アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

あたらしい春のあさに

2023-03-20 | アークツアー 春

 最高気温20、4度(最低気温4、9度)。

 「いや、すばらしい春の日にあたりましたね。風さわがしい3月ですが、

今日は、風も吹かなさそうだし、明後日には、菜種梅雨にはいってしまいそうなので・・・」

 

あたらしい春のあさ(3月19日)。

芽吹きのときをむかえた四万十川を、2名のゲストとカヤックで下りました。

1日1コースの半日ツアー(コース&集合時間をアレンジした)漕行約5、5キロ。

 春霞の空のした、川原は、菜花の黄色があざやかにいろどり、

ヤナギの萌黄色にそまった岸辺には、キシツツジの紫色の花もさきはじめています。

道沿いには、あわいサクラ色がチラホラと見え、目を楽しませ、心を浮きたたせてくれます。

春だなぁ・・・。

 かんたんな講習のあと、カヤックにのりこみ、

陽ざしがポカポカとぬくい水の上で、流れに身をまかせました。

 

 そして、コポコポ、ザブザブ流れる水音や、

ケキョケキョ、フィーフィーと鳴く鳥やカエルの恋の歌をきけば、

カヤックごと、春の川にとけこんでしまいそうです。そして思う。なんてすてきな日なんだ、と。

でも、川面の水温は、13度。春にうかれて沈(転覆)したら、一気に目がさめる水温です。

 春のヨロコビの歌をきき、景色をめでながら、

トロ場はのんびり漕ぎ、瀬はすいすいくだり、沈下橋でゴール。

とってもオモシロかった・・・と川原でコーヒーをのみながらはなす

(漕ぎはじめは少しぎこちなかった)ゲストの笑顔は、少し赤みをおびてやわらかくなっていました。

 

 楽しんでもらえてよかった・・・。

あたらしい春の朝に、(アーク21年目の)あたらしいツアーもスタートです。遊びにきてね。

 

*太陽のひかりが、つよくなってゆくきせつです。日焼けたいさくは忘れずに。

*Mさん。ツアー画像(DVD)は、3月20日に発送(郵送)します。お楽しみに~。

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春にめざめゆく川で

2022-03-28 | アークツアー 春

のち 最高気温21、6度(最低気温9、6度)。

 春にめざめゆく四万十川を、カヤックでくだりました。

3名のステキなゲストとともに。

 

 自然豊かな川は、毎日ちがう表情をみせてくれます。

春の小さな嵐がとおりすぎた今日の川は、水位が少しあがり、ウグイス色の水がいつもより速く流れてます。

サクラが満開の岸辺は、萌黄色(ヤナギ)、黄色(菜の花)も目にあざやか。

水量がおおく流れが速い川。ツアーは、(半日のツアーですが)時間と距離をながくしました。

*水位は、平水+1、5メーター。漕行約8キロ。

 朝の川は、ときおり北寄りの風が強くふき、ゴンゴンと雲が流れる空からの陽ざしは少なめです。

でも、時間がたつにつれ、風が弱まると、青空が大きくなっていきました。

昼のツアー集合時には、太陽がバッチリと顔を見せ、スッキリした青空に(この春にはめずらしい)。

風が止むと少し暑くかんじるほど。

(増水と強風で)直前までツアー中止か?とヤキモキしたガイドとゲストの顔に、笑顔がうかびました。

 川原で漕ぎかたなどの講習→カヤックにのり水上へ→せまいトロ場で少し練習。

その後、対岸の速い流れに漕ぎいれる、と艇はパドルを漕がなくても、スイスイと下流に流れてゆきます。

*トロ場:ゆるい流れ

 

 陽ざしぬくいの水の上から、手をのばしてふれる水が、ヒンヤリと心地よい。川面の水温19度。

「気持ちイイね!景色がイイね!下れて良かったぁ!」ゲストのヨロコビの声。

サクラ満開の岸辺で、小さな子供たちが手をふって見おくってくれました。ヤッホー!!

いくつかの瀬をぬけた岸には、(今年はおそい)キシツツジの花も見えました。

 川原に上陸し、のんびりとコーヒタイムです(トイレ有り)。

今日のメニューは、コーヒ&クリ羊羹。のどかで美しい春景色とともに。

聞こえてくるのは、まだぎこちないウグイスの恋の歌、

カジカガエルの高く美しい合唱、木々のざわめき、小さな瀬音。

 

 ふたたびカヤックにのり、さらに下流へ。

ゴールの岩間沈下橋に着くころになると、ふたたび風が強くふきはじめました。

まるでツアーがおわるのを待っていてくれたかのように。

 

「ああっ、楽しかったぁ!!また、来たい!!」ゲストのヨロコビの声が風にとけてゆく。

春にめざめる川で、さくらとゲストの笑顔も満開なツアーでした。

「春の音 一日近き カヌーかな」

*Kさん。画像CDは、3月28日に発送(郵送)いたしました。お楽しみに~

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ざぶりざぶりと春の瀬をゆくのだ

2015-03-26 | アークツアー 春

「ざぶりざぶりと春の瀬をゆくのだ」 

 『春は、地上の空気中にも、またモグラのまわりの土のなかにも動きだしていました。

そして、いまでは、暗くてみすぼらしいモグラの家のなかまではいりこんで、

なんともいえないそわそわした、じっとしていられない気もちで、

そこらじゅうをいっぱいにしてしまったのです。

とすれば、モグラが、きゅうに、はけを床の上に投げすてて、

「え、めんどくさい!」とか、「なんだこんなもの!」とか、

「春の大そうじなんてやめっちまえ!」などといいながら、

上着をひっかけもしないで、家からとびだしてしまったとしても、ふしぎはありません』

たのしい川べ:ケネス・グレーアム

寒くて長い冬の日のために、おひさまのひかりを集めるのに良い春が、四万十にもやってきました。

 

 

 3月25日 最高気温14、4度。

 川を大地を目覚めさせた、春のまぶしい光とあたたかな風は、

部屋の中も春でみたし「外に行こう!旅にでよう!」と誘ってきます。

そんな春のユーワクに「若き旅人君」は、ひょいと都会を抜け出し、ふらり四万十へ。

花冷えて風が冷たい春の朝、僕らはカヤックに乗り込み、リバーピクニックへ出かけました。

 

 朝の最低気温は-1、3度、車のフロントガラスは凍りついてました。

陸上での講習の後、カヤックに乗り込んでスィーと水の上に滑りだす。

川を渡る西北西の風はピリッと冷たいけど、

空はスッキリと晴れているし、水量もまずまず。川下りには、なかなか良いコンデションです。

 

 じっくりとトロ場で練習したあと、ざぁざぁと白い波が立つ瀬に突入。

春の瀬の冷たい水が、カヤックのデッキをざぶりざぶりと洗う、水飛沫が顔にかかる。

ジャケットの首元のスキマから背中に水が!「うっひょー!!」僕は思わず声を上げたのでした。

*トロ場:流れがゆるいところ

 

 若き旅人君は、今日がカヤック初乗りです。

「カヤック、面白いっす、景色もイイっす・・・」というその笑顔は、

漕ぎはじめはぎこちなかったけど、川を下るにつれやわらかに。

隣で僕は、「若き日に旅をせずば、老いての日に何をか語る 」そんな言葉を思い出しました。

 

 ランチに上陸した川原は、陽ざしがポカポカ。

シチューとコーヒは、ホカホカ。うーん、温もるねぇ。

 

 グングンとぬくさを増した午後の川は、水上での日なたぼっこも心地よい。

ふぁぁ・・・。黄、萌黄、薄紅、春色にそまりゆく風景の中、僕らは夢うつつで春の川をながれてゆきました。

 

漕行11キロ。最高気温14、4度。

四万十川の水位は、平水+60㎝。川面の水温は、11度。

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春の川すいすい

2014-04-01 | アークツアー 春

ときどき 最高気温19、5度。

  「今日の四万十川は、週末の雨で水量が増え、いつもより1メータほど水位が高いです。

川は、水位が上がると水の流れが速くなります。

本日のコース、いつもは流れが遅く、しっかりとパドルで漕がないと下れませんが、

流れの速い今日は、あまり漕がずにグングンと下ってゆけます。

そんな訳で、今回の半日のツアーは、下る距離をグンと延ばし10キロのコースをとりました」

 

 「春雨を あつめてはやし 四万十川」

今日は、カヤックですいすいと春の川を下ってきました。

*通常半日コースで下る距離は、4~6キロです。

 集合は10時。

早朝の強い北風は、川を下るころには弱まりました。ラッキー!

 

 春霞の空からこぼれた陽が、やわらかな光で水面を照らしてます。

新緑と花が輝く岸べから、ウグイス、カジカ蛙の恋歌が、聞こえてきます。

笹色の川を流れてゆくサクラの花びら。その川面の水温は、14度。

自転車をゆっくり、ときに力強く漕ぐほどの速さで、川は、カヤックを下流に運んでくれます。

 

 四万十川をカヌーで下っていて、

「いいなぁ」と思うことのひとつは、その静かさです(流域にとても人が少ない)。

春の観光シーズンをむかえた川。

沈下橋には、観光客の姿もチラホラと見るようになったけど、

ひとたびカヌーで川にくりだせば、人気のない景色、自然の音の中を下ってゆけます。

 

 まだ寒い北の国から来た2人は、

春いっぱいの川景色を愛でながら、カヤックでゆっくりと下ってゆきました。

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ゆるゆると春の川

2014-03-25 | アークツアー 春

時々  最高気温19、9度。

「はるのかわ ひねもすのらり くだろうよ」

春いっぱいの四万十川を、カヤックでゆるゆると下りました。

雲がおおめの空は、ときどき晴れて、のっぺらな水面は、ときどき南風に乱れます。

春の岸辺をいろどるのは、ピンクのサクラ、紫のツツジの花、黄緑、萌黄の木々の葉。

水べでは、瀬・カジカ蛙、鳥がニギヤカに春を歌ってます。

川面の水温は、13度。水の透明度は、良。

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もうすぐ連休ですね

2013-04-22 | アークツアー 春

 最高気温20度。

 さぁいよいよ、皆さんお待ちかねの大型連休が、週末から始まりますね。

「アークツアー」へ参加する方。

初夏の四万十川を、カヌーで思いっきり楽しみましょう!

 

 「ふん、連休は仕事さ!」

と、なかには僕とおなじく、お仕事の方もけっこういるんじゃないかと思います。

おつかれさまです。忙しいときほど、ほどよい加減でがんばりましょう。おたがいに。

そして連休明けの休みにでも、四万十川に遊びにきてくださいね。

 

 連休のアークツアーは週末からです。

さてこの連休、ツアーにはまだ空きがあります。

「風かおる初夏の四万十川カヌー」で、非日常の時間をのんびりと過ごしませんか。

 

 土曜日から、四万十川沿いの狭い国道(酷道)は、他県ナンバーで混んできます。

時間にはじゅうぶんな余裕を持った移動を。

ハンドル・ウイズ・ケアです。

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雨にぬれても

2012-04-11 | アークツアー 春

 最高気温21度。

 シトシト降っていた朝の雨は、時間がたつにつれ強さを増し、

ダダ、ザァー、ダダ、ザァーとにぎやかにベランダ屋根の波板をたたきはじめました。

やがて、強い風も吹きだし、まるで台風がやってきたかのようです。

 

 四万十のサクラは、もう散ってしまいましたが、

この雨が、花散らしの雨となり、「ああっ、週末のお花見がぁー・・・」

と、うらめしげに雨空を見上げている人も、さぞ多いことでしょうね。

 

 そんな雨に閉じ込められた時は、お部屋のPCで各地のサクラを楽しんでみてはいかが。

それは、ほぼ日刊イトイ新聞 の中にある「ほぼ日桜前線2012」です。

スライドショーもありますよ。アーク佐野も投稿しています。さがしてみてね。

 

 さまざまな地域(外国からも!)から投稿された、数多くのサクラ画像をながめていると、

「春がきたヨロコビ、空が繋がっていること」にムネがジンとしてしまうのでした。

 

 自然あいてのツアーでは、雨の日の川下りになることもあります。

・増水(1、5メーター以上)・どしゃ降りなど、水や風が大暴れているときは、ツアー中止に。

(中止となりそうな時は、早めにその旨連絡をしてます。直前の判断となってしまうこともありますが)

普通の雨降りのときは・天幕・暖かいお茶&スープセット・着替えなどを用意し、

皆さんと空の様子をみながら、ペースを調整し、雨の川をくだってゆきます。

 

 レインウェアは、各自でご用意していただいてます。

でも、雨天はイヤだという方は(体調が悪いときもありますよね)

直前でもツアーキャンセルしてくださいね、キャンセル料は特にいただいてませんので。

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水ゆるむ春の川を

2012-04-03 | アークツアー 春

のち 最高気温21度。

 春の小さな嵐が、四万十の谷を駆けぬけていきました。

適度に雨がふる春。川は痩せずにすんでいます。

 

 ・水ぬるむ・風ぬるむ・大地ぬるむ・気ぬるむ。春は、いろいろとぬるむ季節です。

そんな、水ぬるむ春の川を、アユの子は群れて、

ツガニの子は、二カニカとハサミをふり、海からはるか遠い上流まで移動します(カニは、支流の上流に)。

川の上では、ぬるんだ風に、コイノボリもヒラヒラと泳ぎます。

 新しい命の旅もはじまる春。

そんな、水ぬるむ川を、カヌーでゆるゆると下って、命の洗濯をしてみませんか。

気がぬるみすぎると、沈しちゃうかもしれませんが。それもまたヨロシです。

「そんなにせかんで行かなくても、ええんとちゃうやろか」 

 

 ちなみに、ゴールデンウイークの川面の水温は、20度~23度(真夏は30度前後)。

クネクネ大きく曲がりながら、ゆったり流れる四万十川は、水温が高い川なのです。

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春の雨よりやわらかな

2012-03-19 | アークツアー 春

  最高気温16度。

 ・ふる・ふく・どん、な春の空です。

ふるは雨、ふくは風、どんは曇りのことで、

晴れていても、すぐに変わってしまう春の天気をあらわしているそうです。

ざんねんながら今日はふるの日。

ねずみ色の空からふる静かな雨が、山を、川を白くけむらせています。

 雨の川も楽しもう!

だーれっちゃおらん春雨の川を、僕らはカヤックで下ってゆきます。

今朝までの雨で、少し水が増えた川は、少し流れがはやい。

パドルで漕がなくても、スイスイと流れてゆきます。

雨はちょっとウルサイけれど、風がないのはよいところ。川面の水温は、10度。

ふっと横をみると、春の雨よりもやわらかな笑顔が咲いていました。

 

    

西土佐橘、中村高校分校グランドの下流、左カーブの瀬、50メーター下流。

そこで右岸が崩落し、樹木が川に落ち、

流れに立ち込んで、障害物(ストレーナー)と化してます。

カヌーや人が突っ込むと非常に危険です。早め早めの回避行動を。

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浅き春の川で

2012-03-16 | アークツアー 春

 最高気温20度。

 冬の寒さもゆるみはじめた浅き春の川を、カヤックで下りました。

午後の川は、時々ビューと北風が吹いて、僕らの自由をうばいます。

ナナメ後ろからの北風が、カヤックを岸へ岸へと吹き流そうとする。頼みもしないのに。

川面の水温は、11度。

うーん、ひやい・・・。はやいとこ、水のなかにも春がきてほしいなぁ。

 

 川原に上陸し、熱い紅茶でカラダをあたためた僕らは、ふたたび西日の川を下ってゆきました。

「もう少しでゴールです」

ふりむくと、春の夕の水面には、4つの小さな笑顔がさいてました。

皆さん。こんどは、「バシャバシャ川遊びが楽しい季節」にも遊びにきてくださいね。

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サクラ流れる川で

2010-03-28 | アークツアー 春

 最高気温16度。

 「オシドリだろうか・・・」

流れに乗った水鳥が、カヤック前方の小さな瀬を上手に下ってゆきます。

瀬脇の小さな渦では、ピンクの花びらがクルクルと舞ってます。軽やかに。

川から見あげる山や道沿いのサクラは満開!

川岸では、芽吹きたてのエノキ、ヤナギの若葉が春の光に輝いてます。

 

 今日の四万十川は、いつもより水量が豊かで、水の流れが速い。

パドルを漕がなくても、僕らの艇は、ゆっくりと自転車を漕ぐ程度の速さで下ってゆきます。

スイスイ!カイテキ!ラクチン!

春濁りの水が、たっぷたっぷとお尻の下を流れてゆく。

頭のうしろで両手を組んだ僕は、春霞の青空を見ながら流されていきました。

 春の嵐がやんだ川は、やさしい風の中、陽がぬくい。

でも、花冷えてぐっと低い朝の気温は、0度。川原に置いたカヤックには霜が降りてました。

「おおっ、ひやいねぇ・・・」*ひやい:寒いとか冷たい(幡多弁)。

手を浸けるとピリッといたい川の水温は、10度、まだ冬の水温です。

沈して泳ぐには、「まだ、ちっくと早いぜよ」。

 

 ゴールデンウィークの頃の川の水温は、20度前後、真夏は、30度前後。

これから1ヶ月で、川は10度も水温が上がってくるのです。

「水ぬるむ春かな」

 今日のゲストは2人、1人はドイツの青年です。

ツアー中、連れの女性(日本人)が僕のハナシを英語で通訳してくれます(2人の会話は英語)。

 

 僕は、この西日本を代表する川が、

ドイツ青年の目と心に、どんなふうに写ったのか直接ドイツ語で聞いてみたかった。

「ドイツには、四万十川のような細やかな自然の中で、カヌー&川遊びが楽しめる川はあるかい?」

「うーん、ナイン(ないね)」「そうか、ナインだ・・・」なぁ~んてね、じゃんじゃん。

 

 しかし、悲しいかな・・・・。

ドイツ語はおろか、すっかりサビ付いちまった僕の英語力、カンタンな言葉もまともにでてきません。

うーん、これでも昔1年程オーストラリアを旅してたことがあったんだけどなぁ・・・悲。

やはり、語学は出来ないより、出来た方がより楽しめますね。

 漕ぎはじめは、少しかたかった二人の表情も、

とろ場をながれ瀬をぬけるたびに、ゆるんでいきました。凍緩む大地ように。

僕らは、山めざめ、水ぬるみ、鳥うたう春の川を、のんびりとくだってゆきました。

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天気晴朗なれども

2007-04-04 | アークツアー 春

 最高気温14度。

 花冷えの四万十川。

時々、ビューと吹く北風が、満開のサクラの花を散らせていきます。

冬のような冷たい風に背中を押されながら、僕らはカヤックで川を下りました。

川の水量は、少なめ。川面の水温は、16度。

 

 冷たい風のなかで、芽吹きはじめた木々や花。

鳥や生き物たちもニギヤカに恋を歌いはじめています。

 

 川を下りながら僕は、生まれたての季節の「初々しさ」を肌に感じてました。

となりには、この強い風にもめげず四万十川を楽しんでいる笑顔のゲスト。

今年の春も四万十川で遊べるコトを、フィールドの神様に感謝です。

*スペシャルサンクス テルミちゃん!

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モノクロームな川に咲く花

2007-03-27 | アークツアー 春

 未明から降りだした春の雨が、僕らのカラダをたたきます。

合羽のすきまから滲みる冷たい雨が、

すこしずつ服をぬらしてゆけば、カラダに感じる寒さもすこしづつ増してゆきます。

 

 今日の四万十川は、やや水量が多く、笹濁り。川面の水温は、14度。

「このコンディションでは、カヌーに乗るのは3時間が限界かな?」

ほとんど休憩をとらずに、僕らはゆるやかな流れのコースを一気に下りました。

「寒くない?」「大丈夫です!」

 

 頭上低くたれこんだ灰色の雲。

雨に煙った川は、モノクロームな景色をみせています。

そこに、ちょっとぎこちない2つの笑顔の花とフジツツジ、菜の花が色をそえてます。

「今日はあいにくの天気でザンネンでしたね。

でもこれで、二人の心の地図に四万十川が流れだしたでしょ?」

おっと、一番さむいのは僕のセリフ・・・。

Nシスターズ、今度は太陽輝く四万十川で遊びましょうね。

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花に雨

2006-04-04 | アークツアー 春

 「これでよしっ、と」。最後の洗い物はキャンプ用の食器です。

それを、キャンプ用調理器具&その他の道具と一緒にベランダのテーブルに並べて乾かす。

ベランダから見下ろす青空の庭。

そこには、艇庫から引っ張りだしたテントやマット、カヌー用具が広がっています。

あとはおひさまの仕事です。

 

 ツアー装備を確認し終える、ともうお昼です。

「ウウウーッッー」。村中に響き渡るどでかい音。それは昼を告げるサイレン。

(僕は初めて聞いた時、あまりの音の大きさに飛び上がってビックリ!

なんでも、どでかい音じゃないと農作業してるおんちゃん達に聞こえないとのコト)

 

 昼食にトマトとハムのパスタを作っていると、なんだか雲行きが怪しくなってきました。

「夜までは大丈夫と思ってたのに・・・。でも、もう雨粒が落ちてきそう」

ポツポツと落ち始めた雨は、すぐに本降りに。

今の季節は天気の移り変わりが本当に早いなぁ・・・。

さいわい干した物は雨に濡らす前にしまうコトが出来ました。

「よかった、よかった」

春のおしめりに、野の花がほんのり甘く香っていました。

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