アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

サクラの春は短くて

2015-03-30 | 四万十川 春

 最高気温23、7度(今期最高)。

 四万十川沿いのサクラが、ほぼ満開となりました。

サクラの花は、咲くまでは長く(感じますが)散るまではとても短いですね。

「空をゆく ひとかたまりの 花吹雪」 高野素十

高知の春は短くて・・・。サクラの花が散れば、南国土佐はもう初夏の陽気です。

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ざぶりざぶりと春の瀬をゆくのだ

2015-03-26 | フォトチャンネル・アークツアー

「ざぶりざぶりと春の瀬をゆくのだ」 

 『春は、地上の空気中にも、またモグラのまわりの土のなかにも動きだしていました。

そして、いまでは、暗くてみすぼらしいモグラの家のなかまではいりこんで、

なんともいえないそわそわした、じっとしていられない気もちで、

そこらじゅうをいっぱいにしてしまったのです。

とすれば、モグラが、きゅうに、はけを床の上に投げすてて、

「え、めんどくさい!」とか、「なんだこんなもの!」とか、

「春の大そうじなんてやめっちまえ!」などといいながら、

上着をひっかけもしないで、家からとびだしてしまったとしても、ふしぎはありません』

たのしい川べ:ケネス・グレーアム

寒くて長い冬の日のために、おひさまのひかりを集めるのに良い春が、四万十にもやってきました。

 

 

  3月25日 最高気温14、4度

 

 川を大地を目覚めさせた、春のまぶしい光とあたたかな風は、

部屋の中も春でみたし「外に行こう!旅にでよう!」と誘ってきます。

そんな春のユーワクに「若き旅人君」は、

ひょいと都会を抜け出し、ぶらり四万十へ(前からいってみたかった)。

花冷えて風が冷たい春の朝、僕らはカヤックに乗り込み、リバーピクニックへ出かけました。

 

 朝の最低気温は-1、3度、車のフロントガラスは凍りついてました。

陸上での講習の後、カヤックに乗り込んでスィーと水の上に滑りだす。

川を渡る西北西の風はピリッと冷たいけど、

空はスッキリと晴れているし、水量もまずまず。川下りには、なかなか良いコンデションです。

 

 じっくりとトロ場で練習したあと、ざぁざぁと白い波が立つ瀬に突入。

春の瀬の冷たい水が、ざぶりざぶりカヤックのデッキを洗う、水飛沫が顔にかかる。

飛んで来た水が背中に入った僕は「うっひょー!」思わず声を上げたのでした。

四万十川の水位は、平水+60㎝。川面の水温は、11度。*トロ場:流れがゆるいところ

 

 若き旅人君は、今日がカヤック初乗りです。

「カヤック、面白いっす、景色もイイっす・・・」というその笑顔は、

漕ぎはじめはぎこちなかったけど、川を下るにつれやわらかに。

隣で僕は、「若き日に旅をせずば、老いての日に何をか語る 」そんな言葉を思い出しました。

 

 ランチに上陸した川原は、陽ざしがポカポカ。

シチューとコーヒは、ホカホカ。うーん、温もるねぇ。

 

 グングンとぬくさを増した午後の川は、水上での日なたぼっこも心地よい。

ふぁぁ・・・。黄、萌黄、薄紅、春色にそまりゆく風景の中、僕らは夢うつつで春の川をながれてゆきました。

本日の最高気温は、14、4度。漕行距離は、11キロ。

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ざぶりざぶりと春の瀬をゆくのだ

2015-03-26 | アークツアー 春

「ざぶりざぶりと春の瀬をゆくのだ」 

 『春は、地上の空気中にも、またモグラのまわりの土のなかにも動きだしていました。

そして、いまでは、暗くてみすぼらしいモグラの家のなかまではいりこんで、

なんともいえないそわそわした、じっとしていられない気もちで、

そこらじゅうをいっぱいにしてしまったのです。

とすれば、モグラが、きゅうに、はけを床の上に投げすてて、

「え、めんどくさい!」とか、「なんだこんなもの!」とか、

「春の大そうじなんてやめっちまえ!」などといいながら、

上着をひっかけもしないで、家からとびだしてしまったとしても、ふしぎはありません』

たのしい川べ:ケネス・グレーアム

寒くて長い冬の日のために、おひさまのひかりを集めるのに良い春が、四万十にもやってきました。

 

 

 3月25日 最高気温14、4度。

 川を大地を目覚めさせた、春のまぶしい光とあたたかな風は、

部屋の中も春でみたし「外に行こう!旅にでよう!」と誘ってきます。

そんな春のユーワクに「若き旅人君」は、ひょいと都会を抜け出し、ふらり四万十へ。

花冷えて風が冷たい春の朝、僕らはカヤックに乗り込み、リバーピクニックへ出かけました。

 

 朝の最低気温は-1、3度、車のフロントガラスは凍りついてました。

陸上での講習の後、カヤックに乗り込んでスィーと水の上に滑りだす。

川を渡る西北西の風はピリッと冷たいけど、

空はスッキリと晴れているし、水量もまずまず。川下りには、なかなか良いコンデションです。

 

 じっくりとトロ場で練習したあと、ざぁざぁと白い波が立つ瀬に突入。

春の瀬の冷たい水が、カヤックのデッキをざぶりざぶりと洗う、水飛沫が顔にかかる。

ジャケットの首元のスキマから背中に水が!「うっひょー!!」僕は思わず声を上げたのでした。

*トロ場:流れがゆるいところ

 

 若き旅人君は、今日がカヤック初乗りです。

「カヤック、面白いっす、景色もイイっす・・・」というその笑顔は、

漕ぎはじめはぎこちなかったけど、川を下るにつれやわらかに。

隣で僕は、「若き日に旅をせずば、老いての日に何をか語る 」そんな言葉を思い出しました。

 

 ランチに上陸した川原は、陽ざしがポカポカ。

シチューとコーヒは、ホカホカ。うーん、温もるねぇ。

 

 グングンとぬくさを増した午後の川は、水上での日なたぼっこも心地よい。

ふぁぁ・・・。黄、萌黄、薄紅、春色にそまりゆく風景の中、僕らは夢うつつで春の川をながれてゆきました。

 

漕行11キロ。最高気温14、4度。

四万十川の水位は、平水+60㎝。川面の水温は、11度。

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春色の水辺から

2015-03-23 | 四万十川 春

2015「春色の水べから」 春のアークツアー の画像です。

 

 「春雨をあつめてはやし四万十川」

春の川は、花起こしの雨で少し増量です。

サクラ咲く頃の週末、笹濁りの速い流れの川を僕らはカヤックで下りました。

いつもより下る距離をぐいーんと延ばして、のんびりと。

 

 春の空は、晴れたり、曇ったり。

そよと吹く風はやさしく、おだやかであたたかな絶好のリバーピクニック日和です。

春の岸辺を、菜の花、フジツツジ、野の花、萌黄色の若葉が彩っています。

聞こえてくるのは、カジカ蛙、鳥たちの恋の歌、ぽちゃぽちゃパドル音、ざぁざぁ瀬音。

速い流れに乗ってカヌーはスイスイ、僕らはニコニコ下っていったのでした。

 

最高気温22度前後。四万十川の水位は、平水+1、8メーター~1メーター。

川面の水温14度。2日半の漕行距離は、37キロ。

*高知の桜は、22日に開花しました。

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