アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

秋の川からの挨拶状

2024-10-07 | 四万十川 秋

 最高気温29、4度。

拝啓 さわやかな風が吹き、空にはいわし雲がうかぶ季節となりました。

皆さん。その後、おかわりなくお過ごしでしょうか。

 

岩のような厚い雲、砂のような薄い雲。散りゆくサルスベリの花、咲きはじめたサザンカの花。

こちら四万十は、長い夏のオワリ、短い秋のハジメ、

暑さと涼しさが、ゆきつもどりつする季節のあわいを、スローな時と川がながれています。

秋の四万十は、沈没するにもよいところ。

秋めいてきた陽と風の川辺で、ぼおっと空や川をながめたり、本を読んだり、

飲んだり食ったり、ヒルネしたり、ダラダラと無所属の時間をすごしたいところですが、

このところ僕は、(平日は)沿道の草刈りシゴトにおわれて、わりにせわしない日々をすごしています。

(10月20日に、四万十ウルトラマラソンが開催されるので、それまでに)。

カヌー屋(ガイド)のシゴトは・・・ん~暇ん十川です。

*沈没:バックパッカー用語。観光など本来の旅の目的から離れて、

一か所に長期滞在し、ダラダラウダウダと時間を過ごしてしまうこと。

陽と風が心地よく、水の透明度がよい秋の四万十川は、

リバーピクニックに最適なフィールドです(川が凪ぐコトもおおく、水鏡のような水面にであえる)。

カヌーに、コーヒー、お弁当、秋のおいしい物をこじゃんとつんで、秋の川にあそびませんか?

のんびりとプラーベートツアーで。

 

朝夕は、冷えこむ日が増えてまいります。

風邪などひかれないようにお体には十分お気をつけください。 敬具

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暖かな秋と尾根の冬芽

2011-11-05 | 四万十川 秋

時々 最高気温26度。

       

 皆さん、深まりゆく秋の日々をいかが過ごしてますか。

このところの四万十は、どんより雨雲に空が閉ざされ、雨がよく降っています。

たまに顔を見せる太陽の陽ざしはまだ暑く、空気は湿って蒸してます。

 

 もう、11月なのに梅雨時のような秋の日々。

うーん、どうせなら「このままさらに暑くなって、また夏が来ればイイのに、」と僕はバカなことを思う。

しかしラジオのニュースは、

「この暖かさは10月初旬並で、来週からは空気も冷え込み平年並みの気温に戻るでしょう」

と伝えています。

このぬくさで黒尊渓谷の紅葉も足踏みかな・・・。

四万十川の水量は少なめ、水の透明度はなかなかよいです。

 

  秋の山は、紅葉狩りトレッキングも良いですよね。

温暖な気候の四万十。紅葉(錦秋)を見たければ、黒尊渓谷~黒尊山塊がおススメです。

(標高がたかく年平気気温がひくい黒尊渓谷は、カエデなど紅葉する落葉樹がおおい。

標高がひくく年平気気温がたかい平地は、シイなど緑葉の常緑樹樹がおおい。紅葉はジミ)。

黒尊山塊の尾根には、まだ自然林が残されブナ林の姿も(四国西南限)。

尾根のブナ林の黄葉もそろそろ見ごろをむかえているようです。

 

 さて、そんなことを書いておいてナンですが、(紅葉の山も悪くないけど)

僕は、木々がすっかり葉を落とし冬芽となった山を歩くのが好きです。

そこには、冬の山や冬の樹木ならではの魅力があるから。

 冬の尾根は、人気もなくガランとしています。

葉を落としてハダカになった落葉樹の枝、その向こうに見える冷たくすんだ冬の青空。

尾根を吹きぬけてゆく強い北風が、骨のような細い枝先をカタカタならします。

「春になったら、どのような新緑を景色を、見せてくれるのだろう・・・」

そんなことを思いながら山を歩く。冬枯れた景色は、僕の想像力を刺激してくれます。

 

 長い冬を耐え春に芽吹くため、木々によって冬芽の形状はいろいろです。

例えば、コブシの冬芽の外殻は、ふさふさした長い毛で覆われているし、

コナラやクヌギは、竹の子のように固い殻を何枚も重ねています。

葉のついてたあと(葉痕)もいろいろで、ユニークな模様を見るコトができます。

オニグルミ:ヒツジ。クズ:メガネザル。キハダ:ウマのヒズメ。 

サワグルミ:びっくりしたかお。イタヤカエデ:ブーメラン。センダン:コイヌ など

冬芽図鑑

その他にも、ハダカになった樹形、落ち葉、木の実を見比べてみるのもオモシロイです。

いつもとは違う角度から樹木をながめ、冬の森をあるく。

そこには、なにか新しい発見があるかもしれませんよ。

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秋の四万十に咲く花 2011年秋

2011-10-27 | 四万十川 秋

 秋の四万十に咲く花 2011年秋  

 最高気温23度。ほぼ無風 湿度29パーセント  

 ぶるる・・・さむっ!キリッと冷えた空気の朝です。

毛布一枚に包まり寝てた僕は、この秋一番の寒さで目がさめました。

でも日が高くのぼれば、日向はまだTシャツでオッケー。

日陰はかなり冷えますが。

 

 おだやかな秋の陽に誘われた僕は、デジカメ片手に近所をふらふら散策してきました。

「書きおろしでも大根おろし」でもない、10月27日の画像撮りおろしです。

うーん、こんなときは、やはり高性能のデジカメで撮りたいなぁ。

そろそろ黒尊山塊の尾根のブナ林も、イイ感じで色づき始めているようです。

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季節はずれの秋の増水

2011-10-22 | 四万十川 秋

のち 最高気温26度。

 22日正午。四万十川は、約4メーター増水、カフェオレ色の速い水の流れ。

両ダム(津賀&家地川)あわせてのダム放流量は、240㌧

 

 週末の四万十は、季節はずれの大雨になりました。

台風顔負けの低気圧が九州の北東に進み、

その西にあたる四万十に、あたたかい南風がジャンジャン流れ込んだのです。

 21日の朝から降り出した雨は、時間が経つにつれそのイキオイを増した。

午後から夜遅くにかけて、ときおり空は

—まるで雨粒を弾丸にした機関銃をぶっ放すかのように— 激しい雨を屋根や家に叩きつけていきました。

そして水は水を集め、川の流れはグングン太くなり、夜中には近所の沈下橋が泥水に沈みました。

そのときのダム放流量は、た・し・か・約600㌧(寝ぼけ頭で聞いてたので)。

総雨量は、約300㍉(流域の最も雨量が多かった観測地点で)。

 

 今回の増水、ダムの放流量のわりに下流に水量が多いのは(江川崎より東側~ダム上流域と比べ)、

江川崎より西の地域や、その下流の地域で大量の雨が降ったからです。

つまり、四万十川上流域よりも、中流域~下流域の西側でより雨量が多かった。

黒尊山塊や目黒川上流の滑床渓谷では、時間雨量80㍉降ったそうです。

今年、沈下橋が増水に浸かったのは、これで3回目です。

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時には流れ星の下で

2011-10-15 | 四万十川 秋

10月22日「オリオン座流星群」の流れ星があらわれます。

『10月の中ごろから終わりにかけて、

「オリオン座」を中心にした「オリオン座流星群(りゅうせいぐん)」があらわれます。ふつう、

「オリオン座流星群」の流れ星はいちばん多いころでも1時間に10こくらいしか見られません。

ところが、2006年10月の「オリオン座流星群」では、

1時間に100こも見た人がいるほど、たくさんの流れ星があらわれました。

それからも「オリオン座流星群」の流れ星はいつもより多めに見えているので

今年もチャンスがあるかもしれません。また、月はま夜中すぎでないと出てこないので、

明かりにじゃまされずに流れ星をさがすことができます。

2011年いちばんたくさん流れ星が見えているのは、21日と22日ごろです』。byヤフーキッズ

 四万十は、時々「陸の孤島」と揶揄されます。

都市からは遠く、山深く、たいした産業もなく、人が少ないから。

でもそのような所なので、山、川、海の豊かな自然が残っているのです。

空気もきれいで、真夏でも沢山の星、流星、天の川が見られます。

空気が澄む冬は、夜空高く吹きぬける凍てついた季節風が、星の光をあざやかにゆらします。

 

 そんな、星が美しい夜に「星の下で眠る」のはなかなかオツなもの。

山に囲まれた川べで、星空を眺めるのなら、ひろびろとした川原がおススメです。

秋の宵の夜気が肌寒い、ごろた石の川原で火を起こす。

焚き火にあたりながら、ウイスキーを舐め、星空をながめる。

そして、コットにひろげた寝袋にもぐりこみ、いつの間にか眠ってしまう。星を見ながら。

これはさながら、三ツ星キャンプならぬ「夜空の宝石箱キャンプ」です。

ただ、このキャンプ場では、気をつけないと、爆ぜた火の粉で寝袋に穴が開くし、夜露に濡れてしまいますが。

焚き火のそばで過ごすときは、穴が開いても惜しくないウェア&シュラフで。

 

 これまでに僕は、何度も流れ星を見ていますが、

願いごとを3回も言えるほど長く流れた星は、一度も見たことがありません。

あなたはありますか?願いごとが長すぎるのかな・・・。

 

 21日の四万十の天気予報は、曇り一時雨。22日は、曇り時々晴れです。

うーん、21日の星空は、あやしいなぁ・・・。

でもこのあたりは、「予報よりも半日ほど天候の変化がはやい」といわれるので、そこに期待です。

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ムーンライト・パドリング

2011-10-13 | 四万十川 秋

 最高気温26度。

 秋のフルムーン。

月明かりの四万十川は、なんとも幻想的な風景を見せている。

僕は「ムーンリバー」をカヌーで下ってゆく。月光の水面を滑るように。

青白い月の光を浴びながら、大きく息を吸い込み、そしてゆっくりと長く吐きだす。

聞こえてくるのは、風、瀬の音。鹿、虫、鳥の声。

 秋のムーンライトマジック。ここはまるで別世界。

月の王国に一人、フラリと迷い込んでしまったかのよう。

 

 月影の小さな瀬で、ちょいとフネのバランスを崩す、おっとっと・・・。

川原に上陸し、火を起こした。

アルミフォイルに包んだ肉とイモを熾火にくべ、月を肴にワインを飲んだ。

 某日。

散歩に行こうと庭に降りると、アサギマダラが一頭、ヒラヒラと舞っていました。

「南へ渡る途中だろうか・・・」

羽の浅黄色も美しいアサギマダラは、渡りをする蝶です。

(1日で200キロ。最長1000キロ以上も移動した記録がある)

 

 でも、その美しかった羽は長い旅に痛み、幼子がいる家のフスマのように破れかけてボロボロです。

「この先の旅路も長いのかな。大風、雨、天敵にさらされ、いったい何頭が生き残ったのか。

ヒラヒラ飛んでいる姿は頼りないのに。野生に生きる命は儚い、でもたくましいものだ。

せめて四万十では、その羽根をゆっくりと休められるといいけど」

 

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でっかいどんぐりと旅の空

2011-10-04 | 四万十川 秋

  最高気温24度。

 体調を崩しやすい季節の変わりめ。皆さん、健やかに秋をむかえてますか?

朝や夜、そして空のキゲンが悪い時は肌寒いけれど、

陽が照れば、まだその暑さに重ね着した長袖を脱がされてしまいます。

 

 そんな、すずしいようなあついような南国の川べで、

「All Summer Long」 ザ・ビーチ・ボーイズ

を聴きながら、少しおセンチになっているアーク佐野です。

 羊の群れのような雲が流れる空の下で、キンモクセイが甘くかおっています。

石の階段に、まだら模様(あせた緑、くすんだオレンジ、紅)の柿の葉が散っている。

ジーッ、ジャワジャワ。一匹のセミが、柿の木にとまって鳴きはじめました。

 

 キク、ミゾソバ、ヒヨドリバナが、地味にいろどる川沿いの山道。

でも、テッポウユリ、オオバギボウシ、まだ夏の花も咲いています。

川では、鮎の瀬張り漁をする様子も見られるようになりました。

わずかにのこる夏の気配のなか、四万十は、秋ホンバンも近し、です。

 

 某日。「コォーン!カン!コロ!」

ベランダでお茶を飲んでいると、乾いた打音が聞こえてきました。

それは、裏山のカシの木のドングリが、倉庫のトタン屋根に落ちる音。

このあたりの森には、カシやシイなどドングリがなる木が多く、

近所をさっと一回りしてくれば7~8種類ほどのドングリがひろえます。

 

 そういえば我が家には、日本最大のどんぐり「オキナワウラジロガシ」のドングリがあります。

これはその昔、西表島をバイクで旅したとき、山歩きしてる最中に拾ったもの。

大きさも形もさまざまなドングリは、見てるだけでもなかなか面白いものです。

・親指ほどもある大きな、オキナワウラジロガシ

・小指のツメほどの、ツブラジイ

・ずんぐりとしたクヌギ、砲弾のようなコナラ。

*日本では30種類ほどのドングリが見られます。

この辺りでは、シイの実を炒ったものが秋祭りの屋台などで売られています。

炒ったシイの実は香ばしく、コーヒーでも飲みながら食べるとなかなかグッド。

あまり沢山食べると、おなかを壊すそうですが。

 

 「西表島のネズミたちは、抱えきれないほどのでっかいドングリをどうやって集めているのかな?」

そんなバカなことを考えながら僕は、西表島の森とバイクキャンプ旅の日々を思い出していました。

・陽炎にゆがんだ上り坂と水色の空・さんしんを弾くフェリーの乗組員

・エメラルドブルーの海 その浜辺でのやどかりキャンプ生活&素潜り

・泡盛を飲みながら焚き火を囲んで歌った  「やつらの足音のバラード」 。

・ジャングルトレッキングに縦走、マボロシの滝・キャンプ場での沈没&いつの間のかバイトの日々。

・泡盛。痛すぎるヤシガニのハサミ。おばちゃんのチャーハン・個性豊かなジモティー&旅人たち。

 

 旅の良さのひとつは、「旅した土地の景色や空気、人や味の記憶がココロの地図に刻まれる。

そしてその土地は、旅する前より身近になり、そのありようが想像しやすくなる」というコトですね。

老いても若くても、好奇心のアンテナをビンビンにたてて、じゃんじゃん旅に出掛けませう!!

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12番目の月と流星

2010-11-03 | 四万十川 秋

11月18日 明け方に「しし座流星群」の流れ星があらわれます


毎年11月の17日から19日ごろにかけて、
夜中に「しし座」を中心にした流れ星があらわれます。
これを「しし座流星群(りゅうせいぐん)」といいます。
といっても、毎年おなじように流れ星があらわれるわけではありません。
ふだんは、ほとんどあらわれなくて、たまに流れ星が多い年があります。
2001年の11月18日には、日本で、ひとばんに数千個の流れ星が
次々とあらわれたので、とても有名になりました。

今年は流れ星があまり見えない年だといわれています。
ただ、数は少なくても、とても明るい流れ星が見えることがあるので、
話題になるかもしれません。
いちばん沢山の流れ星が見られるのは、18日の朝だと予報されてます。

月が午前2時すぎにしずむので、
うんと早おきして太陽がのぼるまで見るのがよいでしょう。

ちなみに、この頃はまだ「おうし座流星群」の流れ星も見ることができます。

yahooキッズ星空より
   




 11月17日の夜から18日の朝にかけて。

僕は、川原で焚き火を囲みながら、流星群を眺めようと考えています。

(もちろん、天候がよければということですが)

ちかくまできたなら、よってください。



「しし座流星群」
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月と流れ星のキャンプ

2010-10-16 | 四万十川 秋
10月22日 「オリオン座流星群」の流れ星があらわれます

10月の中ごろから終わりにかけて、「オリオン座」を中心にした
「オリオン座流星群(りゅうせいぐん)」があらわれます。
ふつう、「オリオン座流星群」の流れ星は
いちばん多いころでも1時間に10こくらいしか見られません。
ところが、2006年10月の「オリオン座流星群」では、
1時間に100こも見た人がいるほど、たくさんの流れ星があらわれました。
それからも毎年「オリオン座流星群」の流れ星は
いつもより多めに見えているので、今年もチャンスがあるかもしれません。

今年いちばんたくさん流れ星が見えているのは、21日と22日ごろです。
ざんねんながら、
満月に近い月が空にのぼっているので、暗い流れ星は見えません。
流れ星をさがすときは、なるべく月が目に入らないようにしましょう。

   
「オリオン座流星群」

 秋夜の四万十川では・月・星空・流れ星・焚き火・夜のしじまが楽しめます。

そんな夜の自然をゾンブンに味わうためには、川原でキャンプをするのがいちばんです。

火をかこみ、チーズをつまみにシングルモルトウイスキーを飲む。

聞こえてくるのは、シカ、焚き火、風、瀬の音。

月の水面にカヌーを浮かべるのもステキだ。

時には星の下で眠りませんか?

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ごろ寝としし座流星群

2009-11-07 | 四万十川 秋

 最高気温24度。

 11月17日 真夜中に「しし座流星群」の流れ星が現れます。

毎年11月の17日から19日ごろにかけて、夜中に「しし座」を中心にした流れ星が現れます。

これを「しし座流星群(りゅうせいぐん)」といいます。

といっても、毎年同じように流れ星が現れるわけではありません。

普段はほとんど現れなくて、たまに流れ星が多い年があります。

2001年の11月18日には、日本で、一晩に数千個もの流れ星が次々と現れたので、とても有名になりました。

2003年からは流れ星がほとんど現れない年が続いてました。

今年は、運がよければ一時間に100個くらいの流れ星が見られるという予報もありますが、

本当に見るまではどうなるかわかりません。流れ星がたくさん見えるのは夜中を過ぎてからです。

でも、月明かりにじゃまされずに観察できるので、ニュースなどで紹介されるかもしれません。

ちなみに、このころはまだ「おうし座流星群」の流れ星も見ることができます。

以上 Yahoo きっず星空より


  

四万十に流れよ、しし座流星群

11月17日(火)

新月の四万十川の川原で、焚き火を囲み、飲んで食べて、

マットの上でシュラフに包まって、しし座流星群の出現を一緒に待ちませんか。

集合場所&時間 11月17日 高瀬沈下橋or口屋内沈下橋 18時頃

流星群の出現は真夜中過ぎからです。

料金 食事&お茶代 一人2000円程度 (お酒は各自で持込み)

マット&シュラフ&テントレンタル 3000円(持参可)


*夜は冷えます。暖かい服装をご用意ください

*要予約 メールまたは電話にてお問い合わせください。 アークHP

*雨天時は中止となります。

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紅葉する川原とムーンリバー

2009-11-06 | 四万十川 秋

時々 最高気温23度。

 

 冬日になった11月のはじめ。

気の早い冬将軍が、ビュンビュン木枯らし、キリキリ冷気を四万十に連れて来ました。

でも、いたずらに寒い冷気はすぐにさり、やわらかでぬくい秋の陽射しがもどれば、ほっ!

夏のおわりと冬のはじまりに挟まれた、秋の日々。

それは(嵐の後の凪いだ入り江に浮かぶ船のような)つかの間のおだやかな時間です。

 

 澄んだ秋空の下、カナディアンに乗りこみ、おだやかな陽ざしの川を下りました。

秋~冬の減水期となった四万十川は、とても水量が少なくなっています。

水温がグンと下がり、微生物の活動が弱まった水の透明度はよいです。

 

 役目を終えたアカメガシワの黄色い葉が、水面を流れて行く。

時折、水の上でパシャパシャと跳ねているのはアユだろうか。

燃えるようなレンガ色でヤナギタデが川原を染めている。そこに上陸です。

昼食は、サンドイッチ、スープ、コーヒー。

 

 道路にあがり、近所をぶらり散歩しました。

日のあたる坂道に、サザンカの花が咲いています。

日陰の道で目立つ黄色い花は、ツワブキ。小さな赤い実は、冬イチゴ。

キチ、キチ、キチーッ!モズの甲高い鳴き声が聞こえました。

 蒼暗い夜空に、丸々と太った月がポカリと浮かんでいます。

月明かりの川原で、小さな火を起こしワインを飲みました。

風は止んで、あたりはとても静か。目の前には、月灯りながれる川。

 

 黒尊の山や渓谷の紅葉も、そろそろ見頃をむかえてます。

ぬくい布団の中での2度寝のユーワクに負け続けているナマケモノは、まだ見に行けてませんが。


 



09秋~春 新たなツアーメニューの提案です。

カナディアン・リバーピクニック。

水の透明度が抜群に良いこの季節。

カナディアンカヌーに乗り込んで、ガイドの案内で、秋~冬の川をのんびりと下りませんか。

カナディアンカヌー後部の舵取りは、ガイドが担当します。途中の川原でお茶&お昼も楽しめます。

距離 6キロ~8キロ(予定) 時間 9時~14時頃。

定員 1~2名(2名の場合、1名は前部シート、1名は中央シート)

料金 1名10000円 2名18000円(お茶、昼食、ガイド料、保険 税込み)

*日程や詳細については、メールか電話でお問い合わせください。

*カヤックを使用したレギュラーツアーも可能です。




四万十で年越しカヌーだよ!ツアー

arkでは、12月30日~1月2日の日程で、3泊4日のツアーを計画しています。

arkゲストハウスに宿泊し、カヌー漕ぎ収め&漕ぎ始め、

山トレッキング、MTB下りなどのメニューを検討しています。

定員 5~6名

集合場所&時間 12月30日昼頃 口屋内沈下橋。

解散場所&時間 1月2日朝~昼頃 口屋内沈下橋。

ツアーメニュー、料金等の詳細は、メールか電話でお問い合わせください。

*問い合わせ状況が芳しくない場合、ツアー中止となる事があります。

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秋空と1日の終わりの詩集

2009-10-23 | 四万十川 秋

 最高気温24度。

 おだやかに晴れた秋の日は、サイクリング日和です。

さわやかな秋風をぬって、黄色の花と白銀の穂がいろどる川ぞいの道を街まで走る。

つきぬけるような青空にいわし雲。

川沿いの林では、むっちりと太ったシリブカガシのドングリが鈴なりです。

 

 パキパキ。前輪が道にころがったドングリを踏んでゆく。

秋の陽ざしはなかなか暑く、短パンのお尻とロンTの背中にうっすらと汗がにじみました。

 

 ふらり、立ち寄った街の図書館で何気なく手にとった詩集。

そのタイトルに惹かれ、ぱらり開いたページの詩。

その詩に、今日の僕のココロはパチリとらえられました。それはこんな詩です。

 

空の下

黙る。そして、静けさを集める。こころの籠を、静けさで一杯にする。そうやって、時間をきれいにする。

独りでいることができなくてはできない。

静けさのなかには、ひとの語ることのできない意味がある。言葉をもたないものらが語る言葉がある。

独りでいることができなくてはいけない。

草の実が語る。樫の木の幹が語る。真昼の影が語る。ジョウビタキが語る。

独りでいることができなくてはいけない。

時間の速度をゆっくりにするのだ。考えるとは、ゆっくりした時間をいま、ここにつくりだすということだ。

独りでいることができなくてはできない。

空の青さが語る。賢いクモが語る。記憶が語る。懐かしい死者たちが語る。何物もけっして無くなってしまわない。

独りでいることができなくてはいけない。

この世はうつくしいと言えないかもしれない。幼いときは、しかしわからなかった。

この世には、独りでいることができて、初めてできることがある。

ひとは祈ることができるのだ。

「1日の終わりの詩集」 長田 弘

 

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あけびと夜明けの流れ星

2009-10-20 | 四万十川 秋

 最高気温25度

 

 AM3時30分のアラームでは起きられず・・・睡魔に負けて、ぐぅぐぅぐぅ。

4時30分のアラームで、ようやくせんべえ布団から起き上がった僕は、

ごそごそとフリースを着こんで、部屋をでて、ヘッドライト片手に真っ暗な庭におりた。

秋本番をむかえた外の空気はそれなりに冷たい、けどまだ息が白くなるほどではありません。

 

 庭に置いた野外用簡易ベッドの上で、仰向けになり厚手のブランケットに包まりました。

目の前には、満天に散りばめられたダイヤモンド。秋の星空劇場。

これはなかなかステキなプライベートベッドです。

オリオン座は僕の正面、右ナナメ下に。

この時間だと、天頂あたりから流れる星が、オリオン座流星群である可能性が高いそうです。

 

 ぼんやりと天頂をながめ流星を待つ、しかしなかなか流れません。

結局、今夜それらしい流れ星は5つ。

ヒュン。星は、一瞬だけ明るく輝きスバヤク流れて行きました。

でも、今宵イチバン印象にのこった流れ星は、

天頂の流星群から離れた南西の夜空を、ひとつだけで悠々と流れていった星でした。

 

 今夜の流星ショーは、夜明け近くに星空が薄い雲にかくされてオシマイ。

明日は2時半に起きてみようか・・・。

 

 

 

 今夜は酒のつまみにアケビの肉詰めを作ってみました。

ひき肉ときざんだマッシュルームを油で炒めた後、醤油、酒、みりん、味噌で味付け。

そいつをアケビの皮に詰めて、ダッジオーブンでじりじりと焼く。

固めのナスのようなアケビの皮はホロ苦く、

ジューシーな肉との組み合わせは、赤ワインとよくあいます。

 

 

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北風のダイアリー

2008-11-19 | 四万十川 秋

  最高気温10度。

 ビュンビュンと空を飛んでゆく、どす黒い雲。

ゴォーゴォーと川を吹きぬけてゆく、冷たい北風。

沈下橋の上をナナメにぶっ飛んでゆく、雨粒。おおっ、さむっ!先週のぽかぽか陽気は、どこへ・・・。

あまりの風の冷たさに僕は、競歩のような速いペースで朝の散歩です。

今年一番の寒気が、例年より一足早く四万十に冬を運んできました。

 

 夜。南国仕様の我が家は風通しがよく、スースーとスキマ風がよく入り冬はうすら寒い。

ダッジオーブンでおでんをつくり、食べ、体をぬくめました。

おーこれでしばらくは、おでんな日々なのだ。

(ダッジオーブンは蓄熱率が高く、なかなか熱が冷めないところが良いですね)

 「これくらいの寒さがなんだ」

えいやっ!と煎餅布団の毛布に包まるが、

階下の艇庫からの冷気が、スキマだらけの床を抜けジワッと背中にしみてきます。

「うーん、背中がひやい・・・」

さあ、そろそろ部屋の中に小さなテントでも張ろうか?それとも薪ストーブか?

この寒気も、明後日には去り、週末にはおだやかな日差しが戻るようですが。

画像は何年か前の晩秋の川にて。

よくこのブログを見てくれているOさん、気の利いた小さなプレゼントをありがとう。

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あけびとハイボール

2008-10-27 | 四万十川 秋

 最高気温23度。

 (夏のように暑かった)陽ざしは弱まり、風には少し冷たさを感じるようになりました。

短パン、Tシャツ、ビーサンのお気楽な季節よ、サヨウナラ(泣)。

ひやい季節のフリースよ、こんにちは(悲)。

 

 秋ゆく庭にジョウビタキがやってきて、ヒッヒッと鳴いています。

ヒヨドリ達も、ビイービイーと甲高い声でやかましく鳴き叫んでいる。

草ぼうぼうの庭をいろどるのは、咲き出したサザンカの赤い花。

秋も深まる10月の終わりの四万十です。

 風が涼しくなり、散歩が気持ちよい季節に。

ザックを背負った僕は、近所の2つの沈下橋を巡るコースをゆっくり歩いてきました。

 

 四万十川沿いの国道、その対岸の旧道をトコトコとゆく。

狭く暗い道のわきに、TVや冷蔵庫などの家財道具がすてられています。

道の斜面には、空き缶や弁当の空き箱などのポイ捨ても多い。

そのかたわらには、地元の子供が作った「四万十川にゴミを捨てないで!」の看板が。うーむ・・・。

 

 川をながめながら、沈下橋をわたりました。

毎年、秋~冬にかけて四万十川の水の透明度がグンと良くなります。

しかし、今秋の水の透明度はイマイチよくありません。

今年は台風が来ず、大きな増水に川底が洗われなかったからなのか?

はたまた、中~上流域の山や道路工事などの影響なのか?

 川岸の狭い道をゆく、と林の高いところにアケビの実が連なっていました。

「うーん、高いぞ・・・」

3メーターほどの竹の先に僕は、短く細い竹の枝を何本かくくりつけた。

そしてその竹先を、あけびの実が連なる蔓にクルクル巻きつけ、引っ張ってゲット。

(フォークにパスタを絡ませる要領ですね)

今夜は、ホロ苦いあけびの皮の味噌炒めをつまみに、

(最近はまっている)ウイスキーを炭酸で割ったハイボールを飲みました。

とても口当たりが良いハイボールは、ついつい飲みすぎちゃいますね。

手前があけびの味噌炒め。

あけびの皮の中にひき肉を詰め焼くのも美味しそう。

コメント
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