アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

ぬくい年の瀬

2006-12-27 | 四万十川 初冬&冬

最高気温18度。

 昨日、四万十につめたい雨を降らせた低気圧は、その後急速に発達。

爆弾低気圧になって、東、北日本に大雨を降らせました。

 

 低気圧が通りすぎた今日の四万十は、晴れ間がもどりました。

北西の風が強いものの、最高気温18度とあたたかな日中です。

陽差しのぬくさに長袖シャツ1枚となった僕は、ベランダでコーヒータイム。

目の前の庭には、メジロ、ジョウビタキ、モズ、ヒヨドリの姿が見えます。

そして今日は、シジュウカラも我が家の庭にやってきました。

シジュウカラは、胸の黒いネクタイ?がとても愛らしいですね。

 

 昨日の少ない雨量では、川はなんの変化もなく、水量は相変わらず少ないままです。

明日は一転冷えこみ、山間部では雪になるかもしれないとの予報・・・。

「31日の漕ぎおさめが、天候に恵まれますように!!」


大晦日は漕ぎ収め

2006-12-25 | アークツアー 冬

時々 最高気温15度。

 「来週の今日はもう元旦かぁ、早いなぁ・・・」

年末年始がやってくる、という実感が僕にはまるでありません。

静かな山村で、のほほんと暮らしているコト、空気がぬくいコト、にそう思うのだろう。

(この12月は例年より3~5度も気温が高い)

 

 クリスマス時は、チキンが安いですね。今宵の酒のつまみは、チキンでキマリ。

① 骨付きのチキンに塩&コショーをする(美味い塩&香り高いコショーなら、さらに良し)。

② ココナツカレーソース(瓶詰め)に蜂蜜を混ぜた後、チキンをココナツカレーソースに浸す(1時間弱)。

③ ダッチオーブンを温める(今回はフライパンタイプのスキレットを使用)

   ダッジオーブンが充分に温まったら油を入れ弱火に。そこにチキンを投入。

   裏表をさっと焼いて軽く焦げ目がついたらフタをする。この時にジャガイモ、ニンジン等の野菜も入れる。

④ あとはチリチリと肉が焼きあがればタンドリーチキンの出来上がり。

* ダッジオーブンを使うと安い鶏肉も美味しく料理できますよ。

 

 今宵は、冷え込んでいてひやい・・・。

けど、ばっちり服を着込んで星空の下のテーブルへ。そして、ワインでカンパイです。

*31日大晦日は「漕ぎ収め1ディツアー」を行う運びとなりました。

夏以降、雨が少ない四万十川は、現在非常に水量が少ない状態です。

したがってツアーコースは、水量が多く、座礁の可能性が低い下流を下ります。

(瀬のほとんどないコースを、のんびりと)

今日の予報では、31日はまずまずの天候。

今年最後のカヌーを四万十川で楽しみたい方は、ゼヒ遊びに来てくださいね。

水と風は冷たいけど(気温12~14度。水温11~13度位かなと)。


初冬の青空

2006-12-18 | 四万十川 初冬&冬

 最高気温13度。

 「ビュゥービュゥー、ガタガタッ」

雨あがりの夜空に吹きはじめた木枯らしが、我が家の雨戸をガタつかせています。

フトンに包まった僕は、風が鳴らす音をまんじりともせずきいた。

古い我が家は、床下の艇庫からヒンヤリスキマ風が音もなく流れ込んできます。

(板張りにリフォームし、更にスキマを増やしたのは、他ならぬ工作関係が苦手な僕なのですが・・・)

風通りが良くてカイテキなのは、夏場だけですね。当たり前か、さむっ。

うーん、そろそろ部屋の中にテントを張るか、マキストーブでも入れないとフリーズしちゃうなぁ・・・。

 

 あばれていた風は、18日の昼前にはおとなしくなりました。

頭上には、雨に洗われスッキリした青空が広がっています。

 チャリを漕いで近くの沈下橋へ。

川原に降りて浅瀬に手をつけてみる。

きっぱりと冷たい水に、川の中にも冬がきたんだ・・としみじみと思う。

(水温計で計ったわけではないけど、水温は12度~13度ほどか)

目の前を、小さなハヤが、すーっと泳いでいきました。

 

 沈下橋にこしかけて、ぼおっと川をながめました。

すると、目の前の岸辺のエノキの枝に、鮮やかなルリ色が。カワセミです。

カワセミは、ふいに枝から飛んだかと思うと、空中で羽をばたつかせホバリング。

そして次の瞬間、水面に向かい真っ逆さまにダイブ。ザブッ!

獲物を捕まえスバヤク水中から上がってきた。うーん、すごいハヤワザです。

 

 それにしても、あの速さで浅瀬に頭から突っ込んで、よく川底に激突しないなぁ。

こんな時、手元の一眼のデジカメが調子よければ、良いシャッターチャンスだったのに・・・。

そのことを少しザンネンに思う、初冬の沈下橋の上でした。


師走の午後に年越しキャンプのハナシを

2006-12-17 | 四万十川 初冬&冬

時々 最高気温11度。

 師走の昼前。

ポカポカ陽ざしがぬくいベランダのコットで漫画を読んでいると、

ヒュゥー、何の前触れもなく突風が吹き、パラパラ、青空から冷たい雨が落ちてきました。

わおっ!あわてた僕は干していたフトンを部屋に放りこんだ。モズもツバキの葉の下にもぐり込んだ。

「青空に雨・・・キツネの嫁入りか。このあたりには、キツネはいないはずだけど」

もう少し気温が低ければ、みぞれか雪混じりの雨になったことでしょう。

 

 昼どき。 

「香川さぬきうどんツアー」に出掛けた知人からさぬきうどんが届きました。

大量の湯でうどんをゆがいて、ネギと生卵と出汁醤油をからめ、ずるずるとかっこむ。うめー。

コシがあるさぬきの太麺は、のどごしが良くおいしいものですね。

 

 午後。

HPに使いたい写真を探しました、がいくら探しても見つかりません・・・あれれ?

それは、6年前の冬に静岡の友人と四万十川を下った時の写真です。

焚き火キャンプ&カヌー(カナディアン)で冬の川を遊んだ年末年始。1泊2日。漕行25キロ。

(そういえば当時は、まだ四万十に居を移したばかりで、中村市内のアパートに住んでいたっけ)

 「テントなどの設営は、できるだけ早い時間に(陽があるうちに)すませる」

それが、冬の川(陽が山に落ちるのがはやい)でキャンプをするときのコツだ。

陽が陰った川原は、気温がグングンと下がり、

空気がキリキリと冷えてゆき、あっという間に暗くなり、設営がタイヘンになってしまう。

 

 大晦日の口屋内沈下橋。

青く澄んだ空の下、川原に吹く北風がピリッと頬に冷たい。

僕らは、素早くテントを張り、薪を集め、川原に陽があるうちに火を起こした。

川原には他に、ソロで下っているカヌーイストと、

上流からカヤックで下ってきた〇〇大学の探検部のメンバーが数名いた。計3組のキャンパー。

(探検部の連中は、川の水温が低い冬なのに、夜の瀬を漕いで死にそうになったとのこと・・・わはは)

 凍てついた冬の星空の下、

一箇所に集まったキャンパーは、焚き火にあたりながら、食べ、飲み、語った。

吹きっさらしの川原で、タープなどで周囲に壁を作るなどの防風対策をしなかった。

おかげで、ばっちり服を着込んで焚き火にあたっていても、

体の前面はぬくいのに背中が冷たい、というジレンマにおちいったのだった。

しかたないので、時々背中も焚き火であたためてやり過ごした。

 

 誰かが持ってきてた小さなラジオから、NHK紅白歌合戦が流れてきた。

(好みではない)演歌が沁みるねぇ、と言った友人が、歌合戦の間のタイミングのよいところで大声で叫んだ。

「遠くから白組の健闘を祈る。こちらは陸の孤島四万十川、カヌー年越し部隊より!」と。

僕は、「こんなところで思わず聴く、紅白もいいもんだなぁー」としみじみ思った』。

 元日の朝の川は風が無く、空はおだやかに晴れていた。

低い山から昇ってくる初日にむかって両手を合わせ、

「今年も海、川、山のフィールドで楽しく遊べますように」とわりに真剣に祈った。

 

 「新年おめでとう!これ、皆さんで食べて!」

近くの民宿の人が、朝飯の支度をしてるキャンパーのところへ大きな鍋を持ってきた。

もうもうと大量の湯気がたつ鍋には、雑煮がたっぷりと入っている。

皆でお礼を言って「はふはふ」とあたたかい雑煮を食べた。

初日と思いがけない新年のごちそうに、全員ニコニコの新年の朝になった。

 

 キャンプ道具を撤収し、カナデイアンカヌーに荷物を積み込んだ。

口屋内を出発。

僕らが目指すのは、中村市内で四万十川に掛かる通称赤鉄橋。そこまでの距離は、約25キロ。

透きとおった冬ブルーの空の下、鏡のように凪いだ川は、ゆったりと静かに流れている。

雨量が少ない冬の川は、水量がかなり少ない。水の透明度はバツグンに良いけど。

さわる水は、おおっツメテー!川面の水温8度。沈はしたくない水温だ。

「気持ちイイなぁ~」

冬枯れの川景色を愛でながら、ゆっくりゆっくりと慎重に下ってゆく。

 

 景色のよい広々とした川原でヒルメシを食べ、沈下橋の上でコーヒーを飲み、のんびりと過ごす。

おかげで、山に陽が落ちかけているのに、まだ目的地が遠い・・・やべ!わっせわっせと漕ぐ。

ズンズンと暗くなる薄闇の川。ゴールする頃には漕いでる手元さえ見えなくなっていた。

 

 冬の野外遊びは—テントの設営だけでなく―行動も早めに終えましょうね。

それにしても、あの時の写真どこへいったんだろう?

*使用画像はイメージです。


初冬の海を見に

2006-12-06 | ・足摺の海・大増水・その他

 最高気温17度。

 あたたかな秋の日々を過ごした四万十も、

師走の声をきけば、吐く息が白くなる寒い朝も増えてきました。

「冬は、もうすぐそこ・・・」

 

 冬眠前の僕は、栄養をたっぷりとり、丸まるとこえています。

(冬眠は冗談ですが・・・。でも僕にも冬眠機能が付いてたら面白いのになぁ。

部屋の中にテントを張り、寝袋に包まってで春までzzz・・。

あ、冬のフィールドでまったく遊べないのもツマラナイなぁ。

そうだタイマー機能もつけて、

1ヶ月で目ざめて遊びあきたら、また冬眠 zzz・・。ああっ、現実逃避)。

 

 昨日と今日は、風も無くあたたかな陽気になりました。

僕はベランダで、ぽかぽかの日差しを楽しみながらコーヒーブレイク。

メジロ達が、目の前のピラカンサの赤い実をついばみにやって来ます。

僕の肌を、アソコを、

被れさせたハゼの木も今は、その葉をきれいなオレンジ色に染めています。

 

 午後。

海関係のツアーでお世話になっている「ダイビングショップ・シーサークル」の三谷さんと合流。

僕らは、車で土佐清水竜串から西へ30分走り、

足摺宇和海洋国立公園 樫西地区の海を見に行きました。

 

 樫西の海は(僕らがツアーを行っている竜串の海に比べて)

入り江が多く、小さな島と小さなビーチも多く変化にとんでいます。

その景色は素晴らしく水の透明度もバツグン!サンゴも豊富で非常に魅力的な海です。

ここは、僕が以前からぜひ遊んでみたいと思っているフィールドのひとつ。

「来春にはこの海をシーカヤックで遊んでみよう」

07シーズン中には、

この樫西の海で「シーカヤック&シュノーケルツアー」も行いたいなぁと考えています。