全体もやっぱり弾くので、ともかく何であれ徹底しない、ゆるゆるなのがポリシーです。ゆるゆるでも、考えないで練習するよりは効率上がってる気はする。

とはいえ、何日たっても整って来ない部分(とりわけ難しいところ)については部分暗譜するつもりでやると何か変わるかも、という気はちょっとする。


人前で弾く(締め切りを作る)

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ホール練習会(スタインウェイ)

2025年02月06日 | ピアノ
スタインウェイ・ハンブルグ(B211型)のピアノ、客席は50席程度と手ごろなホールで練習会でした。

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ピアノは弾きやすくて、きれいな響き。
ピアノとホールの大きさも合っていて、いい感じ。

ひとり28分とゆったりめな設定だったので

坂本龍一/TongPoo
フォーレ/ノクターン第1番
ショパン/ノクターン第7番
アンダーソン/トランペット吹きの休日(鍵ハモ)

こういう構成にしました。まだちょっと時間あったので追加で

矢代秋雄/ピアノのための24のプレリュードより第1曲

この中でどれがいちばんダメダメだったかというと意外や意外(でもないか…)「トランペット吹きの休日」。一か月前の会ではもっとだいぶマシに吹いたが、そのあと練習してなかったら見事に忘れてしまった。ヤバイ
「無伴奏の会」は二週間後だよ。ここから心を入れ替えて練習します

坂本龍一、フォーレ、ショパンはまぁふつうかなぁ 予想の範囲内。フォーレの最後あやふやなところはあやふやな感じで(それはそう)、ショパンはわりと雰囲気よかったかも(ミスはいろいろ)

意外にも、時間が余ったから突然弾いた矢代秋雄はちゃんと弾けた。ここでいう「ちゃんと」はまぁまぁ滞りなく音が並んだという意味だけれども、でもわけわかんない曲だと思われたと思う(ほんとはもっとわかる伝わる感じで弾きたい)

あとはせっかく鍵ハモを持っていくのでということで

バッハ=グノー/アヴェ・マリア

の伴奏をお願いしたり…

魔笛連弾を提案されたり…

突然、「愛の挨拶」をお願いされたり…

アンサンブル多めで楽しい練習会でした。アヴェ・マリアと魔笛はばっちり。
「愛の挨拶」は知ってるつもりだったけどちょっと途中わからなくて、今度機会があれば準備してやってみたい。音域的にも問題ないし練習しておけばたぶんいい感じになると思う。

フォーレの最後らへん、ただ何度も弾くだけじゃ整ってこないかなと思う…(ややこしすぎ)

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新顔のシゲルカワイくんに会いに

2025年02月05日 | ピアノ
私が直接知ってる方の範囲で、ここ数年でシゲルカワイいったい何台売れてるんでしょう?

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←超有名なソナチネ「ドーミドソッソ」、初めて弾いたかも

けっこうな台数ですね~大人気

今日は、新しく入ったシゲルカワイくんに会いに、友人宅へ遊びに行きました。

合わせ練習の必要があって、とかじゃなくて、純粋に遊びに行った(^^)
新品のシゲルカワイ(グランド)、古いカワイ(グランド)、古いカワイ(アップライト)と三台のピアノがひと部屋にあって弾き放題。

一人にしてもらって小一時間、じっくり弾いてみた。
弾いた曲は、昨日の練習会で弾いた曲プラスアルファ
弾きやすくて、優しい音がする。素直ないいこです。めるちゃんにも似た感じ

たぶん、めるちゃんに出会わなかったら私もシゲルカワイ買ってたと思います。

アップライトのカワイも、味のあるいい音がします。これはこれで。

いや~贅沢空間ですね。

アップライトのカワイは、歌の伴奏とかにもぴったりとのことで、私が鍵ハモでメロディー吹いて、いろいろ伴奏してもらいました。文部省唱歌とか山田耕作とか。確かにいい雰囲気です

よく知っている曲も、知らない曲もありましたが、旋律だけなら私も初見ききますので次々吹いて楽しい(^^)

「待ちぼうけ 待ちぼうけ ある日せっせと野良かせぎ…」
歌詞も見るとおもしろいです。ほんとはちゃんと歌えたらもっとイイネ

あとは、せっかくグランド二台が並んでいますのですぐ合わせられる二台ピアノ曲を…ということで
ピアノ協奏曲とかは突然弾けるわけがないので

ブルグミュラー二台



ソナチネ二台


2台のピアノのためのソナチネ(1) クレメンティソナチネ二重奏
2台のピアノのためのブルグミュラー(1)
(いずれも現在絶版になっている)

を合わせてもらいました。(もちろん私が1st)

ブルグミュラーはなんと全曲!! 次々弾きました。おもしろかった。ちょこっとでも事前に練習して合わせられたらもっと良さそう。またお願いしてみよう

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人前で弾くと音がわからなくなるときは

2025年02月04日 | ピアノ
今日の練習会は、他楽器もアンサンブルも封印してがっつりソロピアノ弾いてきました。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ちょっとわかった気でいたけどわかってなかった

弾きやすくて響きがきれいなベーゼンです。

弾いた曲は
矢代秋雄/ピアノのための24のプレリュードよりNo.1, 2
坂本龍一/TongPoo
フォーレ/ノクターン第1番

で、TongPooは何度か弾いてるからそんなに問題ないとして、
フォーレはまだ音があやふやゾーンがある(特に最後らへん)、
そして、矢代秋雄はそもそもわけわかんない音が並んだ曲なんだけど、ここ数日でわりとまとめて練習して、ようやく弾けるようになってきたところ、という状態。短い曲だし、なんとかなるでしょ!!

しかし、家でなんとかかんとか音が並ぶようになった状態というのはとにかく脆くて崩れやすく、
何が崩れやすいかというとたぶん短期記憶頼みで「通る」ようになったといっても何回か続けて弾いていればようやくという感じ。

その場に到着して一発目、しかも人前でとなると思ったようにはいかないので、

矢代はほんとわけわからなくなった。そこまでわけわからなくなる予定ではなかったんだけど、そして、わからなくなるとしたら2番より1番だと思っていたけど、逆だった。2番がめっちゃ謎曲になった(元々謎曲だけど)。

TongPooは、先日の練習会でコケたところを丁寧に練習して、そこはクリアしたけどノーマークだったところがコケた。
全体いい感じで弾くことはできないものか??

フォーレは、「音があやふやゾーン」のあやふやさが二倍になった感じで、でも弾ける予定のところは弾けた。


今、今日の録音を通して聞きながら、
「そこをそういうふうに間違える??」
などとツッコミを入れて…

まぁしかしこういうことを繰り返して、危険個所をまた違う角度から眺めなおして練習してるうちになんとかなっていくでしょうたぶん。

とはいえ、伸びしろがありまくりというか…あやふやなところをクリアした暁にはけっこういい感じになりそうで、とにかくいい曲(曲がいいだけじゃなくて自分にも合う曲)だというふうにも思えました。わけわからん感じの矢代さんも、音が手に馴染んだ暁にはちゃんと「やりたいこと」がありそうな、いちおうイメージだけはあるので。


矢代秋雄さん一筋縄ではいかない

---- 家での練習録音
フォーレ/ノクターン第1番(練習)

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