アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

焚き火とさびた観覧車

2024-11-30 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「焚き火とさびた観覧車」2011年に書いた旅雑文です。

 

 友人の体験談に、「バイク旅のある日、夜遅く小さな町につき、宿もとれず、

その町外れの無人駅のベンチで寝て、朝、目が覚めたらそこは墓場だった」というのがある。

僕には、霊感ってヤツはまったくないけど、

それでもこれまでに、「ここはなんだかヤバイかも・・」と怪しい雰囲気の場所でキャンプし、

シュラフの中に入ってもざわざわした気配で、あまり眠れなかったことが何度かあります。

そのひとつはある年の、「年越し焚き火キャンプ」。

 

 

 

 「話さない方がいいか・・・楽しそうだし・・・」

焚き火にあたりながら僕は、先程の廃墟探検のときにチラリ見えてしまった、

「観覧車の人影」の事については黙っていたほうが良いな、と思った。

 

 その年の大晦日は、大雨のあとの強い風がブウブウと吹いていた。

予定していた海辺のキャンプサイトは、強風に天幕すら張れず予定変更。

日が暮れた暗い山の中に、やみくもに車を走らせた僕らは、

ややあせりつつつも、テントを張れそうな川沿いの広場を、やっと見つけた。

続きは、カテゴリー「レター&旅雑文」でご覧になれます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レターフロムS 2011 初冬

2024-11-30 | レターフロムS

2011年初冬に書いた「レターフロムS 2011 初冬」。期間限定公開です。

 最高気温19度。晴れ。

 北の国からは、もう本格的な雪の便りも届きはじめた今日このごろ。

皆さん元気に、そしてあたたかく冬の始まりをむかえられてますか?

ぬくい秋を過ごしていた南国四万十も(11月なのに夏日になる日も)

初冬の声をきけば、朝晩は白くなる息が、キリッと冷えた空気にとけこみます。

(南国の初冬の)おだやかに晴れた日中は、まだ20度近くまで気温があがるコトもありますが。

 あなたには眠れない夜はありますか?また、そんな夜をどのようにやり過ごしていますか?

昨夜、夜更けに寒さで目がさめてしまった僕は、そのあとなんだかうまく眠りにつけなくなりました。

「しょーがないなぁ・・・」

カーテンのスキマから外をのぞいてみる、と夜空にたくさんの星がまたたいるのが見えました。

おっ!服を着込みあたためたミルク片手にベランダにでて、

南西の空に輝くオリオンやスバルなど、夏よりもかがやきを増した星の饗宴をぼおっとながめました。

そして、

「温暖化の影響で、生活環境が変わってしまったフィンランドのトナカイの数は激減しています(9割も)」

と、眠る前にきいていたラジオのニュースを思いだせば、

「それだけトナカイが減っちゃえば、足のないサンタクロースたちはお手上げで、

温暖化のせいで、プレゼントがちゃんと届かない家があるかもなぁ・・・」などと思うのでした。

それから僕は、今夜は星の下で眠るか、

とベランダに広げたコットの上で、色褪せたダウンシュラフにくるまり朝をまちました。

*そうそう、家に本格的な望遠鏡がなくても、双眼鏡でスバル(プレヤデス星団)

をのぞくだけでも、その小粒な宝石のような星々が楽しめますよ。

 キンと冷えた初冬の早朝、ベランダのシュラフの中で目がさめました。

眼下は、雑草の庭。

夏の間は、成長期の子どものように、日毎グングン伸びた雑草の丈もすっかり低くなった。

雑草は今、冷たい夜露に濡れ、寒さに身をすくめています。

その中で、つやつやの緑の葉を、しゃきしゃきと空に伸ばしているのは、

他の植物が眠っている冬に球根に養分をたくわえる、ちょいと変わり者なヒガンバナ。

タンポポやナズナは、寒さから身を守るために、地面近くで放射状に葉をひろげています(ロゼット葉)。

そんな様子をシュラフの中からながめていた僕は、陽がのぼりぬくくなると、

今度は空を見ながら、「うーむ、そろそろこの冬の身のふりかたを考えなきゃ・・・」と思う。

でも結局、ポカポカ陽気には勝てず・・・。

昼近くまでシュラフの中でぼんやりと過ごしてしまうのでした。マンガを片手に。

 

 午後。冬の陽は、山に隠れるのがはやい。

路上にまだ陽がある2時過ぎに、僕はジョギングにでかけました。

2キロほど走り、四万十川にかかる大きな橋をわたるころには、背中にうっすらと汗をかく。

強い風が止んだ今日は、橋の上もおだやかで、気持ちよくわたれました。

しかし、雨降り後の昨日一昨日は、めちゃきつい北西の季節風が、

ビュービューと橋の上を吹き、汗はあっという間に冷やされて、僕はブルブルとふるえました。

崩れた天気(雨)→2日ほどきつい北西風→1日、2日おだやかな晴れ→崩れた天気(雨)

これが、このあたりの冬の空のパターンなのです。

 

 眼下の四万十川は、週末の増水もおさまり、ほぼ平水。笹にごりです。

南に大きくかたむいた太陽が、木々の影を長くのばし、山の彫りを深くしている。

濃い緑をベースに、あわい橙色や黄緑色に染まった山肌には、ポツリポツリと紅色も見えました。

 これから、ずんずんと冬が深まっていきます。

真冬の野遊びは、寒い。でも、冬にしかないぬくもり、楽しみがありますよね。

あなたはこの冬、どんなアウトドアフィールドで遊びますか?

寒い冬は、高機能ウェアーや装備のチカラをためすのにもよい季節です。

冬用のウェアーや装備でバッチリかため、野に山にでかけましょう、遊びましょう。五感を研ぎすませて。

そして、いつかまた会えたときには、冬の野遊びや旅のハナシを聞かせてくださいね。

" With Love, ARK"

真冬の北八ヶ岳にて。

真冬の北八ヶ岳で、スノートレッキング。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

レターフロムS19 初冬の山から晩秋の川まで

2024-11-29 | レターフロムS

「初冬の山から晩秋の川まで」レターフロムS19再掲です

 

 「ハァッ、ハァッ・・・フゥーッ」

荒い息を吐きながら、高度差約150メーターの急な斜面をゆっくりと登っていく。

三本杭山の頂上は、もうすぐそこ。

急斜を登りきると、それまで頭上をおおっていた木々がなくなり、ゆるやかな起伏の広々とした場所に出た。

そこは、三本のたるみと呼ばれる鞍部。登山道の分岐。

左手にちょこんと三本杭の頂上が見える。あと5分ほどか。

もう一方の道は、御祝山を経て、滑床渓谷へ抜けるルート(所要2時間30分)。

クマザサとアセビのあいだを歩き 、三本杭の頂上へ。標高1226メーター。

ヒュウ―!突きぬけるような青空の下、スルドク頬に冷たい北風が僕をむかえてくれた。

 

 おだやかに晴れた11月20日。

紅葉の黒尊渓谷&冬芽の黒尊山塊、三本杭山(滑床山)を歩いてきました。

黒尊スーパー林道(全面舗装 落石おおし)八面山登山口に車をおき、入山。

大久保山、八面山(1165メーター)、熊のコルを経て三本杭の頂上へ。所要、約1時間30分。

三本杭山が遠くに見える

熊のコル 冬芽の尾根をゆく

 分岐 もうすぐ頂上

              

三本杭山頂上

 

 西は、鈍く光っている宇和海。南と東は、土佐の山並み。北は、伊予の山並み。

頂上からぐるり360度開けたながめがスバラシイ。うーん、イイキブン。

 
 冷たい北風をさけ、南東の斜面に腰をおろし、黒尊川源流の水で茶をいれ、おにぎりをほうばった。

頂上には僕のほかに5~6組の登山者のすがたがみえる。

尾根のブナ、カエデ、ミズナラの落葉樹達は、すでにその葉を落とし冬芽で遠い春を待っている。

ヒュウ―!ときおり突風が吹きぬけてゆく。ほほや耳に染みる風の冷たさに冬のおとずれを感じた。

 

 ♪フン、フン、フン♪
 
頂上をあとにした僕は、鼻歌を歌いながら冬枯れの尾根を歩く。

歌は「もりのくまさん」。今年は、日本のあちこちで熊が里に出没し問題になっている。

でも、このあたりの山には、もう熊(ツキノワグマ)はいない。ザンネン!

鯨は、豊かな海のシンボル。熊は、豊かな森のシンボル。
 
 
 下山し黒尊渓谷へ。渓谷には紅葉を見にきた人達のすがたがチラホラとあった。

今年は例年にくらべて、色付いた葉がすくなくイマイチ派手さがない(台風で散った)。

木の実などの堅果類も全体的にすくないようだ(これも台風で落ちた)。

ボンヤリと紅葉をながめていると、何故かおばちゃんにつかまってしまった。

僕はおばちゃんに、このあたりの植生や自然について話す。それは、なかなか楽しいヒトトキでした。

 黒尊渓谷

 カヌー(カナディアン)の船首を白波に突っこんだ。

ザブン、ザブン!船体が大きく上下にゆれ、船内に水飛沫が飛んでくる。

汗ばんだカラダが一気に冷えてゆく。イヤッホー!気持ちよさに思わず声をあげた。

岩などの障害物にぶつからぬよう、パドルでしっかり舵をとり、瀬を下ってゆく。

流れのゆるやかなとろ場に出た。缶ビールを取りだした。ムフフ・・・。

プシュー!ウメーッ!

カヌーの上で仰向けになった僕は、蒼い空と地味な紅葉に染まる山をながめながらビールを飲んだ。

透明度高し

 

 11月おわりの四万十川。晴天。北西のゆるい風。気温17度。

あまり服を着こんでいないけど、陽のあたる水面を漕いでるとカラダが汗ばんでくる。

日陰に入る、とヒンヤリした風が心地良い。川面の水温14度。あまり沈はしたくない水温だ。

 

 減水期の川の水量は少なく、水位は、春~夏の平均的な水位よりも約1メーターほど下がっている。

浅瀬が増え、ところどころでゴツゴツとカヌーの底をこすってしまう。

水の透明度は高く、約5メーター下の川底がみえる。

水温が下がる秋~冬の川は、微生物の活動がにぶくなる。それが水の透明度が高くなる要因のひとつ。

 

 瀬に突入、入り口の浅いところは、水がないように錯覚してしまうほど透きとおっている。

まるでカヌーで空を飛んでるかのよう・・・わおっ、空飛ぶカヌーだ!(ちょっとおおげさですね)。

冬は苦手です

 

 キャラ キャラ!(モヒカンヘッドの)ヤマセミが水面すれすれを滑るように飛んでいった。

警戒心が強く、おもに支流に生息するヤマセミを本流で見るのはひさしぶり。

カメラをかまえ、そーっと近づいてみるが、もう少しで撮れそうなところで前方に逃げられた。

再び、そーっと寄っていくが、また前方に。晩秋の川でヤマセミとおいかけっこだ。

ブルブル、カワガラスが尾っぽを、ふるわせたあと、水の中に潜っていった。

 昼間でもヤカン

 

「秋の日はつるべ落とし」。秋の川は、陽が山にしずむのがとてもはやい。

ヒンヤリした空気の薄明の川原で、火をおこした。

先日の大水のおかげで、川原には流木がたくさんある。

川原に腰をおろした僕は、焚き火料理をつまみに、栗焼酎のお湯割りを飲んだ。

やがて、東の空から大きな丸い月が昇ってきた。月昇る川。

まるで今、流域で熟れているブンタンのような色と形の月。この月を「ざぼんの月」と呼ぶのかな?

 

 そろそろ(秋の透明度よい川と自然を楽しめる)カヌー&焚き火キャンプのベストシーズンも終了~。

12月に入ると、川は冷たい北風が(木枯らしが)ビュウビュウと吹きはじめます。

冬でも、ひとたびカヌーでくだれば、冬の川にしかない風、水、景色が楽しめますが。

では。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月29日のつぶやき(水)のつぶやき(リブログ)

2024-11-29 | ・最新のお知らせ・イベントなど

1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ。

キリッと冷えた大気、ピリッと頬に冷たい風、クタッと萎れかけた川原の紅葉(ヤナギタデ)。

今朝の川は初冬の装いです(今日の最低気温は、3度。昨日は、10度)。

雨の少ない秋。四万十川は、水量が少なくやつれて見えますが、水の透明度は良いです。

 

 最高気温15、6度。午後も晴れ。

小春日和の心地よい昼どきは、「家にいるのがもったいないなぁ・・・」

というコトで、お弁当とお茶セット、文庫本をザックにいれて川へGO!

 

川原へ降りる小道には、たくさんのドングリが転がっています。

パキパキ!とドングリを踏み鳴らしながら、川原へ。

*今年は、生り年。家の屋根に落ち、雨樋に詰まったドングリの掃除がたいへんだ・・・。

岸辺の檸檬色の(主にエノキの)葉が、やわらかな陽ざしに輝いて美しい。

ピィーヒョロロ!北風がわたる空では、トンビが優雅に、気持ちよさそうに空を舞ってます。

聞えてくるのは、風の音、鳥の声、小さな瀬音。

晩秋のなかに(季節のなかに)どっかりと座り、のんびりとご飯を食べ、お茶を飲んだあと、

ごろりと川原に寝転んでポケっと空をながめる。それはいわゆるひとつの少確幸です。

「とはいえ、明後日からもう師走ですよ!こんなにのんびりしててイイんですか?」。

どこからか、そんな声も聞えてきますが、陽ざしと風の心地よさに、

まぁ、いいか・・・と何も考えられなくなるデラシネガイドなのでした。なまねこなまねこ。

 

「何もしなくても満ち足りて一日を過ごしてしまうのが、田舎の生活の良い点であり、

悪い点でもある。何もしないうちに一日が一週間になり、またたく間に一ヵ月が一年になる」野田知佑

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月28日(火)のつぶやき(リブログ)

2024-11-28 | ・最新のお知らせ・イベントなど

1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ。

霞がかった空から届く柔らかな朝日に、雨粒をまとった黄葉が淡く輝いています(昨夜は弱い雨が降った)。

川へ。映える画像を撮ろうと、岸辺の道なき林をガサガサと歩いていけば、

頭上からバラバラと水滴が落ちてきて、おおっ冷たい!おまけに、濡れた岩の上で転んで、おおっ痛い!

そして、駄場(開けたところ)にでれば、太陽は雲の中に・・・。

「欲す鷹は爪落とす」ですね。 

今日の最低気温は、10、0度。

昼どきの山。

昼どきの川。♪風が強い日 雲がながれてく♪

 

 最高気温17、2度。午後も晴れ。

朝は静かだった川は、昼前から風がさわがしくなりました。

強い風に散った、たくさんのレモンイエローの枯れ葉が、路上に舞ってます。

 

最近ちまたでは、冬キャンプも流行っていると聞きます。

晩秋~早春にかけての四万十川は、

ゴウゴウと強い北風が吹くコトが多い(時に沈下橋からカラダごと吹き落とされそうなほどの)。

川沿いでキャンプする時は、強い風が吹くことを想定し、

テントやタープは、ペグだけでなく、ロープや石なども使ってがっちり固定しましょう。

(川は風のハイウェイ。冬以外でも強い風が吹くコトは多いです)。

遊んでBCに帰ってきたら、テントやタープ、イスが川まで飛ばされて水に浸かってた。

なんてコトにならぬように(かつて僕もやらかしたコトが・・・)。

できればテントは、ファミリーテントではなく、山でも使えるような風に強いテントがベターか、と。

 

さて。川沿いでキャンプする時は、強い風に注意が必要だ、

と書いた僕は、これまでのキャンプ旅でも、何度も大風に翻弄されたコトがあります。

その中でも、大風とセットで記憶に残っているデキゴトが、以下に書いた「カンガルー大陸でキジ撃ちを」です。

くだらない旅バナシなので、キョーミのない方は飛ばしてくださいね。すぐ削除します。たぶん。

 

「カンガルー大陸でキジ撃ちを」

 クソ、まじかよ!まさかヤツがいきなり飛び出てくるなんて・・・。

これは、ウンの尽きか、それとも、ウンが付いた、のか?

土獏にあおむけにひっくり返った僕は、でっかい青空をボーゼンとながめながらそう思った。

 

 それは、カンガルー大陸(豪州)をオフロードバイクで旅していたときのコト。

夕刻、360度地平線の赤茶けた荒野には、ビュウビュウと強い風が吹いていた。

止めたバイクが風で倒れてしまうほどの。

 

 「まいったなぁー、この風ではテントが張れないぞ・・・」。

一日中(ゴツゴツ小岩の硬い路面とサラサラ赤砂の柔い路面が入れかわりあらわれる)

フクザツな悪路を、長時間神経をつかって走り、カラダもココロもくたくたに疲れていた。

しょがねぇなーと、倒れたバイクの燃料タンクのコックをオフにし、よろよろと荷物を外し、

食料、コッヘル、ストーブをバッグから取り出し、砂埃に辟易しながら、メシをつくり食べ、茶を飲んだ。

そして、大地にマットをひき、寝袋にもぐりこみ、

夕日と空と大地がつくる豪奢絢爛な自然のショーをながめながらウイスキーを舐めた。

 

 あたりがしっかり暗くなり、空の主役が星になると、ようやく風がおとなしくなった。

「バイクを起こし、テントを張り、中に荷物を放りこまねば・・・」と思うが、

もうすっかり動くのがイヤになっていた僕は・・・・

期間限定公開終了~続きはカテゴリー「レター&旅雑文」でご覧ください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月27日(土)のつぶやき(リブログ)

2024-11-27 | ・最新のお知らせ・イベントなど

3年前に書いたRiver&Sky(ツイート2021)再掲です

 おはようございます。四万十は、快晴。

起き抜けに北側のドアを開ければ、裏庭の雑木林からコツコツと打音が。

双眼鏡でのぞく、と枯れ木の幹をアオゲラがつついていました。ラッキー。

バードウオッチングの後は大橋へ。風がない水辺で、一人のおんちゃんが川をじっと見ている。

もうすぐ落ちアユ漁が解禁になるのです。今朝の最低気温は、5、1度。

 

 最高気温15、1度。

昼さがり、ジョキングを終えた僕が、部屋で休憩していると、

「おーい、おるか!」Hさんが家にやって来た。

東京から四万十に移住して35年ほど。レンタルカヌーを生業にしているHさんは、

ときおり、お町(中村)まで買い物に行く途中、我が家によってゆく(家は口屋内村)。

西日のあたるベランダの椅子に座り、コーヒーをのみながらしばし談笑。

*シマムタ共游国(レンタルカヌー)現在は営業していません。

 

Hさんは「やっと柚子採りのバイトがおわったけん」と言った。

秋のカヌーシーズンが終盤に入る11月初旬頃から柚子採りが始まる(~11月終盤頃まで)。

今年の11月は、晴天が長く続き、日中の気温が平年より高い日がおおかった。

柚子の木は鋭いトゲがあるので、暑くても厚手の作業着を着なければならず、

朝晩の気温差が大きいのも相まって、体調管理がなかなかたいへんだったようだ。

 

流域の自然、文化、暮らしに詳しい年上の先輩が、近所に住んでいるコトはなんともありがたい。

僕は、最近巷はキャンプブームで、南国の川は竹林も多いし、

竹をふんだんに使ったキャンプはどうだろう?と相談したり、

(竹のテーブル&イス、竹のかっぽ酒用コップ、

竹筒の炊飯、竹の骨組みのテントやティピー、竹でソーメン流し、などなど)

 

 岸辺の土地の所有者と利用について聞いたり(竹林は岸辺に多い)、

流域の住民と神社の関係について教えてもらったりした(もうすぐ正月だからね)。

移り住んでまだ20年の新参者は(佐野は)、ふんふん、うーむ、そう、なのか・・・と感心するばかり。

大変ベンキョーになった晩秋の午後なのでした。鳥頭は、3歩歩いて忘れちゃいそうですが・・・。

 

いつもお世話になってます。森のコテージにて。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南の川から(気まぐれダイアリー)11月26日

2024-11-26 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、雨。 

ポチャポチャと冷たい雨が降る晩秋の朝です。おーひやい。

お湯割り柚子蜂蜜を片手にベランダに(柚子は地元黒尊産)。

聞えてくるのは、パツパツと葉を叩く雨音、鳥の声。

乾いた山、痩せた川、生き物に降る恵みの雨(11日ぶり)をボケっとながめていると、

なんだかこちらのココロも潤ってくるようです。寒いけど。もっと降れ!

今日の最低気温は、5、7度。

*画像は、2016年10月後半撮影。岩間沈下沈下橋。現在は、屋形船は運行してません。

 

分校の19人、伸び伸び青春 寮でわいわい 四万十川で部活 地域に見守られ70年余―ちいきのおと(199)西土佐津野川(四万十市) | 高知新聞

ユズの収穫体験で汗を流す中村高校西土佐分校の生徒たち(いずれも四万十市西土佐奥屋内) 四万十市西土佐津野川の中村高校西土佐分校は創立74年目。全校生徒19人と全...

 

あらっ、晴れてきた。ぬかヨロコビの雨やった・・・。

 

  最高気温16、2度。午後は、雨のち曇りのち晴れ。

昼さがりの四万十は、いっときまた雨(雷雨)が降りましたが、夕刻には止み、青空も見えはじめました。

今夜は、雨上がりの夜空に吹く風が、いっそうあやしく星をまたたかせるコトでしょう。

ホットウイスキー片手に、冬の星座の饗宴に酔いしれますか(新月は12月1日)。

さて、宵の空には、冬の星座がみえるようになれば、南国の川も冬の装いに。

冬の四万十のフィールドの魅力は、

・静かさ:過疎地の川は、人工の音少なく、静か(観光客が少ない冬はさらに)。デジタル・デトックスにも。

・自然の音:自然豊かな川は、風や瀬音、鳥や生き物の声など冬の自然の音に満ちている。

・空や水の透明度のよさ:すきとおった空は、冬ブルー。すんだ川は、川底までハッキリ。

・美味しい空気と水:深い山々と豊かな森林(森林率84%)がつくるウマイ空気と水。

 山の湧き水でつくるコーヒーが美味し。

・キレイな夜空:過疎地の川は、人工の灯り少なく、美しい星や月が見える。

・冬風:冬の川は強い北風(時に爆風)が吹く日もおおい。

 そんな、冬風と沈下橋のうえで戯れるのもまたオツなもの(川に吹き飛ばされないように注意)。

 

冬の四万十のアクテビティは、

・カヌーツーリング:風がおだやかな冬の日のカヌーは、ぬくい陽ざしのなか、澄んだ空と川、水が楽しめる。

・サイクリング:冷たい風をきって、全身で冬を味わえる。強風時の沈下橋は、走行注意。

・キャンプ:四万十の冬の自然を、全身で感じるコトができる。焚き火もユカイ。強風には注意。

・自然観察:葉を落した落葉樹の冬芽や冬鳥(わたり鳥)、生き物などの観察。

 

「人生をちょこっと休みたいな、思うたら、ここへ来たらええよ。

自然のもんのいろんな姿が見える。自然のもんは長いこと見よっても、飽きることがないけん。

いろんなことがじこじこわかるいうことは、元気の素にもなるけん」野村春松

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月25日(金)のつぶやき(リブログ)

2024-11-25 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2022)再掲です

 おはようございます。四万十は、快晴。

ふぅ~気持イイ!!今朝は橋をわたるひやい北風がうれしい。

朝露の岸の斜面を上り下りして汗をかいたから。

太陽を待ちながら、しばし風に吹かれました。

(チャリの)ブレーキを握りしめてゆっくり橋を下ってゆくと、

朝日にフネを漕ぐ天使にであいました。にゃー。今日の最低気温は、7、7度。

 

 最高気温20、8度(11月上旬並)。午後も晴れ。

ぽかぽか陽ざしとそよ吹く南風が心地よい、晩秋の日です。ふぁぁ・・・。

昼どきのスローランニングは、Tシャツ姿でOKなほど。

 

今年の四万十は、秋が深まってもおだやかでぬくい日がおおく

—朝の川風は、めっきり冷たくなりましたが—

11月上旬以降も、最高気温が20度を下回るコトが少ない(雨の日をのぞいて)。

いつもの年であれば、一雨ごとに、祝日や地域のイベントごとに

(3日:文化の日 15日:龍馬の誕生日 22日、23日、24日:一條大祭)

気温が下がり、木枯らしも吹きはじめる時期なのですが。木枯らしのニュースは、いまだ届かず。

 

(渡りもする)デラシネガイドは、もうとっくに冬の過ごし方が決まってなければいけないのだけど・・・。

「何もしなくても満ち足りて一日を過ごしてしまうのが、

田舎の生活の良い点であり、悪い点でもある。

何もしないうちに一日が一週あん間になり、またたく間に一ヵ月が一年になる」野田知佑

このぬくさに気をゆるめっぱなしで、

何もしなくても満ち足りて一日を過ごし、ぼやぼやと長い秋をすごしちゃってます。うーむ・・・。 

 

しかし、くるものはくる。やっぱり。

この先、いきなり冬がやってきたとしても(北国はもう冬でしょうが)

心身ともに健やかに過ごせるように、皆さんは、抜かりなく冬支度をしておいてくださいね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南の川から(気まぐれダイアリー)11月24日

2024-11-24 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、晴れ。

まだ薄暗い川のうえ(沈下橋)からみあげる空は、すみずみまで晴れわたり、

みわたす山は、のぼりはじめた陽に、頂があわく照り、

足元の川は、のっぺらとした水面をみせてゆっくり流れてます。

澄んだ空と水、ヒンヤリ頬に冷たい風、白くなる吐く息。南国の川も、もう冬か・・・。

 

おーひやい!太陽カモン!

でも、川が1日のなかでもっとも幻想的な景色をみせてくれる、

夜から朝にかわってゆくこの時間が、僕はなんとなく好きや。

 

さぁ、家にもどったら、コタツをだそう。あっ、その前に朝メシだ。ハラヘッタ。

今日の最低気温は、2、7度(今季最低)。

 

  最高気温15、3度。午後も晴れ。

陽のあたる川原に座り、色を落とす前の岸辺をながめながら、コーヒを飲み、本を読む。

時々ゴロリ寝転がってぼおっと空をながめる。気持ちイイなぁ・・・。

でも、深秋の午後の太陽は、急ぎ足で山に沈み、日陰は一気に冷えてくる。さむいなぁ・・・。

日暮れが早い季節の外遊びは、早めに行動を終えるのがベターですね。

*深秋の川は、水面が陰るのもはやくなりました。

これから陽が短い季節のカヌー下りは、水面に陽があたる9時30分頃~15時頃までがおススメですよん。

「冬は、一年中でもっとも星空がきれいな季節です。

その理由は・明るい一等星が多いこと・さまざまな色の星が見えること、

・オリオン大星雲やすばるなど、肉眼でも見える星雲や星団があること、などです。

さらに、日没が早いので19時ごろからもう夜空が暗く、

また上空の空気の流れが強いので星がキラキラとまたたいていたりと、

ほかの季節にくらべて、より星空の印象が強い季節でもあります」アストロアーツより

     

人少なく、灯り少ない四万十川の川原は、星を見るにもよいところ。

焚き火にあたりお酒でも飲みながら、のんびり早春の星空をながめてみてはいかが。

ごろた石の川原キャンプは、コットを使うとカイテキですよ。

♪流れ星 流れ星 すぐに消えちゃう君が好きで♪

流れ星を見つけるコツは、星空の一点を集中して見ずに、夜空全体をぼんやりとながめること、だそうです。

「 冬の夜 淋しき川に 星ながれ」

 

*西土佐地域(江川崎、口屋内村など)は、「星空の街」に認定されてます。

江川崎には、小さな天文台があり(4mの観測ドーム、直径36cmの反射望遠鏡)、

専門員による星空観察(要予約)もおこなってます。ギャラリー|四万十天文台

 

星を見るときは、足元にも気をつけたいものです。

山頂、土獏、海上、これまでいろんな旅の夜に、ステキな星空を(月空)をながめてきましたが、

一歩まちがえれば、星を見てた自分が、星になっていたかも、ということが何度かあります。

 

そのひとつは、ある晩秋の夜。

我が家の対岸にある知人宅で開かれたワインパーティに参加した(新酒がメイン)ときの帰り道でのコト。

ヌーボーは、軽くのどごしがいい。つまみは、炙ったイカでいい。

調子にのった僕は、注がれるままガバガバとワインを飲んだ。

やがて、パーティがお開きになるころには、酩酊。べろんべろんに。バカなのだ・・・。

 

帰路。チドリ足でフラフラと沈下橋をわたる、と頭上にまたたく無数の星の饗宴に目をうばわれた。

わおっ、なんてキレイな・・・。夜空の宝石箱や~。

沈下橋のふちにこしかけて星を見はじめた僕は、やがてゴロリとあおむけに。

そしてそのまま、夢のなかでフネを漕ぎはじめた。

 

さぶっ!しばらくしてヒエヒエ夜風に目がさめた。すぐ足元は、凍るように冷たい冬の川。

ずいぶんアブナイところで寝てしまったのだ。そして思った。

ああ、落ちてたら、(四万十川ではなく)三途の川をわたり、お星さまになっちまうところだった、と。

皆さんも、星を見るときは、くれぐれも足元にお気をつけを。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月24日(金)のつぶやき(リブログ)

2024-11-23 | ・最新のお知らせ・イベントなど

1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ。

穏やかでぬくい晩秋の朝です(今日の最低気温は、8、7度)。

沈下橋へ。ひさしぶりに(ユズ採りも終わったので)のんびりと、

ぼおっと心ゆくまで川景色をながめていると、顔見知りのおんちゃんとばったり顔をあわせました。

 

眼下でパシャパシャ跳ねるアユを見ながら、僕が「もうすぐっすね」と聞くと

おんちゃんは「おおっ、もうすぐよ。楽しみよ」と言った*12月1日、落ちアユ漁解禁。

「山はどうっすか?」。「おおっ、山はもう始まっちょるけん、

あちこちに罠かけるのに忙しいわ。(イノシシやシカが)どっさり獲れたら肉を分けちゃるけんね」。

川の恵みに山の恵み。それぞれの季節に、(収穫や猟の)楽しみがある自然のなかの暮らしです。

大きな冷凍庫用意しておいた方がいいかな?

 

 最高気温17、5度。午後も晴れ。

「凩やかぎり知られぬ星の数」加藤楸邨 

ビュウビュウと北風が、さえた晩秋の空を吹き渡っています。

風さわがしい川。遅咲きのヒマワリ花も大きくゆれています。

 

南国土佐も木枯らしの季節となりました。

川は風の通り道。冬の川は、強い北風(時に爆風)が吹く日も多くなります。

そんな冬の風と沈下橋の上で戯れるのもまたオツなものです(川に吹き落とされないようにね)。

以下は、ある秋の日のデキゴト(雑文)です。ヒマにまかせて書いてみました。

キョーミない方はとばしてくださいネ。

 

「歩いて帰ろう」

 うわっ!気がついた時には、すでに遅し・・・。

道路に散らばったガラス破片の中に、自転車の前輪が突っ込んでいた。

空気のぬけた前輪は、ぺったんこに。「あーあ、やっちまったなぁ・・・」

 

 それは、ある秋晴れの日、昼下がりのデキゴト。

家から14、5キロ地点。不幸中のさいわいは、もう街に入る寸前だったってコト。

パンクした自転車を市役所の駐輪場におき、

近くのスーパーで買い物をすませ、さぁーて、どうやって家に帰ろうか?と思案する。

①バス(日に3本:運休)②ヒッチハイク(おっさんは乗せてくれないだろうなぁ)

③歩き(家まで15キロ)④タクシー(手持ちがない:カードは持たず)

③しかないではないか。余儀なくだけど、最近足がなまっているからなぁ。よいトレーニングになるかな?

 

 背中のザックは、 スーパーで買い出した食料でいっぱい。

そして、向かい風のなか、四万十川沿いのせまい旧道を家に向かって歩きはじめた。

「川のよい景色と空気が美味い15キロのナイスなトレッキングルート、と思えば・・・。無理があるか・・・」。

もくもくと一定のぺ―スで歩く。

時折ザックを下ろし、谷を流れる沢水で喉をうるおし、岸辺を渡る風で体をさましつつ、距離を重ねてゆく。

♪走る街を見下ろして のんびり雲が泳いでゆく 

だから歩いて帰ろう 今日は歩いて帰ろう♪そんな歌を口ずさみながら。

 

 日常に車がたよりの田舎暮らしは、思ったよりも歩かない。

体力勝負のガイド仕事をしてるけど、

オフシーズンに入ると(意識してトレーニングしないと)足はすぐになまってしまう。

むしろ東京で暮らしていた時の方が、

毎日、通勤で往復80分程、歩いたり階段の上り下りで、足腰が強かったような気がする。

(休日も、街中や山をよく歩いてたし・・・)

「1に足腰、2にガイド」というのが僕の人生のモットーです。

 

 家まで、あと2キロというところで、急に足を進めるのがしんどくなった。

ようやく家に到着した時には、足はすっかり棒のように。

「望んで歩くのと、余儀なく歩くのとでは、感じ方、疲れ方が全然違うものだなぁ・・・」。

背中のザックを降ろし、腰を延ばし、やれやれと秋空を見上げました。所要3時間10分。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南の川から(気まぐれダイアリー)11月22日

2024-11-22 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、快晴。

「オハヨウゴザイマス」

「おおっ、ご無沙汰!こんだけ寒うなったら、もうカヌーの客もおらんろ」

「ええっ、まったくヒマしてます」。

朝日のあたりはじめた冷えた空気の沈下橋で、顔見知りのおんちゃんと立ちバナシ。

 

パシャ!足元のつるりとした水面で魚が跳ねました。

晩秋の四万十川の透明度はよく、川底がハッキリみえます。

「もう、あんまり跳ねなくなったすねぇ。このあいだまではたくさん跳ねてニギヤカだったのに・・・」

「そうやなぁ。もう、産卵をおえたんじゃろか?

このしもの大橋の浅いところでは、たくさんのアユが死んでるのが見えるがよ。

どうも、そのかみの浅瀬で産卵しようみたいやねぇ」

「もうすぐっすね(落ち鮎漁)」

「そうやね、今年はどんなもんじゃろか?楽しみよ」

おんちゃんが去ったあとも、僕は、ぼおっと立ちつくして、ほんわかとぬくい朝の陽にぬくもりました。

スイーッ。枯れ葉ながれる水面を、瑠璃色も鮮やかな小鳥が飛んでいきました。

今日の最低気温は、5、6度。
 
 

 

 

「旅するチョウ」に異変 アサギマダラの高知飛来数が激減 猛暑が影響?「こんな年初めて」―支社局「発」!ニュース深掘り | 高知新聞

山形県から飛来したアサギマダラ。りん粉のない箇所にペンで場所や日時、捕獲者の情報が記されている(大月町鉾土) 「旅するチョウ」と呼ばれるアサギマダラに異変が起き...

 

 

  最高気温19、2度。午後も晴れ。

日向は春のようにぬくいけど、日陰を吹きぬける冷たい風に、

西日に照る黄葉に、山に沈む陽のはやさに、初冬の気配を感じます。もう、冬か・・・。

小さな日溜りにまるくなって本を読む部屋は、シトラスのさわやかな香りに満ちています。

それは、机においた山盛りの柚子の香り。

先日、柚子採りのバイトのオワリに、これもってったや、といただいたモノ。

今年は、柚子も(ビワ、ウメ、ヤマモモ、スモモ、ブシュカン、ブンタンも)不作で、

収穫も作業も、去年の三分の一以下・・・なのでした(数が少ないぶん、実は大きかったけど)。

泣く子と自然には勝てない。これは、我が水ショーバイ(カヌー屋)と同じですね。哀号。

 

さて、今宵は、柚子風呂にはいり、

柚子ポン酢たれの雪見鍋をつつきながら、柚子割りショーチューを飲むコトにします。

締めは、晩秋の夜空にきらめく冬の星座で。

そして今夜のユメは、ユズ王子となってピーチ姫とユズ王国でシアワセに暮らす、という物語を。

ある朝、 アーク・サノが心を不安にする夢から覚めたとき、

彼はベットの中で自分がものすごく大きな果実に変わってしまってい るのに気がついた。

アーク・サノはジャイアント柚子に変身した。

とはいえ、柚子なので、まったく動くことができない。そのまま腐ってしまうかと思われたところに・・・。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月20日(月)のつぶやき(リブログ)

2024-11-19 | ・最新のお知らせ・イベントなど

2年前に書いたRiver&Sky(ツイート2022)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ。

頬にひりり冷たい川風、雲間からなかなか顔を見せない太陽、おーひやい!

寒さに5分と沈下橋の真ん中に立ってられず・・・。

昨日の雨が、早朝の川に冬をつれてきました。もう冬か、渡りの季節か。さて・・・。

今日の最低気温は、10、0度。

 

 最高気温23、4度。午後も晴れ。小春日和。

ぽかぽか陽ざしとそよそよ風が心地よい昼どきのベランダで、知人(○○島好き)に手紙を書く。

「おひさしぶりです。おげんきですか。この冬も○○島に行くのでしょうか?

南国四万十の朝の川に吹く風も、めっきり冷たくなり、本格的な冬がすぐそこまできているのだ、と感じます。

黄葉を落としはじめた岸べのエノキ。その他の樹木も、じこじこと冬支度を整えています。

(冬の四万十川は、一年のなかでもっとも水の透明度が高く、強い北風もよく吹きます)。

 

冬のフィールドはひやいけど、冬にしか見られないもの、感じられないもの、がありますよね。

すっかり葉を落とした冬枯れの森は、バードウオッチング、冬芽観察に最適ですし、

凍てついた夜空の星空観察も、またよろし、です。あ、そうそう、焚き火キャンプも忘れちゃいけない。

僕は、クロスカントリースキー(ツーリングタイプ)やスノーシューを履き、

ワイン、サンドイッチ、コーヒー、双眼鏡、図鑑を入れたザックを背負って、

雪の山や森をピクニックをするのがとても好きです。面白いですよ。いつかご一緒にいかがですか。

 

冬の○○島はどんな感じなのでしょうか。一度訪ねてみたいです(秋は行ったことがありますが)。

寒さもエンジョイしたい季節。どうぞお体を大切に、アクティブに冬をお過ごしくださいね。

そして、いつかまた四万十にも遊びにきてください。See ya!」

2005年秋撮影 ナツカシイ・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月18日(土)のつぶやき(リブログ)

2024-11-17 | ・最新のお知らせ・イベントなど

1年前に書いたRiver&Sky(ツイート2023)再掲です

  おはようございます。

四万十は晴れてますが、空低く速く通り過ぎる雨雲が、時折パラパラと雨をまき散らしていきます。

冬のような(冬型の気圧配置な)晩秋の朝。

小雨混じりの北風がひやい沈下橋で、川を見ていると、目の前の山に薄く虹がかかりました。

なんかラッキー。「虹を見たければ、ちょっとやそっとの雨は我慢しなくちゃ」ですね。

水面では、カモたち(冬鳥)が楽しそうに戯れてます。

 

  最高気温9、7度。晴れたり、雨がパラついたり、午後もひやいです。

陽ざし少なく冬のように冷える本日は、早くもコタツを出し、コタツ虫と化しました。

このところ西日本は、短い周期で冬型の気圧配置になり、雨が降るようになったのはありがたい(少雨の秋なので)。

しかし、農作業(ユズ採り)のお手伝いをしている身としては、雨が降ると休みになるので、

カラダを休められるのはイイけど(単純作業だけど、肉体的にはなかなかハード。腕をメインに棘の傷だらけ)、

あと7日ほどで採り終えるというところでの(早く採り終えたい)、雨天中止や中断には、ココロが湿るのでした。

自然とともにある暮らし。泣く子と天気には勝てないのは、我がガイド業と一緒です。

しょーがない。今宵は、ゆっくりユズ風呂に入って、ユズ割り焼酎でも飲んで、明日への英気を養うとしますか。

 

さてさて、晩秋をむかえた南国の川は 

山に陽が落ちるのがグンとはやくなり、水面が陰るのもずいぶん早くなりました。

これから陽が短い季節のカヌー下りは、水面に陽があたる9時30分頃~15時頃までがおススメです。

 

ある年の冬、友人と2人カナディアンカヌーで四万十川をくだったときのコトです。

穏やかで心地よい午後の陽にユダンして、のんびり寄り道をしまくってたら、

あたりがズンズン暗くなり、気温もグングン下がってきました、まだ、ゴールまでずいぶん距離があるというのに。

あせった僕らは、わっせわっせと懸命にパドルを漕いだけど、

やっとの思いでゴールするころには、手元が見えないくらいの暗闇に包まれて、やれ恐ろしや。

あやうく、真冬の暗く冷たい川(川面の水温は、6度ほど)に飲み込まれてしまうところでした。

冬のアウトドアフィールドでは、午後の早い時間には、行動を切り上げたほうがベターですね。

ある冬の日に。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の四万十川をカヌーで、黒尊の里山をMTBで下る

2024-11-15 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「秋の四万十川をカヌーで、黒尊の里山をMTBで下る」 再掲です。

  最高気温21度。

 11月中旬。ぬくかった今秋も師走が近づけば、

淡い陽ざしの川は、空気が風がきゅっと冷たくなり、冬近し・・・と感じます。

そんな晩秋の四万十川をカヌーで、紅葉の黒尊の里山をマウンテンバイクで下ってきました。

笑顔もイケてる2人のゲストとともに。

 

 北西の風が少し強い中、カヌー(カナディアン)で出発です。

減水期の川の水量は少ない、でも水の透明度はグッド。川面の水温は15度。

水量が少ないためコースは、

カヌーが浅瀬で座礁する可能性が高い箇所は避け、比較的水量があるコースに。

しかしそれでもカヌーは、2度ほど浅瀬につかまってしまいました。とほほ。

11月半ば 口屋内の沈下橋。平日の川原には誰もいない。

岩間の沈下橋。ここから出発。

透明な水、空気、風の中を下る。

今夜の宿で飲み、食べる。2人はこの後、大きな流れ星を見たそうです。

 翌日も快晴。風は北西から吹いています。

口屋内村から車で、マウンテンバイクと僕らを黒尊渓谷神殿橋まで送ってもらう。

そこから僕らはマウンテンバイクで黒尊川沿いの道を下りました。

 

 コースは、黒尊川沿いの田舎道、神殿橋~口屋内村まで約21キロ。

黒尊川が四万十川と合流する口屋内村まで、マウンテンバイクでのんびりと細道を下ります。

ほぼ下りっぱなし道なので、あまりペダルをこがなくてよい「楽チン」です。

やわらかな秋の日差しに照る山モミジ。

ススキの穂やサザンカの花が彩る、のどかな里山の風景を愛でつつ、風を切って走りました。

かたわらの黒尊川には、透明な美しい水が流れていました。「うーん、サイコー!」

黒尊渓谷神殿橋の紅葉。今が見頃かな。神殿橋からGO!

さわやかな風とうまい空気の中を走る。

輝ける秋の日。

田舎道を下って村の中へ。

水量は少ないけれど、素晴らしい透明度の黒尊川。

柚子の季節です。無人販売で買った柚子をいただきました。柚子風呂にもしてみました。

神殿橋~口屋内まで、2時間20分ほどかけて走りました。

素敵な2人のゲストに感謝です。次回はどこのフィールドを案内しようかな?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

11月15日(月)のつぶやき(リブログ)

2024-11-15 | ・最新のお知らせ・イベントなど

3年前に書いたRiver&Sky(ツイート2021)再掲です

 おはようございます。四万十は、晴れ。

風がない朝の川は静かです。一枚の黄葉が、ゆっくりゆっくり流れてゆく水面を、

パシャパシャと魚が盛んに跳ねてます。(産卵期の)アユかな。

朝日とコーヒーにぬくもりながら、ぽけっと空と山と川をながめていたら、あらっ、もう9時・・。

ハラヘッタ、家に帰ろう。

今朝の沈下橋。今日の最低気温は、5、8度。

Happy Birthday!!ぜよ(186回目の)。リョーマは1日にしてならず、ですね。

 

【動画】紅葉、黒に浮かぶ...高知県四万十市の黒尊渓谷、紅葉と清流の競演 | 高知新聞

神殿橋からは真っ赤なモミジと清流の競演が楽しめる(写真はいずれも四万十市西土佐黒尊)あずまやから眺める紅葉は一幅の錦絵のよう 夜明け前、愛媛...

 

 

 

 最高気温19、9度。

「海の音 一日遠き 小春かな」暁台

ポカポカ陽気の昼どきは、縁側の小さな日溜りで読書です。ネコのように丸くなって(時々ノビをして)にゃあ。

18日、ボジョレー・ヌーヴォーが解禁となりますね。

月とワイン(19日は満月。ビーバー・ムーン)。

人少なく、灯り少ない四万十川(の川原)は、月を見るにもよいところ。

焚火をかこみ、まんまるおつきさんを愛でながら、

ボジョレー・ヌーヴォーで乾杯!なんていかが?ダッジオーブン料理をつまみに。

あたたかく火の粉が飛んできてもOKな服装で。ごろごろ石の川原では、コットを使うと快適ですよ。

 

僕は、近くの川原で(焚き火&ワインの)お月見をしようかな、と考えてます。

「あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。

19日、おつきみしますから、おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい」。さのねこ拝

*画像は、11日の月

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする