アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

来年の目標は「速い曲の苦手意識を払拭」?

2022年11月30日 | ピアノ
世の中で「難曲」とされているものが弾けなくても(弾く気もしなくても)なんの不思議もないわけで、

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英ポロ、ラ・カンパネラとかね。今生のうちに弾く予定はない。

しかし、特に「難曲」扱いはされていなくて、実際、アマチュアで弾いてる人も多い曲であっても、まったく弾ける気がしないとか、弾いてみようとしたがあっという間に挫折したとか、そういう曲って…

つまり「速い曲」です。

これまで、いい感じに弾けたことのある曲というのはだいたいゆっくり系で、アルカンのバルカローレとか、チャイコの四季「秋の歌」とか、まぁそんな感じ。

ただし、長めのプログラム(30分)を組むとか、組曲やソナタを全曲弾こうって場合は、ゆっくりな曲ばっかりというわけにはいかない…聞いてるほうだって飽きてしまいますよね。

ということで、これまでどうしてきたかというと、
速い、軽快な曲調の中であまり難しくないものを選ぶ。2021年の合同リサイタルのときは、スカルラッティとかモーツァルトで比較的弾けそうなものを選び、プログラムになんとか変化をつけました。

シューマン「子供の情景」を全曲弾こうなんて場合は逃げようがないので…速い曲も自分の弾けるテンポに落として弾きました(^^;;

ともかくなんとなく逃げ腰の姿勢でね。。

グリーグの「ホルベアの時代から」も、
1. プレリュード Allegro vivace ←ちょっぱや
2. サラバンド Andante expressivo
3. ガボット Allegretto
4. エア Andante religioso
5. リゴードン Allegro ←はやい

というわけで2. ~ 4.だけ弾いたりしたのですが。組曲の真ん中らへんだけ弾くのってなんかシマらないですよね。

前に、1. プレリュードを弾いてみようと思い立ったこともあったんだけど、ちょっと弾いてみて、ぜんぜんどうにもならんという結論で、お蔵入りしたのでした。

でも、速い曲といっても、テンポどれだけ以上で弾かなければならない、という決まりがあるわけじゃなし、
自分が弾ける範囲でなるべく「いい感じ」に弾いて、それが聞いた感じ「これはこれでおかしくはない」であれば、それでいいんじゃない? と思い…

速い曲をちょっぱやで弾くのを目標にするって話ではなく
速い曲の苦手意識をなくす。楽しめるようにする。ってだけでいいので(控えめ)

この目標を(ある程度)達成したら、また、楽しみの幅が広がるんじゃないかと。

さっき、「プレリュード」と「リゴードン」を試しにちょっと弾いてみたら、前ほどの抵抗感はなく、それは
・前よりはちょっと速く指が動くようになった
・譜読みが早くなった
・指が音に当たるようになった
などが複合的に、ちょこっとずつ効いているんだと思うのですが、なんか弾けそうな気もしてきました。

必ずしもこの組曲でなくてもいいんですけど、何かこれまでは抵抗あったような速い曲を含む組曲を来年のテーマ(メイン曲)にする。というイメージで。

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書道からのフルコース

2022年11月29日 | 生活
今日は盛りだくさん
書道~ランチ~お茶~美容院~本屋~成城石井~ジム(!?)
(全部同じ街)

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書道は、漢字かな交じりを書くシリーズ(百人一首)三回目。
「かな」って漢字に比べてめっちゃ難しくて苦戦中なんだけど、一回目、二回目よりはちょっと慣れて収束が早かった気がします。



「ひ」が一番難しかった…

次回の書道レッスンでは年賀状原稿を作成します。「今年もよろしくお願いします」とか平仮名出てくるんで、ちょい去年よりいい感じに書けるかな。

ジム、ってのは何なのかというと、運動をしようというもっともな決意…をしたのではなくw

しばらく前に五十肩をやったわけですが。しかもご丁寧に左肩やって、からの、だいたい治ったかなのときに次は右肩というフルコースで長くかかりました。

そのあとは落ち着いているというか、痛かったりはしないし、手も真上はいけるのでとりあえず生活に支障はないのですが、「上、後ろより」とかは制約あり、可動域は元通りではぜんぜんないんです。

あと、ジャグリングの真似事(3ボール、カスケード)をものすごい久しぶりにやってみようとしたところ、ぜんぜんできなくて、そもそもボールを投げ上げる動作がスムーズに行きませんでした。急な動き、日常にない動きに違和感があるというか…

それで、ボールの投げ上げをちょっと(ドラマ見ながら)繰り返しやってみたらば、おそらくは以前とはちょっと違う動作をすることで、たぶん練習したらちゃんと安定して投げられるようになるなとは思ったのですが、まぁそうはいっても目的はジャグリングではなく、腕の動きに制約があるままで今後の人生を過ごすのかという、そこですね。

で、私のそのような現状を知った人が「ストレッチとか指導してもらったら」ということで信頼するトレーナーさんを紹介してくれて、んで行ってみようかなと思ったわけですがその方はジムのオーナーさんで…めっちゃマッチョな(^^;; そのジムはほんとにトレーニングしたい人が通うような、マシンがぎっしり並んでるところで。

なんか場違いな感じもしたんですが、たまたま書道レッスンから近かったもんで今日行ってみました。

そしたら、固まっている筋をほぐす施術と、自分でできるストレッチとか丁寧に教えてくれて、あと筋トレもちょっと。
説明も入れて30分くらいでしたが、肩回りの動きがちょっとスムーズになり、シャツの着脱なんかも違和感少なくなりました。良いですね

教えてもらったストレッチとか家でなるべくやるとして、書道レッスンのあとに何回か行ってみようと思います。

トレーニングに通うことを特に勧められるでもなく、五十肩後のケアだけでも見てもらえるそうなのでよかったです。まぁほんとは運動もしたほうがいいよね(健康な老後のために)

---- 11/26の録音(貼り忘れ)
プーランク/8つのノクターンより第一曲

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猫なので好きに弾いてます

2022年11月28日 | ピアノ
昨日、コンサートの前にはアマネコ原画展にいってきました。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←私の寝室に飾る葉書を入れ替えます

昔は高級呉服やだったとかいう、雰囲気のある建物(迷路のような)の中にぎっしり展示されていて、ぐるぐる見てきました。
建築法上は階段と認められないような急な段を上っていくと、秘密基地的な空間があったりして雰囲気込みで楽しみました。

いろんな猫が楽器弾いてる絵がたくさん、クリアフォルダーなどのグッズになっています。カレンダーもあるよ。

いっぱい買っちゃった♪



これを描いているのは、雨田光弘といって、日フィルのチェロ奏者だった人です。原画展には、雨田さんが弾くチェロ演奏の録音がちいさくかかっていました。
二階に上がると、古いレコードプレーヤー、LPレコードがあったりして、とにかく丸ごと音楽と猫です。

上の写真にある葉書の一枚いちまいは、それぞれ曲名が書いてあって、その曲のイメージで描かれたイラストであることがわかります。

たくさんあったので、どれを買うか迷いに迷って、
曲と絵の両方にひかれたものを厳選しました。

ゴールドベルク変奏曲の猫は、ピアノに向かいつつ寝てるし…
ブラームス雨の歌は、紫陽花で雨よけしてもらってバイオリン弾いてる猫
第九を歌っているたくさんの猫たちは、よく見ると、歌ってない猫もいたり新聞読んでる猫もいたり。

猫なんでそれぞれ気ままにやってるんです。

ビバルディの四季の葉書四枚セットがあるのですが、一枚一枚が楽しく、じっくり動物たちの様子を見ていくと…鳥獣戯画ですね、これは。

原画を見るととてもよくわかるのですが、すっと引かれた線の太さ細さ、自在で軽やかな曲線がピタリとあるべきところにキマっていて、動物たちの様子や表情がシンプルかつ豊かに描かれています。

こういう線を描いてみたい(筆で)

現在、ひらがなを書くにもなかなか思ったような線にならず苦戦しているわけですが、字を練習していったらそのうち、絵も…オリジナルは無理としても模写とかある程度できるでしょうか? 今やったらびっくりするほど違う線になると思うのですが(笑)

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イギリス組曲 with バロックダンス

2022年11月27日 | ピアノ
今日は
「武久源造リサイタル with バロックダンス岩佐樹里 バッハ=躍動する命」
というコンサートに行ってきました。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←そうだ舞曲だったんですよね、って感じ

舞台にはチェンバロが二台あるように見えたけれど、一台はチェンバロ、もう一台はジルバーマンのピアノでした。
華奢な足、横幅狭く(鍵盤数が少ない)鼻先は長い(交差弦じゃないから)、見た目はチェンバロに見えても音を聞くとはっきり「これはピアノ」。

コンサート前半、イギリス組曲の第一番はチェンバロで、第二番はジルバーマンで演奏されたので、音の違いを楽しむことができました。

二台とも武久氏の愛用の楽器ですが、チェンバロは、何年か前に同じシリーズのコンサートで演奏したときとは違う音にバージョンアップしているそうです。
「弦も張り替えたのですが、爪が〇〇(←失念)から鷹になりました。だから何だと思われそうですが、ぜんぜん違うんですよ」
力説されましたが、これについては比較できませんのでわかりません。
(チェンバロの爪部分に使われる鳥の種類はいくつかあるらしい)

さて、今日のコンサートは、単にチェンバロやジルバーマン・ピアノでバッハを聴くということだけでなく、バロック・ダンスが見られるというのが特徴でした。

アルマンドとかクーラントとかジーグとか、それぞれ舞曲なわけですが、フランス革命前の宮廷で実際どんなふうに踊られていたのか、ビデオに残っているわけではなく、直系の弟子に伝承されているわけでもないのですが、書き残されたもの(楽譜のように記号で踊りを記す)を元に研究して復元されたものが現在踊っているバロックダンスだそうです。

わりとゆったりした、地味な動きのダンスですが、とにかく重心が「上」にある状態が基本であるところ、現代のバレエと通じる感じがします。

コンサート後半、最初の曲はシャコンヌで、ジルバーマンのピアノで弾かれました。元は無伴奏バイオリン曲ですが、武久さん自身がピアノ用に編曲したものです。ピアノ用編曲はブゾーニのものが有名ですが、今日聞いたシャコンヌは、心に直に届いてかき乱されるような、静かな迫力のある演奏でした。

この曲は、バッハが最初の妻を亡くした年に書いた作品で、ギリシャ神話オルフェウスの物語に関連するとか…つまり死者を冥界から取り戻したい(けれども取り戻せなかった)という嘆きでしょうか。そうやって物語があるとして聞いても、ただ音楽として聞いても、いずれにせよ名曲には違いないのですが、今日の演奏は具体的に物語があるような緻密で緊迫感のあるものでした。

シャコンヌにはダンスをつけていなかったのですが、今後はダンスをつけてもらう予定でシャコンヌ用の衣装を発注しているところだとか(!)どんなものか見てみたい気もしますがこんな、音だけで密な曲のどこに踊る隙間があるのかちょっと想像しにくいです。


アンコールのときのゴールドベルク変奏曲(の一部)ではのびのび踊っていました(たぶんバロックダンスとはちょっと違う)。

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楽譜見て弾いてたら似ても似つかぬものになった

2022年11月26日 | ピアノ
ここ何回かの練習会ではよく、
矢野顕子/WATER WAYS FLOW BACKWARD AGAIN
を弾いています。だいぶ慣れてきて、直近の練習会では評判よかったです。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ほかにもいい曲いっぱいあるよ矢野顕子

今日の録音

これはこれで、聞いておかしくはない、のですが、ここへ来てあらためて本家の演奏を聞いてみたところ

WATER WAYS FLOW BACKWARD AGAIN (矢野顕子演奏)

これはもうまったく別の曲にしか聞こえませんね。
音の並びをドレミでいえばまぁそういえば同じものが入ってるね…いや実はかなり同じなのか!? みたいな

軽快。自由自在。

テンポもかなり違いますが、別にもっと速く弾けるように練習すると似てくるかっていえば、いや全然、あさっての方向に進むだけでしょ、というか。

私は音源から耳コピしたのではなく(もちろんそんなことできない)、
市販されている楽譜(ピアノソロ 矢野顕子/instrumental songs)を買い、
「そのとおり」練習したわけですが、

そのとおり、というのが何なのかは問題ですね。この楽譜は、強弱記号やペダルも書かれていないし、元の演奏にあったいろいろなテンポの揺れ、音価の違いなども書かれていません。というより、原曲のあの雰囲気を楽譜に写し取ることも難しいでしょうね。

私も、楽譜のとおりといっても、何も強弱なしで、かつメトロノームに合わせて弾いてるように弾いてるとかそんなことではなくて、
楽譜から感じ取れた範囲で、強弱、緩急などをつけていますが、あくまでも…なんというか、クラシック音楽を楽譜を見て弾くような範囲でニュアンスを考えて弾いていたと思います。

しかし、モーツァルトやらショパンやらの楽譜と異なり、この楽譜は矢野顕子が書き起こしたものではありません。矢野顕子の演奏を聞いてもそれを耳コピできない人のためにw 便宜的に楽譜を作って出版してくれているのです。(前書きで、矢野顕子さんは「私はこの楽譜を見て弾けません」といっています)

そう、あくまで「便宜」なので、そもそもこの楽譜をいくら丁寧に見ても矢野顕子演奏っぽいものを再現できるように作られてはいません。

でも、この楽譜を目安として、いちおう書いてあるとおりに弾けるようになったら、次にそこを足掛かりに耳コピに近いことはところどころできるかもしれませんね。全部やるのはとにかく絶対無理そうですけど、いいなと思うところを部分的にとか。

というわけで、もうしばらく弾いてみよう。

そういえば、私が先日の記事(「ポップス曲の難易度」)で「びみょう」と書いた(弾けるようになる前に飽きそうな)、坂本龍一/鉄道員ですが、あれは坂本龍一演奏のCDを聞いたところほぼ楽譜どおりにたんたんと弾いてました。元々、映画のBGMとして流れる曲であってピアノ演奏として聞く用の曲じゃないですし、曲の性質が異なるのは当たり前ですね。

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