アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

THE TOUR MUST GO ON

2011-03-17 | 四万十川 早春

「花の祈り 」四万十に咲く花たちの画像です。

こころの痛みが、ほんの少しでもやわらいでくれたなら・・・。

The Rose - Bette Midler (歌詞字幕)English & Japanese Lyrics

 のち 最高気温13度。

 灰色のうすい雲が、スーッと音もなく頭の上にやってきて青空をかくしました。

パラパラと降りだした弱い雨は、洗濯物を濡らし、

洗濯物は、その後吹きはじめた強い風に飛ばされ、庭に散っていった。あれあれ。

本日の四万十は、退却したはずの冬将軍が舞いもどり、最後のひと暴れをしているかのようです。

この寒さで、四万十のサクラの開花は当初の予想より少し遅れそうです(3月24日ころかと)。

 

 午後。いつもより一枚多くウエアを着た僕は、よたよたとジョキング開始です。

真冬並みの冷たい風の中では、なかなか体がぬくもってきません。

2キロほど走り、ようやく少し汗をかいたところで四万十川に架かる大きな橋にさしかかる。

川は北風のハイウェイ。

硬く尖った冷たい風が、ビュービューと体に吹きつければ、

ようやくぬくもったカラダは、急速冷蔵。あっという間に冷やされてしまいました。

「うーさぶっ!!」

一刻も早く橋を渡りきりたい・・・。エイヤ!と加速して走る速度をグンとあげました。

 

 対岸の狭い山道に飛びこむと、ようやくひどい冷風をさけることができました。

しかし、いじわるな北風にペースをすっかり乱されてしまった。その後はグダグダな走りに。

チンタラと走る僕の頭の中に、断片的な思いや考えが次々と浮かんできます。

・被災した地域のコト・今、個人にできるコト・必要な物資のコト・募金のコト

・キャンセルが入った週末のツアーのコト・この後のツアーのコト

 

 きれぎれな思いは、同じところをぐるぐると回り、

くっついたり離れたりしながら、やがてどこかへ消えていきます。

それは、眼下に見える、瀬を流れる水のように。

あるいは、頭上に見える、空を流れる雲のように。

 

 「THE TOUR MUST GO ON」

今は粛々と自分の仕事に取り組んでいこう。「楽しいツアー」を一本でも多くゲストに提供すること。

そして、可能な範囲での募金や物資の支援を。

 

*今シーズンの、arkツアーのツアー料金の一部は、震災義援金として寄付させていただきます。

* 四万十市の災害支援物資受付は、こちらをご覧ください

*今回のブログタイトルは、「THE SHOW MUST GO ON」 クイーンの曲からです。