アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

カヤック・アンダー・ザ・サマースカイ

2024-07-29 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「カヤック・アンダー・ザ・サマースカイ」2021年夏のツアーレポート再掲です

 最高気温33、3度。

 「予報がはずれて良かった・・・。今日は、スバラシイ夏空に恵まれましたねぇ。

梅雨明け直後のような、フレッシュな夏色の空と景色。うーん、ナイスです」とガイド。

「ほんと、ザ・田舎の夏!って感じの景色ですね」と隣を漕ぐゲスト。

 

 7月。梅雨晴れの川を、カヤックで下りました。

カヤック・アンダー・ザ・サマースカイ

 モクモクと白い雲がわきたつ夏空の下、

緑濃い山には、サンサンと太陽が降りそそぎ、ゆったり流れる川には、ガシガシとセミの合唱がひびきます。

ときおり吹く夏の南風が、瀬をぬけて濡れたカラダに、心地よい。

ゆらり、お尻の下をゆうゆうと泳いでゆく大きな鯉。

ぬるい川の水と戯れながら、景色を愛でながら、ハナシをしながら、僕らはのんびりと夏の川をゆきます。

 

 梅雨晴れの素晴らしいリバーフィールド。

ただ、ひとつザンネンなのは、水の透明度です。

梅雨の後半に入っても、大きな増水がない川は、川底が洗われず、水の透明度があまり良くありません。

(ガイドの主観です。あまりこの川を知らない人が見れば、キレイな流れに見えるかも?)

 今日の瀬には、アユ釣り師の姿もみえました(この時期の、このコースで見るコトは稀)。

この区間も魚影が濃いのだろう(そして、天気の良い日曜日だし)。

「すいませーん、通りますよ!」。大きな声をかけて、できるだけ離れたところを通過です。

「漕(こ)ぎゆくまにまに 川のほとりにとまれる人も 遠くなりぬ」なんてね。

*土佐日記より。川のところは海ですが。

 

 ただ漕ぎくだるだけでは、オモシロクない夏の四万十川。

ギラギラ太陽の下、ぬくい水の川で、のんびりと川遊びをするのがサイコーです。

僕らは、水の透明度がよい支流目黒川で、ランチ&川遊び(約4キロ地点)。

その後、さらにくだり、岩間沈下橋で、夏の川景色をながめながら風に吹かれました(約8キロ)。

目黒川

 ゴールの芽生大橋まで下り、川からあがると、

紫色の小さなラッパ型の花(シチョウゲ)が、僕らの目を楽しませてくれました(約12キロ)。

最高気温33、3度。ほぼ平水。川面の水温、本流30度。目黒川28度。

*Oさん、ツアー画像CDは、来週はじめに(お家に戻る頃に)発送します。お楽しみに。


南の川から(気まぐれダイアリー)7月28日

2024-07-28 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  おはようございます。四万十は、快晴。

(猛暑の)真夏の川は、日の出まえのひとときが、いちばんカイテキです。

沈下橋をわたる川風が心地よいし、静かだし。

深く澄んだ青空には、ぽっかりと半月がうかんでいます(下弦の月)。

 

足元を流れる四万十川は、夏痩せ。

(少雨の夏に)じこじこ流れが細くなり、グンと広くなった川原は、草ぼうぼうです。

そろそろまとまった雨が降ってほしいなぁ。透明度がイマイチよくない川が、よみがえるほどの。

*良いときの川をしらない人からみれば、今の川もキレイに見えるかもしれませんが。

今日の最低気温は、25、3度。

 

 最高気温37、9度(今年最高)。午後も晴れ。

晴れわたる夏空、肌をさす強烈な陽ざし、蒸して暑い空気、ラウドなセミの合唱。

おととい、きのうの雷雨まじりの不安定な空模様とはうってかわり、

きょうからは、真夏の太陽がフルパワーではたらく日がつづくよ、とウェザーニュースがつたえてます。

最高気温38度オーバー。

南国土佐は、暑さがいちばんキツイ真夏をむかえました(~お盆のころまで)。

 

そんな猛暑のなかで、明日からのツアーの準備をすれば、あっというまに汗だくに。

ザブザブ。水風呂にはいる。そして、ハッフハッフと鍋焼きうどんを食せば、ふたたび汗だくに。バカなのだ。

ザブザブ、もう一度水風呂につかったあと、

蒸し風呂のような部屋のなかに、ブラジル製のハンモックをつって、昼寝&読書です。

(オンボロクーラーは、故障中。板床は、ホットカーペットのようにホカホカとあたたかい)

ときおり、深い緑のなかをふきぬけてくる南風が、たいへんここちよい。

「8月の終わりがすでに秋である北海道で、夏の観光客たちが去った道路をオートバイで走る。

屋台のトウモロコシを買う。一本はその場で食べ、もう一本はアルミフォイルにつつんでもらい、

シリンダー・フィンのあたりのどこか冷却効率の落ちないようなところにはさんで走り、

二時間くらいあと、エンジンの熱であつく保たれたのを、誰もいない草原にひとりすわって食べる。

そのライダーは、北海道の秋そのものになってしまう。

食べ物はすべて土地や海という自然から生まれてくるものだ

という素朴な事実を、こんなとき、痛いほどに強く感じる」

アップル・サイダーと彼女  片岡義男著


こ・ん・が・り・サマー

2024-07-25 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「こ・ん・が・りサマー」2005年頃書いた旅雑文です。期間限定公開中

最高気温35度。

 梅雨雲が去って1週間。

晴れ間が続き、水量が減った川は、少しやつれて見えます。

シーズン・イン・ザ・サン。

ほぼハダカで夏を過ごす「四万十裸族」と化した僕は、

それまで黒かった顔以外のところも、しっかりこんがりと焼けてます。

 

 「ひゃーぁー焼けたなぁー!」

目の前の鏡に映るのは、がっつりと黒く焼けたハダカのオトコ。

それは、焼きすぎたトーストを連想させた。

鏡にうつった自分の姿をみた僕は、旅先でのあるデキゴトを思いだした。

 

 「おあいそね!」思わず日本語がでた僕。

「あらーっ、あんた日本人なの!!」

東洋人ぽい顔立ちのおねーさんは、おどろいた顔で言った。

「ええーっ!」と僕。

「私は、あんたメキシコ人だと思ってた・・・」

「日本人ですよー」

「だって、真っ黒だし、へんな英語だし、服装もそれっぽいし・・・」

「えーっ、店に入った時から英語でしか注文聞かれなかったし、

寿司屋だけど、ここはアメリカだから英語じゃなきゃダメなのか?と思って・・・」

 

 それはもう10何年も前。

アメリカ東海岸フロリダ、デイトナの町にある小さなお寿司屋さんでのコト。

早春のデイトナでは、1週間に渡りさまざまなバイクレースがおこなわれる。

「デイトナ・バイク・ウィーク」

その期間中の街は、全米からバイカーが集まり、お祭り騒ぎに。

車にキャンプ道具を積んだ僕らは、フロリダでのバイクレース観戦をメインに、

マイアミ、テネシー、ジョージアを旅していた。

期間限定公開終了。続きはカテゴリー「レター&旅雑文」でご覧になれます。


乾いた真夏の午後に(熱風大陸で冷たい水を)

2024-07-25 | ・最新のお知らせ・イベントなど

乾いた真夏の午後に(熱風大陸で冷たい水を)2021年に書いた旅雑文です。期間限定公開中。

 最高気温36、6度(今年最高)午後も晴れ。

「乾いた真夏の午後は、冷たい水がサイコーさぁ」

冷えたグラス片手に僕は、入道雲そそりたつ夏空にむかってひとりごちました。

 

 四万十は、もう10日以上雨がふってません。

連日の猛暑に、庭をうめつくす雑草の葉もぐったりとうなだれ、水道をひねれば蛇口からは、お湯が・・・。

「ソーラー湯沸かし器かよ!」

 

 わが村の生活用水は、川べの地下からポンプでくみあげた水を消毒したもので(簡易水道)、

我が家の水道代は、月1080円(基本料金)~1300円ほど。

何年か前までは、裏山の奥の沢からパイプをつかって水をひいてました。

大雨がふると、風呂の水は、薄茶色になるし、

水源に動物の死骸などがあったら、サイアクなコトになるなぁ、と思っていたものです。

 

 山国(低山がおおく)で、キレイな支流もおおいこのあたりは、

「さぞ、水がうまかろう?」と遠方の友人にきかれます。

しかし、四万十川沿いのあさい地下からくみ上げた簡易水道水(塩素消毒ずみ)は、

うーん・・・とりあえずのめるだけでもマシか・・・といったレベルです。

でも、道沿いの山肌にとりつけられたパイプから流れてくる水や沢水は、

低いながらも山中を流れてきた水なので、なかなかイケてるように感じます。特に春さきの水が。

(やはり水は、高く深い山の中を時間をかけて流れてきたほうがおいしい。神戸、富士宮 バンクーバーなど。

しかし、そんな水のうまさについてかたっている僕は、

なんせ「違いのわからないオトコ」なので、信憑性はかなり低いのですが・・・)。

 

 キョ―ボーな真夏の午後の太陽に焼かれた家の中は、まるでサウナ・・・。水風呂につかって本を読む。

そのあと、すっぱだかでベランダにでて、南風にふかれながら、ガチガチに氷をつめたグラスの水をのんだ。

(こんなコトができるのが、ヘキチ暮らしのイイところですね)。

キリリと冷えた水が、乾いたカラダとココロに、しみこんでいきました。

 僕が、冷たい水のありがたさを肌で知ったのは、熱風大陸(オーストラリア)のソロバイク旅だ。

期間限定公開終了。続きはカテゴリー「レター&旅雑文」でご覧ください


四万十の気持イイ真夏は、水のなかに

2024-07-19 | 四万十川 夏

 最高気温35、6度。晴れ。

 

【速報】四国地方が梅雨明け | 高知新聞

梅雨明けした空に映えるヒマワリ(19日、香南市野市町西野) 高松地方気象台は19日、四国地方が梅雨明けしたとみられると発表した。平年と比べて2日遅く、昨年より3...

 

太陽はギラギラ、空気はムシムシ、セミはジュワジュワ。

シーズン・イン・ザ・サン!!四万十に、オニ暑な真夏がやってきました。

「バシャバシャ川遊び」もユカイな真夏が。

 

「四万十のサイコーに気持イイ真夏は、キレイな水のなかにある」

カヌーだけでなく、川遊びもたのしめる真夏のアークツアー。

・水のキレイな支流で、シュノーケリング&手長エビさがし。

・沈下橋からとびこむ・カヌーで沈する・パドルで水のかけあいっこ。

・ライフジャケットで、透明度よい支流をプカプカとながれる。などなど。

 

最高気温35度オーバー。川面の水温30度。

真夏の四万十川は、カヌーで下るだけじゃぁもったいない。ぜひ!


南の川から(気まぐれダイアリー)7月17日

2024-07-17 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

おはようございます。四万十は、晴れ。

ひさしぶりの陽ざしのまぶしさに、目をほそめる朝です。やっほう。

大橋へ。フワフワと綿飴のような雲がながれる水色の空のしたで、

笹色の川がゆったりとながれています(水位は、平水+90センチ。川登)。

速足であるき汗ばんだカラダに、橋をわたる川風がなんとも心地よい。

シャワシャワ。風にのって、にぎやかなセミの鳴き声が聞えてきます。

季節のBGMは、鳥の歌からセミの合唱へ。

ふぅ~。うつくしい川景色をながめながら、おいしい空気を胸いっぱいに吸いこんで、さぁ、今日もスタートです。

今日の最低気温は、24、1度。

 

 最高気温35、0度。午後も晴れ。

ジリジリと照りつける真夏の強い陽ざしに、

洗濯した厚手のマットも、ザブザブと水を浴びた僕のカラダも、みるみる乾いてゆきます。

ガーシ、ガーシ!目の前の木にとまったセミが、

ドーダ、ドーダ!といわんばかりに全力で鳴いてます。うるさいの、なんの。

眼下の庭では、おおぶりな白い花が咲きはじめています。テッポウユリです。

 

ギラギラ太陽、岩のような白い雲、なまぬるい南風、もわんと蒸した熱い空気、セミの合唱、夏の花。

ついに、いよいよ、南国の川は、シーズン・イン・ザ・サン!

バシャバシャ川遊びもユカイな太陽の季節がやってきました。

(四国の正式な梅雨明け宣言は、明日か明後日となりそうですが)

さて、7月は21日(日)が満月(バック・ムーン)です。

流域の人口が少ない四万十川。

その川原は、家灯りや外灯などの明かりの影響がちいさく、夜がしっかりと暗く、月本来の明るさを体感できます。

そんな、月や星を見るにもよい川原で、

焚き火にあたり、お酒でも飲みながら、バック・ムーンをのんびりながめるのも、またヨロシです。

ごろごろ石の川原では、コットを使うとカイテキですよ。

♪きれいな月だよ出ておいでよ 今夜も二人で歩かないか♪

よい月が見える夜に、家にいるのは、すこしもったいないような気分になります。

そして時に月は、ムーンライト・マジックで僕らを別世界につれていってくれます。

 

四万十川で。

月夜の川にカヌーをすべらせ、ムーンライトながれる水面にこぎだす。

月光に、蒼白く照らされた川原。シルエットになった低い山々。

聞こえてくるのは、鳥と獣の声、風と瀬の歌、パドルの音。なんて魅惑的な、ムーンライト・カヌー。

月の岸辺にあがり、シングルモルトウイスキーをいっぱいやれば、思わず月に吠えたくなる。

 

熱風大陸で。

月夜のアウトバックでバイクにまたがり、ムーンライトつくる月大陸を走る。

月光に、白々とだまりこむ土獏。シルエットになった灌木。

聞こえてくるのは、愛車の鼓動、風をきる音。なんて幻想的な、ムーンライト・ライド。

月の丘にのぼり、ビールをいっぱいやれば、思わず笑うオトコに吠えたくなる。

*豪州では、月の模様は「笑う男」と呼ばれている。

 

冬のスキー場で(冬山にこもっている時)。

月夜の山にスキーをすべらせ、ムーンライトてらす(クローズされた)ゲレンデをくだる。

月光に、ほの白くひかる雪面。シルエットになった森と山々。

聞こえてくるのは、スキーのすべる音、風をきる音。なんて夢幻的な、ムーンライト・スキー。

月の急斜にすわり、ワインをいっぱいやれば、思わず月に吠えたくなる。

 

ムーンライト・マジック。

しばし憂き世をわすれて、別世界にうたかたの旅をするのも、またオツなものですね。

 

「あなたは、ごきげんよろしいほで、けつこです。

21日、つきあかりのかわをかぬーでくだります。

おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい」。さのねこ拝


南の川から(気まぐれダイアリー)7月15日

2024-07-15 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、今日も雨(3日目)。

シトシト小雨が降る海の日の朝です。じとじと。

ダラダラと降ったり止んだりの長雨に、ココロが雨漏りしそうな朝は、

ラジオを消し、ベランダで胡坐を組み、何も考えずに、何度も大きく深呼吸してスタートです。ふぅ~。

今日の最低気温は、23、5度。

四万十川の水位は、平水+1メーター(川登→)。カヌーで長距離をくだるには、悪くない水量です。

 

 最高気温27、8度。午後は、雨ときどき曇り。

降ったり、止んだりの雨にとまどうように、セミも、鳴いたり、鳴きやんだり。

「そろそろ止まないかなぁ・・・」。夕方、グレーの雨空をながめていると、

ん?前にもおなじようなキブンで夏の雨空をながめていたコトがあったな、と思う。

記憶をたどる。「ああそうか、初めて四万十を旅した夏だ」と思いだした。

 

四万十旅日記より

「今日も夏の雨やまず。

雨にとじこめられて4日目。沈下橋の川原のテントのなかは、カビが生えそう。パンツにも。

もっと青空を!光りを!

テント前にはった小さなタープのしたで、雨音をBGMに、ウイスキーをなめ、本を読む。

目のまえの四万十川は、笹色の水がザァザァと音をたて、足早に流れている。

 

読書にあきれば、銀マットにうつぶせになり、短パンとTシャツをめくり、火をつけた灸を腰のつぼにON。

「せんねん灸」。かんたんセルフお灸は、軽い腰痛もちの旅人には欠かせない一品だ。

あうっ!最後にやってくる、痛いような熱さがナントモタマラナイ。

同時に5個ぐらいで一気に攻めたいところだが、1人では2個すえるのがせいぜいだ。

今回は、レギュラーを使用。次回は、よりハードな「にんにく」ってヤツにチャレンジして、もだえ苦しもう。

 

お灸をすえると、ほんの少し腰がラクになった。マットのうえで胡坐を組んだ。

そして、タープからしたたり落ちる雨粒をながめながら思った。

いったいここでナニしてんだろ・・・。そもそもナンデ旅なんかしているんだろ・・・と。

でも、うつむいていても腹はへる。もう、考えるのはやめよう、バカは死んでもなおらないのだ。

さぁ、魚肉ソーセージ入りのサッポロ一番でもつくろう。明日は晴れるとイイな。カヌーで川をくだりたいな」

 

あの時は川原のテントのなかから、今は(四万十の)借家のベランダから、旅の途中の青空をさがしている。


南の川から(気まぐれダイアリー)7月11日

2024-07-11 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

おはようございます。四万十は、雨。

シトシトときどきザァザァと、ひさしぶりにややまとまった雨が降ってます。

(上流の雨量が多いところの累加雨量は、60~70㍉ほど)。

もっと雨を!川を洗うほどの雨を!

青葉雨の朝の空気は、少しすずしく(湿気はおおいけど)。

ひさしぶりにTシャツを着た裸族は、ベランダにでて、あたたかいコーヒーを片手に、雨空をながめました。

「雨のウェンズデイー」を大きな音でかけ、今朝にジャストな曲だなぁ、とひたりつつ。

そして部屋にもどり、ふとカレンダーをみれば、

あらっ、今日は木曜日。「雨のサーズデイ」ではあーりませんか・・・。♪wow wow Thursday~♪

どこかズレている、毎日がサンデーなノーテンキガイドなのでした。

今日の最低気温は、23、9度。

 

 最高気温27、3度。

午後は、シトシト雨が降ったり、止んだり。

16:00現在。四万十川の水位は、平水+1、7メーター(川登)↑

 

さて、6月初句に梅雨入りした四万十も、7月半ば(来週中頃)には、梅雨明けしそうです。

ギラギラ太陽とセミ時雨のほんかくてきな真夏が、南国の川にやってくるのです。

南国土佐の真夏の陽ざしは、キョ―ボーです。

以前、真夏のツアーに参加した、タンクトップすがたの威勢のいいお兄さんに、

「その恰好では、ツアーおわりには、日焼け肌というよりヤケド肌となって、

今夜は、痛くてフロに入れないよ。日焼け止めのクリームもぬってないようだし」とさのがいうと、

「大丈夫っす!思いっきし焼きたいっす!ナツ感じたいっす!」とお兄さんがいうので、そのままに。

 

そして夕方。彼のムキダシの腕は、あんのじょう黒くでなく、赤く腫れたようになってました。

きっと今夜、彼はフロに浸かった瞬間もだえ苦しんだであろう。

「だめだ!思いっきし痛いっす!」と。

過去にやらかしたコトがあるさのには、痛いほどよくわかるのでした。

 

真夏のツアーに参加される皆さん。日焼けはNGの皆さん。

・できるだけ肌が露出しない服装で(速乾性の生地がベター。長袖シャツ&短パンにレギンスなど)。

・日焼け止めクリーム・帽子・サングラスなど、くれぐれも紫外線対策をおわすれなく。

*真夏でもレインウェアは必携です(簡易雨合羽でもOK)。忘れた方は、こちらが用意する簡易雨合羽で。


南の川から(気まぐれダイアリー)7月10日

2024-07-10 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

 おはようございます。四万十は、曇り。

「今朝はちょっとラクやねぇ」「そろそろ雨が降ってほしいっすねぇ」

厚ぼったい灰色の雲に閉ざされた空のした、

そんなアイサツを、沈下橋のうえで、朝の散歩中のおばちゃんとかわしました。

 

足元の川は、このところ続いた猛暑にやせて、ながれが(より)遅くなってます。

水の透明度が、いまいちよくないのがザンネンですが、

ゴブゴブ、ザァザァ。鳥の歌にまじって聞こえてくる、小さな瀬音がココロを涼やかにしてくれます。

 

天気予報をみると、明日いこうもしばらくは、傘マークが続いてます。

どうやら、このところ続いたひどい暑さも、よーやくひとだんらくのようです。ほっ。

そうだ、まだ、梅雨は明けてないのだった・・・。

 

  最高気温30、3度。午後は、曇り一時雨。

「うーん、まだ持つかな?」

ジョギングシューズをはいた僕は、路上から空をみあげて思いました。

どよんとした鉛色の雲が、つぎつぎにながれこむ低い空は、いまにもなきだしそうです。

エイヤ!と走りだし(といってもノロノロと)、田畑をぬけ、大橋をわたり、岸辺の細道へ。

細道では、2羽のコジュケイ、野ネズミ、

かんたろう(シーボルトミミズ)、クチメ(マムシ)イタチの姿をみるコトができました。

人よりも生き物との出会いのほうがおおい、過疎の川のほとりの暮らしです。

*庭先にツガニが!ある秋の日に。

 

沈下橋で折りかえす、とポツポツと雨が。おっ、持たなかったか・・・。

すかさず雨は、ザァザァと本降りに。たっぷりと汗をかいたカラダに、7月の雨がなんとも気持E!

いやっふう!思わず声があがったのでした。

 

しかし、気持ちよかったのは、最初だけ。

家まであと30分。ずぶ濡れのカラダは、ズンズンと冷えてゆき、そして僕は、梅雨の雨にフルエル。

過ぎたるは猶及ばざるが如し、ですね(使いかたあってない?)。

 

そしてそれは、夏の雨天時にカヌーを漕ぐときにもおなじコトがいえます。

「半日ていどなら、Tシャツ姿でズブ濡れて漕いでも、へっちゃらだろう」

真夏の雨はあたたかく、気温も川の水温もたかいので、そう思っている方もいるかと思います。

でも、それは大きなマチガイです。若い体力自慢のヤングマンでも、

30分も濡れネズミで漕げば、寒さにブルブルとふるえるように。さらに冷えれば低体温症になるコトも。

(まぁ、沈してしまえば、レインウェアを着てても、ズブ濡れちゃいますが。それでも)。

 

海、山、川、自然のフィールドで遊ぶときは、レインウェアは必携です。

晴れていても、天候の急変にそなえて、ザックなかには、つねにレインウェアをいれておきましょうね。

 

「雨の日は外にでて、雨に顔を打たせながら、海から空、

そして地上へと姿をかえていく、ひとしずくの水の長い旅路に思いをめぐらせることもできるでしょう」R・カーソン

夏は、野外で雨を感じるのによいシーズン。

雨の日のカヌーは (晴天時とはまたちがう)新しい視点を僕らにあたえてくれます。


Boys Of Summer 2014

2024-07-07 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「Boys Of  Summer 2014」梅雨時期のツアーレポート再掲です

 7月5日。

 梅雨晴れの空のした、目の前の四万十川は、水量が多くサァサァと速く流れています。

いつもより速く流れる川。

カヤックは、あまりパドルで漕がなくても(トロ場でも)スイスイと下れてしまいます。

今日のツアーも、ロングコースで、GO!

 

 川の水位は、平水+1メーター。笹濁り。北西の風やや強し(カヤックには追い風)。

最高気温27、0度。川面の水温は21度くらいかな?(水温計をなくした・・・)。

 みごと、梅雨晴れのカードをひいた5人の元ボーイズは、

パドルで水をかけあい、沈下橋からとびこみ、夏の四万十川と全身で親しみました。

そして、少し陽に焼けた顔には、少年のような笑顔がうかびました。

「夏は単なる季節ではない。それは心の状態だ」*波乗り映画の中の、ナレーターのセリフ。

 また四万十に遊びに来てくださいね。


南の川から(気まぐれダイアリー)7月5日

2024-07-05 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  おはようございます。四万十は、快晴。

沈下橋からみあげる早朝の空は、スカッと晴れわたり、雲ひとつみえません。

日陰の川は、水面をわたる北よりの風が心地よい。

橋のうえで、ぼけっと風に吹かれていると、日向(暑い)が、じわじわとせめて(侵食して)きます。

「うーむ、あいかわらず地球はじっくりとまわっているのだなぁ」

暑い陽ざしに、おいたてられるように朝の川をあとにしたのでした。

今日の最低気温は、23、5度。

(やや水位が高く笹濁っていた)四万十川は、このところ続く梅雨晴れで、

水位がグングンと下がり、ほぼ平水に。水の透明度もかなりよくなってきました。

 

 最高気温36、7度。午後も晴れ。

お腹をひっこめねば・・・。川沿いの細道を、1時間ほどヨタヨタとゆっくり走りました。

岸辺の林をぬうように走る小道は、日陰を吹きぬける川風がたいへん心地よい。

頭上からは、ジュワジュワとセミの大合唱が、足元からは、ザァザァと瀬音が、聞えてきます。

林をぬけ日なたの炎暑の道にでれば、まばゆい陽光にきらめく緑のなか、オニユリの花がむかえてくれました。

ザブーン!走りおえれば、川に飛びこんで、夏空に目をほそめながら、風に吹かれました。

明夜(6日)は、新月です。

人少なく、灯り少ない四万十川の川原は、星を見るにもよいところ。

コットに寝転び、お酒でも片手に、のんびり夏の星空をながめてみてはいかが。

天の川もバッチリみえるし、ときには流れ星も。

♪流れ星 流れ星 すぐに消えちゃう君が好きで♪

 

そして、明後日(7日)は、七夕ですね。

7日の予報は、晴れ。1日おくれの新月の夜は、美しい星空がみえるコトでしょう。

「○○さま 7月5日。

あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。

あさってのよる、あまのがわうかぶほしのしまんとがわを、かぬーでくだります。

うちゅうじかんをどんぶらこ。ながれぼしにねがいをかけましょう。

どうぞ、おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい」

さのねこ拝

 

 


南の川から(気まぐれダイアリー)7月4日

2024-07-04 | ・最新のお知らせ・イベントなど

 おはようございます。四万十は、快晴。

川へ。こよなく晴れた青空に、

やる気マンマンの太陽が顔をだせば、朝っぱらの川原は、おー暑い!風もないし・・・。

川に足をつけて、冷えた缶コーヒー片手に、朝涼みです。すこし冷たい川の水が心地よい。

(それにしても、自販機の缶コーヒーもずいぶん高くなったなぁ)。

 

家にもどり、頭から水をあび、さぁ、朝メシにすっかと、

(出かける前にスイッチをいれた)炊飯器をあければ、そこにはいつもと違う光景が・・・。

そうです。炊飯スイッチをONにしたつもりが、間違えて保温ボタンを押していたのでした。

とほほ。じっと夏空をみあげる。

今日の最低気温は、23、5度。

 

 最高気温34、7度。午後も晴れ。

「いよいよ暑うなった、カラダにこたえるねぇ~」

「ほんまやねぇ。おばちゃんも熱中症にならんよう、気をつけたや」

散歩中、顔見知りのおばちゃんとバッタリ顔をあわせた僕は、そんなアイサツを交わしました。

 

サウナのような夏、裸族の夏、汗だくの夏、水浴びの夏、麦茶の夏。

(毎日大量に飲む麦茶が安いのは、助かりますなぁ)

クーラーも扇風機も持たない我が夏の暮らしは、自然の風が、水(雨)がたよりです。

皆さんも、猛暑に体調を崩さぬよう、くれぐれもお気をつけくださいね。

さて、この夏は四万十川で、キャンプ&外遊びをする予定の方もたくさんいると思います。

川原やオートキャンプ場などを利用し、

キャンプ&外遊びするときの・よいところ・気をつけたいところ、をいくつか紹介します。

 

よいところ。

・水質がよい豊かな川の自然を、全身で感じるコトができる。

・キレイな星空や月が見える(人が少なく、人口の灯りが少ない)。

・カヌーや川遊びなどのアクティビティが手軽に楽しめる。汗をかいたらすぐに川に飛びこめる。

・空気がうまい。冷たいビールがうまい。川の幸がうまい。

・カブト、クワガタ、蝶などの昆虫採取もオモシロイ(自販機の灯りは、ライトトラップ)。

・他人との距離がとおく、静けさのなかですごせる(川原キャンプ)。

・川景色がよい(川原キャンプ)。無料である(川原キャンプ)

*ごろた石の川原でキャンプするときは(寝るときは)、コットを使うとカイテキですよ。

 

気をつけたいところ。

・天候の急変。大雨による川の増水(雷やゲリラ豪雨。高知は台風の被害が多い。川の中州のキャンプはNG)。

*大雨時は、ダムの放流があります(家地川ダム、津賀ダム。放流量は、0120275430で)。

・強風対策(川は風の通り道。夏は南寄りの強い風が吹きます。テントやタープはがっちり固定を)。

・紫外線対策、暑さ対策(とても陽ざしが強く、とても暑い。過去最高気温41度)。

・虫対策(蚊やアブ。川辺はカゲロウ、カワゲラなど川虫の成虫も灯りめがけて飛んできます)。

・雨対策(真夏の雨でも、合羽を着ずに1時間も濡れてると、とても冷えます。合羽は必須)。

・川遊びをする場所と装備(瀬や深い淵はフクザツな流れも多いです。浮具、ライフ・ジャケットは必須)。


南の川から(気まぐれダイアリー)7月2日

2024-07-02 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

  おはようございます。四万十は、晴れ。

ひさしぶりの朝日が、目にまぶしく肌に暑い朝です(朝からバッチリ晴れのは11日ぶり)。やっほう!

沈下橋へ。

長く雨が降りつづいた川は、いつもより水位が少し高く、ウグイス色の水が少し速く流れてます。

(四万十川の水位は、平水+1、2メーター。川登)

鳥の歌と虫の音にみちた岸辺。耳をすますと、じーっ、じーっと小さなセミの声も。

 

「夏は、太陽が見えたらもう暑い。陽の下にいたら、焼けるくらいや思うくらいのときもある。

けど、風があったら、水のニキ(すぐそば)がいちばん涼しいけん。

やっぱり川で遊ぶんがいちばんええじゃろ」野村春松 

 

それにしても(風がない夏の朝は)蒸し暑い・・・。

ザブザブ。水浴びをして今日をスタートする裸族です。あっ、洗濯もしなくちゃ。

と、ここまで書き終えて、ふと外をみれば、空は、雲ってシマウマ。哀号・・・。

今日の最低気温は、24、5度。

 

 

四万十市花火、初の有料指定席7/2発売 混雑回避や運営費確保へ 8/31開催、一部駐車場も | 高知新聞

四万十市の夏の終わりを彩った昨年の納涼花火大会。今年は赤鉄橋たもとの観覧エリアに有料席が設けられる 四万十市の四万十川河川敷で8月31日に開かれる第20回しまん...

 

 

 最高気温33、2度。午後は、曇りときどき晴れ。

薄雲ひろがる空から、ときどき真夏の太陽が顔をみせます。

スカッと晴れない夏空。空気は、ジメジメ、ムシムシ。

湿ってあつい空気が、ねちゃねちゃと肌にまとわりついて、いやはやなんとも鬱陶しい 。

「サウナのような真夏」が、四万十にやってきたのです。

「バシャバシャ川遊び」も気持ちE!真夏が。

(まだ、梅雨明け宣言はありませんが、明日以降の予報も晴れマークが続くということで。フライングで)

 

「四万十のサイコーに気持イイ真夏は、キレイな水のなかにある」

カヌーだけでなく、川遊びも楽しめる真夏のアークツアー。

水の透明度よい支流で、シュノーケルセットを使って、水の中をのぞけば、そこは天然の水族館。

アユ、イダ(ウグイ)、ゴリ、オイカワ、カワムツ、カマツカ、ツガニ、手長エビなど、

川をながれながら、いろいろな種類の水の生き物たちを見るコトができます。

・R1A(1日Aコース)。コース途中の支流目黒川で、シュノーケリング&ランチタイム

*シュノーケルセットは、こちらでも用意しますが、

自分専用のものがあれば、ぜひご持参くださいね(特に子どもたちは。度付きはなし)。

そして、数ある支流のなかでも、水の透明度がもっともよい、

といわれる黒尊川での川遊びは、なんともソーカイ!ツーカイ!です。

*真夏アークツアーでは、黒尊川で川遊びができるツアーもご用意しています。

・R1B(1日Bコース)午前:四万十川カヌー 午後:黒尊ぷかぷかシュノーケリング

・RSK(半日) 黒尊ぷかぷかシュノーケリング

 

四万十のサイコーに気持イイ真夏は、キレイな水のなかにある。

真夏の四万十川は、カヌーを漕ぐだけでは、もったいありません。

この夏は、老いも若きも川ガキになって

(画面越しでは感じられない) リアルなウオーターワールドを体験してみませんか?