アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

陽ざしやわらかな秋の日に

2007-10-22 | アークツアー 秋~晩秋

 最高気温24度。

 ツアーゴール地点の川原に車をおいた僕は、朝のバスを待ってました(バスは日に3本)。

空いっぱいに薄く広がった雲。

今朝は、ちょっとひやい(寒い)。はぁー、吐く息が少し白くなります。

朝日が昇るにつれ、薄雲をわって青空がグングンと広がっていきました。

 

 秋晴れの空の下、ツアー開始です。

澄んだ高い空、やわらかな光、キンモクセイ甘くかおる空気。

カヌーにのった僕らは、凪いだ水面に映った山と空をバウ(船首)でさいて下ってゆきます。

 

 川面の水温19度。泳ぐには、もうちょいと寒いかな?

川の水量は、今シーズンいちばん少ないけど、水の透明度は、今シーズンいちばんよいです。

水深4メーターの川底を、大きな鯉がゆったりと泳いでゆくのが見えました。

 水際の石の上にカワセミの姿。

パドルを漕ぐ手を止め、音もなくスーッとカワセミに近寄っていくと、

目の前のカワセミは、瑠璃色の背中をかがやかせ、さぁーっと前方に飛んでいった。

機械音のないカヌーは、水の自然にとても近づきやすいギアなのです。

僕らは、光、空気、水の塩梅も絶妙な秋の川を、カヤックでのんびりと下ってゆきました。


夏と冬のあいだに

2007-10-20 | 四万十川 秋

 最高気温23度。

 昨日、小雨を降らせた低気圧は去り、四万十はスッキリとした秋空が広がりました。

あたたかな南風の季節もおわり。

北西の風が、四万十の谷をビュンビュンと吹き抜けてゆきます。

 

 昼前。

ベランダのデッキチェアに転がった僕は、やわらかな日差しの中、心地よい風に吹かれました。

あとはいい音楽があればカンペキ。

だけど悲しいかな、我が家のDVDミニコンポは夏の終わりにフリーズです。

同様の故障はこれで2回目。もはや直す気はナッシング。

テレビなんかどうでもいいけど、ラジオとCDが聴けないのは悲しい・・・。

今は、友人から借りた小さなラジカセが頼りです。

 

 チュル、チュル、チュル。夏の間は留守だったメジロが庭に姿を見せました。

ヒッ、ヒッ、ヒッ。例年なら、もうすでに姿を見せてるジョウビタキは、いまだ来ず。

 午後。心地よい風にさそわれた僕は、

北西の風に背中をおされながら、中村の街まで自転車を走らせました。

パキ、パキ、パキ。自転車のタイヤがどんぐりを鳴らします。

 セイタカアワダチソウの花の黄色が、田畑を鮮やかにいろどっています。

白銀色のススキやオギに混じって赤紫色の穂は、ルビーガヤ。

その横で風に揺れているのは、枯れかけたサルスベリの花。サザンカの花も咲きはじめています。

林縁の高いところに、アケビの実がなってないかな?と

上を見て走れば、家に戻るころにはすっかり首が痛くなってしまったのでした。

秋ですねぇ。



下流から2番目の沈下橋、三里沈下橋。


秋空を見てた午後

2007-10-16 | 四万十川 秋

  最高気温26度。

 おだやかに晴れた空の下、やわらかな光と風が心地よい秋の午後です。

川原でゴロリ、あおむけでながめる空を、いわし雲がのったり流れてゆく。

かたわらには、コーヒーポットと文庫本。

日が暮れる前に、小さな火を起こし、酒をともに星を待とう。


昼寝と秋空と

2007-10-07 | 四万十川 初秋

最高気温27度。

 「暑さ寒さも彼岸まで」

とはならず、初秋の四万十は30度オーバーのきびしい残暑が長く続きました。

そのせいか、ヒガンバナの開花は例年より1週間遅ほど遅れました。

 

 しばくまとまった雨が降らない四万十川の水量は、非常に少ないです。

川面の水温はまだ高く、26度。水の透明度は、良。

(台風15号の影響で来週は増水するかも。痩せてた川に台風の大雨で増水。

またこのパターンか・・・。近年は、極端な気象がおおくなっているような気がします)

 10月。

キチチッーキチキチッーッ!!高く鳴くモズは秋の使者、僕はその声で目がさめました。

ん、あっ、枕にヨダレ・・・。かたわらに読みかけの本。

さわやかな秋風が吹きける部屋で、ヒルネをしていたのです。

寝起きのぼーっとした頭で考えるのは、今夜の酒のつまみのコト。

 

 「買出しにもいかなきゃ」。しかし、また睡魔に負けて、Zzzz。

ヒルネをしたから夜は寝れないかというと、さにあらず。夜もよく寝られるのでした。

食事と酒以外の時間はひたすら眠る、眠る、眠る。

 

 今は、川、山、空、星もながめず、誰ともはなさず、電源オフ。ほうける時。

気がつけば1週間、Zzzz。

これじゃ、3年寝太郎ならぬ7日寝太郎だ。

長く暑い夏の間に、カラダとココロの芯に溜まった熱を冷まし、秋に向けて脱皮です。

 

 長い眠りからめざめて、少しスッキリした頭で辺りを見回せば、

高くなった空の下で、アキノキリンソウやススキが秋風に揺れていました。

秋の庭をオレンジにいろどるのは、ハゼやヌルデの葉、カラスウリ。

秋の川は、「のんびりカヌー&焚き火キャンプ」が楽しい季節をむかえます。

 

*画像は、初秋のオリジナルツアー。

秋~冬は水の透明度が高いのです。

川面の水温は、まだ26度。

空と山と川、シンプルな風景。

まだ、飛びこめマス。

今回も楽しんでもらえたかな?佐田沈下橋。

旅立ちの時。四万十にてワインとカナッペで乾杯!

気をつけて、良い旅を! バイヤ・コン・ディオス!