アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

7月31日(日)のつぶやき

2022-07-31 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

  おはようございます。四万十は、今日も雨。

ふったりやんだりの雨、3日目。じめじめ。

コーヒー片手にベランダから雨空をながめていると、1羽の雀がベランダに飛びこんできました。

雀の雨宿り。生きる旅をするものどうし。どうぞ好きなだけ羽をやすめていっておくれ。

9時30分。四万十川の水位は、平水+4メーター(川登)↑ダムの放流量は、719㌧↑

画像は、2018年9月撮影

 

   最高気温31、6度。午後は、雨ときどき晴れ。

ときおりひろがる晴れ間をねらって、沈下橋へGO!

薄茶色の濁流が、ザァザァ、ゴブゴブと大きな音をたてて、橋の1、5メータほど下を速く流れています。

撮影を終えて、空と川をぼおっとながめていると、さぁーっと雨雲が頭上に。

そして、下流の空から、ザァザァ雨がはしってくるのを見た次の瞬間には、もうズブ濡れ・・・。またかよ。

あたたかくてやがてつめたき真夏の通り雨、です。ハークション!

16:00。四万十川の水位は、平水+4、3メーター(川登)↑ ダムの放流量は、688㌧↓

 

雨読。「8月の終わりがすでに秋である北海道で、夏の観光客たちが去った道路をオートバイで走る。

屋台のトウモロコシを買う。一本はその場で食べ、もう一本はアルミフォイルにつつんでもらい、

シリンダー・フィンのあたりのどこか冷却効率の落ちないようなところにはさんで走り、

二時間くらいあと、エンジンの熱であつく保たれたのを、誰もいない草原にひとりすわって食べる。

そのライダーは、北海道の秋そのものになってしまう。

食べ物はすべて土地や海という自然から生まれてくるものだ

という素朴な事実を、こんなとき、痛いほどに強く感じる」アップル・サイダーと彼女  片岡義男著

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7月30(土)のつぶやき

2022-07-30 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。

四万十は、雨。シトシトときどきザァザァと降ってます。

ときおりビューと吹く風が、部屋の中にまで雨をつれてきます。

スズシクテイイケドネ・・・。

(昨日からの雨で)四万十川は、じこじこ水位があがってます。

水位は、平水+1メーター(川登)。ダムの放流量は174㌧。

今日の最低気温は、24、0度。

 

 最高気温29、4度。午後も雨。

ふったり、やんだりの雨にとまどうように、セミも、ないたり、なきやんだり。

夕方。「そろそろ止まないかなぁ・・・」とグレーの雨空をながめていると、

ん?前にも似たようなキブンで夏の雨空をながめていたコトがあったな、と思う。

記憶をたどる。「ああそうか、初めて四万十を旅した夏だ」と思い出した。

 

「今日も夏の雨やまず。川原のテントの中にはカビが生えそう。パンツにも。

もっと晴れ間を!光りを!天幕の下で雨音をBGMに、ウイスキーをなめ本を読む。ぼおっとする。

魚肉ソーセージ入りのサッポロ一番を啜る。そして・・・」四万十旅日記より

あの時は川原のテントの中から、今は借家のベランダから、旅の途中の青空をさがしている。

 

四万十川は、ダラダラとふりつづく雨で、ジワジワと水位があがり続けています。

16:30分。水位は、平水+1、4メーター(川登)↑ ダムの放流量は533㌧↓

明後日には、晴れ間が戻ってくる予報。

週明けの川は、カヌーで長距離を下るには、よい水量となりそうです。

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7月28日(木)のつぶやき

2022-07-28 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

  おはようございます。四万十は、晴れ一時雨。

昨日からの通り雨がやんだ(と思われた)朝は、透きとおった青空が広がりましたが、

沈下橋から、ぽけっと空と川のうつくしさにみとれていると、鉛色の雲がさぁーっと頭上に。

そして、パラパラと雨が・・・。

わおっ、外に洗濯物を干してきたのに。いやん。

今日の最低気温は、24、1度。

 

 最高気温33、5度。午後は、晴れ。

キョ―ボーな太陽がバッチリ顔を見せてます。おおっ暑い・・・。風があるのがサイワイです。

でも、この晴れ間はつかの間のようです。

明日から週末にかけての四万十の空は、九州の西を北上する台風の影響で、再び雨雲に閉ざされそう・・・。

30日(土曜日)は、大雨予報をだしているウェザーニュース社もあるので、

野外で遊ぶ予定のある方は、くれぐれもお気をつけて。よい判断を。

「台風は来なくて困り来て困り」上野浩子

 

「雨の日は外にでて、雨に顔を打たせながら、海から空、そして地上へと姿をかえていく

ひとしずくの水の長い旅路に思いをめぐらせることもできるでしょう」R・カーソン 

夏は、野外で雨をかんじるのによい季節。

雨の日のカヌーは —晴天時とはちがう— 新しい視点を僕たちにあたえてくれます。

雨にけぶるシブイ川景色もたのしめますし、照りつける陽ざしがなくお肌にもやさしいし。

*多少天候が悪くても、カヌーツアーはおこなえますが、

大雨、大風、(安全にくだれる水位をこえた)増水時は、中止となります。

 

そんな夏の雨を、川をくだりながらたのしみたいのなら、レインウェアはマストです。

「天候が悪いとき用に、各自、レインウェアをご用意ください(真夏でも)。

コンビニで売っているような、簡易合羽でもOKです。*忘れた方は、こちらの予備の簡易合羽で」。

これは、ツアー予約完了メールに記している持ち物にかんしての一文です。

 

真夏の雨はあたたかく、気温も川の水温もたかいので、「半日ていどなら、

Tシャツ姿でズブ濡れて漕いでも、へっちゃらだろう」と思っているかたもいるかと思います。

でも、それは大きなマチガイです。若い体力自慢のヤングマンでも、

30分ほど濡れネズミで漕げば、寒さにブルブルとふるえるように。さらに冷えれば低体温症になるコトも。

(まぁ、沈してしまえば、レインウェアを着てても、ズブ濡れちゃいますが。それでも)。

 

海、山、川、自然のフィールドで遊ぶときは、レインウェアは必携です。

晴れていても、天候の急変にそなえて、ザックなかには、つねにレインウェアをいれておきましょう。

(登山をする人にとっては当たり前のコトですね)。

 

*下の画像は、先日のツアー。

曇り空のした、ときどき小雨ぱらつくなか、川をくだる。ゴール直後本降りに。

雲っていると、風(向かい風)が吹かないコトもおおく、鏡のような水面がみられるし、

風にじゃまされないので、小さなこどもでも、シングルカヤックでくだれるのがグッドです。

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7月22日(金)のつぶやき

2022-07-22 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

朝日が沈下橋を照らせば、もう暑い。でも、今朝の川の上は、

吹きぬける北よりの(乾いた)風が、暑さを吹きとばしてくれるので、心地いいです。

つかの間、心をからっぽにして、空、山、川をながめる。ふぅ、気持ちがおちつきます。

今日の最低気温は、25、1度。

 

 最高気温31、8度。晴れ。

ジリジリと強い陽ざしが照りつけて蒸し暑い午後ですが、

ザワザワと木々をならして家を吹きぬける風が、汗ばむカラダをさましてくれます。

それにつけても、深き緑のなかに吹く風の心地よさよ。

遅い午後。1時間ほど近所をはしったあと、ザブザブと頭から水をかぶり、

ぬれたままベランダのイスにすわって、風に吹かれながら本をひらきました。風読(とはいわないか)です。

 

『「もし地球が、100cmの球だったら地球の表面は全部で2畳ほどの広さです。

そのうち1畳半弱が海で覆われています。海の平均の深さは0、3mmほどしかありません。

海水は全部で660CC、体積にしてビール大瓶一本ほどです」

直径1メートルの地球の677CCの水のうち大半は海水で、淡水はわずか17CC。

そのうち12CCは氷河になって氷結してるから、飲み水として流通している淡水はわずか5CCでしかないという。

その小さな地球に住んでいる人々が利用できる淡水はスプーン一杯の量なのだ』

 

『簡単にいうと、いま地球に存在する飲料水にたいして地球上で生活する人間の数が多すぎて、

すでに世界には清潔な水が手に入らない人が9億人近くいる。

このままでいくと10年後、20年後にはこの数が加速度的に増えていく、ということがはっきりしている。

2008年の世界の人口は67億人。

国連の統計によると2025年には80億人に増加するという。

また水不足で不自由な生活を強いられている人の数は、2025年には55億人に達すると推算されている』

椎名誠著「水惑星の旅」より

 

『水惑星の旅 (新潮選書)』(椎名誠)の感想(15レビュー) - ブクログ

『水惑星の旅 (新潮選書)』(椎名誠) のみんなのレビュー・感想ページです(15レビュー)。作品紹介・あらすじ:水は不公平に存在している。だから、国境紛争の原因にもなるし...

 

本をとじ、ぽけっと夏空をながめながら思う。

ジャブジャブとふんだんに清潔な水が使え、ゴクゴクとすきなだけ水道の水が飲め、

バシャバシャとぞんぶんにキレイな川と遊べるくらしは、なんとありがたいコトだろうか、と。

でも、この国の山、川、海などの水をめぐる(水質汚染の)現状をおもえば、暗澹とした気持ちにもなります。

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7月20日(水)のつぶやき

2022-07-20 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

東側の窓から差しこむ強い陽ざしと、セミの大合唱で目がさめた朝です。

キョウハアツクナリソウダ。

橋へ。雨あがりの空は、水色に澄み、川は、薄茶緑色の水がいつもより少し速くながれてます。

「夏河を 越すうれしさよ 手に草履」蕪村。

今日の最低気温は、23、4度。

画像は7月の満月(スーパームーン)

 

 最高気温35、1度。午後は、晴れのち曇り。

明日、明後日の天気予報は、ウエザーニュース社によってまちまちだけど、

週末からは、晴れ間がもどることはまちがいなさそう。

戻り梅雨も明けて、いよいよ本当の真夏がやってきそうです。カヌー&川遊びが楽しい真夏が。

 

以下の雑文は、ある夏(梅雨明けごろに)、

初めて高知県西南部をソロバイク旅したときに(まだ四万十に移り住むまえに)、

初めて四万十川をカヤックでくだったときの日記をかきなおしたものです。おヒマなら読んでね。

 

 7月27日。江川崎カヌー館。キャンプサイト。

今日も雨。もう7月も終わるというのに、なかなか梅雨が明けない。

四万十川は、増水中(+2、5メータほどか)。雨がつづく川は、なかなか水位がさがらず・・・。

 

夕方、テント前の小さなタープの下で、もう何日も水量がおちつくのを(カヤックで下るため)

まっていた僕のちかくに、おっさん三人組がやってきてテントをはった。

夕食は、彼らといっしょに食卓をかこみ、ハナシをした。

アユやエビ、カツオなど、川と海の幸をごちそうになる。ダバタ火振り(クリ焼酎)とともに。

ビンボーバイク旅の僕には、なんともラッキ&ハッピーな夜になった。

おっさんは、三人とも55才。僕は、彼らを「ゴーゴートリオ」と心のなかで名付けた。

 

「晴れて水量もおちつきそうな明後日に、川を下ろうかと思っている」

と僕がいうと、ゴーゴートリオもその日に下る予定だという。

「どうだい。一緒に下らないか?」

とのおさそいは丁寧におことわりした。一人で自由気ままに下りたかったのだ。

7月29日 晴れ。AM9時。江川崎 西土佐大橋上流 右岸の川原。

今朝の空は、よく晴れている。

川の水量は、ややおちついてきたが(+2メーターほど)、ウグイス色の水は、全体的に流れが速い。

ところどころにある瀬の波は高くはない、でも、なかなかパワーがありそうだ。

僕が使うカヤックは、レンタルしたポリ艇(ゴーゴートリオも)。*レンタルは、シマムタ共游国さん

 

カヤックで川を下るのは、ひさしぶりだ(四万十川は初体験)。

まずは、西土佐大橋上流、右岸の川原にできた狭いトロ場で少しならす。*トロ場:流れがゆるい箇所

ここは陸より、川のうえのほうが空が広く開放感がある。

 

流れる水を尻にかんじながら漕ぐカヤックのバランスは繊細で、

艇を大きくかたむけると、沈(ひっくり返るコト)するコトも。

しかし、その分こまわりがきくカヤックは、軽快で自由度が高い。それがポリ艇カヤックの魅力だ。

安定をもとめるなら、ダッキーやパックラフトのほうがいい。肴はあぶったイカでいい。

 

瀬音、風音、鳥、蛙の歌、ぽちゃぽちゃパドル音。

水面にちかく目線がひくいカヤックは、水鳥の視点で川をながめられるのがシンセンだし、

機械音がないので、水の自然を(水や音、風、生き物)五感で感じるにはサイテキな道具(ギア)だ。

バサバサ。少し遠くの川原から、アオサギが飛びたっていった。

 

さぁ、いくぞ!ざぶん、ざぶん!うっひょー!!

下りはじめて ―やや緊張しながら— すぐに突入した、初っ端の波高い瀬を無事クリアー。

スプレー・スカートを付けなかったので、カヤックは水船になり、全身はびしょ濡れだ。

濡れたカラダに、ギラギラ太陽が、ジリジリと照りつけた。

 

ん?荒瀬おわりの左側の川原に、艇の水抜きをしている、カヤッカーの姿が。ゴーゴートリオだ。

まったくの初心者の彼らは、2人が荒瀬で沈したようだ。

他人の沈は、蜜の味・・・。

僕は、ニカニカ笑いながら彼等に声をかけた。

全員じゃなくてよかったね(3人ともセルフレスキューになってしまう)、真夏の川でよかったね、と思いつつ。

「やっちゃいましたね」

「わははっ、気持ちイイよ~。四万十川に初沈をささげたよ」

「手伝いましょうか?」

「ん、だいじょうぶだぁ~。どこまで下るん?」

「いけるとこまで、いってみます。流れも天気もイイし」

「気をつけてな~」

「四万十川の水を飲んだ者は、四万十川に帰る、です。いつかまた、この川であいましょう」

ゴーゴートリオと別れた僕は、再びメインストリームにカヤックをのせ、スイスイと川を下っていった。

 

 コクピットからのけぞってみる夏空には、ギラギラ太陽、モクモク入道雲。

聞えてくるのは、にぎやかなセミの大合唱。南風にざわめく葉擦れの音。

これで梅雨明けだろう。ついに真夏がやってきたのだ。四万十川に!夏の旅人に!

「とりあえず文句ない文句ない」

プチン!僕はひとりごちながら、冷えた缶ビールのプルトップを開けた。

*画像は、イメージです。

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7月13日(水)のつぶやき

2022-07-13 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

風がない川のうえ(沈下橋)は、朝から蒸し暑く、おもわず眼下の水面にとびこみたくなります。ザブンと。

増水のピークから8日目。川の水位は、ほぼ平水に。濁っていた水の透明度も、だいぶよくなってきました。

増水に洗われてキレイになった川に、遊びにきたや。

今日の最低気温は、22、3度。

 

 最高気温34、5度。晴れ。

ふぅ、むしあつい・・・。何度もザブザブと水浴びする午後です。

♪窓に君の影が ゆれるのが見えたから ぼくは口笛に いつもの歌を吹く

きれいな月だよ出ておいでよ 今夜も二人で歩かないか♪ *夜の散歩をしないかね

13日の夜から14日明け方に見られる月は、スーパームーンです(今年、最も大きく見える満月)。

今宵の四万十の空は、雲がおおそうだけど、見られるかな、どうかな?

 

四万十川で。

月夜の川にカヌーをすべらせ、ムーンライトながれる水面にこぎだす。

月灯りに、青白くうかぶ川原。シルエットとなった低い山々。

聞こえてくるのは、鳥と獣の声、風と瀬の歌、パドルの音。

月の岸辺にあがり、シングルモルトウイスキーをいっぱいやれば、思わず月に吠えたくなる。

なんて魅惑的な、ムーンライト・カヌー。

 

冬のスキー場で(こもっている時)。

月夜の山にスキーをすべらせ、ムーンライトてらす(クローズされた)ゲレンデをくだる。

月灯りに、ほの白くひかる雪面。シルエットとなった森と山々。

聞こえてくるのは、スキーのすべる音、風をきる音。

月の急斜にすわり、ワインをいっぱいやれば、思わず月に吠えたくなる。

なんて夢幻的な、ムーンライト・スキー。

 

ムーンライトマジック。

時にぼくらは、月光のフィールドにうたかたの旅をする。憂き世をわすれて。

 

人少なく、灯りも少ない四万十川の川原は、月を見るにもよいところ。

お酒でも飲みながら、大きなまあるい月をのんびりながめてみては?

ごろごろ石の川原では、コットを使うとカイテキですよ。

 

 

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7月6日(水)のつぶやき

2022-07-06 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

  おはようございます。四万十は、曇りときどき小雨。

熱低通過後の朝は、まだ小雨がまじりますが、

東の空は明るく小さな青空も見えてます。太陽カモン!

天気は上り坂(とは言わないか)のようなので、さぁ、センタクすっか。

四万十川の水位は、平水+3、2メーター(川登)↓ダムの放流量は、279㌧↓

 

  最高気温32、6度。午後は、曇りのち晴れ。

灰色の雲が、空いっぱいにスイスイ流れる昼下がりの空には、

いくつかの小さな青空が見えますが、青空は、なかなか大きく広がりません。

つかのま太陽が顔をみせれば、

まってましたとばかりに、セミは大合唱をはじめ、僕はチャリをこいで川へGO!

夏の強い陽ざしに、地面からアスファルトから水蒸気がたちのぼり、うーん、蒸しあつい。

でも、川の上にでれば、びゅうびゅうと吹きわたる北よりの風が、汗ばんだカラダをさましてくれます。

おおっ、きもちいい。風冷なのだ。

17時。四万十川の水位は、平水+2、6メーター(川登)↓ ダムの放流量は、187㌧↓

 

晴れた川を撮ろうと、岸の林の崖をそろそろおりて、上流にむかってひらけた崖のふちで、太陽をまちました。

くだり斜面のふちには、しめった土や落ち葉などがつもっていて、足元は、なにかたよりない。

眼下には、濁流が、ザァザァとおおきな音をたててながれている。すべりおちたら一巻のオワリ(たぶん)・・・。

片手でがっちりと細い幹をつかみ、しっかりと足をふんばりました。

 

少し待って薄日がさしてきたところで、パシャパシャと川を撮っていると、

うしろがガサガサ鳴りました。ん?ふりむけば、すぐ近くにクチメが(マムシ)・・・げげっ、マジかよ。

前方の濁流、後方のクチメ。にっちもさっちもいかない、これぞ崖っぷち。ぷるぷる。

しばらくフリーズしていると、マムシは、にょろにょろと崖をくだっていきました。ふぅ~。

一寸先は闇。暑いなか、冷や汗をたっぷりかいた、なかなかスリリングな夏の午後でした。

画像は、我が家の庭にあらわれたクチメ。ユダンがならないのだ。

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7月5日(火)のつぶやき

2022-07-05 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、雨。4日目。

シトシト、時々ザァザァと降ってます。これまでの雨で、四万十川は大きく増水。

水位は、平水+6、8メーター(川登)↑ダムの放流量は、973㌧↓沈下橋は濁流に沈下。

台風4号は、今日、四国を横断してゆくもよう。さて。

画像は2019年10月撮影。

 

 

台風4号 午後には四国に上陸するおそれ 土砂災害に厳重警戒|NHK 高知県のニュース

長崎県に上陸した台風4号の接近などに伴い、高知県では発達した雨雲がかかり続け、記録的な大雨となっています。気象台は、土砂災害に厳重に警戒…

NHK NEWS WEB

 

 

 最高気温25、5度。

熱帯低気圧(元台風4号)が、四国を横断してゆく午後は、

小雨が降ったり、止んだり、ときどきカミナリが鳴ったり、大雨がふったりしています。

でも、ダムの放流量は、じこじこ少なくなり、四万十川の水位は、じこじこさがってます。

*じこじこ:少しずつ だんだん ゆっくり

16時。ダムの放流量は、636㌧↓ 四万十川の水位は、平水+5、2メーター(川登)↓

画像は2018年9月撮影

 

雨読。「河原のヤナギがどんな大水でもいっこも流されんのは、

いつでもかまえちょうからよ。大水に備えてじこじこ根を張るように、いつでもしよるからじゃと思うわ。

いつでも、自然の中に自分があることを忘れんことよ」四万十 川がたり 野村春松

 

ヤナギは、川原の最前列で、冬の大風もしなやかに受けながします。

「柳に風」ということわざもあるように。

そして、早春、真っ先に川原で芽ぶくヤナギは、あかるい春の訪れをつげる、春告げ木でもあるのです。

(春告げ木:これは、僕がかってにそうよんでいるだけですが・・・)。

大水、大風にも、しばやかにたくましく生きて、ひとあし早くあたたかな春の(希望の春の)灯をともす。

ソンナヒト二ワタシハナリタイ。

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7月4日(月)のつぶやき

2022-07-04 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、雨。3日目。

降りはじめから今朝まで、シトシト雨が降ったりやんだり、

と雨量はそれほど多くなってませんが、予報はこれから明日朝まで大雨になるとつたえています。

ながいよるになりそうさ(川のほとりのボロ家住まいは、雨漏りのシンパイと、こまめな水位のチェックで)。

四万十川の水位は、平水+1、3メーター(川登)↑

(家地川ダム、津賀ダム併せた)ダム放流量は、371㌧↑

 

「どしゃぶりに 戦メリ似合う お昼かな」

 

 最高気温25、8度。

午後の雨は、本降り、時々どしゃぶり。よくふるにゃー。

水位がグングン上がっている川は、今年初、沈下橋が濁流につかりそうです。

17時30分。四万十川の水位は、平水+3、2メーター(川←登)↑ ダムの放流量は、974㌧↑

 

川が大きく増水(平水+5メーター以上に)すると、

—川底の大きめの石がころがり、珪藻などがとれて— 川底まで洗われた増水後の川は、水の透明度がよくなります。

そして、アユのエサになる古いコケがとれた石には、

新しいコケがつき、新しいコケを食べたアユは、香りがよくなる、といいます。

また、増水時は、川の生き物が大きくうごくので、それまで停滞していた川漁が再び活発に。

モノゴトには、二面性がある。大きな増水には、よい面もあるのです。

*画像は20年9月撮影

 

夕メシを何にしようか?考えるのが、まいどまいどメンドクサイ。

といっても、酒飲みは、カンタンな酒のつまみ+αでテキトーにすませてしまうコトがほとんどですが。

でも今宵は、かんがえる余地もない。

(この雨空がはじまる前に買いだしにいかなかった)冷蔵庫は、ほぼ空っぽなのです

町まで車で25分。こんな時は、コンビ二もスーパーも身近にない田舎暮らしの不便さと、

計画的に食料確保をしておかないオノレのあさはかさを、しみじみと実感します。すぐ忘れるけど。

(川が大きく増水したときは、村が泥の湖となるコトもあり、外にでれないときもあるというのに)。

あ、だけど、こんな僻地でも、ネット通販ができる今の時代は、ありがたし、です。

 

さてさて、いつまでも、ぼんやりと雨空をながめていてもしょうがない。

マイキャンプ旅のお手軽メシ、魚肉ソーセージ入りのサッポロ一番でもつくりますか。

キャンプ気分も味わえるように、ストーブとコッフェルで。タマゴをぽとりとおとせば、少確幸です。

*画像は、いつかの夏、ダッジオーブで作ったラフテー。

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7月2日(土)のつぶやき

2022-07-02 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 四万十は、昼から雨がふりはじめました。

ヤレ、ウレシヤ。スズシクテ、イーネ!

(予報では)この雨空は、来週の中頃まで続くもよう。

久しぶりの雨が、水不足がシンパイされる四国に、恵みの雨となるか、どうか?

夏休みを前に、(水の透明度がイマイチの)川を洗うほどの増水となるか、どうか?

台風4号の進路できまりそうです。さて。

 

 雨読。読んでいた本に、このような一節があった。

『天候が悪く山などに入れないとき、アラスカの人はこのように言う。

「Mother nature runs a show in Alaska, not us.」

(アラスカでは人間ではなくマザーネイチャーがドラマを進めてゆく)』

この言葉は、(荒天や増水で、ツアーが中止になることもよくある)僕の心情にピタリときた。

(アラスカと四万十では、自然のスケール、豊かさ、厳しさ、が大きく違うけど・・・)

『つまり自然は、自分が思うように物事がうまく進まない、ということを教えてくれる』 んだ、んだ。

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7月1日(金)のつぶやき

2022-07-01 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、快晴。

ギラリ強い陽ざしの中、風がない川は、つるりとした水面を見せてゆるゆる流れてます。

聞えてくるのは、蝉の小さな合唱、鳥の歌、魚のはねる音。夏のネイチャーサウンド。

自然の中の夏は、風情が多くあるし、外遊びも豊富だし、暑さの中に沢山の楽しみがあります。

今日の最低気温は、21、3度。

 

 最高気温36、6度(今年最高)。晴れ。

蒸し暑さに、何度も水浴びをする午後です。

知人から、「今夜、野田さんの番組が、BSで放送されるそうです」と連絡がありました。

●NHK徳島局制作 あわとく「目一杯生きろ~野田知佑のメッセージ~」

BS1 7月2日(土)午前0:00~0:25 ※金曜深夜(日付変わって土曜未明) ということです。

ご興味があるかたは、ぜひご覧くださいね。

 

だ・け・ど・我がくらしは・・・(吉幾三・おら東京さ行ぐだ、のメロディで)。

♬ハァ テレビも無エ  クーラーも無エ  

自動車もそれほど走って無エ ピアノも無エ バーも無エ 巡査 毎日ぐーるぐる 

アヤ 朝起ぎで カメラ片手に一時間ちょっとの散歩道 電話は有ㇽ ネットも有ㇽ バスは一日三度来る♪ 

といったわけで、見るコトができないのでした。哀号。

でもまぁ、静かでキレイな川があるから、俺ら東京にはでれねえだ(四万十に住む前は、東京でくらしてました)。

2008年秋 我が家にて

俺ら東京さ行ぐだ

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