アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

秋の四万十川をカヌーで、黒尊の里山をMTBで下る

2006-11-17 | アークツアー 秋~晩秋

  最高気温21度。

 11月中旬。ぬくかった今秋も師走が近づけば、

淡い陽ざしの川は、空気が風がきゅっと冷たくなり、冬近し・・・と感じます。

そんな晩秋の四万十川をカヌーで、紅葉の黒尊の里山をマウンテンバイクで下ってきました。

笑顔もイケてる2人のゲストとともに。

 

 北西の風が少し強い中、カヌーで出発です(カナディアン)。

減水期の川の水量は少ない、でも水の透明度はグッド。川面の水温は15度。

水量が少ないためコースは、

カヌーが浅瀬で座礁する可能性が高い箇所は避け、比較的水量があるコースに。

しかしそれでもカヌーは、2度ほど浅瀬につかまってしまいました。とほほ。

11月半ば 口屋内の沈下橋。平日の川原には誰もいない。

岩間の沈下橋。ここから出発。

透明な水、空気、風の中を下る。

今夜の宿で飲み、食べる。2人はこの後、大きな流れ星を見たそうです。

 翌日も快晴。風は北西から吹いています。

口屋内村から車で、マウンテンバイクと僕らを黒尊渓谷神殿橋まで送ってもらう。

そこから僕らはマウンテンバイクで黒尊川沿いの道を下りました。

 

 コースは、黒尊川沿いの田舎道、神殿橋~口屋内村まで約21キロ。

黒尊川が四万十川と合流する口屋内村まで、マウンテンバイクでのんびりと細道を下ります。

ほぼ下りっぱなし道なので、あまりペダルをこがなくてよい「楽チン」です。

やわらかな秋の日差しに照る山モミジ。

ススキの穂やサザンカの花が彩る、のどかな里山の風景を愛でつつ、風を切って走りました。

かたわらの黒尊川には、透明な美しい水が流れていました。「うーん、サイコー!」

黒尊渓谷神殿橋の紅葉 今が見頃かな。

神殿橋からごう!

さわやかな風とうまい空気の中を走る。

輝ける秋の日。

田舎道を下って村の中へ。

水量は少ないけれど、素晴らしい透明度の黒尊川。

柚子の季節です。無人販売で買った柚子をいただきました。柚子風呂にもしてみました。

神殿橋~口屋内まで、2時間20分ほどかけて走りました。

素敵な2人のゲストに感謝です。次回はどこのフィールドを案内しようかな?

 

*来シーズン(2007年)のアークツアーでは、この黒尊川沿いを自転車で下るツアーを計画しています。

1日ツアー、半日ツアーはもちろん、

半日黒尊川沿いを自転車で下り、その夜は川原でキャンプ(あるいは宿泊)、

翌日は四万十川を半日カヌーツーリング、そんなツアーもオモシロイかも。

 

夏場は自転車で下る途中、黒尊川で川遊びもする予定です。

(水中眼鏡&ライフジャケットを着けて川の中を流れながら川を下っても楽しそうですね)

お楽しみに!

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秋の黒尊渓谷へ

2006-11-10 | 黒尊渓谷 黒尊山塊(春秋冬)滑床渓谷

 最高気温25度。

 今日は、黒尊渓谷へ紅葉を見に行ってきました。

黒尊渓谷は、口屋内村で四万十川に合流する支流黒尊川の上流にある渓谷です。

黒尊川は、数ある四万十川の支流の中でも、もっとも水がきれいな支流といわれています。

 

 四万十川沿いの山は、あたたかな気候のため、

シイ、カシなどの常緑樹、ヒノキ、スギなどの針葉樹がそのほとんどを占めます。

そのため秋になっても、その山肌がハデに紅葉(黄葉)にそまることはありません。

 

 モミジやカエデなどの落葉樹は、四万十川本流よりも

標高の高い黒尊渓谷付近あたりから、常緑樹にまじってその姿がおおく見られるように。

そこからさらに高度をあげ、

標高1200メーター付近の黒尊山塊の尾根には、ブナの木が群生しています(四国のブナ林の分布最西南限)。

 

 ザックにお茶、お弁当、双眼鏡、図鑑をつめ車で出発。

国道沿いでは、アカメガシワ、ケヤキが黄色く、ハゼ、ウルシが赤くいろづき始めていました。

我が家から約8キロ上流へ走り、口屋内村へ。

 口屋内に架かる赤鉄橋のてまえで、平塚さんとバッタリ。

近くの平塚さん宅で談笑、うまいコーヒーをごちそうになりました。

「こんなに川に水が少ないのは記憶にない」と平塚さんがいった。

*この地が気に入り20年程前に都会から移住してきた平塚さん。

地元産の木材をつかって家をたて、地元の人と結婚し、この地にくらしています。

「シマムタ共遊国」という屋号でレンタルカヌー業を行っています。

 口屋内村から、黒尊川沿いの狭い道を小一時間ほど走り、黒尊渓谷神殿橋へ。

黒尊川の水もひじょうに少ない。

上流には川に水が無く、河床がむき出しとなってる箇所もありました。

途中、猿のむれと出会う。この辺りでは、鹿のすがたもよく見ます。

 

 昼すぎに渓谷神殿橋着。

ここより少し上流には公衆トイレもあります。

僕は、神殿橋からさらに山道を登り、黒尊山塊尾根の黄葉のブナ林をあるきたかった。

けれど、ほとんどの木の葉は先日の大風で落ちてしまったようです。

「うーん、ざんねん」

その大風のせいでしょうか?

黒尊渓谷沿いでも、ハダカになってしまった樹木の姿がチラホラとありました。

 

 神殿橋付近では、常緑樹にまざって

真っ赤に紅葉したモミジやカエデ、群生してるケヤキの黄葉が見えました。

モミジの紅葉はまだ7分といったところ。

神殿橋付近の紅葉のピークは、来週~来週末のようです。

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秋空とのり弁

2006-11-09 | 四万十川 秋

 最高気温25度。

 昨日、町のスーパーに買い出しに行くと、

以前から欲しかったサーモスのコンパクト保温弁当箱に、半額の値札がついていました。おおっ!

しかも今なら、さらに10%引きとのコト。

即購入決定。黒い網巾着に収まったステンレスのボディが、渋かっこいいです。

 

 早速、購入した保温弁当箱を持ってフィールドへGO!

中身は、のり2段重ね弁です。

スキレットで炊いたご飯、のり、ご飯、のり、醤油を渦巻き状にたらし、またご飯の順につめる。

そして、一番上のご飯のド真ん中に梅干をおく。おかずの容器には、ウインナーに卵焼き。

魅惑の「のり2段重ね弁」の完成です。

*スキレットは、フライパンタイプのダッジオーブン。

スキレットの分厚い鋳鉄は、お米を美味しく炊いてくれます。

スキレットで米を炊く時は、あらかじめ熱湯でしっかり油を落としておきましょう。

 

 昼前。ザックに、お茶、のり弁、本を詰め歩いて家を出発。

いつもよりすこしだけ遠回りして、近所の沈下橋へ。

今日は、日差が強くなかなか暑い。Tシャツ&短パンでちょうどいいくらいです。

 季節外れの人の姿がない四万十川は、南風のなかを静かに流れています。

ポチャポチャ。たくさんの魚が、さかんに水面をはねてます。

それは、(今の時期)産卵のために河口にくだってゆくアユ。

瀕死のアユが一匹、おなかを見せながらフラフラと川面を流されて行く。

きっとトンビが、空の高いところで狙いを定めていることでしょう。

ある秋の日、そんな瀕死のアユを、カヌーの上からひょいと手をのばして掴んだコトを思い出しました。

 結局、僕はお昼までがまんできず、早弁です(保温弁当箱の性能がわからないじゃないか・・・)。

食後のお茶を飲んで、川原でゴロリ横になって、少しくすんだ高い空をながめました。

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