アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

ゆきあいの川をカナディアンで

2024-09-29 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「ゆきあいの川をカナディアンで」2021年初秋にツアーレポート再掲です。

 最高気温29、0度。

 「台風16号の強風域に入りそうだったので、今日の川は強風が心配でしたが、

風はほとんど吹かず。初秋のステキな川景色の中、透明度のよい川を下れてよかったですね」。

「ええ、本当に・・・。憧れの四万十川カヌーが天気と水に恵まれて最高でした」。

ツアー解散場所で、ゲストのTさん夫妻は、童のようなまぶしい笑顔でこたえてくれました。

 

 9月30日(木)。

カナディアンカヌーで、初秋の四万十川を下りました。

抜けるような青空の下、今シーズンいちばん透明度が高い川を。

⦅何日も前から、その進路にやきもきした台風16号の影響(特に風)を受けるコトもなく⦆

 

 ゲストのTさん夫妻は、北海道の川をホームに漕いでいるカヌーのベテランです。

ガイドは、コース取りを教える程度で、漕ぎ方については何も教えるコトがない。

 

 レクチャー&練習の時間がいらないので、

今日の川は、水量が少なく流れがとてもゆるいけど、15キロのロングコースをとりました。

操船に気をとられすぎないので、川の自然を案内する時間が多くとれるのも、またよろし。

 スタート地点のトロ場で軽くならした後、初っ端の波高い瀬へ。

水量が少なく、瀬の入り口がとても狭いけど、モンダイなく突入。

照りつける陽ざしの下、ザブザブと被る水が心地イイ。思わず叫びました。うっひょー!!

最高気温29度。川面の水温25度。

 瀬をぬけると、そこは長いトロ場だった。

(高低差小さい四万十川は、大きく蛇行しながら流れる。江川崎から下流は、トロ場も多い。

・トロ場とトロ場を小さな瀬がつないでゆっくり流れる。

・川の中にコンクリートの残骸や堰堤などの危険な人口物が少ない。従ってカヌー初心者も比較的安全に下れる川)。

 のけぞってカヤックから見あげる空は、(昨日の雨に洗われて)スッキリブルー。

まだ夏の暑さが残る陽ざしの中、山肌や川岸の緑には、少し涸れ色も見えます。

道路沿いには、サルスベリの花がまだ咲いているけど、コスモス、セイタカアワダチソウの花も。

ほのかに籾殻きの匂いが混じる空気のなか、小さく聞こえてくるのは、虫の音、セミの声。

 

 そんな、夏と秋がゆきあう川は、風がなく、水面はまるで水鏡のよう。

(10日程前に大きな増水に洗われた)今日の川は、

透明度も高く —いつもは薄濁りの— 深い川底まで良く見えます。

 

 ゆらり、大きな鯉がカヌーの下をゆっくりと泳いでゆく。

中小の魚もたくさん見え、川の中にはいろいろな魚がいる、ということがわかってオモシロイ。

「いいねぇ。キレイだねぇ~」。僕らは、何度も声を上げました。

 

 岩間の沈下橋の川原に上陸。よい景色を眺めながらランチタイム。

それまでのきつい陽ざしを、曇が遮ってくれて、やれ、ありがたや。

心地のよい空気の川原で飲むコーヒーが美味し。

 コース後半は、トロ場が多いけど、(向かい)風がないので、なんちゃーない(たいしたことない)。

アユの禁漁が目前の川(10月半ば)には、瀬張り漁をする人の姿や、友釣りをする人の姿が見えます。

水面でプカプカと揺れているのは、 ツガニ漁の仕掛けの目印の浮き。

そんな初秋の水上を、四方山ハナシに花を咲かせながら、のんびりと漕いで、口屋内の沈下橋へ。

本日の漕行15キロ。

*Tさん、ツアー画像CDは、10月1日に発送しました。お楽しみに~

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われ走りおえてカニとたわむる

2024-09-27 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2011年秋に書いた旅雑文です。期間限定公開終了。

のち  最高気温25度 

  

 

 夕方、走り終え家に戻ると、庭に続くスロープで、カニがハサミを振りまわしていました。

あ、ツガニだ。  モクズガニ (ツガニ)

甲羅の幅は8センチほど、中型のメス。

その周りには、栗のイガがごろごろと転がっています。

「でもなぜ、こんなところに・・・いるのだろう?」

ここに住んで10年ほどになるけど、この場所で見るのは初めて。

彼らが生きる川から我が家まで150メーターは離れているし、すぐ近くに谷もないのですが。

 

 「イタドリの花が咲くと、ツガニが下る」と、このあたりでは言います。

支流の谷の奥で3~4年かけて成長したツガニは・・・

 

続きは、カテゴリー「レター&旅雑文」でご覧になれます。

 

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南の川から(気まぐれダイアリー)9月22日

2024-09-22 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  最高気温27、4度。雨。

四万十は、ひねもす雨の日曜日(3連休の中日)です。ふぁぁ・・・。

咲きたてのヒガンバナの赤花と咲きおわりのサルスベリのピンク花が、

夏のおわりの岸辺で、しょざいなげに雨にぬれています。みるひともなく。

 

昨夜は、寝た子をおこすハードレイン。今日は、ラウドなサンダーストーム。

6日ぶりのまとまった雨で、四万十川は、じこじこと水位があがっています。

16:00現在。

四万十川の水位は、平水+2、2メーター(川登)↑ ダムの放流量は93㌧↓

「そろそろ止まないかなぁ・・・」。夕方、ねずみ色の雨空をながめていると、

ん?前にも同じキブンで夏のおわりの雨空をながめていたコトがあったな、と思う。

記憶をたどる。「ああそうか、初めて四万十を旅した夏だ」と思いだした。

あの時は川原のテントのなかから、今は借家のベランダから、旅の(生きる旅の)途中の青空をさがしている。

ずいぶん遠くまできてしまったのだ・・・。

 

台所から、ダッジオーブンでつくったラフテーのうまそうな匂いがただよってくる。

とりあえず今宵は、ささやかな肴と酒で、なにげない(でも、かけがえのない)旅の日を祝おう。

あっ、ビールを冷やしておくのをわすれてた・・・。哀号。

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アユくだる晩夏の川を

2024-09-20 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「アユくだる晩夏の川を」2022年晩夏のツアーレポート再掲です

  最高気温30、1度。

 「今日は1日雨をカクゴしてましたが、雨に降られるどころか晴れてよかったですね。

早朝、準備してるときは、雨は降るわ、カミナリはなるわで、

どうなるコトやらと思いましたが、四万十の自然が、思いのほか良い表情を見せてくれましたね」

 

 ツアーゴール地点の川原で、ガイド佐野がそんな感想をのべると、

「佐野さん、Mさんのムスメさんが晴れオンナなんですよ」。

ゲストのOさんが、少し陽にやけた顔に笑顔をうかべていいました。

一同、四万十のマザーネイチャーとムスメさんに感謝です。

 

 9月13日(火)。

晩夏の四万十川を、カヤックでのんびりと下りました(江川崎スタート。R1A。プライベートツアー)。

天気予報は、雨ときどき曇り。降水確率80パーセント。

朝っぱらは、小雨まじりだった空。

でも、ツアー集合時には雨がやみ、スイスイとながれる雨雲のスキマから、陽がこぼれてきました。

「うーむ、蒸し暑い・・・」。

雨にそなえて着たレインウェアは、すかさず太陽にぬがされたのでした。

 スタート地点のトロ場で、すこし慣らしたあと、ツーリングスタート!(ゲストは経験者)。

(カヤックを漕ぐ)お尻のしたをゆっくりながれる四万十川の水量は、ほぼ平水。

 

 漕ぎ手をやすめてふれる川面の水温は、26度。

まだ泳いでたのしい水温です。まだ陽射しも夏だし。

Mさん親子は、ときおり、バシャバシャとパドルで水をかけあっています。

 岸辺に咲いた、コバギボウシ、ヒガンバナに見送られながら、スイスイとカヤックは下ってゆきます。

アユも下る晩夏~秋の川。ザラ瀬の入り口には、瀬張り漁のしかけがあり、

その手前の水面で、パシャパシャと何匹ものアユがはねています。今年は、なかなか魚影が濃いもよう。

*瀬張り漁:浅瀬に間隔をあけて杭を打ち、水中に白いロープを張る。

下って来たアユが、ロープにおどろいて止まったところを、手投げ網で獲る。

 川景色がスバラシイ岩間沈下橋の川原に上陸し、

遅い昼食をたべたあと、のんびりとコーヒータイム。

ブドウ、イチジク、ミレービスケットとともに。シャビシャビ氷のポンジュースも美味し。

 沈下橋からさらに下り、ゴール地点へ。

大きくひろがった青空を見ながら、ガイド佐野は、あるエッセイの一節を思い出して思う。

 

 『天候が悪く山などに入れないとき、アラスカの人はこのように言う。

「Mother nature runs a show in Alaska, not us.」アラスカでは人間ではなくマザーネイチャーがドラマを進めてゆく。

つまり自然は、自分が思うように物事がうまく進まない、ということを教えてくれる』

 

 ( アラスカと四万十では、自然のスケール、豊かさ、厳しさ、が大きく違うけど  )

今日は、四万十のマザーネイチャーが、思いがけない良いドラマの舞台を用意してくれた。

そのおかげで、僕らは思うように楽しくあそぶコトができて、ラッキーだった。と。

 

本日の漕行11キロ。

*Oさん、ツアー画像CDは、14日に発送(郵送)します。お楽しみに~。

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南の川から(気まぐれダイアリー)9月17日

2024-09-17 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、晴れときどき曇り。

ちいさな生まれたての光りにおこされた(ひさしぶりの)明るい朝です。

沈下橋へ。白い雲が、のんびりとながれゆく澄んだ青空の下、

朝の川は、黄茶緑色の水の川が、せかせかと速くながれています。

咲きたてのヒガンバナをゆらす北よりの川風が、小麦色の肌になんとも心地よい。

思わずムジドリと化して、アサ~ッ!と叫んでしまうのでした(わからない人、ゴメンナサイ)。

 

9:00現在。

四万十川の水位は、平水+1、8メーター(川登)↓ ダムの放流量は、171㌧↓

今日の最低気温は、24、2度。

 

 最高気温34、0度。午後も晴れ。

残暑キビシー晩夏のひるどき、ノーテンキガイド(さの)は、

草刈り機をかかえ、ぼうぼう雑草の海に(庭に)トツゲキしたのでした。実に2か月ぶりに。

ギラギラと照りつける太陽のしたの作業は、ひどく暑く、すぐに汗まみれです。

 

クソ暑い夏場の草刈りは、こまめに休み&水分補給をするのが鉄則なのに、

夢中になるとまわりがみえなくなるアホは、ろくに休まず、

カラダが悲鳴をあげるまで、草刈り機をふりまわしたのでした(1人での作業というのもNG)。

そして案の定、あれ、ちょっと気分がワルイな、

と思ったときにはもうおそく、ヘナヘナとその場にへたりこんでしまいました。

マジでヤバイかも・・・と思ったさのは、

意識モーロ―ながらも、ナントカ日陰にはいり、横になり、汗びっしょりの服をぬぎすてました。

すこしキブンがおちついたあとは、部屋にもどり、

ひえた麦茶をガブガブと飲み、塩飴をなめ、ザブザブと水をあびて、じっと回復をまったのでした。

 

日頃、ナニゴトも自分で体験してみることがだいじだ、とのたまっているさのも、

(はじめての熱中症に)こんなサイアクな初体験は、もうこりごり・・・。

あの世からは、今宵の名月をながめられないからなぁ、とホッと胸をなでおろしたのでした。

なまねこ、なまねこ。

まだまだ残暑キビシー季節です。皆さんもくれぐれも体調管理には十分にお気をつけくださいね。

 

17:00現在。

四万十川の水位は、平水+1、5メーター(川登)↓ ダム放流量は、126㌧↓

おおっ、明日はいけそうじゃん(カヌーでくだれそうじゃん)。

我が家ではありません、ヒミツの駄場で。

7月撮影

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南の川から(気まぐれダイアリー)9月16日

2024-09-16 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、雨。

ポシャポシャと小雨降る、ジメジメと湿った空気の朝です。

そろそろ雨やまないかなぁ・・・。草刈りしたいんだけど・・・。

以下は、昨夜遅くに、18日(わおっ、明後日じゃん)のツアー予約(メール)をいただいた方への返信メールです。

*一部補足、修正してます。


○○様

ツアーお申込みありがとうございます。

 

水量と天候について

今朝の四万十川は、週末から降りつづく雨で、水位がおおきくあがってきています。

16日。8:00現在。小雨。水位は、平水+2メーター(川登)↑

ダムもおおきく放流しています(津賀ダム、家地川ダムあわせての放流量は、1000㌧)。

水位は、これからさらにあがり、今夕には、平水+4メーターほどになりそうです(ピーク予想。泥にごり)。

 

18日朝までに、水位が平水+2メーター以下にさがれば、ツアーは可能ですが、さがらなければ、中止に。

ツアー可否の最終判断は、17日17時ころとなります(18日。催行の可能性は、微妙なところです)。

*水の引きかたにもよる。ちなみに、17日の予報は、晴れ。

*今回のゲストは、経験者。ゲストが、初心者、ファミリーの場合の催行は、平水+1、5メーター以下。

 

天候は(予報は)、18日、晴れときどき曇り(民間)。曇りときどき晴れ(A:気象庁)。

19日、晴れいちじ雨(民間)。曇いちじ時雨(C:気象庁)

 

・キャンセル・最終判断をまつ・日程をへんこうする。

ご検討のうえ、その旨返信をお願いいたします。

*明日(17日)朝までに返信がない場合は、キャンセル扱いとなります。ご注意ください。

*キャンセル料は発生いたしません。

よろしくお願いいたします。

 

四万十フィールドガイド・ARK(アーク) 佐野


 

  最高気温30、9度。午後は、曇りのち晴れ。

雨あがりの空を、スイスイとはやく雨雲がながれていきます。じざいにカタチをかえながら。

ちいさくなったり、おおきくなったりする青空から、ときどき太陽も顔をみせます。

おっ、晴れてきたか、チャリをとばし沈下橋へ。

3日ぶりの太陽が、目にまぶしく、肌に暑い。やっほう!

 

沈下橋にたたずみ、頭上をながれる雲の群れをながめつつ、カメラをかまえて太陽待ちです。

足元を、ザァザァと音をたてて、薄茶色の水がはやくながれてゆく。

肌にからみつく湿気を、ふきとばしてゆくのは、泥かおる南風。

し・か・し・太陽は、ながれる雲間からチラチラと顔をみせそうでみせません。じらしプレイかよ!(好きだけど)

いくら待ってもヤツはでてこない・・・。しゃーない、と

撮るのをアキラメて家にもどれば、空は、でっかく晴れて太陽が登場しました。ヤレヤレ。

 

16:00現在。

四万十川の水位は、平水+3、6メーター(川登)↓ ダムの放流量は469㌧↓

2019年夏撮影。平水+3、5メーター。

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南の川から(気まぐれダイアリー)9月15日

2024-09-15 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、雨。

3連休2日目の今日も、シトシトときどきザァザァと雨が降ってます。

ベランダからぼおっと雨空をながめる裸族の耳に聞こえてくるのは、ちいさな虫の音、鳥の声、雨音。

眼下の雨にぬれる雑草ぼうぼうの緑の海は(庭は)、ヒガンバナの赤が鮮やかです。

そろそろ草刈りをしなくては・・・。

 

四万十川は、(昨日からの雨で)じわりじわりと水位があがり、

少し速いながれになってきています。カヌーで長距離をくだるには、おあつらえ向きの。

四万十川の水位は、平水+65cm(川登)↑ 今日の最低気温は、25、3度。

画像は、9月15日(金)のツアー。

 最高気温34、9度。川面の水温23度。漕行15キロ(平水+60㎝)。


  最高気温30、6度。午後も雨。

小雨が降ったり止んだり、雷雨があったり、午後の空も不安定です。

17:00現在。

四万十川の水位は、平水+1、1ーター(川登)↑ ダムの放流量は、128㌧↑

 

さて、明後日9月17日(火)は、「中秋の名月」ですね( 満月は18日)。

天気予報をみると、17日(火)18日(水)の四万十は、晴れときどき曇り。

(週後半19日(木)ころから、空は、ふたたび雨雲にとざされそうですが)

おっ、イイね!沈下橋の川原でお月見をしますか。ワインとチーズで、一杯また一杯。

*ムーンリバーを、カヌー(カナディアン)でゆくのもステキだけど、今回は、水量がおおすぎでNG。

 

「あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。

あさってのよる、おつきみしますから、おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい」 さのねこ 拝


中秋の名月とは、旧暦の8月15日に出る月のこと。

昔から、秋の収穫をよろこび感謝する祭りの日として、

月見団子のように月にちなんだものや秋の収穫物を食べたり、おそなえしたりしていました。

また、災いや邪気をとおざけるために、「秋の七草」のひとつであるススキを供える風習もあります。


12月撮影

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南の川から(気まぐれダイアリー)9月11日

2024-09-11 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  おはようございます。四万十は、晴れ。

ゴロゴロ、ピカピカ、ザァザァ。昨夜は、さわがしいサンダー&レインに何度も起こされました。ふぁぁ。

沈下橋へ。眼下の川は、プチ増水。オリーブグリーン色の水が、サァサァと速くながれています。

おおっ、(上流域でも)けっこう降ったのね・・・。

ふっと目をやる岸辺には、鮮やかに赤く一輪のヒガンバナが咲いてます。

秋のよそおいをまといはじめた空、山、川。どこか遠くへ旅にでたくなる夏と秋のあわいです。

 

9:00現在。四万十川の水位は、平水+1、5メーター(川登)→。ダムの放流量は、187㌧↑

今日の最低気温は、26、1度。

 

 最高気温34、5度。午後も晴れ。

遅い朝。雨あがりのスッキリとした青空に、岩のような白い雲がポコポコうかんでます。

さんさんと降りそそぐ真夏のような陽光。おおっ、洗濯日和ではないですか。

洗濯をし、ベランダの手すりに、洗濯物を干す。敷布団、タオルケット、毛布なども干す。

あとはお日様の仕事さぁ、と部屋のなかにハンモック(ブラジル製)をつり、もぐりこんで本を開くが、

ときおり部屋をふきぬける強い風と、やわらかな揺れに、すぐにウトウト・・・夢のなかへ。

 

やがて、ザァザァという音で目をさませば、おおっ、なんてこった、外は雨、にわか雨。

ハンモックから飛びだして、干した物をあわててとりこむが、もう後の祭り・・・。哀号。

あっ、そういえば車の窓も開けておいたのだった。ん、もう。

かわりやすい晩夏の空、ユダンハキンモツデスネ(昨日も似たようなコトが・・・鳥頭ですね)。

しょーがない、今夜は、シュラフで寝ますか・・・。

:ヒガンバナ属:葉のある時期には花は咲かず、花期には葉がないのが特徴:

そんな花の図鑑の解説を、ハンモックのなかでよんだ僕は、

『人生には「酒のある時には盃がない。盃があるときには酒がない」という時がくるものである。

諸君すべからく、飲めるうちに飲みたまえ』という(あるエッセイの)一節を思いだしました。

そして、(冬がくるまえの)今というときを、もっともっと楽しまなければ、と思うのでした。

16:00現在。

四万十川の水位は、平水+1、4メーター(川登) ダムの放流量は、144㌧

 

今週末(3連休)の四万十は、台風13号の影響で、

かわりやすい(にわか雨が降りやすい)天候となるかも?です(これからの台風の進路にもよりますが)。

四万十川カヌーをする予定のかたは、レインウェアをお忘れなく。

*山、川、海、アウトドアフィールドで行動するときは、

(晴れていても)ザックのなかにレインウェアをいれておくのは、当たり前のコトですが。

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9月11日に考えたコト

2024-09-11 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「9月11日に考えたコト」2009年に書いた旅雑文です。期間限定公開終了

  最高気温29度。

「最近は、昔にくらべて、若い人の一人旅がずいぶんとへりましたねぇ・・・」

先日、ある地方で、若者むけの宿を経営するかたとそんなハナシをしました。

僕やその人が若かったころにくらべ、世の中不況で仕事や収入もへったし、遊びかたも多様化し、

わざわざ孤独な(お金もかかるし)一人旅にでかける若い人は少なくなったようです。

でも、世間の景気が良かったころだって、長い期間一人旅をしようと思ったら、

一大決心、会社をやめ、社会から転げおちたような悲壮な気持ちで、旅に出た人もおおかったと思います。

(まぁ、景気のよいときは、次の仕事はすぐに見つかったけど)

人生を長い目でみれば、たかだか1年とか2年のハナシなのですが・・・。

 

 僕が海外の旅先で出会った欧米系の連中は、肩のちからをぬいて、

それぞれが自分のペースで、キラクに旅を楽しんでいるように見えました。

彼らは、学校を卒業したあと長い旅をし、見聞をひろめたのち就職する。

就職してからも、長期休暇がとれるのも、なんともスバラシイ。

それがごくあたり前の社会が、僕にはなんともうらやましく思えたものです。

 

 おおざっぱな意見ですが・・・。

期間限定公開終了。続きはカテゴリー「レター&旅雑文」でご覧になれます。

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南の川から(気まぐれダイアリー)9月10日

2024-09-10 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  おはようございます。四万十は、 雨ときどき曇り。

低い雲間からときおり陽がこぼれる少し蒸し暑い朝です。ジメジメ(最低気温25度)。

でも今日は、ひさしぶりにひどい残暑もひとやすみ。ほっ。ひさしぶりのあったかいコーヒが嬉し。

昨夜、10日ぶりにまとまった雨が降った川は、プクプクと太り水量たっぷりに。

*累加雨量は、上流域の多いところで60㍉ほど。

ふたたび —カヌーで長距離をくだるには― 良い水量となりそうです。。

でもまぁ、ツアー予定がないノーテンキガイドには、暇ん十川なのですが・・・。

4月撮影

 

   最高気温32、5度。

午後の空は、泣いたり、曇ったり、晴れたり、せわしなくその表情をかえます。

猫の目空のかんげきをぬって川へ。沈下橋にたたずみ、

スイスイと雲が流れゆく空をポケっとながめれば、少し強い川風が、なんともカラダにここちよい。

ビミョーに蒸し暑い家にいるよりよっぽどカイテキなのだ、と思っていると、

みるみるうちに空全体が濃いグレーに。ん?

そして、間髪をいれずザザザと雨が・・・。わおっ!

全身ずぶ濡れになれば、こんどは強い風が、なんともカラダにここちわるい。おーさぶっ・・・。ぷるぷる。

♪September rainrain 九月の雨は冷たくて♪ かわりやすい晩夏の空、ユダンハキンモツデスネ。

ひさしぶりに(2か月ぶりに)風呂でも沸かしますか・・・。

画像は、知り合いの家で薪風呂をわかすカズ君(我が家はガスです)。

このあたりでは、薪風呂の家は、けっこう普通にみられます。

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真夏のような暑さの初秋の川を

2024-09-10 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「真夏のような暑さの初秋の川を」2023年初秋のツアーレポート再掲です

 最高気温34、2度。

 初秋の岸辺に咲く、ヒガンバナ、ギボウシの花、

そして、歩道におちたドングリが、もうすぐ秋ですよ!とつげてます。

でも、まだやる気マンマンの太陽、大きな岩のような白い雲、

元気に鳴くセミが、まだまだ夏をおわらせんけんね!といってます(ような気がした)。

 

 そんな、真夏のような暑さの初秋の川を、カヤックで下りました(R1A:江川崎スタート)。

残暑キビシー川をくだる今日のツアーは、真夏仕様。

ツーリング(漕行8キロ)&支流でシュノーケリング。

そして、延長戦は、沈下橋ダイブ(川下り終了後、車で上流の沈下橋へ)。

 雨がおおく、水位が高い日がつづいた8月の川は、笹濁りがちでした。

でも、今日の川は、ほぼ平水。水の透明度もなかなか良い。川面の水温は、25度。

アユもくだる川。水面では、パシャパシャとアユがさかんに跳ねています。

支流目黒川でシュノーケリング。

目黒川の川原で、のんびりとランチ&コーヒタイム。

ツガニ(モクズガニ)も下る季節です。

 本日のゲストは、当初8月半ばのツアーを予約していましたが、荒天&増水で中止に。

再チャレンジした今日のフィールド(川)のコンデションはサイコー!

ノリノリで「カヌー&川遊び」を楽しんだ2人は、沢山の笑顔の花を、初秋の川に咲かせたのでした。

*Fさん、画像CDは、9月19日に発送(郵送)します。お楽しみに~。

ツーリングは、岩間沈下橋でゴール。その後、車で上流の沈下橋へ。延長戦突入。

長生沈下橋。

エイヤ!!去りゆく夏をおしむかのように、2人は何度も飛びこんだ。

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南の川から(気まぐれダイアリー)9月3日

2024-09-03 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  おはようございます。四万十は、曇りときどき晴れ。

ん~ひやい・・・。裸族は、おもわず服をきて、雲がおおい早朝の空を見あげたでした。

(ひさしぶりの)あたたかいコーヒーを片手に。

ベランダで、ぼおっと朝風に吹かれる耳に、聞えてくるのは、虫の音、鳥の声。

南国の川の朝晩は、秋の気配も感じられるように。晴れた日中は、まだ真夏のように暑いけど。

四万十川の水位は、平水+約80cm(川登)。今日の最低気温は、21、3度。

 

  最高気温33、9度。午後は、晴れときどき曇り。

晩夏の青空には、ちいさなヒツジ雲とおおきな岩雲がみえます。

そんな、ゆきあいの空からとどく陽ざしは強く、自転車で沈下橋をめぐれば、汗ぐっしょりに。

ザブン!と川に飛びこみたいところ。でも、まだ濃い笹色の水では、気がすすまないのでした。

大きな増水がひいた川原は、ぼうぼうに生えていた水際の雑草もながされてサッパリとしています。

ひさしぶりに無精ひげをそった人の顔のように。

橋のへりから水面にのびた何本かのロープ。それは、川底にしかけたカニカゴのロープ。

9月にはいり、ツガニ漁がはじまったのです。

ツガニ(モクズガニ)は、四万十川の秋の味覚のひとつ。鍋にいれたり、焼いたりして食します。

*11月撮影

♪流れ星 流れ星 すぐに消えちゃう君が好きで♪

明日9月4日は、新月です。

人すくなく灯りすくない四万十川の川原は、星を見るにもよいところ。

お酒でも飲みながら、のんびり晩夏の満天の星空をながめてみるのはいかが。

ごろた石の川原キャンプは、コットを使うとカイテキですよ。

 

「新月の流れ星を沈下橋でみたものはユメがかなう」とこのあたりではいわれます。

ウソです。これは今、僕がかってに思いつきました。

でも —深緑のなかを青くながれる昼間の川とはまるでちがう表情をみせる —

神秘的な星空の川は、あなたのユメをみるチカラを、きっとぐっと高めてくれますよ。ぜひ。

 

あなたは、ごきげんよろしいほで、けつこです。

4日、かわらでほしみしますから、おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい。

さのねこ拝 

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