アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

「義務教育にリコーダーは必要なのか」って…え!?

2023年10月30日 | ピアノ
なんかあまりにもびっくりしてしまう記事を見かけたので、どうしても一言いいたくなってしまいました。

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義務教育にリコーダーは必要なのか 作曲ソフトが使える方が合理的では?(古市憲寿)

作曲ソフト?? えーー(o_o) なんでそうなるの?

音楽そのものについての理解や体験、さらに演奏スキルや楽典の知識などなどがあって初めて作曲ソフトを使おうって話になるわけでしょ。

歌をうたったり、リコーダーを吹いたりを教えることによって、音楽の楽しみを学ぶとともに、もしかしたら作曲ソフト活用への第一歩を踏み出すかもしれないというような位置づけ。話が逆。

「同じ音楽でも、LogicやGarageBandなど作曲ソフトを使えるよりも重要か。」
…重要に決まってるじゃないですか。リコーダーを吹くスキルや、吹いて音楽をつくった体験は一生ものです。一方、作曲ソフトを使うスキルは陳腐化します。作曲ソフトがリコーダーより長生きしますか?

だいたい、この記事の冒頭が驚愕のハズしっぷり。

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あなたに10歳の子どもがいたとする。何か一つ習い事をさせたいと思う。選択肢は「英語」「プログラミング」「リコーダー」の三つだとしたら、恐らく「英語」「プログラミング」を選ぶ人が圧倒的多数だろう。

そもそもリコーダーの個人指導や塾なんて、あまり聞いたことがない。お金を払ってまで上達したい人が少ないからだろう。一般受験でリコーダーは必要とされないし、音楽的素養を身に付けたい場合も、ピアノなど鍵盤楽器を習得した方が汎用性がある。
-------

それをいうなら選択肢を「音楽」もしくは「ピアノ」と「英語」「プログラミング」にすればいいでしょう。お金を払って習いに行くならピアノでいいけど、しかしピアノは集団授業に馴染まないわけだから。

リコーダーは安価で、かさばらなくて、音量もそこそこで、1クラス分の子供たちが1教室の中で一斉に吹いててもなんとかなる、しかも特に音楽の素質がある子だとかいうんじゃない、平凡な子供たちが、たいして行き届いてない指導のもとに吹いても、そこそこの音程と音質が出せて音楽の楽しみに結びつくというたいへん優れた楽器です。

小学校の音楽の授業で扱うのに好都合なんです。だからといって、個人でわざわざ習いにいくときに特にリコーダーである必然性はない。

そして、ピアノはもちろんそれはそれで優れた楽器だけれど、リコーダーの代わりになるわけでもないです。息を使って演奏する感覚はピアノにないものであり、息の通る管の長さをコントロールすることで音程を作る体験と合わせて、管楽器演奏の入り口となるもので、ピアノを弾いていただけでは身につかないものです。

私は三歳からピアノを習っていて、ピアノは家にあったけれど、それとは別の楽器としてリコーダーを得たことはたいへんな喜びでした。小学校のすべての授業の中で一番うれしかったことかもしれない(ほかが苦痛すぎたからというのはあるw)

リコーダーを習うことは、大人になってリコーダーを吹くために役に立つから意味があるわけじゃない。
(吹く人もたまにはいるかもしれないが)

たとえばリコーダー体験を基礎としてのちに別の管楽器をやるようになる人もいるだろうし
ピアノなどぜんぜん別の楽器を演奏するときに効いてくるかもしれないし
物理で「音」について学習したときに何か「あぁ」と思うかもしれないし
人の歴史の中で非常に古くから音楽というものが重要であったことに、そしてその活動にはたとえば笛のようなシンプルな機構のものが活用されたことに思いを馳せることがあるかもしれないし
…あるいは教室という、環境的に恵まれない中であっても合奏をして楽しかったことがある、ということが心にちょっとした灯りを照らすかもしれないし

まぁ教育ってそういうものなんじゃないだろうか。ほとんどのことが、直接でないことに役立つというような。

まさか、みんなが音楽家になるわけじゃないから義務教育で音楽なんてやらなくても、って思ってるの?? 義務教育で音楽教えないような社会で暮らしたいの?? 私は嫌だけど。



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連弾と二台

2023年10月29日 | ピアノ
昨日は二台の合わせ、
今日は連弾の合わせ、いや我ながら勤勉だな(ピアノに関してだけ)

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二台のほうは12月本番で、
連弾のほうは11月本番だから、

連弾のほうが急ぎなわけだけど、現状ちーとも仕上がってない。そろそろやばい。
やばい理由は主に、それぞれの練習不足なのですが…

なんとなれば、お互い音が把握しているところはフェルマータやってもリタルダンドやってもちゃんと合う(^^;;
合奏能力はあるし拍子も数えられるし、ただ音がハマりません(爆)

連弾の曲はスキップとセイディ(ベネット)。私はもう何度も弾いてる曲だけれどもいずれも1st弾いていて、今回は2nd初挑戦。

楽譜には
These four attractive and accessible pieces are for piano duettists of equal ability.
とあって、1stと2ndどっちが難しいってわけじゃなさそうなことが書いてあるけど、ぶっちゃけ2ndのほうが音が多いわけだからやっぱり譜読みというか音取りはたいへんになるよね…いや、だからやっておきたくて自分でお願いしたんだけどさ…

2ndだけの練習って実際そんなに楽しいわけじゃないから、つい後回しになって、合わせ練習の日に慌てるってのがあるあるだよね(私だけ?) ピアノ二台もののほうが、わりとそうでもないというか、だいたい「ひとりでれんしゅう」も楽しいけど。タランテラとか、モーツァルト二台のためのソナタとか。



じゃ、二台もののほうがいいかというと、そうと決まったわけではなくて、
まず練習場所を選ぶでしょ? 不便でお金がかかる
それと連弾のほうが、合わせはしやすいよね。

「じゃここからやろう」「ここはもっとこうして」ひとつの楽譜を直接みて相談できるし、
息は合わせやすいし、そもそもめっちゃお互い見えてるし、
まぁ不慣れなユニットだったら連弾一択ですよね。

我々は、不慣れなユニットというより長期活動休止してた再結成ユニットなんだけど。
ラプソディー・イン・ブルー(ピアノ+ピアニカ)
(このときは小学校で買わされた子どもの楽器を使ってます。というかそれにしてもピアニカが下手だw)

次回たぶん本番直前練習になるんで、しのごのいってないで「ひとりでれんしゅう」しとかんと

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魔笛の一場面みたいな(モーツァルトグリーグ)

2023年10月28日 | ピアノ
今日は「モーツァルト=グリーグ/幻想曲K.475」clalaさんとの初合わせ。

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スタジオを二時間とってたっぷり合わせられたので、どこがどうなるのかかなり詳しく確認できて、すっきりしたー

モーツァルトさんが、この上なくシンプルな音構成で巧みな表現をしていたところ…
グリーグさんが、「こうだよね? そしてこうなんだよね??」とこってりたっぷり音をのっける

冒頭なんて、元の曲からかなり「なんか出そう(怖)」って感じですが
グリーグパートをつけるともうめっちゃこれは出ますね(^^;;



clalaさん曰く「ブルックナーで鍛えたトレモロ」。なんでもブルックナーの交響曲をデュオでやってたときにさんざんトレモロを練習したんだそうで、それが今日この曲にも生きて…音量抑え目でもすごーい雰囲気出るんですわこれが

あっちこっち、グリーグっぽい(コンチェルトとかをイメージしてください)感じの音をのっけてあって、盛り上がるところはもっと盛り上がるし、確かにこういうふうにするとハマるねっていう掛け合い入れてくるし、ほしいものぜんぶのっけみたいな曲になるんですよ。

モーツァルトさんはもしかしたら
「そんな隅々まで言の葉にのせればいいというものではあらしまへん」
といいたいかもしれないけども。



clalaさんがレッスンのときに先生としてた話で「ここは魔笛みたい」というのが

まずパミーナが歌ってて
次はタミーノが出てきて
さらにザラストロが…
ここは二重奏になって(仲良さそう!!)

とか。ほんとぴったり、オペラで歌ってる感じですね。そこへ、グリーグがオケパートつけてくれたみたいで、まさに魔笛だねと

盛り上がって、それでもう一回同じところを弾いてみたら…
イキイキして、すごいおもしろくなった!!

イメージを合わせていくと、ちゃんとまとまってくるのが、すごくおもしろい。

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12月まででやめると先生に伝えました(チェロ)

2023年10月27日 | チェロ
今日はチェロレッスン

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いやーほぼ弾いてないんでレッスンで見てもらうのもアレなんですけど
とにかく区切りの12月までは楽器レンタルも続けるし、レッスンも続けるということで

12月の発表会でディベルティメントを弾くことを区切りにチェロをやめて、レンタル楽器も返却すると伝えました。

それで、ディベルティメントは…現状ぱきっと弾けてるわけではないけれども、どう弾くかはもうレッスンで検討してもらってあって、あと怪しいところは自分で練習するだけなので

合奏のチェロだと「レッレッレッレッ…」とかになりがち(^^;;
なので、一人分で聴ける曲を何か練習して、記念に録音しておきたいということで相談しました。

候補曲は…

教則本一巻の最後のほうの
・シューマン 楽しき農夫
・バッハ メヌエットNo.2

それから、名曲31選にあった
・バッハ 2つのメヌエット

でしたが、移弦、ポジ移動など総合的に勘案して一番困難が少ないと思われる
・バッハ 2つのメヌエット
に決定

「これ、ほんとはバッハじゃないとかいうやつですよねー」などと私がいうと、先生は「えっほんと? 誰??」
「バッハがアンナマグダレーナの練習帳に入れた曲は自分のじゃないのもあって、えっと誰だっけ…」

…ペツォールトですね。レッスン中はどうしても出てこなかったわ
(参考: 名曲よもやま話(3)バッハは教育パパ内藤 晃)



レッスンでは、いちばん弾きやすい指使いを考えてもらいました。
つまり、ビブラートかける前提だと開放弦を避けたりするわけですが、もうどんどん使っちゃうって感じです。

順調にいけば、12月のどこかでうちに遊びに来たピアノ弾ける人は突然伴奏を依頼される可能性がありますw

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苦手な曲も弾いてみるほうが

2023年10月26日 | ピアノ
おゆき先生レッスンのときに、今度、ショパンの華麗系ワルツ弾きたいんですけどどうでしょう、と打診してみました。



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打診って…いつもいつも先生に相談もせず自分が弾きたい曲を次々持っていくだけなのにどうした風の吹き回し、って思われるでしょうが…

先生が呆れるような難曲というのは、これまで何度も持っていってますし、もうお互い慣れてるんですが(?)
とことん向いてなさそうな曲というか、ここまでのは初めてです。

一方、自分に向いている曲というのは何かといったら、チャイコ四季の舟歌、秋の歌とか、前にやったゆったり系スカルラッティとか、そんな感じ。現状の技量のわりには、聞いた人に「あぁ素敵」と思ってもらいやすい曲です。自分の得意分野。

つまり、とことん向いてなさそうな曲というのは、自分も弾きにくい、聞いてる人(練習会や発表会で私のピアノ演奏を聞かされる人)も「幸せにならない」系の曲ですね。やはり弾いてるほうも聞いてるほうもそりゃ幸せになれるほうがいいんですがね。

しかし先生は、
「まぁ苦手な曲も弾いてみたらいいんじゃない? 苦手といいつつ取り組むうちに得るものもあるでしょうし」といい、
「得意なものばかりじゃシマらないプログラムになるものね」と。

確かに、私の得意な系統の曲ばかり並べるというのは、たとえばチャイコ四季の六月「舟歌」と十月「秋の歌」を並べるようなもので、やはり10分程度とはいえ一人の「プログラム」としてのまとまりは六月「舟歌」と十一月「トロイカ」のほうがいい。緩に緩じゃゆるみっぱなしです(笑)

「子供の情景」全曲に挑戦したときにも思ったのですが、ゆっくりの曲ばかりをピックアップして弾くのと、全曲弾くのとじゃずいぶん感じが違いますよね。全曲とおして聞くとやっぱりプレシャスな感じになりますけど、そのためにはいろんな曲調のものが混ざっているのをどれも弾かないといけないわけです。得意とか苦手とかいってないで弾かないと、聞いていて楽しいまとまりにはなりにくい。

「還暦記念リサイタル(仮)」のためには苦手な曲もいろいろ弾いておこうと(^^;;

---- 今日の録音:
モーツァルト/幻想曲K.475(練習中)
練習中というか、最後の見開き二ページは譜読み通ってないっぽいけど

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