アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

梅雨の晴れ間の向こうには

2007-06-21 | 四万十川 梅雨

 最高気温27度。

 今日は、梅雨空もひとやすみ。

四万十は、スッキリした青空が広がりました。

 

 もう夏の陽射しの道ばたに咲いているのは、アオイ、ユリ、ハギの花。

道のところどころには、ヤマモモの実がたくさん落ちてます。

ヤマモモの実を齧ってみれば、少しすっぱい。

ヒメコウゾの赤オレンジの実は、甘みが強い。

山の木々も日ごとに葉の色が濃くなり、風のなかに緑が強くかおってます。

 四万十川は、この梅雨の雨で少し水量が増えました。

しかし今年は、春~今日までの雨量が例年に比べかなり少なく、

沈下橋がつかるほどの増水が一度もなく、川が洗われてません。

そのせいか、川の水は少し濁っているように見えます。

 

でも、どうせ増水するなら「梅雨の間にお願い!夏は止めてね!」。

そんな都合のイイコトを僕は梅雨の晴れ空に願う。

水が多すぎても、少なすぎても、うまくいかない水ショーバイです。


レイニー・デイズ~恵みの雨~

2007-06-13 | 四万十川 梅雨

  最高気温26度。

 海から山へむかう灰色の雲が、空の低いところを流れていきます。

やがて四万十の谷にポツリポツリと雨粒が落ちはじめた。

ベランダの椅子に座った僕は、

熱いコーヒーを片手に、少しほっとした気持ちでその様子をながめました。

 

 今年の四国の梅雨入りは、例年より10日遅れ。

春先からの少雨に悩まされる四国に、待望の雨の季節の到来です。

でも、ラニーニャの影響によっては、

短い梅雨となり、水が少ない厳しい暑さの夏になるかもしれません。

(梅雨のおわりに集中豪雨があるかも・・・)


ほたる夜のキャンプツアー

2007-06-05 | アークツアー 初夏

  最高気温25度。

 「ほたる夜のキャンプツアー」。5月最後の週末、

アークは、カヌー&キャンプで、初夏の川とホタルの光を楽しむツアーをおこないました。

 

「五月雨を あつめてはやし 四万十川」

四万十川は、前日のややまとまった雨で、水位が少し高くなってます。

笹濁りの速い水にのったカヤックは、パドルを漕がなくてもスイスイと川を下ってゆきます。

下るペースがかなり速い今日は、いつもより下る距離をグィ―ンとのばしました。

川面の水温21度(増水してるのでやや水温が低い)。

 晴れて陽射しがきつくなった川は、強い北西の風がふいてます。ビュウビュウと。

そんな、強風時の川原でキャンプするときは、

天幕(タープ)やテントなどの装備が、強い風にふき飛ばされぬよう注意が必要です。

しかし、強い風の中でも、

もう一人のガイドのカズ君(四万十放浪王)のかつやくで、快適なベースキャンプがつくれました。

 日が暮れると気温がグンと下がり、この季節にしては涼しい・・・。

そのせいか、ほたるの光は少なめで、期待してたほどの数は見られませんでした。

「うーん、ザンネン・・・」

でも、つぎの週末は満月だし、梅雨空に見舞われる可能性も高い。

(満月時や雨天時は、ほたるはあまり飛ばない)

自然相手のツアーのむずかしいところです。

 

 夜が深くなると風も止みました。

ロケーションも素晴らしい川原で半月を愛でながら、

飲み、食べ、語れば、ほたるキャンプの夜は、ゆるゆると更けてゆきました。