アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

穏やかでスローなサンデー

2005-11-20 | 四万十川 秋

 最高気温18度。

 おだやかな秋晴れの日曜日。

旧西土佐村江川崎(現四万十市)に行ってきました。

江川崎に行くのは、前回のツアー以来ずいぶんと久しぶりです。

四万十川沿いの国道(狭路:酷道)をのんびりと走り上流へ。

本来の目的をこなしつつ、岩間、長生、中半家、半家と旧西土佐村の沈下橋をめぐってきました。

 四万十川は、渇水の今年の夏よりもさらに水量が少なく、浅瀬が多く川幅が狭くなっています。

水の透明度は、1年の中で最もよいのですが。

この水量では、カヌーが座礁せずに下れるコースは限られてしまいます(それでも11キロ位は大丈夫)。

沈下橋に腰かけた僕は、ポカポカ陽射しを浴びながら晩秋の川景色を楽しみました。

 今日は、西土佐産業祭が西土佐中学校で行われていました。

特産の野菜、米、農機具、刃物、車などの展示販売です。

食べ物の屋台もたくさん出ていてなかなかニギヤカ。

 

 屋台でシイの実400円を買う。

炒ったシイの実はとても香ばしく、僕はコーヒーが飲みたくなりました。

メチャ安の特産野菜は、14時30分の販売開始と同時にモノスゴイ勢いで売れてしまうらしい。

うまそうな大根を何本か買いたかったけど、

オバちゃんパワーにはとても対抗できそうもない・・・アキラメタました。

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広い空と碧い海が気持ちいいなぁー

2005-11-18 | ・足摺の海・大増水・その他

時々 最高気温18度。

 今日は、久しぶりに足摺の海を漕いできました。

といってもプライベートではなく、

東京から足摺に体験学習に来た、高校生相手のインストラクターとして。

 

 時々、太陽が顔を出すけれど、空の高いところに雲が多い1日です。

スタート地点の砂浜でカンタンにカヌーの漕ぎ方を教えてから出発!!

小さな岬の先端を回り、途中の小さな浜に上陸し休憩です。

(時間があればタイドプールの観察なども)

その後、ゴール地点の小さな港へ。トータルで約4キロのコースです。

 午前中の部は、やや強い向かい風がふきました。

僕は1人では漕げない華奢な女の子の後ろの席を漕ぐ。

今の季節の海の透明度は、スバラシイ。

水温はまだ23度あり、足を海につけると生ぬるく感じました。

左手に山々や岬、前方に足摺岬、右手には水平線。

 「大きな景色だねー水平線が少し丸くなってるのがわかるかな?」と僕。

「わあっホントだ、開放感があってすごい気持ちイイ」と僕の前で漕ぐ高校生。

いく筋もの太陽の光の柱が、雲のスキマから海に差しんでいます。

「この光の事をなんていうか知ってる?」

「天使の階段、でしたっけ?」

 普段、山に囲まれて暮らしてる身に、どーんと大きな海と空がうれしい。

「やっぱり海もいいなぁ・・・」。気持ちが、のびのびとした1日でした。

*三谷さんビールごちそうさまでした。

おかげさまで、久しぶりに大変楽しい夜を過ごせました。

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紅葉の山トレッキング

2005-11-09 | 黒尊渓谷 黒尊山塊(春秋冬)滑床渓谷

 最高気温17、9度。

 今日は、紅葉の黒尊の山を歩いてきました。

黒尊川源流がある黒尊山塊には、またブナなどの自然林も一部残されています。

黒尊渓谷神殿橋から車で30分ほど山道を上り、

八面山登山口近くの道路脇に車を止め、ザックを担いで、さぁ出発です。

 空はあいにくのうすぐもり。

登山口あたりで標高は1000メーター。空気はヒンヤリとしています。

道路周辺の樹木は、キレイな紅葉を見せています。

ヒノキ林をぬけ、笹の登山道をゆっくり登り、大久保山を経て八面山頂上へ。

標高1165m。所要約30分。

八面山頂上では、アセビの群落が僕をむかえてくれました。

冷たく強く吹く北西風が、カラダの汗を一気にひやしてゆきました。

 

 八面山からブナ林の尾根(熊のコル)を歩き、三本杭山へ向かいます。

ガサガサ、つもった落ち葉をふみながら、ザザーッ、風が鳴らすブナ林を歩いてゆく。

尾根は、ブナを中心とした自然林で、ブナ以外にも

・ハリギリ・ヒメシャラ・ケヤキ・モミ・ツガ・ミズナラ・モミジ類・カエデ類の姿がみえました。

ここには、四万十の平地では見られない落葉樹の林があるのです。

大木も多く、おおきな木が好きな僕は、尾根を歩いてると気持ちが和みます。

 

 もう時期が遅いせいか、尾根の樹木はほとんど葉を落とし、紅葉は2割程度しか残っていませんでした。

日曜日の激しい雨と月曜日の強風が、紅葉を蹴散らして行ったようです。

(少し標高が下がった斜面の林では、まだ6~7割程度紅葉が残り僕の目を楽しませてくれました)。

 三本杭山頂上手前、その急登区間では、少し足がしんどく、たっぷりと汗をかきました。

昼前、三本杭山頂上着。1226メーター。

 

 三本杭山頂上は、冷たい北西風が吹いていました。

汗で体を冷やさぬよう、アウタージャケットを着て僕は思う。

もう、冬がすぐそこまできてるんだ・・・と。

そして、弁当を食べコーヒーを飲んだあとは、すぐに下山です。

帰りは、落ち葉を拾いながら、来た時よりもゆっくりと歩きました。

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ゴミ拾い・イン ザ レイン

2005-11-06 | 四万十川 秋

 最高気温25度。

 今日はザーザー降りの雨の中、カヌーを漕ぎ、ゴミを拾ってきました。

(川岸には、台風14号の大増水で出たゴミが、まだ沢山のこっている)。

 

 久しぶりのまとまった雨(激しい雨)は、昨夜未明から断続的に降りはじめました。

天気予報は、午後から曇り、と告げています。

このあたりの空は、予報より半日ほど早く変わるコトが多い。

「カヌーで下るころには止むべ」

と、楽観的かつ希望的観測のもと、僕は雨のなか車にカヌーを積んで出発です。

*画像は岩間沈下橋

 口屋内沈下橋は、我が家から約10キロ上流です。

その川原にカヌー&装備をおき、車を約4キロ先のゴール地点に。

ゴール地点に車を駐車し、折り畳みの自転車に乗りかえ、また口屋内沈下橋へ。

うーん、ひとりだとこの行程がメンドクサイ・・・ですね。

 

 川に漕ぎだす、と雨は止むどころかますます激しくなりました。「うげげっ!」

合羽の外側は雨で、合羽の内側は汗で、はやくも全体的にしめっぽ~い。

 

 昨夜からの雨で少し水位が上がった川は、山から流れ込む泥水で濁りはじめています。

11時00分現在。上流の家地川ダムは30トン程の放流。

「放流量はさらに増加中」と村内放送。

ダムの放流水で、これからさらに水位が上がる川は、濁りもきつくなりそうです。

 

 約2時間かけてゴミを取りながら川を下りました。

秋雨にシブく煙る四万十川には、他に物好きはいない。あたりまえか。

「デカゴミ袋×3・タイヤなど」が本日の収穫です。

パンツまでずぶずぶに濡れて冷えきった体は、かわせみ(うどん屋)のあたたかいうどんで生きかえる。

店のおばちゃんがごちそうしてくれた熱いコーヒーは、僕の気持もぬくめてくれました。

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紅葉の黒尊渓谷へ

2005-11-05 | 黒尊渓谷 黒尊山塊(春秋冬)滑床渓谷

 最高気温24度。

 明日は天気がくずれそうだし。やっぱり今日いくべ・・・。

小春日和の今日は、黒尊渓谷へ紅葉を見に行ってきました。

 

 口屋内村は、四万十川に黒尊川が合流しているところにあります。

そこから黒尊川沿いの狭い道を、上流に向けてのろのろと車を走らせ、黒尊渓谷へ。

*口屋内村から、所要約1時間。

 

 四万十川、その支流の黒尊川も水の透明度はとても良いけど、水量が少ない。

黒尊川では、台風の増水で削られた川岸や、

崩れた山の斜面を修復するための土木工事が、そこかしこで行われていました。

 渓谷が近くなり標高が上がると、カエデなど落葉樹も多くみらるように。

渓谷の中心神殿橋には、鮮やかに紅葉したモミジ、黄葉したケヤキが群生しています。

黄葉と赤い葉柄がキレイなアカメガシワもよく目につきます。

常緑樹が多く、青々とした四万十川沿いの山々を見慣れてる目に、紅葉はとても新鮮にうつります。

 

 今日の渓谷は、訪れる人もそれほど多くなく、とても静かです。

神殿橋付近の紅葉のピークは、来週末あたりといったところか。

黒尊川源流がある黒尊山塊、八面山、三本杭などのブナ林の黄葉は今が見頃でしょう。

 

 渓流のおおきな岩に腰を下ろし、コーヒーを飲みながら紅葉狩りを楽しみました。

少し先の岩では、カワガラスがピョコピョコと跳ねてました。

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