アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

6月30日(金)のつぶやき(リブログ)

2024-06-30 | ・最新のお知らせ・イベントなど

1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、雨。

シトシト時々ザァザァと降ってます。ひさしぶりのまとまった雨になりそうです。ジメジメ。

冷たいコーヒー片手にベランダにでる、

ん?足元に、金属光沢の虹のような色合いの背中が美しい甲虫がいました。

おおっ、タマムシです。なんかラッキー。

今日の最低気温は、25、1度。

When you take a flower in your hand

and really look at it,  it's your world for the moment.

I want to give that world to someone else.

Most people in the city rush around so, they have no time to look at a flower.

I want them to see it  whether they want to or not.  

 

手に花を持って実際それを見るとき、その瞬間それはあなたの世界なのです。

私は誰かほかの人にその世界をあげたいのです。

街のほとんどの人々は、急いで歩きまわっているから、花一輪見る時間もないのです。

私は彼らが望もうと望まないと、花を見てほしいのです。

Georgia O'keeffe (1887-1986)

 

 最高気温27、7度。午後も雨。降ったり止んだり。

思ったよりも降らないなぁ・・・。でも雨は、明日昼ごろまで続く予報です、さて?

⦅夏空のトビラが開くまえに(梅雨の末期に)、川が大きく増水し、川底まで洗われてくれると、

梅雨明け後の川は、水の透明度が良くなって「カヌー&川遊び」にはサイコーのフィールドとなるのですが。

自然は、自分が思うように物事がうまく進まない、ということを教えてくれますね⦆。

 

「雨の日は外にでて、雨に顔を打たせながら、海から空、

そして地上へと姿をかえていく、ひとしずくの水の長い旅路に思いをめぐらせることもできるでしょう」R・カーソン

夏は、野外で雨を感じるのによい季節。

雨の日のカヌーは —晴天時とも違う— 新しい視点を与えてくれます。

「天候が悪いとき用に、各自、レインウェアをご用意ください(真夏でも)。

コンビニで売っているような、簡易合羽でもOKです。*忘れた方は、こちらの予備の簡易合羽で」。

これは、ツアー予約完了メールに記している持ち物にかんしての一文です。

 

「半日ていどなら、Tシャツ姿でズブ濡れて漕いでも、へっちゃらだろう」

真夏の雨はあたたかく、気温も川の水温もたかいので、そう思っている方もいるかと思います。

でも、それは大きなマチガイです。若い体力自慢のヤングマンでも、

30分も濡れネズミで漕げば、寒さにブルブルとふるえるように。さらに冷えれば低体温症になるコトも。

(まぁ、沈してしまえば、レインウェアを着てても、ズブ濡れちゃいますが。それでも)。

 

海、山、川、自然のフィールドで遊ぶときは、レインウェアは必携です。

晴れていても、天候の急変にそなえて、ザックなかには、つねにレインウェアをいれておきましょうね。

(登山をする人にとっては当たり前のコトですが)。


Laughter in the Rain

2024-06-30 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「Laughter in the Rain」2014年6月のアークツアーレポート再掲です。

 最高気温21、3度

 梅雨の晴れ間も終わり、朝からシトシト雨が降りはじめた土曜日。

僕らは、五月雨にけぶる川をカヤックで下りました。

 予報では、雨は昼前からザァザァ降り・・・わおっ。

本降りを警戒して、ツアーの行程は直前に少し変更です。

お昼を途中の川原でとらずに(おやつ休憩ですませ)、

カヌーのゴール後(川からあがり移動し)屋根のあるところで食べるコトに。

 川を下りはじめると、雨は本降りとなるどころか、時折やんで僕らをよろこばせました。

ゲストの晴れ女「ちぇけら」さんが、どうやらその才能を発揮したようです。

 川の上は暑くも寒くもなくカイテキ。

風がなく、つるりと鏡のような水面は、白くけぶる青葉の山、灰色の空を映しています。

半月ほど前の大きな増水に洗われた川。その水の透明度はグッド。川面の水温21度。

僕らは、ほど良い水量で足早に流れる川を、あまり漕がずにスイスイと下ってゆきました。

 「今日、ここに来て良かった・・・」

そんなゲストの声が聞けた僕は、ほっと安堵したのでした。

 

 また遊びに来てね!。

ブログタイトルは、

Niel Sedaka  ニールセダカ: Laughter in the Rain  雨に微笑みを (1975) より。

http://youtu.be/VCusyLPrFCo


乾いた真夏の午後に(熱風大陸で冷たい水を)

2024-06-29 | ・最新のお知らせ・イベントなど

乾いた真夏の午後に(熱風大陸で冷たい水を)

2021年真夏に書いた旅雑文です。期間限定公開中。

 最高気温36、6度(今年最高)午後も晴れ。

 「乾いた真夏の午後は、冷たい水がサイコーさぁ」

冷えたグラス片手に僕は、入道雲そそりたつ夏空にむかってひとりごちました。

 

 四万十は、もう10日以上雨がふってません。

連日の猛暑に、庭をうめつくす雑草の葉もぐったりとうなだれ、水道をひねれば蛇口からは、お湯が・・・。

「ソーラー湯沸かし器かよ!」

 

 わが村の生活用水は、川べの地下からポンプでくみあげた水を消毒したもので(簡易水道)、

我が家の水道代は、月1080円(基本料金)~1300円ほど。

何年か前までは、裏山の奥の沢からパイプをつかって水をひいてました。

大雨がふると、風呂の水は、薄茶色になるし、

水源に動物の死骸などがあったら、サイアクなコトになるなぁ、と思っていたものです。

 

 山国(低山がおおい)で、キレイな支流もおおいこのあたりは、

「さぞ、水がうまかろう?」と遠方の友人にきかれます。

しかし、四万十川沿いのあさい地下からくみ上げた簡易水道水(塩素消毒ずみ)は、

うーん・・・とりあえずのめるだけでもマシか・・・といったレベルです。

でも、道沿いの山肌にとりつけられたパイプから流れてくる水や沢水は、

低いながらも山中を流れてきた水なので、なかなかイケてるように感じます。特に春さきの水が。

(やはり水は、高く深い山の中を時間をかけて流れてきたほうがおいしい。神戸、富士宮 バンクーバーなど

しかし、そんな水のうまさについてかたっている僕は、

なんせ「違いのわからないオトコ」なので、信憑性はかなり低いのですが・・・)。

 

 キョ―ボーな真夏の太陽に焼かれた家の中は、まるでサウナ・・・。水風呂につかって本を読みました。

そのあと、すっぱだかでベランダにでて、南風にふかれながら、ガチガチに氷をつめたグラスの水をのんだ。

(こんなコトができるのが、僻地暮らしのイイところですね)。

キリリと冷えた水が、乾いたカラダとココロに、しみこんでいきました。

 僕が、冷たい水のありがたさを肌で知ったのは、熱風大陸(オーストラリア)のソロバイク旅だ。

晴れっぱなしのでっかい空のした、焼けつくような陽ざしがふる

赤茶けた土獏(アウトバック)にみえるのは、背のひくい灌木と地平線。

シンプルで単調な景色は、何日も変わらない。そこで出会うのは、カンガルー、先住民(アボリジニ)。

 

 前回の補給をした村から、4泊かけて長いストックルートをぬけて、ようやく小さな村にたどりついた。

ポストオフィスをかねた雑貨店の室内のかたすみに、ペダル式の冷水器があった。

おおっ!やれうれしや!と冷水器にかぶりついた僕は、一心不乱に冷えた水をのみつづけた。

のんでものんでもペダルを踏む足がとまらない、んーサイコー!!

 

 ムリもない、なんせこの村にたどり着くまでは、陽をさえぎるものが何もなかった。

夜になっても、ホットカーペットのように、ほかほか熱い大地のうえで、

毎日、太陽に熱せられたポリタンのお湯のような熱い水をのんでいたのだ。

(どうしても日陰がほしくなると、灌木の下にもぐり込んでしのいだ)

 

 よーやくコーフンがおさまり(我にかえり)顔をあげる、とゲラゲラ笑う声に気がついた。

ん?みわたせば、オフィスのみんなが笑っていた。

「あんた、永久に水を飲むつもりなの?まぁ、いいわ。好きなだけのみなさいな」

ちかくにいた赤毛のオバサンが、やれやれといった感じでこちらをみていった。

「サンキューマイト!」とこたえた僕は、

ふたたび冷水器のペダルをふみつづけた。カラダがストップというまで。

 

 ほんとにノドが、カラダが暑さでカラカラに乾いた時には、—冷えたビールやジュースよりも—

冷たい水が、イチバンありがたいのだ、ということを、この時はじめて身をもって知った。

ホットなカラダの乾きには、冷たい水を!ココロの乾きには、ボーケンを!

 

 旅は、いろいろなことをおしえてくれる。

ベランダで、ゴクゴク氷水を飲みながら  、(あまりうまくなくても)冷えた水がいつでも飲めるのは、

とてもシアワセなコトなのだ、とひとりごちた真夏の午後です。

*水不足で不自由な生活を強いられている人の数は、2025年には55億人に達すると推算されている。

24000キロの旅。画像は、ケープヨークに向かうルート(上)、ナラボールート(下)


南の川から(気まぐれダイアリー)6月28日

2024-06-28 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、雨。

予想されていた大雨とはならず・・・。

雨は夜通し、ポチャポチャと弱く降りつづきました。

大雨を想定していたはさのは、なんだか肩透かしをくらったようなキブンです。んが。

さて、今日はこれからどれくらい降るのだろうか?コーヒ片手に、じっと雨空を見る。

それにしても、洗濯物が乾かなさよ。ジメジメ。

8:00現在。四万十川の水位は、平水+90センチ(川登)↑

*累加雨量は、上流のおおいところで、35㍉ほど。

今日の最低気温は、22、4度。

 

 最高気温25、6度。

午後も雨。シトシト雨が降ったり、止んだり。

15:00現在。

四万十川の水位は、平水+1、3メーター(川登)。

週末の川は、水量たっぷり。カヌーにのって長距離をスイスイくだりたい方には、良い水量です。

天気は、よくなさそうですが。

 

(週間天気予報によると)ダラダラと降りつづく長雨は、どうやら6月いっぱいでオワリ。

7月初句の四万十は、ひさしぶりの夏の太陽が、連日顔を見せてくれそうです。

梅雨の中休み?それとも梅雨明け?

いずれにせよ来週は、オニ暑な真夏のさきがけのような日々となりそうです。

カヌー&川遊びもユカイな。

 

以下の雑文は、ある夏(梅雨明けごろに)、

初めて高知県西南部をソロバイク旅したときに(まだ四万十に移り住むまえに)、

初めて四万十川をカヤックでくだったときの日記をかきなおしたものです。おヒマなら読んでね。

 

 7月27日。江川崎カヌー館。キャンプサイト。

今日も雨。もう7月も終わるというのに、なかなか梅雨が明けない。

四万十川は、増水中(+2、5メータほどか)。雨がつづく川は、なかなか水位がさがらず・・・。

 

夕方、テント前の小さなタープの下で、もう何日も水量がおちつくのを(カヤックで下るため)

まっていた僕のちかくに、おっさん三人組がやってきてテントをはった。

夕食は、彼らといっしょに食卓をかこみ、ハナシをした。

アユやエビ、カツオなど、川と海の幸をごちそうになる。ダバタ火振り(クリ焼酎)とともに。

ビンボーバイク旅の僕には、なんともラッキ&ハッピーな夜になった。

おっさんは、三人とも55才。僕は、彼らを「ゴーゴートリオ」と心のなかで名付けた。

 

「晴れて水量もおちつきそうな明後日に、川を下ろうかと思っている」

と僕がいうと、ゴーゴートリオもその日に下る予定だという。

「どうだい。一緒に下らないか?」

とのおさそいは丁寧におことわりした。一人で自由気ままに下りたかったのだ。

7月29日 晴れ。AM9時。江川崎 西土佐大橋上流 右岸の川原。

今朝の空は、よく晴れている。

川の水量は、ややおちついてきたが(+2メーターほど)、ウグイス色の水は、全体的に流れが速い。

ところどころにある瀬の波は高くはない、でも、なかなかパワーがありそうだ。

僕が使うカヤックは、レンタルしたポリ艇(ゴーゴートリオも)。*レンタルは、シマムタ共游国さん

 

カヤックで川を下るのは、ひさしぶりだ(四万十川は初体験)。

まずは、西土佐大橋上流、右岸の川原にできた狭いトロ場で少しならす。*トロ場:流れがゆるい箇所

ここは陸より、川のうえのほうが空が広く開放感がある。

 

流れる水を尻にかんじながら漕ぐカヤックのバランスは繊細で、

艇を大きくかたむけると、沈(ひっくり返るコト)するコトも。

しかし、その分こまわりがきくカヤックは、軽快で自由度が高い。それがポリ艇カヤックの魅力だ。

安定をもとめるなら、ダッキーやパックラフトのほうがいい。肴はあぶったイカでいい。

 

瀬音、風音、鳥、蛙の歌、ぽちゃぽちゃパドル音。

水面にちかく目線がひくいカヤックは、水鳥の視点で川をながめられるのがシンセンだし、

機械音がないので、水の自然を(水や音、風、生き物)五感で感じるにはサイテキな道具(ギア)だ。

バサバサ。少し遠くの川原から、アオサギが飛びたっていった。

 

さぁ、いくぞ!ざぶん、ざぶん!うっひょー!!

下りはじめて ―やや緊張しながら— すぐに突入した、初っ端の波高い瀬を無事クリアー。

スプレー・スカートを付けなかったので、カヤックは水船になり、全身はびしょ濡れだ。

濡れたカラダに、ギラギラ太陽が、ジリジリと照りつけた。

 

ん?荒瀬おわりの左側の川原に、艇の水抜きをしている、カヤッカーの姿が。ゴーゴートリオだ。

まったくの初心者の彼らは、2人が荒瀬で沈したようだ。

他人の沈は、蜜の味・・・。

僕は、ニカニカ笑いながら彼等に声をかけた。

全員じゃなくてよかったね(3人ともセルフレスキューになってしまう)、真夏の川でよかったね、と思いつつ。

「やっちゃいましたね」

「わははっ、気持ちイイよ~。四万十川に初沈をささげたよ」

「手伝いましょうか?」

「ん、だいじょうぶだぁ~。どこまで下るん?」

「いけるとこまで、いってみます。流れも天気もイイし」

「気をつけてな~」

「四万十川の水を飲んだ者は、四万十川に帰る、です。いつかまた、この川であいましょう」

ゴーゴートリオと別れた僕は、再びメインストリームにカヤックをのせ、スイスイと川を下っていった。

 

 コクピットからのけぞってみる夏空には、ギラギラ太陽、モクモク入道雲。

聞えてくるのは、にぎやかなセミの大合唱。南風にざわめく葉擦れの音。

これで梅雨明けだろう。ついに真夏がやってきたのだ。四万十川に!夏の旅人に!

「とりあえず文句ない文句ない」

プチン!僕はひとりごちながら、冷えた缶ビールのプルトップを開けた。


南の川から(気まぐれダイアリー)6月27日

2024-06-27 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 最高気温24、4度(最低気温21、9度)。終日雨。

♪ああ 四万十は 今日も雨だった~♪

ダラダラと小雨が降りつづく、ジメジメと梅雨らしい1日です。

予報は、今夜日付がかわる頃~明日朝まで、大雨になるとつたえてます。

長雨で、たっぷりと水分をたくわえて、水が出やすくなっている流域の山々。

明日の四万十川は、大きく増水し、今年初(近所の)沈下橋が、濁流に沈むかも?しれません。

 

川が大きく増水すると(平水+5メーター以上に)

川底まで洗われ(川底の大きめの石も動き、珪藻などがとれて)、増水後の川は、水の透明度が良くなります。

(ほぼ1年間、大きな水が出なかった川は、水の透明度があまり良くない。主観ですが)

それ以外にも

・魚や手長エビなど、川の生き物が大きく移動するので、川漁がふたたび活発に。

(増水時の魚は、水中の流れがゆるい場所にヒナンしたり、中には一旦海まで下ってしまう魚も)

・コケがついてた川底の石が、ゴロゴロと大水に転がされ、古いコケが落ちる。

 その後、新しくついたコケを食べたアユは、香りがよくなる。

など、大きな増水にもよい面があるのです。

 

これから真夏の「カヌー&川遊び」をおこなうガイドとしては、

ゲストの皆さんに、水の透明度がよい川で、思うゾンブン遊んでいただきたい!と願いますが・・・。

さて、どうやろか?いったいどれくらい降るやろうか?じっと雨空を見る。

 

15:00現在

四万十川の水位は、平水+70センチ(川登)。


雨音のテントとウイスキー

2024-06-27 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2006年頃に書いた旅雑文「雨音のテントとウイスキー」限定公開終了です。

    雨。最高気温25度。

 昨夜、宵の口に降りはじめた雨は、期待ハズレ・・・

すぐに止んでしまったが、明け方からガシャガシャと断続的に激しい雨になった。

窓ガラスごしに僕は、久しぶりのまとまった雨を、ほっとした気分でながめる。

四国の渇水は、この雨で一時的にはおさまるだろう。カラカラに乾いた夏の川辺に、恵みの雨だ。

 

 「あの雨の日、フシギな出会いをした娘はどうしているのかな?」

机の上に両足を放りなげ、ウイスキーを舐め、

ぼんやりと雨をみながら僕は、雨音でいろどられた夏旅の小さなエピソードを思いだしていた。

 

 「あのー・・・そっちにいってもイイですか?」

その声に僕は、はっとして顔をあげた。トツゼン目の前に女の子があらわれたのだ。

「はっ!?ええっ、と。ハイ・・・」。不意をつかれた僕は、ドギマギしながら、もごもごと答えた。

数分後。彼女は、自分のテントから少し離れた場所にあるこちらのテントにやってきた。

「ひとりでさびしいんです。なにか、お話をして下さい」。

「えっ?」僕は、トートツな申し込みに面くらった。

初対面の女の子にいきなり、さみしい??お、お話し・・??と言われても・・・なぁ・。

「でも、可愛いし・・まぁ、いいいじゃん!」僕のスケベ心がささやいた。

 

 お金はあまりないけれど、当面時間だけはたっぷりあるバイク一人旅。

僕は、ホンダゴリラ(50cc)で夏の北海道をのんびり走っていた。

大雪山層雲峡のキャンプ場にテントを張って2日目。

朝から雨に降りこめられ、「あーもう、今日はヤメッ!」早々と停滞を決定。

うす暗いテントの中、シュラフに包まったまま、ザックからウイスキーの小瓶を取りだした。

わずかに開けたテント入り口から、雨に煙る外をぼんやりとながめながら、

続きは、カテゴリー「レター&旅雑文」でご覧になれます。


南の川から(気まぐれダイアリー)6月26日

2024-06-26 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

   おはようございます。四万十は、曇りときどき晴れ。

沈下橋から見あげる雨あがりの朝の空は、青空が大きくなったり、小さくなったり。

雨雲と青空が、せめぎあっているかのようです。

 

「カナ カナ カナ」ヒグラシのひと鳴きが響く岸辺に、

(南国の川に真夏のおとずれを告げる)オレンジ色も鮮やかなヒメヒオウギズイセンの花。

南国の川は、 シーズン・イン・ザ・サン。もうすぐ、ギラギラ太陽の季節をむかえます。

四万十川の水位は、平水+1メーター(川登)。笹濁り。

今日の最低気温は、20、9度。

 

 

世界では水産業が成長産業なのに「海水温上昇」で日本の周りだけ魚が獲れないなぜ(東洋経済オンライン) - Yahoo!ニュース

 農林水産省から2023年の水産物の生産量(漁業+養殖)が発表されました。数量は372万トンと、現在の形で統計を取り始めた1956年以降で過去最低を更新しました。過去最低は毎...

Yahoo!ニュース

 

 

  最高気温27、8度。午後は、曇りときどき小雨。

ねずみ色の空のした、聞えてくるのは、小さな雨音と鳥の歌だけ。

しずかなしずかな梅雨の昼さがりです。

しずけさのなかで(土のなかで)、セミたちも、うずうずとギラギラ太陽をまっているコトでしょう。

 

「今年の梅雨は、短期集中型かも?」

予報によると、今週末の四万十は、まとまった雨に。でもその後は、晴れマークがつづいてます。

おおっ、もしかしたら来週には(7月はじめには)梅雨が明けるかも?

ココロノジュンビヲシテオカネバ。

カヌーにのって、(南国の川の)梅の雨をかんじてみたいかたは、おはやめにどうぞ。

 

もうすぐ太陽の季節。夏空の南国の川では、

泳ぐ、潜る、飛びこむなどの「ザブザブ水中川遊び」も楽しめるように(~9月半ば頃まで)。

真夏の四万十川、最高気温は、35度以上。川面の水温は、30度前後(支流の下流域も)。

「カヌー&川遊び」で、あなたも夏の子供になりませんか?(ほぼプライベートツアーでのんびりと)。

 

それ以外にも、外遊びがいっそう楽しい真夏の四万十(幡多地域)では、

キャンプ、シュノーケリング、ラフティング、キャニオニング、トレッキング、ダイビング、

波乗り、釣り、散歩、星空観察、昼寝、虫捕り、西瓜割り、サイクリング、ツーリング、ジョギング、

バードウオッチングなど、いろんな方法で、山、川、海の豊かな自然が楽しめますよ。ぜひ。


夜のフェリー( I Like スローな旅)

2024-06-25 | ・最新のお知らせ・イベントなど

 夜のフェリー(I LIKE スローな旅) 2010年に書いた旅雑文です。期間限定きまぐれ公開中。

 

 ・オートバイ・車・高速バス・フェリー(長、中、短)・新幹線・電車(夜行、鈍行、特急) 

これまでに僕が、「東京~四万十、静岡~四万十、出稼ぎ先~四万十」の往復に利用した交通機関。

(四万十に住むまでは、東京暮らし。静岡には、実家があります)

寝台特急、飛行機、ヒッチハイク、自転車、カヌーの利用はザンネンながらまだありません。

友人には、シーカヤックで海伝いに帰れば?と言われますが・・・笑。

いろいろな乗り物や方法がありますね、旅の目的地までの移動手段としては。

その中でも、のんびりと海路をゆく長距離フェリーの旅が、僕はけっこう好きです。

 

 マイバイクを積んだ夜のフェリー。

月明かりに照らされた、静かな海を走る長距離フェリー。

船旅のお供は・缶ビール・ポケットウイスキー・柿ピー・ガイドブック・雑誌・文庫本。

乗客もまばらな雑魚寝の2等船室で、薄い毛布に包まり、缶ビールをプシュと開け、文庫本を開く。

それは、いわゆるひとつの小さなシアワセな時間。少確幸。

ごろ寝に飽きたらデッキに出て、夜風に吹かれながら、夜の海と星空を眺める。

下船時、船底からバイクで陸に飛び出して行く、その瞬間のなんとも言えない開放感もステキだ。

 2頭船室で、他のツーリングライダー達と酒宴でおおいに盛り上がったのは、

バイクで乗り込んだ、北海道行きフェリー、沖縄行きフェリー。

星空のデッキで夜風に吹かれながら、センチメンタルな旅の思いに浸ったのは、小笠原航路。

 

 水平線、どでかすぎる空、それしか見えなかったナーバスな5日間は、

オーストラリア北航路(小さな貨物船に、船員以外の乗客は僕1人だけ・・・)。

大荒れのタスマン海に、立つことも出来ず吐きまくった、ゲロウなタスマニア航路。

 

 みかんをくれた隣のおばちゃんと話をすると、

おばちゃんの住まいは、東京の僕のアパートの近所だと知って、「あら、びっくり」

意気投合した僕らが日本酒でカンパイしたのは、高知~東京フェリー。

そして、まだ見ぬアコガレの大自然にココロ踊ったのは、東京~鹿児島~屋久島航路だ。

 

 「そんなに急(せ)かんでも、エエんとちゃうやろか・・・」

のんびりフェリーの旅は、好きな作家のそんなつぶやきをフト思い出させる。

 ゆっくりとゆるーい移動時間。

長距離フェリーの旅では、さまざまな風景やいろんな人との出会いがありました。

そして旅は、沢山の素晴らしい(良くも悪くも)思い出を僕に残してくれてます。

しかし、この数年で高知発着の、東京~高知、大阪~足摺、大阪~高知は、ザンネンながら航路が廃止。

僕はイチマツの寂しさを感じているのでした。

このような風潮では、ブルートレインも・・・「早く乗っておかないと!」ですね。

「 I  Like スローな旅」

 

追記(悲報):ああっ、ついに宿毛~佐伯フェリーも・・・→ 宿毛フェリー所有の船差し押さえ

 *ブログタイトル「夜のフェリー」は、山口岩男 アルバム「ブルームーン」より


 


南の川から(気まぐれダイアリー)6月24日

2024-06-24 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、雨

静かな雨が、ふったりやんだりの月曜の朝です。

ベランダで、コーヒを飲みながらグレーに湿る空をながめていると、

お約束?「Rainy Days and Mondays」がラジオから流れてきました。

 

曲がおわりラジオをけせば、聞こえてくるのは、小さな雨音と鳥の歌だけ。

なんちゃあない(でも自然だけはたっぷりある)川のほとりの、雨の日と月曜日は、わるくないものです。

ふぁぁ・・・。さて、今日は何しよう。

四万十川の水位は、平水+1、3メーター(川登)。笹濁り。カヌーで長距離を下るにはよい水量です。

今日の最低気温は、22、8度。

11月撮影

 

 最高気温25、6度。午後も雨。

ポチャポチャ、ジメジメ。梅雨らしいスッキリしない天気のマンデーです。

さて、今夏もまた、スローな旅が好きなかたに、良いニュースがとどきました。

「人気の切符がこの夏も登場!

東日本旅客鉄道などJRグループ各社は、6月18日、2024年夏の「青春18きっぷ」の詳細を発表した。

青春18きっぷは、学校の長期休暇にあわせ、毎年春夏冬にJR各社が販売する企画乗車券。

価格は1万2050円(大人・こども同額)。7月10日より全国のJRの主な駅や旅行会社などで販売を始める。

発売期間:2024年7月10日~8月31日   利用期間:2024年7月20日~9月10日 」 

*土佐くろしお鉄道では、使用できません(窪川~中村~宿毛)

*JR予土線 窪川~宇和島間は、別途210円が必要(窪川駅~隣の若井駅は土佐くろしお鉄道区間なので)。

 

JR、夏の「青春18きっぷ」発売決定 1万2050円で5日間乗り放題(アスキー) - Yahoo!ニュース

東日本旅客鉄道などJRグループ各社は6月18日、2024年夏の「青春18きっぷ」の詳細を発表した。価格は1万2050円(大人・こども同額)。7月10日より全国のJRの主な駅や旅行会社...

Yahoo!ニュース

 

 

「青春18きっぷ」

皆さんは、春、夏、冬休みに販売されるこのきっぷを使ったことがありますか。

僕も何度かこのきっぷで、スローな旅を、移動をしてきました。

 

安くお得に、長距離をいどうできるのはモチロン、何才でも使えるのがよいですし、

「青春18きっぷ」というネーミングは、

「いくつになっても、好奇心を大切に、新しい旅にココロおどらせていたい」。

そんな、僕たちのなかの少年(少女)のココロを、そそのかすようにひびきます。

そしてふらり、どこか遠くへ行きたくなっちゃいます、のんびりはしる電車にガタゴトゆられて。

  

最近は(山歩きだけでなく)、中高年バックパッカーも増えてきているそうです。

「両手が自由になるスローな旅をふたたび」 ステキですよねぇ。

でも、若い頃とはカラダがちがいます・・・。

くれぐれも無理はキンモツ、そして、体調管理にも気をつけて良い旅をしましょう。お互いに。

 

(ココロたのしい)ボーイズ&ガールズのような、ピカピカかがやく無垢な笑顔は、

カヌーツアーで川を下っているとき、川遊びをしているとき、にもよくみられます。

「18 Till I Die」

四万十川で、青春18カヌー(笑)を漕いで、老いも若きも、新しい旅にココロおどらせませんか。

「そんなに急(せ)かんでも、エエんとちゃうやろか・・・」

自然ゆたかで、スローな時がながれる川は、「沈没」するにも、

「デジタルデトックス」するにも良いところ(電波状況がよくない場所も多し)。

長期滞在もオススメですよ。


旅雑文&レターフロムSは 

2024-06-23 | ・最新のお知らせ・イベントなど

   

アーク佐野は、気がむいた時に、レター&旅雑文を書きなおしています。ぼちぼちと。

書き直したものは、カテゴリー「最新のお知らせ」にて冒頭の一部をご覧になれます。

全文は、カテゴリー「レター&旅雑文でご覧になることができます。

 

*期間限定で全文を公開しているレター&旅雑文もあります。

*「レター&旅雑文」は・書き直す・主観的な文章、といった理由で、

誰でも読めるようにはしていません。あしからず

*River&Sky2012~2019の一部は、パスワード公開です。

それでもイイよ、読んでみたいぞ、という方は、メールにてご連絡を。

対象:基本的に、これまでにツアーに参加された方。アーク佐野、友人、知人など。

 

旅雑文

・熱風大陸で冷たい水を・雨のステイション・サンキューブラザー

・イマジンとホットドッグと・大風の荒野でウンがついたハナシ

・秋雨の旅の空から・旅立ちの春に・カレーな晩夏・こんがりサマー・かゆいディズ(かぶれちまった悲しみに)

・焚き火とさびた観覧車・雨音のテントとウイスキー・ひだまりのヘビとハードロック

・ブルーにこんがらがって・夜のフェリー・われ走りおえてカニとたわむる

・ココロも温める音・友がみな我よりえらく見える日は

・9月11日に考えたコト・川の上からながめる空・グランテトラにワインを詰めて

・青春18カヌー・アノラックパーカーとさくら雨・ごろごろわん・冬至の陽と物語 など

レターフロムS

レターフロムS 2020春 ヒマんとがわ雑記 1・レターフロムS1

・レターフロムS 夏空日記1・レターフロムS 夏空日記2

・レターフロムS 番外 仁淀川 純情? 前編&後編 ・レターフロムS 2012 ヒカリの春の川へ

・レターフロムS 2018 夏ゆく川で ・レターフロムS5  秋の黒尊川をカヤックで下る

・レターフロムS9 「真冬の瀬に突入せよ」の巻・レターフロムS11 春の海脱線バナシに花が咲き など

River&Sky

・River&Sky2012~2021 パスワード公開です


南の川から(気まぐれダイアリー)6月21日

2024-06-21 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

   おはようございます。四万十は、雨のち曇り。

昨朝からポチャポチャと降りつづいた雨はあがりました。

沈下橋から見あげる空は、じこじこ明るくなり、ときどき雲間から陽がこぼれます。

明るくなるにつれ、鳥の声もニギヤカに。

「もうすぐラウドなセミの真夏か。ウグイスの恋歌もそろそろ聞きおさめやね」と思えば、

ふぅ~大きく深呼吸して、かけがえのない今朝の自然の音に耳をすませ、風に吹かれました。

♪だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう♪

 

今日は、貴重な梅雨の晴れ間になりそうだ。さぁ、帰って洗濯しよ!(たまったなぁ・・・)

四万十川の水位は、平水+約1メーター(川登)↑ 笹濁り。

今日の最低気温は、18、4度。

4月撮影


 国道441号、四万十市西土佐茅生で全面通行止め。

18日、中村地域と西土佐地域を結ぶ国道441号の茅生地区の路面が崩れ、現在も全面通行止めに。

総重量6トン未満の車に限り、沈下橋などの迂回(うかい)路がある。

県幡多土木事務所が29日ごろの復旧を目指している。

*迂回路(沈下橋)も、対向車とのすれ違いがこんなんな狭路です。

車でくる観光客の皆さん。時間と運転には、余裕をもって慎重に。


 最高気温31、4度。午後は、晴れ。

すっきり晴れた青空を、小さな白い雲が、ゆっくりとながれていきます。

ひかる風わたる緑まばゆい道端に、あざやかなオレンジの花。ノカンゾウの花です。夏やねぇ。

ジリジリと照りつける陽ざしは強く、

少し蒸し暑い昼さがりですが、風があるので、日陰はわりにすごしやすいです。

 

風がふきぬける日陰で、梅雨見舞いのハガキを書きました。

「梅雨お見舞いを申し上げます。

〇〇さん、お久しぶりです。その後、お元気におすごしでしょうか。

僕は、なんとか生きてます。

梅雨空の四万十で、暇の海に沈没する日々です(暇の海って四股名みたいですね)。

あいかわらず旅のような人生っす。

 

じめってうっとしい長雨の季節ですが、

梅雨の晴れ間の川は、ギラギラ太陽の下、もう真夏の蒸し暑さです。

そんな夏の日、僕は裸族になり、バシャバシャと川で遊んで暑さを楽しんでます。

 

最高気温35度以上。川面の水温30度前後(支流の下流域も)。

「カヌー&川遊び」。真夏の四万十川は、ズブ濡れて水とたわむれるのがサイコーです(星空もきれいです)。

○○さん。都会(マチ)の暑さにくたびれたときは、

少し足をのばして、水の自然豊かな四万十ですごすのも一手ですよ。

 

日本の夏、猛暑の夏。カラダにきつい夏になりそうですが、

暑さとうまく折りあって、心身ともに健やかに、この夏をお過ごしくださいね。

また帰省したさいには、一緒にご飯でも食べにいきましょう」


雨のステーション

2024-06-20 | ・最新のお知らせ・イベントなど

雨のステーション」2021年6月に書いた旅雑文です。期間限定公開中。

 最高気温22、8度。午後も雨、ポチャポチャと降ってマス。

♪6月は蒼く煙って なにもかもにじませている♪

ラジオからユーミンの「雨のステイション」が流れてきた。

雨にけぶる切ない情景が目にうかぶ曲をきけば、

そうだ、はじめての長いひとり旅の初夜は、「雨のステーション」だったなぁ、とナツカシク思い出す。

 

ある年の夏のはじめ、オートバイに荷物を積んだ僕は、

九州博多の友人宅を目指して、高速をひたすら西へ西へ走っていた。それは、長いソロ旅の初日。

夕刻。関門海峡を渡り、九州に入ると、雨が降りはじめた。

高速を降り・・・・。

期間限定公開終了。続きは、カテゴリー「レター&旅雑文」でご覧になれます。


6月21日(水)のつぶやき(リブログ)

2024-06-19 | ・最新のお知らせ・イベントなど

1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、雨。

シトシト雨が降ったり止んだりの朝は、レインウェアを着て、川原へGO!

6月の雨にけぶる川を、ぼんやりながめながら、コーヒー片手に雨音につつまれる。

長雨にココロも湿りがちな季節。

ねずみ色の空を見あげながら僕は、Every cloud has a silver lining(イギリスの諺)とつぶやきました。

今日の最低気温は、20、1度。

雨に似合う花、レインリリーが咲きはじめました。

花言葉は、「汚れなき愛」「潔白な愛」「期待」。

よごれちまったおんちゃんには、似合わないのだ・・・。

 

 最高気温25、2度。午後も雨。シトシト時々ザァザァと降ってます。

雨音をBGMに、本を読んだり、ゴロゴロしたり。ふぁぁ・・・。

「二コルも高見もずっと日本の平均的な汚い川ばかり見ているので、四万十川はとても美しく映ったに違いない。

日本の他の川に比べれば、川の水も、川の両側になだれこむ山の風景も、この川は群を抜いてきれいだ。

僕は二十年前、十年前の四万十川の美しさはこんなものじゃなかったと思う気持ちを抑え、

初めて四万十川を見るこの二人の眼を通して川を楽しむことにした。

 

これだけ広い川で悪臭もゴミも目立たず、そして二級三級の瀬が続く川というのは、日本に何本あるだろう。

それだけでよしとしよう。 

難しいことをいわずに、今この目の前にある陽光や、清々しい山の空気や、水の音を楽しむこと。

少なくとも川の上にいる間は川を楽しもう。文句は陸に上がってからいおう。

ぼくは頭の中に浮かぶ暗い想念を振り払いながら、川を下った」

なつかしい川、ふるさとの流れ 野田知佑 著


南の川から(気まぐれダイアリー)6月18日

2024-06-18 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  おはようございます。四万十は、雨。

予想されていた大雨とはならず。

(7時までの)累加雨量は、上流のおおいところで、97㍉ほど。

(家地川ダム&津賀ダム)ダム放流量は、98㌧↑ 四万十川の水位は、平水+70センチ(川登)↑

 

明け方、ザァザァと降っていた雨は、すでに小降りに。

朝の空は、少しずつ明るくなってきています。

どうやら天気は、上り坂(とは言わないか)。太陽カモン!

今日の最低気温は、19、4度。


ほんとうの宝    谷川俊太郎

ほんとうの宝は おもいがけないところにかくれている 

それをさがすには手がいる足がいる そして感じる心がいる 考えるアタマがいる

ほかでもないあたな自身の

 

ほんとうの宝は 誰のものでもないみんなのもの ちからをあわせて 見つけるものつくるもの

私たちは宝だと気づかずに水を飲む 宝だと気づかずに木を見上げる 宝だと気づかずに人に会う

 

ほんとうの宝は 日々の暮らしの中にひそむ 四季のめぐりの自然にまぎれている

湖の水の源から海までの流れに沿って どんな気持ちが生まれるだろうか

どんな宝が見つかるだろうか


   最高気温30、0度。午後は、晴れのち曇り。

おそい朝に、雨があがると、昼まえには、曇り空わって太陽が顔を見せました。

それを合図に?梅雨晴れの川は、北よりの強い風がブゥブゥとふきはじめました。

おっ、晴れてきたか、とカメラをつかんで家をでたさのが、川のうえにでれば、

いじわるな空は、ふたたび厚い雲で空をとざし、太陽をかくしてしまいました。ん、もう。

 

「太陽よ、はよでてこい!」。沈下橋から曇り空をみあげていると、

ん?前にも同じキブンで、夏まえの空をながめていたコトがあったな、と思いました。

遠い記憶をたどる。「ああそうか、初めて四万十川に遊んだあの夏の日だ」

あのときは、川原のテントのなかから、今日は、沈下橋のうえから、旅の途中の青空をさがしている。

『大切なのは目的地ではなく「旅」そのものだ』  T・S・エリオット

16:00現在。

四万十川の水位は、平水+1、4メーター(川登)↓ 水の色は、オリーブグリーン。

いつもより少し速い流れの川は、カヌーのロングツーリングには、よい水量です。

昼どきの川。


南の川から(気まぐれダイアリー)6月17日

2024-06-17 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  おはようございます。四万十は、曇り。

小さな青空から陽がこぼれていた早朝の空は、

時間がたつにつれ、空いちめん灰色に閉ざされてしまいました。

どうやら天気は下り坂。梅雨空復活です。

空と川のあいだで(沈下橋で)、のんびりぼんやりと川時間をすごしたあと、チャリを漕いで家に。

その途中、「キョロロロロ・・・」頭上のどこからか、よく響く高い鳴き声が聞こえてきました。

ん?あまり聞いたコトがない声だな?と思いチャリをとめて、

辺りを見上げれば、バサバサ!少しはなれた林の上を、

火の玉が燃えているような、朱色がかった美しい鳥が飛んでいきました。

おおっ!アカショウビンではないですか。メズラシイ!スバラシイ!ラッキー! 

 

(繁殖期は梅雨どきで、雨が降りそうなときに鳴くので)

雨乞い鳥、水乞い鳥ともよばれるアカショウビン。

うっとうしい長雨の季節ですが、アカショウビンが見られて、小確幸を感じた朝です。

 

 

  最高気温28、7度。午後は、曇りのち雨。

どよんと暗い雨空の川辺で、ヒマワリの花の黄色があざやかです。

雨は、今夜から明日未明にかけて激しくふる予報。

梅雨晴れがつづき、痩せはじめていた川は、大きくリバウンドしそうです。

梅雨時の川は、どんよりとした厚い雲におおわれる日もよくあります。

そんな雲り空の川は、風がふかないコトがおおく、凪の川は、水鏡のような水面を見せてながれます。

(風の通り道でもある川。ぬくい季節は、おもに南よりの風が、

ひやい季節は、おもに北よりの風が、時にビュービューと強くふきます)。

 

先日6月15日は、(前日までの終日雨予報はハズレ、曇り空の)凪曜日。

カヤックにのった僕らは、水面にうつる空と山をわって、

水無月の川を、ゆっくりゆっくりと下りました。暑くも寒くもない、カイテキな気温の川を。

 

R1A(江川崎スタート1日コース)。漕行約11キロ。

最高気温26、0度。川面の水温 23度。川の水位は、ほぼ平水。

*Sさん、画像CDは17日に発送しました。お楽しみに~。