アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

ひかりのどけき秋のカヌー

2012-11-01 | アークツアー 秋~晩秋

ひかりのどけき秋のカヌー *画像は小さめです。

  最高気温22度。

 陽ざしがやわらかく、風がやさしい川には、まだわずかに夏の暑さが残ってます。

でも、高く澄んだ空の遠くには、かすかに冬の気配も。

そんな秋深まる川を、僕らはカナディアンカヌーで下ってきました。

 

 朝。太陽が山にのぼると、それまで乳白色に川をかくしていた朝霧は消えていきました。

まるで舞台の幕が上がってゆくかのように。音もなく。

やがて川は、やわらかな秋の光りで満たされました。

 

 減水期に入り、雨量が少なくなった川は、

流れがきゅっとスリムになって浅瀬も多くなってます。

カヌーで下るときは、コースをよく選ばないと喫水が浅い艇でも浅瀬で座礁してしまう。

水の透明度は、なかなか良いのですが。

 

 本日のゲストは、北の川や湖でカナディアンを経験しています。

したがって、漕ぎ方を教える必要はありません。

川の水量と2人の経験を考えた僕は、いつもより少し長い距離を下ることにしました。

 

 岸辺には、サザンカが咲きはじめています。

禁漁となった川の水面を、パシャパシャとアユが跳ね、黄葉がゆっくりと流れてゆきます。

だれっちゃおらん静かな水べ。ヤマセミが前方の水面をスイーッと飛んでいきました。

川面の水温17度。最高気温22度。

 

 途中の川原に上陸し、のんびりとランチタイム。

ヤナギタデが、目の前の川原を緋色に染めてます。

 

 ゴールに近い長いとろ場にさしかかる頃、向かい風が吹いてきました。

僕らはパドルを、それまでのシングルブレードから

(より効率の良い)ダブルブレードに変えて漕いでゆきました。

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