アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

5月30日(火)のつぶやき

2023-05-30 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

  おはようございます。四万十は、雨。

静かな雨が降ったり止んだり。じめじめ。

しめった空気には、嗅ぎおぼえのある独特の —生臭いような— 香りが。栗の花です。

(四万十川の中流域は、栗の産地)

「靄かゝる山の木立や栗の花 」正岡子規 

梅雨の長雨と夏の太陽が、栗も美味しい秋をつくります。

*四国は、5月29日に梅雨入りしました(平年より7日ほど早く)。

今日の最低気温は、22、2度。

炊飯器のスイッチを押し忘れていた。

なんてこった、朝メシが遠い・・・。哀号。ハラヘッタ。

 

今日のおやつ。

 

 最高気温26、4度。午後も雨。

雨にぬれて青々とした草木の庭で、オレンジ色がひときわあざやかです。ビワの実です。

しめった空気のベランダで、雨景色をながめながらぼおっとコーヒーを飲んでいると、

一匹(頭)のゲンジボタルが、足元に飛んできました。あらっ、ホタルも雨宿りですか。

そんなホタルのすがたを見て思いだすのは、おんちゃんの必死のシタゴコロ。

 

その昔、街のナイトクラブのおねーちゃんにホタルの光を見せ、

もてたろうとたくらんだ近所のおんちゃんは、夜の川でゲンジホタルをたくさん捕り広口の瓶に入れた。

翌夜遅く、「うしし」と車で街へ。

しかし、店に着く直前、何かのはずみで瓶の蓋(ラップ)のゴムが切れて、ホタルたちが逃げはじめた。

そして、暗い車内でホタルの光りが乱舞・・・。

それは、ミッキーマウスもびっくりなスペクタクルな光りのショー。

♪ごらん金と銀の器を抱いて 欲望の光りの酒を満たした 愚か者が街を走るよ~♪ 誰っちゃみておらんけど。

あせったおんちゃんは、車をとめ、

必死のスケベパワーで何匹かのホタルを捕まえた(補虫網などないので素手で)。

その後、おんちゃんは、少し肩をおとして店に入っていった。数匹のホタルの光りとともに。

閉店をつげる「蛍の光」が、となりのパチンコ屋からながれていた。

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晴れ女子と初夏の川

2023-05-25 | アークツアー 初夏

 最高気温26、3度。

 「山青葉 ひかる水面に 笑顔咲き」

もう夏のような強い陽ざしに、青葉かがやき、風ひかる四万十川をカヤックでくだりました。

笑顔もキュートな3名のゲストとともに。

コースは、口屋内沈下橋スタート~勝間沈下橋ゴール。漕行約6キロ。

RSB:半日コース(集合時間が選べる。今回の集合時間は、8時30分)。

 初めての四万十川、初めてのカヌー(カヤック)が、天気に恵まれてよかった、よかった。

前日までの天気予報は、曇り一時雨。雨に降られることをカクゴしてたのに・・・。

青空をつれてきた、晴れ女子(たち)です。

 スタート地点の口屋内沈下橋の川原で、パドルの漕ぎ方&乗り降りなどの講習。

そのあと、トロ場(ゆるい流れ)で少しならして、さぁ、川くだりスタート!

はじめてのるカヤックに、水のながれに、ドキドキ、ワクワク。

キャーキャー!ワァ―ワァ―!嬌声がひかる水面にひびきます。

 四万十川の水位は、ほぼ平水。水の透明度は、良(この時期にしては)。

手をつける、とヒンヤリ心地のよい川面の水温は、22度。

強い陽ざしは、もう夏。パドルでバシャバシャ水かけっこも愉快な季節に。

 グンと広くなった川に、今日は北寄りの風が吹いてます(カヌーには追い風)。

風に、流れにまかせて、ゆるゆるいこう。

 川原に上陸し、もぐもぐタイム。

シャビシャビ(凍らせておいた)のポンジュース。しまんとまろんぱい。小夏。

 勝間沈下橋でゴール。

花おおい初夏の川に、ゲストの笑顔の花もたくさん咲いた約3時間のツアーでした。

晴れ女子の皆さん。はじめての四万十川&カヌーを、(半日でしたが)のんびり楽しめましたか?

四万十は、なかなか遠いところですが、ぜひまた遊びに来てくださいね。

*Tさん。画像DVDは、5月24日に発送(普通郵便で)しました。お楽しみに~

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5月21日(日)のつぶやき

2023-05-21 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 最高気温30、9度(最低気温16、6度)。晴れ。

澄んだ水色の空から、もう夏を思わせる強い陽ざしが、さんさんと降りそそいでいます。

木陰をふきぬける風は、とてもさわやか。絶好のハンモック日和です。

しかし、ヒルネでは、お腹はへこみません。岸辺の細道を、のろのろと走ることに。

 

ヒメジョオン、タニウツギ、ドクダミの白花がいろどる新緑の道端に、

(梅雨の岸辺を代表する)ホタルブクロとハナミョウガの花も咲きはじめています。

そんな梅雨がちかづく夜の水辺で、幻想的な光りの舞を見せているのは、ゲンジボタル。

 

夏色の空のしたを走りおえれば、全身はズブズブ汗まみれ。おおっ、あちゅい・・・。

思わず、ザブンと川に飛びこみたくなるのでした(飛びこまなかったけど)。

南国四万十は、ザブザブ川遊びも楽しめる季節になりました(晴れていれば)。

このところつづく夏のような暑さに、のんべんだらりと初夏を過ごしていたさのも、

さすがに衣替えをしなければとおもい、タンスのなかから夏服をひっぱりだしました。

するとなにをおもったのか、お目当ての夏服いがいにも、

(もう何十年も着ていない)古い服もひっぱりだしたのでした。

そのほとんどが、アウトドアブランドの高価なウェアですが、やぶれ、虫くいなどでボロボロです。

でも、ボロ着には、大切な思い出が染みついているのだ、と捨てずにとっておいたのです。

他人からみれば、ただのボロ切れなのに。

しかし、今回は、エイヤ!!断固として処分するのだ!と決心したもよう。

スバラシイ思い出は、記憶のなかにあればOK!というコトを、いい年してやっと気がついたようです。

 

服を処分したあとは、こんどはいらない本や雑誌、雑貨もしょぶんすることに。

すると空いたスペースは、ほこりだらけです。それを、ほうきやぞうきんなどで掃除すれば、

最初2時間ほどですむだろうと思っていた作業は、けっきょく1日がかりになってしまいました。

そして、すっきり片付いた部屋を見わたして、棚をつくればさらに広くなるな、と思うのでした。

22年も住んでいるのに、今ごろ気がつきましたか。そうですか・・・。十年一日。進歩がないおバカさんです。

 

夕方、さのが、風呂の水をはろうと、風呂の戸をあければ、浴槽のなかで何やらドタバタうごいてます。

ん?見たしゅんかん、ウオッ!と思わず大きな声をあげたあとフリーズしました。

そこにいるのは、マムシです。

「まじか・・・いつ、どこから?こんなのはじめて・・・」

おおきく深呼吸したあと、ややこんらんした頭で、どうしようか?と考えました。

そして、(折れて部屋のインテリアとして余生を過ごしていた)シングルブレードの木製パドルをつかい、

マムシとはなれて戦い、なんとか退治し、念仏をとなえました。はぁ~なまねこなまねこ、と。

 

そのデキゴトの1時間後、風呂の湯がわいたので、さぁ、はいるべ、

とバスタオルを手にとれば、こんどは、ムカデの親分みたいなデカムカデがすがたをみせました。

うわっ、またかよ!!デカムカデをたいじしたあと、

たてつづけに続く危機に、♪いいことばかりはありゃしない♪と湯舟のなかで口ずさんだのでした。

 

「美しい花には棘がある」と言いますが、美しい初夏にも棘(毒)があります。

うすらぼんやりと美しい初夏をすごしていると、いつの間にか足元にはキケンがひそんでいるコトも。

足元にはくれぐれも注意して、生きていきたいものですね。

♪われたパドルにゃ 未練はないが~♪

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5月15日(月)のつぶやき

2023-05-15 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

澄んだ青空、新緑かがやく岸辺、光る風わたる水面。

昨日の雨が、美しい初夏の川をつくりました。

沈下橋の上で、花かおる風を大きく深呼吸~。うーん、気持よか・・・。

自然のアロマテラピー?でリラックスして、さぁ、今日もスタートです。

今日の最低気温は、15、7度。

 

 最高気温26、6度。午後も晴れ。

ふっと気がつきゃ、5月ものこり半分に・・・。

(少しバタつく)GWがおわり、つかの間、

ぼけっと初夏をながめていれば、ホタルと雨の季節は、もうすぐそこに・・・。

曜日や時間の感覚がにぶくなる、サンデー毎日な川のほとりのくらしです。

ソレニツケテモトキノハヤサヨ。

ゴンゴン行く5月は、逃げる2月去る3月よりもはやく過ぎていくのでした。

 

昨夜は、我が家の裏庭で、ヒメボタルが、チカチカとせわしない光りの舞を見せてくれました。

夜の川では、そろそろゲンジボタルが飛びはじめるころです。今夜、見にいこうかな。

「ホタルが出よるころは、陽気でいうたら、そろそろ梅雨の季節や。

私は、自然が一気に活気づいたようなこのころが一年でいちばん好きなときなんよ。

テナガエビも夏前のこのころがいちばんうまいわねぇ」野村春松

センダンの花も満開です。

20:00。ホタルは飛びはじめたかな?と川へ。

でも、夜の帳がおりた川原から見えるのは、星明かりばかり。

「まだ、はやかったか・・・。今夜は風が涼しいからなぁ。うーん、ザンネン。帰るべ」

と来た道(川原)をもどれば、淡い光が2つ、点滅しながらフワフワ飛んでいるではありませんか。

おおっ、ラブリー!!今年も四万十川に、ホタルの季節がやってきました。

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5月10日(水)のつぶやき

2023-05-10 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

今朝の川は、ヒンヤリと肌に冷たい北寄りの風が吹いてます。

温かいコーヒーをもとめて自販機にいけば、すべてコールド・・・。哀号。

肩をすくめてながめる川は、笹濁りの(いつもより少し)速い水が流れてます。

それにつけても新緑の美しさよ。

今朝の最低気温は、11、2度。

朝のひかりのなかに。トサシモツケ。

 

 最高気温27、8度(今年最高)。午後も晴れ。

朝は、肌寒かったけど、気温がグングンあがった日中は、夏日に。

⦅寒暖差が大きい初夏です(気温差16、6度)。

皆さんも、体調管理にはくれぐれもお気をつけてお過ごしくださいね⦆

そんな、夏のようなつよい陽ざしをうけて、かがやく新緑のなかに、

バラ、サボテン、ツツジの花の赤が、あざやかに映えてます。うーん、ビューティフォー。

 

ハルゼミが鳴く鮮緑の岸辺では、(初夏を代表する)トサシモツケの花も散りはじめています。

南国の初夏も、そろそろおわりに。

青空のムコウには、もう梅雨空が待っています。

 

南国をながれる四万十川では、空が梅雨雲に閉ざされる少しまえから、

ゲンジホタルの光りの舞いが見られるようになります。

あわく、はかない  —人工のイルミネーションとはまたちがう— 自然の命に満ちた光りが。

(5月中旬から6月の初旬にかけて。出現時期や数は、その年の気候、天候により変動します)。

 

ホタルが、よく飛ぶ気象条件は・風がない・生暖かく感じる・月明かりがない。

20時から21時くらいまでに、よく飛びます。

沈下橋や川原から見るのが良いかな、と。

*都会とちがい、手元が見えくなるほど夜が暗いところです。ライトを忘れずに。

 

僕は、(天候や水量などの条件がよければ)カナディアンカヌーに乗り、

ホタルの光り舞う川を下ることも(トロ場オンリー)。とても幻想的なホタル夜の川の世界をのぞけます。

*夜の川は、慣れている僕でも距離感などがくるいます。

キケンがアブナイのだ。よい子の皆さんは真似しないでね。

*リクエストツアーで、ホタル夜のカヌーツアーをおこなうコトもあります。

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5月8日(月)のつぶやき

2023-05-08 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

4日ぶりの太陽が、目にまぶしく心にうれしい朝です。やっほー。

雨あがりの川は、陽にかがやく新緑が美しいけど、流れる水は速くウグイス色(薄茶緑色)に濁ってます。

増水した川の水位は、平水+3、1メーター(川登)。ダムの放流量は、224㌧↓。

さぁ、家に戻って、洗濯物をやっつけたら(たまったなぁ・・・)ふたたび川にでかけよう。風に吹かれに。

今日の最低気温は、13、1度。

 

 最高気温23、7度。午後も晴れ。

雨に洗われてキレイな青空の下で、新緑と花が美しくかがやいています。

肌にほの暑い陽ざし、シトラスが甘く香る風。そんな、ぜっこうのヒルネ日和に、

ハンモックをとりだせば、手元で見おぼえのある黒いヤツがうごいている。ぎゃ、でた!デカムカデ!

それは、田舎暮らしにもれなくついてくるいやなところ。

でも、木陰に吊ったハンモックのなかで、鳥の歌を聞きながら、フネを漕げば、うーん、ゴクラク。

それは、田舎暮らしにもれなくついてくるいいところ。

ちなみに、僕のおすすめハンモックは、 バイヤー(会社名)のバルバドスハンモックです。

http://www.aandfstore.com/store/commodity/0/12410010/

 

さて、皆さん。このGWはいかがお過ごしでしたか?

連休中盤の四万十川は、良い水量と天候に恵まれました(初日の増水が、流れの速い川をつくった)。

(笹濁りの)川の透明度は、よくなかったし、強い向い風が吹いた時間もありましたが。

そんな初夏の川を、ARKはカヤックでくだりました(オール1日コース)。

ほぼプライベートツアーで、カヌー混みをさけて、長い距離を、のんびりと。

 

ツアーに参加されたゲストの皆さん。まことにありがとうございました。

ARKツアーで、初夏の川を、川の自然を、

のんびり楽しめたなら、ガイドをつとめた僕も、とてもうれしく思います。

四万十は遠いところですが、ぜひまた、少し足をのばして遊びにきてくださいね。

*ツアー画像DVDは、5月8日に発送しました(普通郵便にて)。お楽しみに~。

 

GWは、多くの行楽客で、にぎわいをみせた四万十川も

連休がおわれば、いつものだれっちゃおらん静けさがもどってきました。

これから夏にむかう川は、人の声ではなく、生き物など自然の声でにぎやかになります。

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