アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

南の川から(気まぐれダイアリー)12月24日

2024-12-24 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、晴れ。

(ひさしぶりに)早朝からおだやかに晴れわたっています。

川へ。ベタ凪の川は、水鏡。

冬ブルーの青空と白い雲、涸れ色の山を映して、ゆるゆると流れています。

透明度よい水中に見えるのは鯉のスガタだけ。他の魚たちは、淵に集まってじっとしているコトでしょう。

風のない川のうえは、冬の太陽のぬくさにみちていて、ついつい長っ尻(ながっちり)に。

澄んで冷たい空気を大きく吸いこみ、吐く。目を閉じて耳をすます。

聞えてくるのは、鳥たちの小さな歌、瀬音。甘ったるいホット缶コーヒが美味し。

のんびりぼんやりと川ですごしていると、あらっ、もう9時・・・。ハラヘッタ家に帰ろう。

♪静かな静かなイブの川♪ ここは、スローな時と川がながれるトコロです。

今日の最低気温は、1、0度。

 

 最高気温12、6度。午後も晴れ。

「凩やかぎり知られぬ星の数」

朝のおだやかな川はいずこ。

午後の川は、ピュウピュウ吹きはじめた北風に、岸辺はざわめき、水面は千々に波立っています。

今宵は、夜空高く吹きぬける寒風が、星をあざやかに揺らすでしょう(23日は下弦の月)。

 

日溜りのスロープをあがってきた、

郵便配達のお兄さんから郵便物を受けとる、とそのなかに喪中ハガキが(遅っ)。

差出人は、年上のバイク乗りの友人。そこには、こんな手書きのメッセージも。

「いつかまた、星空の下、一緒に焚き火をしながらバーボンを飲もうぜ!旅バナシを肴に」

 

ベランダで、コーヒーを飲みながら、ふたたびハガキを手にとった。

彼と出会ったのは、25年ほど前。東北で「岩魚釣りキャンプバイク旅」をしてたときのコト。

そのときの野営時に、彼がしたこんなハナシをなつかしく思い出す。

 

「・・・俺は、せっかくの長い休みに、人が多いキャンプ場や宿にわざわざ泊まらない。

そういう施設は、ウルサイし規則がおおく不自由だから。

ふだん、地域や会社、家族など、さまざまなニンゲン関係のしがらみのなかで生きているだろう。

だから、たまの長い休みは、ひとりっきりで過ごしたいのだ。

人が少ない自然のなかにひとりバイクで行き、テントを張り、風にふかれ、雨にうたれ、

好きなだけ寝て、好きな物を食べ飲み、孤独な時間を楽しむ。何日も。

ハナシがしたくなれば、地元の人と話すし、ときには、一緒に酒も飲んだりもする。

そして、リフレッシュして、また街の暮らしにもどるのさ」

それは、あなたは何故、ぼっち野宿旅(キャンプ旅)を好むのか?との質問への返答。

気ままな一人旅を好む僕は、たちまち彼と意気投合した。岩魚をつまみに、バーボンを飲みながら。

 

さて、もういくつ寝るとお正月。年末年始の連休にはいる方もおおいかと思います。

街をぬけだしても人混みは、ノーサンキュー。

「豊饒な孤独の時間」を、ぼっち野宿旅(キャンプ旅)で過したい人は、

冬の四万十川の川原やキャンプサイトも、なかなか良いですよ。

スローな時と水が流れる川には、ほぼ誰っちゃおらず。とても静かに過ごせます。

冬の川は、強い北風がよく吹きます。時に沈下橋から人が吹き飛ばされそうなほどの。

使用するテントは、山岳用のテントがベターです。

 

「冬の四万十川はまっこと静かよ。紅葉に染まった山も色を落として、

川の水も落ち着いた色になる。動くもんといったら、

薪で風呂を焚く家の煙と越冬に来よった渡り鳥ぐらいのもんじゃろ」野村春松

画像は、豪州。ケープヨークルート(上)ナラボールート(下)。

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南の川から(気まぐれダイアリー)12月17日

2024-12-17 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  最高気温13、4度(最低気温0、0度。今季最低)。晴れ。

ひさしぶりに(早朝から)よく晴れた朝は、

キンと冷えた大気が、庭の草木を、車をうっすら白く染めました。

おーひやい!初霜です。南国四万十も、よーやく真冬のよそおいに。

 

昼どき。おだやかな陽気とポカポカ陽ざしにさそわれて、薄着で走れば、

風表の日陰の細道で、突如ビュウビュウと吹きだした北風に、フルエル。冬の風は気まぐれだなぁ。

大きな橋から見おろす四万十川は、激ヤセ。(少雨の)減水期の川は、

流れがとてもほそくゆるく、川原がグンとひろくなってます。透明度は、なかなかよいのですが。 

空をみあげるコトもおおい過疎の川のほとりのくらし(仕事柄ということもありますが)。

ことさら星がうつくしいこの季節は、夜空をながめる時間もふえてきます。

ホットウイスキー片手に、モコモコと厚着で。

ときおり、理解不能なあやしげな光り(UFO)が見えないかなぁ、

と目をこらしてみますが、僕は、これまで一度も見たコトがありません。あなたはありますか?

そして、見えたらオモシロイのになぁ、と思ういっぽうで、ある旅エッセイ本の一節も思いだすのでした。

 

『・・・ひとりが、UFOは存在するのだろうかという素朴な疑問を投げかけた。

さまざまな意見が飛び交ったが、私は天文台の研究員の男性がこう言ったのが忘れられない。

この広い宇宙には数千億個の銀河があり、各銀河に私たちの太陽系のような惑星系が無数にある。

その中に太陽と地球の関係に似たものがないはずがない。

それは宇宙のどこかに生命体が存在する可能性はあるということを意味している。

 

しかし、とその研究員は言った。

宇宙が現われて140億年、地球が生まれて40数億年、そこに現代に近い人類が登場したのが20万年前。

140億年を1日とすると、20万年は1、2秒ほどにすぎないことになる。

1日のうちの1、2秒。つまり、知的生命体としての人間が存在している期間というのは、

永い宇宙の歴史の中ではほとんど一瞬にすぎないのだ。

その状況は他の天体に生まれた生命体においても同じだろう。

だから、と研究員は付け加えた。

 

「どこかの天体に生命体がいたとしても、

その生命体が存在している時期と我々人間がいる時期が重なっているという可能性は極めて低い。

しかも、その生命体が、この広大な宇宙の中から、

米粒よりも小さい地球という天体を目指してやってくるという可能性は、ゼロに近い確率なのではないかと思います」

私は、その説明に深く納得してしまった。地球以外にも生命体が存在する天体はあるかもしれない。

だが、その生命体と私たち人類が遭遇する可能性はほとんどない。一瞬と一瞬は、交わらないだろうからだ・・・』

沢木耕太郎著 「旅のつばくろ」収録「一瞬と一瞬」より

 

『旅のつばくろ』 沢木耕太郎 | 新潮社

旅のバイブル『深夜特急』で世界を縦横無尽に歩いた沢木耕太郎。そのはじめての旅は16歳の時、行き先は東北だった。あの

頃のようにもっと自由に、気ままに日本を歩いてみた...

 

一瞬と一瞬は、交わらない、か。でも、見あげる星の海には、

奇跡をさがして、果てしない孤独な航海をつづけている探査機ボイジャーもいます。太陽系も遠く離れて。

何度もトラブルに見まわれながらも回復し、旅の便りを送ってくるボイジャーには(けなげな?姿には)、

親近感を抱く方も多いコトでしょう。探求する旅をつづける者同士として。

「Va ou tu veux, meurs où tu dois.」行けるところまで行き 然るべき場所で死ね *フランスの諺

ボン・ボヤージュ!!

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南の川から(気まぐれダイアリー)12月14日

2024-12-14 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 最高気温10、5度(最低気温2、3度)。曇りのち晴れ。

このところ四万十の朝の空は、曇りがち。陽射しすくなく、さむい朝がつづいてます。

でも、昼ごろになるとピュウピュウ冷たい北風が、雲を吹きながして、冴えた青空をつれてきます。

風裏のポカポカ陽ざしのウレシサよ。だ・け・ど、冬の太陽は、すぐお山に沈んでしまうのだよなぁ。

 

それでも、我が家は、風裏で三時半ころまで陽があたるのは、ありがたい。

冬場、家に陽が当たる時間がとても短い近所の知人は、洗濯物が乾かんし、ひやい!とぼやきます。

 

四万十川沿いに住むときは、(山に囲まれた狭い土地に住むときは)

陽あたり、風あたり、水あたり(大増水した時の水位)にくれぐれもご注意を。あ、あと人あたりのよさにも。

♪きれいな月だよ出ておいでよ 今夜も二人で歩かないか♪

明日12月15日は、満月(コールドムーン)です。

人少なく、灯り少ない四万十川の川原は、月を見るにもよいところ。

焚き火にあたり、お酒でも飲みながら、師走のまあるい月をのんびりながめてみては?

ごろごろ石の川原では、コットを使うとカイテキですよ。

 

「満月の光りを沈下橋で浴びた2人は結ばれる」とこのあたりでは言われます。

ウソです。これは今、僕がかってに思いつきました。

でも、—緑のなかを青くながれる昼間の川とはちがう表情を見せる —

神秘的なムーンリバーは、2人のロマンチックな気分を、きっとぐっと高めてくれますよ。ぜひ。

 

あなたは、ごきげんよろしいほで、けつこです。

15日、かわらでおつきみしますから、おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい。

さむいのであったかいふくそうで。

さのねこ拝 

凍るどムーン。

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南の川から(気まぐれダイアリー)12月6日

2024-12-06 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  おはようございます。

四万十は晴れてますが、ゆるゆると薄雲流れる空からとどく陽ざしは少なめです。

もっと光りを!!とはいえ、初冬の朝にしてはあまり寒くありません(今日の最低気温は、5、0度)。

ゴミ出しをしたあと大橋へ(燃えるゴミ用の袋1枚60円)。

眼下の川には、落ちアユ漁の仕掛けが見えるけど、今朝はもう、人のスガタは見えません。

今年は不漁だしなぁ。でも、水際では、シラサギが、

空中では、トンビやミサゴといった空飛ぶ漁師たちがアユを狙ってます。ピーヒョロロ!

 

  最高気温15、4度。午後は、晴れときどき曇り。

昼どきの川は、ピュウピュウ北風が初冬の空を吹きわたっています。

自転車にのった僕は、風まかせ。

背中に風をうけ、落ち葉と追いかけっこをしながら、川沿いの道をスイスイと走ってゆく。うっひょー。

レモンイエローにかがやく岸べのエノキの葉。風にのり気持ちよさげに空をすべるトンビ。

 

景色のよい風裏の川原におりて、寝ころがって、ポケっと空と川をながめる。

コーヒーをつくり、飲み、リンゴをかじる。思い出すのはこんな言葉。

「明日、世界が滅びようとしても、今日、君はリンゴの木を植える」 

 

♪いきはよいよい かえりはこわい♪ 

帰り道は、キツイ向い風、おもわず汗だくに。ひーっ。

家にもどると、ベランダの手すりに干しておいた洗濯物が、

あらかた庭に吹き飛んでました。靴下片方行方不明・・・。いやん。

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南の川から(気まぐれダイアリー)12月1日

2024-12-01 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、快晴。

ひさしぶりにおだやかに晴れています。洗濯日和!

(ここ数日は、時雨て風の強い日が続き、空は雲のハイウェイとなり陽ざしが少なく寒かった)。

でも、その前に(洗濯と朝メシ前に)沈下橋へ。

 

キリリと冷えた空気の川は、ひさしぶりに少しニギヤカです。

浅瀬の手前には、水中に入り投網をかまえるおんちゃんの姿がチラホラ。

そうです、落ち鮎漁が今朝からはじまったのです。

そんな季節の風物詩の光景に、ああ、もう師走かぁ・・・無事年を越せるのだろうか・・・

とノーテンキガイドも、さすがに少し気持ちがあせるのでした。

今日の最低気温は、3、0度。

朝の光りのなかに。

 

 

高知県内落ちアユ解禁 四万十川は釣果振るわず | 高知新聞

投網で漁を狙うファン(四万十市入田の四万十川=森本敦士撮影) 高知県内の主要河川で1日、落ちアユ漁が解禁された。四万十市の四万十川では待ちわびた釣り人らが集まっ...

 
 

露地かんきつが激減 猛暑、害虫、裏年重なる 高知県内―支社局「発」!ニュース深掘り | 高知新聞

地元のかんきつ類が集まらず、青森のリンゴが並ぶ直販スペース(黒潮町浮鞭の「道の駅ビオスおおがた」) 今夏は猛暑日が過去10年で最多になるなど、記録的な猛暑となっ...

 

 

 最高気温17、0度。午後も晴れ。

小春日和の昼さがりは、ベランダのコットのうえで、ごろごろにゃーん(日光浴っす)。

ぬけるような青空、かたむいた陽にかがやくレモンイエローの黄葉。

ポカポカ陽気に、服を一枚また一枚とぬがされ、しまいにはハダカに。

素肌にしみるいるのどかな冬の陽ざしが、にゃんとも心地よいです。

 

キチ キチ キチ―!手すりに干したフトンの向こうからモズの高鳴きが聞えてきます。

眼下のスロープから、クロブチがゆっくりとこちらに歩いて来ました。

クロブチは、ノラネコ。白いボディに黒いぶちがある、たぶん、オス。

彼は、時々ふらりと我が家にやってきて、僕があげる煮干しなどをかじっていく。

うれしい来客だけど、今日は、君にあげられるものがないのだなぁ。買い出し前なのよ。

ところで。

以前、初冬のツアーに参加したOさんからのメール(の一部)を、ブログに掲載した事があります。

そのメール(の一部)を再掲します。とてもステキな感想だったので。

「・・・パソコンの画面を息子と見ながら、

冬の四万十川は川底がきれいに見えるくらい澄んでいて、山肌を映す水面がとてもきれいだけど、

実際はそれが四方に広がって、漕いでいる時間がその深さを与えてくれる、

と、息子に自慢すると、とても悔しがっていました。

そして、Paddle your own canoe.は、自分のことは自分でやれという意味ですが、

自分でやってみないとすばらしい体験はできないという意味もあるのだ、と、いってやりました・・・」

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南の川から(気まぐれダイアリー)11月26日

2024-11-26 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、雨。 

ポチャポチャと冷たい雨が降る晩秋の朝です。おーひやい。

お湯割り柚子蜂蜜を片手にベランダに(柚子は地元黒尊産)。

聞えてくるのは、パツパツと葉を叩く雨音、鳥の声。

乾いた山、痩せた川、生き物に降る恵みの雨(11日ぶり)をボケっとながめていると、

なんだかこちらのココロも潤ってくるようです。寒いけど。もっと降れ!

今日の最低気温は、5、7度。

*画像は、2016年10月後半撮影。岩間沈下沈下橋。現在は、屋形船は運行してません。

 

分校の19人、伸び伸び青春 寮でわいわい 四万十川で部活 地域に見守られ70年余―ちいきのおと(199)西土佐津野川(四万十市) | 高知新聞

ユズの収穫体験で汗を流す中村高校西土佐分校の生徒たち(いずれも四万十市西土佐奥屋内) 四万十市西土佐津野川の中村高校西土佐分校は創立74年目。全校生徒19人と全...

 

あらっ、晴れてきた。ぬかヨロコビの雨やった・・・。

 

  最高気温16、2度。午後は、雨のち曇りのち晴れ。

昼さがりの四万十は、いっときまた雨(雷雨)が降りましたが、夕刻には止み、青空も見えはじめました。

今夜は、雨上がりの夜空に吹く風が、いっそうあやしく星をまたたかせるコトでしょう。

ホットウイスキー片手に、冬の星座の饗宴に酔いしれますか(新月は12月1日)。

さて、宵の空には、冬の星座がみえるようになれば、南国の川も冬の装いに。

冬の四万十のフィールドの魅力は、

・静かさ:過疎地の川は、人工の音少なく、静か(観光客が少ない冬はさらに)。デジタル・デトックスにも。

・自然の音:自然豊かな川は、風や瀬音、鳥や生き物の声など冬の自然の音に満ちている。

・空や水の透明度のよさ:すきとおった空は、冬ブルー。すんだ川は、川底までハッキリ。

・美味しい空気と水:深い山々と豊かな森林(森林率84%)がつくるウマイ空気と水。

 山の湧き水でつくるコーヒーが美味し。

・キレイな夜空:過疎地の川は、人工の灯り少なく、美しい星や月が見える。

・冬風:冬の川は強い北風(時に爆風)が吹く日もおおい。

 そんな、冬風と沈下橋のうえで戯れるのもまたオツなもの(川に吹き飛ばされないように注意)。

 

冬の四万十のアクテビティは、

・カヌーツーリング:風がおだやかな冬の日のカヌーは、ぬくい陽ざしのなか、澄んだ空と川、水が楽しめる。

・サイクリング:冷たい風をきって、全身で冬を味わえる。強風時の沈下橋は、走行注意。

・キャンプ:四万十の冬の自然を、全身で感じるコトができる。焚き火もユカイ。強風には注意。

・自然観察:葉を落した落葉樹の冬芽や冬鳥(わたり鳥)、生き物などの観察。

 

「人生をちょこっと休みたいな、思うたら、ここへ来たらええよ。

自然のもんのいろんな姿が見える。自然のもんは長いこと見よっても、飽きることがないけん。

いろんなことがじこじこわかるいうことは、元気の素にもなるけん」野村春松

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南の川から(気まぐれダイアリー)11月24日

2024-11-24 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、晴れ。

まだ薄暗い川のうえ(沈下橋)からみあげる空は、すみずみまで晴れわたり、

みわたす山は、のぼりはじめた陽に、頂があわく照り、

足元の川は、のっぺらとした水面をみせてゆっくり流れてます。

澄んだ空と水、ヒンヤリ頬に冷たい風、白くなる吐く息。南国の川も、もう冬か・・・。

 

おーひやい!太陽カモン!

でも、川が1日のなかでもっとも幻想的な景色をみせてくれる、

夜から朝にかわってゆくこの時間が、僕はなんとなく好きや。

 

さぁ、家にもどったら、コタツをだそう。あっ、その前に朝メシだ。ハラヘッタ。

今日の最低気温は、2、7度(今季最低)。

 

  最高気温15、3度。午後も晴れ。

陽のあたる川原に座り、色を落とす前の岸辺をながめながら、コーヒを飲み、本を読む。

時々ゴロリ寝転がってぼおっと空をながめる。気持ちイイなぁ・・・。

でも、深秋の午後の太陽は、急ぎ足で山に沈み、日陰は一気に冷えてくる。さむいなぁ・・・。

日暮れが早い季節の外遊びは、早めに行動を終えるのがベターですね。

*深秋の川は、水面が陰るのもはやくなりました。

これから陽が短い季節のカヌー下りは、水面に陽があたる9時30分頃~15時頃までがおススメですよん。

「冬は、一年中でもっとも星空がきれいな季節です。

その理由は・明るい一等星が多いこと・さまざまな色の星が見えること、

・オリオン大星雲やすばるなど、肉眼でも見える星雲や星団があること、などです。

さらに、日没が早いので19時ごろからもう夜空が暗く、

また上空の空気の流れが強いので星がキラキラとまたたいていたりと、

ほかの季節にくらべて、より星空の印象が強い季節でもあります」アストロアーツより

     

人少なく、灯り少ない四万十川の川原は、星を見るにもよいところ。

焚き火にあたりお酒でも飲みながら、のんびり早春の星空をながめてみてはいかが。

ごろた石の川原キャンプは、コットを使うとカイテキですよ。

♪流れ星 流れ星 すぐに消えちゃう君が好きで♪

流れ星を見つけるコツは、星空の一点を集中して見ずに、夜空全体をぼんやりとながめること、だそうです。

「 冬の夜 淋しき川に 星ながれ」

 

*西土佐地域(江川崎、口屋内村など)は、「星空の街」に認定されてます。

江川崎には、小さな天文台があり(4mの観測ドーム、直径36cmの反射望遠鏡)、

専門員による星空観察(要予約)もおこなってます。ギャラリー|四万十天文台

 

星を見るときは、足元にも気をつけたいものです。

山頂、土獏、海上、これまでいろんな旅の夜に、ステキな星空を(月空)をながめてきましたが、

一歩まちがえれば、星を見てた自分が、星になっていたかも、ということが何度かあります。

 

そのひとつは、ある晩秋の夜。

我が家の対岸にある知人宅で開かれたワインパーティに参加した(新酒がメイン)ときの帰り道でのコト。

ヌーボーは、軽くのどごしがいい。つまみは、炙ったイカでいい。

調子にのった僕は、注がれるままガバガバとワインを飲んだ。

やがて、パーティがお開きになるころには、酩酊。べろんべろんに。バカなのだ・・・。

 

帰路。チドリ足でフラフラと沈下橋をわたる、と頭上にまたたく無数の星の饗宴に目をうばわれた。

わおっ、なんてキレイな・・・。夜空の宝石箱や~。

沈下橋のふちにこしかけて星を見はじめた僕は、やがてゴロリとあおむけに。

そしてそのまま、夢のなかでフネを漕ぎはじめた。

 

さぶっ!しばらくしてヒエヒエ夜風に目がさめた。すぐ足元は、凍るように冷たい冬の川。

ずいぶんアブナイところで寝てしまったのだ。そして思った。

ああ、落ちてたら、(四万十川ではなく)三途の川をわたり、お星さまになっちまうところだった、と。

皆さんも、星を見るときは、くれぐれも足元にお気をつけを。

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南の川から(気まぐれダイアリー)11月22日

2024-11-22 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、快晴。

「オハヨウゴザイマス」

「おおっ、ご無沙汰!こんだけ寒うなったら、もうカヌーの客もおらんろ」

「ええっ、まったくヒマしてます」。

朝日のあたりはじめた冷えた空気の沈下橋で、顔見知りのおんちゃんと立ちバナシ。

 

パシャ!足元のつるりとした水面で魚が跳ねました。

晩秋の四万十川の透明度はよく、川底がハッキリみえます。

「もう、あんまり跳ねなくなったすねぇ。このあいだまではたくさん跳ねてニギヤカだったのに・・・」

「そうやなぁ。もう、産卵をおえたんじゃろか?

このしもの大橋の浅いところでは、たくさんのアユが死んでるのが見えるがよ。

どうも、そのかみの浅瀬で産卵しようみたいやねぇ」

「もうすぐっすね(落ち鮎漁)」

「そうやね、今年はどんなもんじゃろか?楽しみよ」

おんちゃんが去ったあとも、僕は、ぼおっと立ちつくして、ほんわかとぬくい朝の陽にぬくもりました。

スイーッ。枯れ葉ながれる水面を、瑠璃色も鮮やかな小鳥が飛んでいきました。

今日の最低気温は、5、6度。
 
 

 

 

「旅するチョウ」に異変 アサギマダラの高知飛来数が激減 猛暑が影響?「こんな年初めて」―支社局「発」!ニュース深掘り | 高知新聞

山形県から飛来したアサギマダラ。りん粉のない箇所にペンで場所や日時、捕獲者の情報が記されている(大月町鉾土) 「旅するチョウ」と呼ばれるアサギマダラに異変が起き...

 

 

  最高気温19、2度。午後も晴れ。

日向は春のようにぬくいけど、日陰を吹きぬける冷たい風に、

西日に照る黄葉に、山に沈む陽のはやさに、初冬の気配を感じます。もう、冬か・・・。

小さな日溜りにまるくなって本を読む部屋は、シトラスのさわやかな香りに満ちています。

それは、机においた山盛りの柚子の香り。

先日、柚子採りのバイトのオワリに、これもってったや、といただいたモノ。

今年は、柚子も(ビワ、ウメ、ヤマモモ、スモモ、ブシュカン、ブンタンも)不作で、

収穫も作業も、去年の三分の一以下・・・なのでした(数が少ないぶん、実は大きかったけど)。

泣く子と自然には勝てない。これは、我が水ショーバイ(カヌー屋)と同じですね。哀号。

 

さて、今宵は、柚子風呂にはいり、

柚子ポン酢たれの雪見鍋をつつきながら、柚子割りショーチューを飲むコトにします。

締めは、晩秋の夜空にきらめく冬の星座で。

そして今夜のユメは、ユズ王子となってピーチ姫とユズ王国でシアワセに暮らす、という物語を。

ある朝、 アーク・サノが心を不安にする夢から覚めたとき、

彼はベットの中で自分がものすごく大きな果実に変わってしまってい るのに気がついた。

アーク・サノはジャイアント柚子に変身した。

とはいえ、柚子なので、まったく動くことができない。そのまま腐ってしまうかと思われたところに・・・。

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南の川から(気まぐれダイアリー)11月11日

2024-11-11 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 最高気温24、3度(最低気温15、0度)。

四万十は、ひねもす快晴。

ぬけるような青空のした、うららかな陽に照る木々の黄葉が、白銀の穂が、秋風にゆれてます。

聞えてくるのは、木々のざわめき、鳥の声。ふぁぁ・・・なんとものどかな秋の月曜日です。

 

2024年11月12日 おうし座北流星群が極大

2024年11月12日、おうし座北流星群の活動が極大となる。同時期に活動するおうし座南流星群と合わせて、11月中旬ごろに小規模な出現が見られる。

アストロアーツ

 

空気が澄む秋は、星を見るに良い季節ですね。

明日11月12日は、おうし座北流星群が極大に。

以下は、いつかの秋に書いた記事を、少し手直しして再掲です。

 

「流れ星を見つけるコツは、星空の一点を集中して見ずに、夜空全体をぼんやりとながめるコトさ」

いつ、どこで、誰から聞いたのだっけ?と思いながら、

星空のした、庭に広げたコットのうえで、僕はシュラフにくるまっていた。

 

長い旅でコテンパンに使いこんで、くたくたになった冬用の羽毛のシュラフ。

でも、秋の夜くらいの寒さなら、このシュラフでまだあたたかく眠れます。

かたわらにはのテーブルには・ヘッドライト・星座早見盤・双眼鏡・ウイスキー・チーズ。

 

三日月は、ぐるりと夜空を低く縁どる山のむこうに沈みました。

冷たく澄んだ秋の夜空に、かがやく無数の星たち。

四万十は、もっとも星が美しいシーズンをむかえました。

四万十は、ときどき「陸の孤島」と揶揄されます。

都市からは遠く、山深く、たいした産業もなく、人が少ないから。

でもそのようなところなので、山、川、海の豊かな自然が残っているのです。

空気もきれいで、真夏でもたくさんの星、流星、天の川が見られます。

空気が澄む冬は、夜空高く吹きぬける凍てついた季節風が、星の光をあざやかにゆらします。

 

そんな、星が美しい夜に「星の下で眠る」のはなかなかオツなもの。

山に囲まれた川べで、星空をながめるのなら、ひろびろとした川原がおススメです。

 

秋の宵の夜気が肌寒い、ごろた石の川原で火を起こす。

焚き火にあたりながら、ウイスキーを舐め、星空をながめる。

そして、コットにひろげた寝袋にもぐりこみ、いつの間にか眠ってしまう。星を見ながら。

これはさながら、三ツ星キャンプならぬ「夜空の宝石箱キャンプ」です。

ただ、このキャンプ場では、気をつけないと、爆ぜた火の粉で寝袋に穴が開くし、夜露に濡れてしまいますが。

焚き火のそばで過ごすときは、穴が開いても惜しくないウェア&シュラフで。

 

これまでに僕は、何度も流れ星を見ていますが、

願いごとを3回も言えるほど長く流れた星は、一度も見たことがありません。

あなたはありますか?願いごとが長すぎるのかな・・・。

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南の川から(気まぐれダイアリー)11月7日

2024-11-07 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、快晴。

今秋イチバンひやい空気の朝は、沈下橋であびる朝日と缶コーヒーのぬくさがうれし。

南国の川は、太陽がエライ!と思える季節となりました。

(先週末に増水し濁っていた)足元の川も透明度がよくなってきてます。

澄んだ青空、空気、川。聞えてくるのは、魚の跳ねる音、鳥の声、瀬音。

ふぅ~川のうえで大きく深呼吸~。1日のスタートを豊かな自然のなかではじめられるコトに感謝です。

今日の最低気温は、7、9度(今季最低)。

 

最高気温 度。 晴れ。

今日は、立冬。 暦の上ではこの日から冬の季節に入りますが、

南国の空は、よく晴れて、日なたは、わりに暑いです。

この時期恒例の艇庫の大掃除を朝からはじめた僕は、秋の太陽にフリースをぬがされTシャツ姿に。

カヌー、装備、テント、シュラフなどを、わっせわっせと薄暗い艇庫から取り出し、

陽のあたる庭にひろげたあと、床を箒ではき、テーブルを雑巾でふきました。

 

夏から(雨の日以外は)ほぼ開けっ放しにしていた艇庫は、

なかなか掃除のしがいがあり、思わずたくさんの汗をかいてしまう(汗っかきです)。

ん~あちゅい。 汗を流そうとハダカになって頭から水をかぶれば、水も秋。

うっひゃー冷てぇ!! おいなりさんも縮んだのでした。 バカですね。

荷物をほし、艇庫に風をとおしている間は、陽と風が心地よいベランダで、絵葉書を書きました。

「おひさしぶりです、元気に暮らしてますか。

僕は今、四万十川のほとりの秋風が心地よい場所で、このハガキを書いてます。

秋色の庭をながめながら、鳥の歌をききながら、山に陽が沈むのをまちながら。

そして、なぜかあなたのことをとっても思っています」。

ん?書き終えてから気づいたのでした。 いったい、誰にだすつもりだったんだろう、と。

夏の沈下橋が描いてある「あてのない絵はがき」は、部屋の柱にピンで留めました。

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南の川から(気まぐれダイアリー)11月6日

2024-11-06 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、晴れ。

ふぁぁ・・・南向きのベランダガラス戸から差しこむやわらかな朝日に起こされたあと

(ずいぶん太陽が低くなったなぁ、秋だなぁ)、フリースを着てヒンヤリ空気のベランダにでると、

ん?眼下の庭のスロープになにやら黒い動物が。

そいつはトコトコとスロープをくだって道路のほうへ遠ざかってゆく。

わっ、イノシシだ!!(やや大型)

カメラを持って庭に降りたかったけど、トツゲキされるかも?と思えば、

だまってベランダから見おくったのでした。

最近、庭の土があちこちで掘り返されていたのは、こいつのしわざか・・・。ぼたん鍋にしちゃうぞ。

野生とのトツゼンの遭遇もよくある、過疎の川のほとりの暮らしです。

今日の最低気温は、12、8度(今季最低)。

今朝の川。

 

 最高気温21、9度。晴れ。風さわがしい午後です。

北風ピューピュー波立つ川を、子鴨をつれた3匹の鴨が、スイーッと泳いでいきます。

ヒラヒラ。風裏の小道のツワブキの黄色い花に、アサギマダラ(渡りをする蝶)のスガタが。

長い旅の途上の同士よ、どうぞゆっくり四万十で羽をやすめいっておくれ。

 

鳥、花、蝶も深まりゆく秋を教えてくれますが、今秋の(も?)南国の川は、暖秋。

岸辺や川沿いの山の落葉樹の葉は(エノキの葉をものさしに)、色づきはじめている葉もありますが、

緑の葉のほうがまだおおく見られ、全体的に色づきはおそい、かなと。

明日は、もう立冬なのに。

でも、幡多地方は、今日から気温がグンとさがる予報。一気に秋がススミそうです。

紅葉の秋。温暖な四万十の低い山には常緑樹がおおく(7割がスギ、ヒノキ)、

四万十川沿いの山は、一部の落葉樹が地味に山肌をいろどる程度です。錦秋ならず。

カラフルな紅葉は、標高が高いところにいくと見られます。

・黒尊山塊(10月半ば頃~)・黒尊渓谷(11月半ば頃~)。

黒尊山塊、熊のコルは、ブナを中心とした自然林が残されています。

晴天時は、八面山頂上付近(標高1165メーター)からリアス式の美しい宇和海も見えますよ。

*今秋の黒尊村祭りは、11月16日(土)開催です。

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南の川から(気まぐれダイアリー)11月3日

2024-11-03 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、快晴。

沈下橋から見あげる青空は、深く澄んで一欠けらの雲も見えません。やっほう!

やわらかな朝日が照り、すずやかな風がわたる川の上。

足元の川は、薄茶緑色の水がザァザァと音をたてて足早にながれています。

 

パシャパシャ!ながれがゆるい水際では、

たくさんの魚がニギヤカに水面を跳ねてます(たぶんアユ。ただいま禁漁中)。

ナンテ心地よい秋の朝の川。

 

ふぅ~、美味しい空気を胸いっぱいに吸って、さぁ、今日は、今日の風に吹かれよう。

8時20分現在。四万十川の水位は、平水+2、2メーター(川登)。ダムの放流量は、162㌧。

今日の最低気温は、13、9度。

 

 最高気温25、5度。午後も快晴。

キチ、キチ、キチ―!こよなく晴れわたる秋空に、モズの声がひびきわたります。

こんなステキな秋空の日は、家にいるのがもったいないけど、水回りの補修をしなければ・・・。

すべての蛇口の水漏れ(微妙にもれる)、水道パイプの保温材交換など、築うん十年のボロ家は、

あちこちにガタが来ていて、こまめにメンテ&修理しなくてはいけないのです(住んでいる人も、ですが)。

DIYが、あたりまえな過疎の川の暮らし。

あちゅい!思ったよりも強い陽ざしに、Tシャツを脱ぎハダカで作業をつづけました。

 

半日かかって作業は終了~。よい天気に、カラダがうずうず。

ソレ!!昼めしもとらずジョキングシューズにはきかえて路上へ。

ひさしぶりに走る川岸の小道(工事でしばらく通行止めだった)をチンタラ走れば、

ヤマハッカ、ツワブキ、ミゾソバ、アザミ、ノギクなど、秋の花が目をたのしませてくれるし、

沈下橋をわたれば、さわやかな川風が、うっすらとかいた汗を吹きとばしてくれました。

風冷だ。うーん、気持ちE!

秋の陽と風が心地よい午後は、ベランダのコットのうえで、本を読んだり、いねむりをしたり。

ふっと気がつきゃ、あらっ、もう夕方・・・。でも、この季節は、夕景もイイんだよなぁ。

夕景を肴に、ワインでも飲みながら、秋の星たちを待ちますか。

ここには、ゆったり流れる川と時間、そして、ステキな星空もあるのです。

*画像は、ともに10月撮影。

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南の川から(気まぐれダイアリー)11月1日

2024-11-01 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 最高気温21、7度(最低気温17、8度)。

朝のうちシトシト降っていた雨は、午後になると、ときどきザァザァと降るように。

四万十は、ひさしぶりのまとまった雨です。

この雨は、(予報をみると)明日の午後まで降ったり止んだり、するようです。

3連休中日(3日)の四万十は、天気は回復しそうですが、四万十川は、水位が少し高くなるかも?

カヌーをする予定のかたは、川の水量&雨あがりの強い北風に注意を!

もう11月!まだ11月!

オフシーズンは、何をしようか?と思案中・・・。

ヒンヤリ肌寒い今宵は、温かい美味しいゴハンでぬくもりたいところですが、ああっ、冷蔵庫は、スカスカ・・・。

買い出しにイカネバのムスメ。だけど、雨だし、最寄りのスーパーまで車で25分。ああメンドーだ。

こんな時は、田舎暮らしの不便さをしみじみ感じます(こんな僻地でも、ネット通販ができるのは便利ですが)。

 

さて、いつまでも、ぼんやりと雨空をながめていてもしょうがない。

こんなときは、テキトー雪見鍋をつくろう。冷蔵庫の残りもので(メンドクサイ時にもよくつくります)。

・土鍋に、白菜、豚バラ肉、豆腐、舞茸などを(適度な大きさに切って)いれる。

そこに、たっぷりの大根おろしをのせる。

・土鍋に、水、だし汁(だしの素)、日本酒(好みの量を)をいれ、火にかけて煮る。ぐつぐつ。

・(少しお高めのプチリッチな)高知産のゆずぽんにつけて食べる。薬味にはネギを。

手軽だし、安いし、カラダがぬくもりますよ。

冷凍ギョーザやソーセージ、餅をいれるのも、またよろし。

 

鍋のしたくはできたけど、ああ、カンジンの酒がちょびっとしかない・・・哀号。

*画像は、ダッジオーブンで煮込んだラフテー(いつかのキャンプツアーでつくった)。

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南の川から(気まぐれダイアリー)10月30日

2024-10-30 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

おはようございます。四万十は、晴れ。

バシャ―ン!!ん?ふりかえれば、沈下橋の縁からおちた自転車は、川のなか。マジか・・・。

僕は、ハナシをしていた近所のおんちゃんと顔をみあわせた。

たしかに、すこし風がつよかったし、手をはなしたし・・・。

でも、まさかスタンドをたてたチャリを吹き落とすほどの突風がふくなんて。ナンテコッタ

おんちゃんは、川船をだして引きあげちゃろか?といってくれたけど、とりあえず一人でトライしてみることに。

 

家にもどり、厚手のウエットスーツを着て(ウエットスーツは着脱がなんともメンドクサイですね)

川にもどり、水温(川面)の19度の川のなかに。

さほど水は冷たく感じないけど、

思ったよりも川の真ん中は、流れがあって深かった(といっても1、5メーターほど)。ややあせる。

でも、なんとかチャリを川原に引きあげることに成功。やれやれ。ハークション!

そして、ひさしぶりに朝からバッチリ晴れた秋の青空を見あげてつぶやいた。おかげでバッチリ目がさめたよ、と。

 

強い風もよく吹く晩秋~冬の川。皆さんも風が強い日の沈下橋をわたるときは、くれぐれもご注意を!

今日の最低気温は、15、3度。

 

  最高気温24、5度。午後も晴れ。

ひさしぶりに朝~夕方まで晴れた秋の日は、洗濯&布団干し日和です。

水没した自転車もウェットスーツもよく乾いて、ありがたし。

 

ヒッ ヒッ ヒッ。落葉樹の葉が浅くいろづく庭で、ジョウビタキが鳴いている。

ときおり吹きぬける秋風が、ベランダにずらり干した洗濯物を、大きくゆらしてゆく。

ハダにココロに心地よい秋の陽と風。川のほとりの暮らしは、いつも風の中、です。

 

*今秋の四万十は、夏のおわり~今日まで、まるで梅雨のような天気がつづいた。

曇天&小雨まじりの日が多く、湿度も気温も高く、スカッと晴れ、カラっと乾いた風が吹く日が少なかった。

来週以降は、よーやく秋らしいさわやかな気候になりそうです。

そんな、陽と風が心地よい秋の四万十川は、カヌー&焚き火キャンプにもよいフィールド。

昼は、光る風がわたる透明度のよい川をカヌーでくだり、

夜は、冷えた空気の川原で焚き火にあたりながら酒を飲む。♪肴はあぶったイカでいい♪焼いたアユでもいい。

時々星もみる。ラーメンでしめたあと、テントはいり寝袋にもぐる。

ヘッドランプの灯りで本を読む。いつの間にか眠ってしまう。

 

♪流れ星 流れ星 すぐに消えちゃう君が好きで♪

明後日(11月1日)は、新月。カヌーにのって星空の川に流れ星をさがしにいこうか。

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南の川から(気まぐれダイアリー)9月22日

2024-09-22 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  最高気温27、4度。雨。

四万十は、ひねもす雨の日曜日(3連休の中日)です。ふぁぁ・・・。

咲きたてのヒガンバナの赤花と咲きおわりのサルスベリのピンク花が、

夏のおわりの岸辺で、しょざいなげに雨にぬれています。みるひともなく。

 

昨夜は、寝た子をおこすハードレイン。今日は、ラウドなサンダーストーム。

6日ぶりのまとまった雨で、四万十川は、じこじこと水位があがっています。

16:00現在。

四万十川の水位は、平水+2、2メーター(川登)↑ ダムの放流量は93㌧↓

「そろそろ止まないかなぁ・・・」。夕方、ねずみ色の雨空をながめていると、

ん?前にも同じキブンで夏のおわりの雨空をながめていたコトがあったな、と思う。

記憶をたどる。「ああそうか、初めて四万十を旅した夏だ」と思いだした。

あの時は川原のテントのなかから、今は借家のベランダから、旅の(生きる旅の)途中の青空をさがしている。

ずいぶん遠くまできてしまったのだ・・・。

 

台所から、ダッジオーブンでつくったラフテーのうまそうな匂いがただよってくる。

とりあえず今宵は、ささやかな肴と酒で、なにげない(でも、かけがえのない)旅の日を祝おう。

あっ、ビールを冷やしておくのをわすれてた・・・。哀号。

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