アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

翔べ!たかお山クラブ

2008-06-27 | アークツアー 梅雨

時々 最高気温30度。

 梅雨らしい雨空が続く四万十。

6月の太陽が、まともに顔を見せたのは、たったの2回です。

川を取りかこむ山は、雨水で飽和状態となっています。水をいっぱい含んだスポンジのように。

山は水が出やすく、少しまとまった雨が山に降れば、川はすぐに増水してしまう。

増水した川は泥濁りの流れとなり、カヌーツアーは中止となる可能性も高くなります。

 

 前線の上がり下がりでコロコロ変わる予報、直前まで天気が読めません。

だが、恐るべし強運の持ち主は「たかお山クラブ」の面々。

彼らは(確率のひくい)晴れ間をみごとに引きあてました。ぱちぱち。

  ツアー日の四万十川は、ベストな水量。水の透明度もなかなか良いです。

雨に洗われた風景は、とてもクリアー。

最高気温30度。飛び込めば、気持ちE!川面の水温は、22度。

 

 水量が多い川は、岩間沈下橋からのジャンプもOK(平水時は浅くて飛び込めない)。

おまけに本日は、プロカメラマンのテルミちゃんの撮影付きです。

「ふーむ、これは、まるで美味しいおかず盛りだくさんのゴーカ幕の内弁当みたいじゃないか・・・」

梅雨晴れの川に、たくさんの笑顔も咲く、みんな満腹な1日でした。


All photo by Terumi Miyake



ストレート フロム ザ ハート

2008-06-15 | アークツアー 梅雨

 最高気温19度。

 日曜日の予報が雨になれば、それまで続いていた晴れ予報は、一気にひっくりかえされた。

まるで「オセロゲーム」のような梅雨の週間天気予報です。

 

 週末。終日バッチリと青空に恵まれたのは、金曜日だけでした。

薄曇りの土曜日。笑顔もステキな2名の女子&友人テルミちゃんと川を下りました(1ディツアー)。

3人ともカヤックでの川下り経験者です(初心者だけど)。

・少人数・川のコンディションも最高!

というコトで、僕らはいつものツアースタート地点より少し上流から下りました。

このコース、普段のアークツアーで下るコースよりも少し瀬の数が多いのです。

 薄曇りの空から、ときどき陽がこぼれる蒸し暑い日。最高気温29度。

川の水位は、平水時より70~80㎝ほど高いだろうか?水の透明度はなかなかよい。

川面の水温21度。水量が多く、瀬の波は、なかなか高い。

 

 バウン!でっかい波にカヤックで突っ込めば、

船首が空に向かって大きく跳ね上げられ、ユカイ、ツーカイ!!

乗りはじめは少しかたかった皆の表情も、瀬をこなすたびにやわらかに。

 

 「今日のような水の良い日は、シーズンを通して何本あるだろうか・・・」

ガイドをしながら僕は、今この時にしかない

水量&透明度の良い川をゾンブンに味わいながら、パドルで水を捕らえていきました。

 

 クネクネと曲がりくねった四万十川。

でも、僕の気持ちはどこまでも真っ直ぐのびて、ココロから素直に楽しいなぁと思う。

「うーん・・・まだ、こんな流れの日があるからヤメラレナイ・・・」

コース後半は、ゆったりとした四万十川の流れとよい景色を楽しみながら、のんびりと下りました。

ざばーん!うーん、ナイスですねぇ。

はつなつに初沈したのねオメデトウ

おおっ、久しぶりのテルミちゃんの雄姿。HP早いとこ見れるようにしてね。

今回のタイトルは、ブライアン・アダムス。

83年発表のアルバムに収録されてる曲からです。


夏空が目にしみる

2008-06-12 | 四万十川 梅雨

 最高気温30度。

 ~中略~ この男女の生理の違いについて、もっと素朴な海岸地帯の田舎では、

「男は丸干しじゃけん、女は開きじゃけん、乾きの速さが違うんよ」

と、漁師達は説明している。

さて、どっちの学説をとるか、諸君は今晩もためしてみればよろしい。

「知的な痴的な教養講座」開高健著 小さな死より

 

 はははっ、なるほど・・・。誰もいないヒミツの川原。

そこで真っ裸で「丸干し」をしてた僕は、手にしてた本の一文に思わずニヤリです。

 四万十川は、朝までのまとまった雨で少し増水しました。

笹色の早い流れが、川原に寝ころんだ僕の足先を流れて行きます。

久しぶりの夏空が目にしみる夏の暑さの日。

少しヒンヤリした水は、のんびり泳ぐには、まだちょっとはやいか?

でも、えいっ!と思い切って水に飛びこんでしまえば、なんともソーカイ!でした。

 

 天気予報は、「しばらくはよい天気がつづくでしょう」と伝えてます。

週末のツアーは、生まれたての夏空の下、良い水量の川を楽しめそうです。