アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

ほぼ満開のさくらです

2012-03-30 | 四万十川 春

のち 最高気温21度。

 四万十川沿いのサクラが、ほぼ満開になりました。

山桜には、まだ1部咲~2部咲きの木もありますが。

四万十のサクラは、来週末あたりまでが見頃となりそうです。

 

 四万十川をカヌーで下っても、

サクラ並木がずらっと続いて「こりゃー華やかだぁ!」という花景色は見えません(中、下流域)。

岸べの小さな公園に植えられた少数のソメイヨシノや、

山肌にぽつりぽつりと咲く山桜が楽しめる程度なのです。

それでもやはり、水面からサクラの花を見れば、なんだかムネがじんとしちゃいます。

 

 サクラの花の命は短いけれど、

川べの道端では、つぎつぎに野の花がさいて目を楽しませてくれます。

西よりの風と南風が入れ変わりながら吹いた今日。

風のなかには、若草、若葉、花がほのかに薫っていました。

三里沈下橋です。3月30日。

こんな高いところまで、泥水が!!

つぎつぎと野に花が咲いてます。

さくらもイイけど、足元でもキレイに咲いてます。

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山のいろが旬な春です

2012-03-27 | 四万十川 春

 最高気温19度。

 4月は、2度目の新しい年の始まりですね、年度という名の。

新年といえば・・・。あなたは、年頭に誓ったことをちゃんと実行できてますか?

(正月は雪山にいた僕は神社に行けず、東の空に向って手をあわせました)

僕はたいていの場合出来てなく、春に仕切り直したりしてます。

「あたたかくなる新年度からはじめればいいや」なーんてコトをつぶやきつつ。

 さてさて、春は樹木たちにとっても新しい季節のはじまりです。

あたたかな地方の低い土地に多いシイやカシなど、

いつも葉っぱが緑色の常緑樹は、春になると古い葉をパラパラとおとします。

そしてその枝先からワインレッドの赤ちゃん葉をひらかせます。

ワインレッドの葉は、夏にむかって少しずつその色が変化して濃い緑色になります。

 

 秋に葉を落とすエノキやカエデなどの落葉樹は、春に冬芽が芽吹き、

萌黄色の葉は、夏にむかって少しずつ緑が濃くなってゆきます。

南国の春から初夏の山は、杉など常緑樹のダークグリーンをベースに、

・ワインレッド・萌黄色・青緑色・クリーム色(木の花)が重なるように山肌をいろどってゆきます。

そして川をわたる風には、木の花、野の花、若葉がかおります。

 

 食べ物や人にもそれぞれの旬があるように、

南国の山の色は、春~初夏がもっともカラフルで美しいのです。見てあげてね。

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風の声をきく季節に

2012-03-22 | 四万十川 春

 最高気温20度。

 春霞の空の下、あたたかな風が、ほころびはじめたサクラの蕾をやさしく揺らしています。

 川は、風のとおり道。

そんな風の谷で暮らし仕事もする僕は、いつも風の向きや強さが気になります。

・甘く薫る春の風・夏のあつーい南風・秋の透きとおった風・切っ先するどい冬の木枯らし 

 

 川は、一年を通して実にさまざまな風が吹くのです(ひとつとして同じ風はない)。

もちろんこれは、個人的な風の感じかたですが。

そして時々僕は、旅の途上の四万十で「風の声をきく季節」を過ごしているのだなぁ、と思う。

(そんな柄でもないか・・・。たいていは、ただぼおっと風に吹かれているだけです)

 「四万十川をカヌーで下るのは、いつ頃がイチバンいいですか?」と聞かれることがあります。

そんなとき僕は、「うーん?それぞれの季節に、それぞれの良さがありますから・・例えば夏は・・」

などと話すことが多いのですが、

「四万十川で気持ちイイ風を楽しめるのはいつ頃ですか?」と聞かれれば、

「春から初夏です。野花や木の花がかおる甘い風は、ヒルネにも心地イイし。それに・・・」と答えるのでした。

 

 「本当の旅の発見は、新しい風景を見ることではなく、新しい目を持つことである」 M・プルースト

風が心地よい季節に、四万十川で新しい視点をみつけませんか。

ユキヤナギ 今年は、少し開くが遅かった。

萌黄色のヤナギは、この時期限定なのです。

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春の雨よりやわらかな

2012-03-19 | アークツアー 春

  最高気温16度。

 ・ふる・ふく・どん、な春の空です。

ふるは雨、ふくは風、どんは曇りのことで、

晴れていても、すぐに変わってしまう春の天気をあらわしているそうです。

ざんねんながら今日はふるの日。

ねずみ色の空からふる静かな雨が、山を、川を白くけむらせています。

 雨の川も楽しもう!

だーれっちゃおらん春雨の川を、僕らはカヤックで下ってゆきます。

今朝までの雨で、少し水が増えた川は、少し流れがはやい。

パドルで漕がなくても、スイスイと流れてゆきます。

雨はちょっとウルサイけれど、風がないのはよいところ。川面の水温は、10度。

ふっと横をみると、春の雨よりもやわらかな笑顔が咲いていました。

 

    

西土佐橘、中村高校分校グランドの下流、左カーブの瀬、50メーター下流。

そこで右岸が崩落し、樹木が川に落ち、

流れに立ち込んで、障害物(ストレーナー)と化してます。

カヌーや人が突っ込むと非常に危険です。早め早めの回避行動を。

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浅き春の川で

2012-03-16 | アークツアー 春

 最高気温20度。

 冬の寒さもゆるみはじめた浅き春の川を、カヤックで下りました。

午後の川は、時々ビューと北風が吹いて、僕らの自由をうばいます。

ナナメ後ろからの北風が、カヤックを岸へ岸へと吹き流そうとする。頼みもしないのに。

川面の水温は、11度。

うーん、ひやい・・・。はやいとこ、水のなかにも春がきてほしいなぁ。

 

 川原に上陸し、熱い紅茶でカラダをあたためた僕らは、ふたたび西日の川を下ってゆきました。

「もう少しでゴールです」

ふりむくと、春の夕の水面には、4つの小さな笑顔がさいてました。

皆さん。こんどは、「バシャバシャ川遊びが楽しい季節」にも遊びにきてくださいね。

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菜の花の川べ

2012-03-14 | 四万十川 春

 最高気温18度。

 どよんと曇った昨日は、冷たい北風がふいて冬に逆戻り・・・。

すこんと晴れた今日は、あたたかな日ざしがに満ちて、春がすすんでます。

明るい春の風に、菜の花も揺れています。

すべてをさぼってしまいたくなりますね、こんな気持ちイイ春の日には。

♪春にゆられ うつろなまなざしは 遠い空のはて♪ 

  

 僕は今日も、あちこちと春の川を調べていたのでした。

四万十川の水量は、ほぼ平水。水の透明度は、良。

西日本に多い、シロバナタンポポ。

入田河川敷のヤナギ林と菜の花。

芽吹いたばかりのヤナギの若緑がとてもきれいです。

もう一枚。

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もうすぐサクラ

2012-03-12 | 四万十川 春

時々 最高気温 11度。

 深く澄んだ青空、ゴンゴンと流れる雪雲、ヒリリと頬に冷たい北風。おーさむっ!

今日の四万十は、冬ファン?のアンコールに応えて、冬が再登場です。ブーブー!

もこもこに着込み、毛糸の帽子と手袋をつけた僕は、

鼻水をたらしながら自転車のペダルを漕ぎ、春の川の流れを見にいきました。

 

 冷たい風のなかで、川沿いのサクラのつぼみが大きくふくらんでいます。

フライングしちゃったサクラの花もみえます。せっかちですね。

明るい春は、もうすぐそこまで。

 

 川原でひとり、ぼおっと冬の名残りの空をながめていると、

「フィ・フィ・フィー」カジカ蛙が高く鳴いて、春のしらべに参加しました。

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そして春は川原にも

2012-03-06 | 四万十川 春

 最高気温20度

 ぷくっとふくらんだヤナギの冬芽がほころび、若緑色の葉が顔をみせはじめました。

鋤きかえされた田圃では、

ゲコゲコとカエルたちが初鳴き、道端には、じこじこと野の花が色を増やしています。

いつもより少し遅い春が、南国の川べに、大地にやってきました。

 

 春の陽気にソワソワしちまった僕は、

ビーサンをつっかけて、意味もなく外をほっつきあるきました。

昨夜、雨を降らせた雲はながれて、頭の上には褪せた水色の空が広がっています。

陽ざしは強く、中厚のロンTを着た僕は、うっすらと汗ばむ。

でも、ひさしぶりの肌に暑い陽ざしが、なんともうれしい。

厚着の季節よサヨウナラ!短パンにTシャツの季節よコンニチハ!

 

 沈下橋の上では、退却をしはじめた冬将軍の名残りの北風がブンブンとほえています。

雨上がりの川は、ほどよい水量。水際の水温は、15度。

 

 川へ下りる細道を行く。

その道を行く時は、いつも決まって少し緊張します。

それは、道沿いの家の大型犬が、

庭から「親のカタキ」といわんばかりにバウバウと激しく吼えながら、すぐ傍まですっとんでくるから。

鎖につながれているから大丈夫、とわかっていても、毎回、僕は飛び上がってしまいます。

 

 でも今日は、犬がスクランブルをかけてきません。あれっ?

今日こそは、勇気をだして吼えかえしてやろうと思っていたのに・・・。

どうやらヤツも、春の陽気に小屋の中でうたた寝ちゅうのようです。うーっ、わんわん!

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口屋内小学校の小さなアートプロジェクト

2012-03-04 | 四万十川 春

 最高気温12度。

 2012年3月4日。

この春で休校となってしまう口屋内小学校。

今日は、そこで開催された「小さなアートプロジェクト」に足を運んできました。

6名の生徒が、大人の手も借りて、それぞれの想いをいろいろなカタチで表していました。

口屋内小学校の小さなアートプロジェクト。

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