アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

2月26日(日)のつぶやき

2023-02-26 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、快晴。

キンと冷えた空気のさむい朝です(霜がおりた)。ぷるる・・。

川へ。朝の川は、晴れ渡った寒空の下を、青い水面を見せてゆっくりとながれています。

まだ、冬ブルーの空と川。

でも、ときおりさえずるウグイスが、もうすぐ春ですよ!と告げてます。

菜花も凍えてます。今日の最低気温は、-0、8度。

 

 最高気温12、1度。午後も快晴。風冷たし。

朝。川見をすませたあと、朝メシをつくりはじめましたが、

どうも頭が重く、鼻水もズルズルで体調がすぐれません。(花粉症です)

いまひとつ食欲がわかないので、朝メシはやめて、のり弁を作成することに。

弁当箱(保温タイプ)の中身は、海苔2段重ねのゴハンの上に、ふりかけをかけて。

おかずは、めっちゃ甘いたまご焼き(好物なのだ)に、ウインナー小松菜炒め。ぷちトマトをそえて。

昼。野ばらのメロディーが村中に鳴りひびけば、弁当をもって川へGO。

風表の川原は、陽ざしがたっぷりなものの、

ぴーぷー北風がさむいのでやめて、風裏の岸辺の小さな日だまりにゆく。

 

日だまりは、背のひくい緑の草むらで、そこに腰をおろして弁当をひろげました。

すこしはなれたところに、7部咲きの梅の花。

頭のうえでは、ツーピーツーピーとシジュウカラが鳴き、

緑の草むらは、紫、白、青色の花(ホトケノザ、タンポポ、イヌノフグリ)にいろどられています。

 

もう春がきたかのようなポカポカ陽ざしのなか、

浅き春の景色と鳥の歌をききながらのお昼ごはんは、いわゆるひとつの小確幸ってヤツです。

だ・け・ど、いいことばかりはありゃしない。

うしし、と弁当箱を開けて、ゴハンをひとくち食べて、つづけてたまご焼きを口にいれると、

ん?めっちゃしょっぱい(醤油もかかっている)。げっ、思わず天をあおぐ。 オーマイガー !

なんてこった、塩と砂糖をまちがえたか。哀号。それは、いわゆるひとつの小不幸・・・。

 

ヨロコビとカナシミが入りまじったごはんを食べおえて、ぼんやり麦茶をのんでいると、

目の前の道路を、イタチがバーカ!と言って(言ったように見えた)早足で横切っていきました。

 

来週は、もう3月。南国の川には、外ごはんも楽しい季節がやってきます。

カヌーに美味しいものをこじゃんと積んで、春の川にリバーピクニックにでかけませんか。


2月24日(金)のつぶやき

2023-02-24 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、雨。

2日連続のシトシト雨が、涸れ色の早春の山を、大地を冷たく潤しています。

ダウンの上下を着て、コーヒー片手にグレーの空をながめる僕の耳に聞こえてくるのは、

小さな雨音と控えめな鳥の声だけ。ひやい。

でも、もうすぐ春。今は、この寒さをしっかりと楽しんでおこう。

今日の最低気温は、6、9度。

 

  最高気温9、6度。午後は、雨のちくもり。

「晴れた日は晴れを愛し、雨の日は雨を愛す。

楽しみあるところに楽しみ楽しみなきところに楽しむ」吉川英治 

雨を楽しみ感じるためには、

雨の日をキャンプで過ごすのも、またよろし、です(大雨。設営&撤収時を除く)。

 

以下、ある春の四国バイク旅。四万十川の川原で、沈没キャンプをしていたときの日記から。

「未明からシトシト雨。今朝は、フライシートを叩く雨音で目がさめた。ひさしぶりの雨だ。

今日は(今日も)旅立てないなぁ。雨だからしょうがないもんね。とほっとしているジブンがいる。

だらけきっているのだ(まだ、沈没してられるのだ)。

雨音をBGMに、ほかほかシュラフのなかで、ふたたびフネを漕ぎはじめた。

 

南国の春だけど、雨の日の朝は、おもいのほか肌寒い。

テントの入り口から外に手をのばし、ストーブに点火し湯を沸かし、

ホットウイスキーを作り舐めつつ、チーズとパンをかじり、四万十川について書かれた本を読む。現場読みだ。

読書にあきれば、ヒルネをし、カラダがうずけば、テントから這いでて、

タープの下で、熱いコーヒーを飲みながら、雨音とカジカガエルの歌に聞きいった。

目前の春の川は、笹濁りの水がゆっくりとながれている。沈下橋の岸辺には、菜花の黄色があざやかだ。

そして思った。雨にけぶった春の川景色も、わるくない、まったくわるくない、と。

ややザンネンなのは、焚き火ができないコト。

 

夕方になると、雨がやんで晴れてきた。

西の空に青空がみえはじめた川原で、魚肉ソーセージ入りのサッポロ一番をすすっていると、

少しとおくの山すそに、虹がかかっているのが見えた。わおっ。

「虹を見たかったら、雨も我慢しなくっちゃね」

そんなコトバを思いだした僕は、雨を(我慢するのではなく)楽しめ感じられたし、

明日晴れて、(この雨で)水量がよくなった川を、カヌーでくだれたらサイコーじゃん!と思った」


2月21日(火)のつぶやき

2023-02-21 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、快晴。

ホ~ケキョ!今朝は、ウグイス(春告げ鳥)のさえずりが聞こえました。初聞きです。やっほう。

川へ。風がない川は(ひさしぶりに)のっぺらとした水面を見せています。

チョットコーイ!岸辺でコジュケイが呼びました。イカナイモンネ。

春の恋の歌にココロうきたつ朝です。今日の最低気温は、2、2度。

 

 最高気温11、2度。午後も晴れ。

春告げ鳥の初鳴きに、春のおとずれを感じココロがうきたてば、町に買い出しに行く予定は延期に。

ベランダに広げたコットの上で、ぽけっと空を見たり、

本を読んだり、ゴロゴロしながら、ひとあしはやい春に身をさらしました。

ときおり、ぴゅっと吹きこんでくる風が、真冬のように冷たいけど。

 

(初鳴きにあがっているのか)ときどき音をはずすウグイスと

シジュカラが、「ぬくい春がやってきたぜよ!」と恋を歌う庭で、

コンコンコン、コゲラが、アラカシの幹をつついてます。んーラブリー。

眼下の冬枯れの庭では、ホトケノザ、イヌノフグリ、タンポポの花が、風に小さくふるえてます。

「高知の春は短い」といわれます。

サクラの花が散り(平年の開花日は、3月22日)、4月初旬をすぎれば、陽ざしはもう初夏の強さに。

芽吹いた草木の緑も、グングン成長し色が深くなり、

生き物たちの鳴き声がいっそうニギヤカになり、あたたかな南風が吹く日もふえてきます。

ぼやぼやしてたら、あっという間に春がおわってしまうのです。

そんな短い高知の春を(春らしい春を)楽しみたいのなら、これから3月いっぱい(ころ)までがおススメです。

 

山、川、海。高知は、まだ豊かな自然がのこっているところ。人は親切だし、ごはんも美味いし。

寒い冬のくらしにくたびれたなら、人と人との距離が近すぎる都会を、ネットをはなれて、

春いっぱいの南国土佐の自然に遊んで、身も心もリフレッシュしませんか。

 

「人生をちょこっと休みたいな、思うたら、ここへ来たらええよ。自然のもんのいろんな姿が見える。

自然のもんは長いこと見よっても、飽きることがないけん。

いろんなことがじこじこわかるいうことは、元気の素にもなるけん」野村春松

 

買い出しにいかなかったので(遊んでしまったので)、冷蔵庫はスカスカ。うーむ・・・。

(最寄りの町のスーパーまで車で所要25分ほど。村には食堂などナッシング。

DIY(Do It Yourself)が、生活全般にもとめられる、僻地の川のほとりの暮らしです)。

 

こんなときは、冷蔵庫の残りものでカンタンに(いつもか・・・)。

・冷奴をつまみに、ぬる燗で一杯、二杯。

・冷凍うどん、冷凍小エビ、天かす、ちくわ、たまご、長ネギを使った、テキトー鍋焼きウドン。

そして、ウドンで体がぬくもったら、庭にでて、春の星空をながめますか。ウイスキ―を飲みながら。


2月20日(月)のつぶやき

2023-02-20 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

(昨日、春一番が吹いた)朝の川は、まだ時々強い風が吹いてます。

風は、真冬のようにひやいけど、陽ざしには、春のきざしを感じさせるぬくさがあります。

気持イイなぁ、と水辺でぼんやりとコーヒーを飲んでいると、あらっ、もう9時・・・。

今日ものんびりいこう。今日の最低気温は、7、8度。

 

ブンタンの季節です。*2014年撮影

 

 最高気温13、0度。晴れ。風さわがしい午後です。花粉もよく飛んでます。哀号。

今夜は、新月ですね。

人少なく灯り少ない四万十川の川原は、星を見るにもよいところ。

焚き火にあたりお酒でも飲みながら、のんびり早春の星空をながめてみてはいかが。

ごろた石の川原キャンプは、コットを使うとカイテキですよ。

♪流れ星 流れ星 すぐに消えちゃう君が好きで♪

流れ星を見つけるコツは、星空の一点を集中して見ずに、夜空全体をぼんやりとながめること、だそうです。

「早春の 夜空にひとつ 星ながれ」

 

*西土佐地域(江川崎、口屋内村など)は、「星空の街」に認定されてます。

江川崎には、小さな天文台があり(4mの観測ドーム、直径36cmの反射望遠鏡)、

専門員による星空観察(要予約)もおこなってます。ギャラリー|四万十天文台

 

星を見るときは、足元にも気をつけたいものです。

山頂、土獏、海上、これまでいろんな旅の夜に、ステキな星空を(月空)をながめてきましたが、

一歩まちがえれば、星を見てた自分が、星になっていたかも、ということが何度かあります。

 

そのひとつは、ある晩秋の夜。

我が家の対岸にある知人宅で開かれたワインパーティに参加した(新酒がメイン)ときの帰り道でのコト。

ヌーボーは、軽くのどごしがいい。つまみは、炙ったイカでいい。

調子にのった僕は、注がれるままガバガバとワインを飲んだ。

やがて、パーティがお開きになるころには、酩酊。べろんべろんに。バカなのだ・・・。

 

帰路。チドリ足でフラフラと沈下橋をわたる、と頭上にまたたく無数の星の饗宴に目をうばわれた。

わおっ、なんてキレイな・・・。夜空の宝石箱や~。

沈下橋のふちにこしかけて星を見はじめた僕は、やがてゴロリとあおむけに。

そして、そのまま夢のなかに、フネを漕ぎはじめた。

 

さぶっ!しばらくしてヒエヒエ夜風に目がさめた。すぐ足元は、凍るように冷たい冬の川。

ずいぶんアブナイところで寝てしまったのだ。そして思った。

ああ、落ちてたら、(四万十川ではなく)三途の川をわたり、お星さまになっちまうところだった、と。

皆さんも、星を見るときは、くれぐれも足元にお気をつけを。


2月15日(水)のつぶやき

2023-02-15 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

おーひやい・・・。

庭も車も(霜に)うっすら白く染まった今朝は、真冬のような寒さです。

川へ。うーひやい・・・。

川風も真冬の冷たさです。急速冷蔵プレイにフリーズ。

早春の畦に咲いたイヌノフグリの花も小さくふるえてました。

今日の最低気温は、-1、5度。

 

 最高気温10、1度。午後も晴れ。

風表は、北風がピューピューとひやいけど、風裏は、陽ざしがポカポカとぬくい。

冬と春、2つの季節がいりまじる早春の川べです。

 

ベランダ(風裏)の椅子に腰掛け、コーヒー片手に本を開きました。

「鳥の渡り、潮の満ち干、春を待つ固い蕾のなかには、

それ自体の美しさと同時に、象徴的な美と神秘がかくされています。

自然がくりかえすリフレイン ―夜の次に朝がきて、冬が去れば春になるという確かさ― のなかには、

かぎりなくわたしたちをいやしてくれるなにかがあるのです」。センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソン

 

本をとじ、白みがかった青空と冬枯れの庭をぼおっとながめれば、

カタカタと風にふるえるハダカ(冬芽)の枝々を、鳥たちがニギヤカに鳴きながら飛びまわってます。

ウグイスが初鳴くかな?としばらく耳をすませてみましたが、まだ鳴かず・・・。ん、ザンネンです。

 

少し遠くに見えるスギ林は、たっぷりとたくわえた花粉を放出準備完了、といったようす・・・。

(花粉症のワタクシは)やれやれ、また花粉に苦しむ季節がやってくるのか、と気分はブルーに。

ヨロコビとカナシミ、2つの思いが入りまじる春の川辺です。

 

夕方。早春の庭にさしこんだ西日に、ツバキの赤があざやかに輝いていたので、おもわず、パチリ。


2月10日(金)のつぶやき

2023-02-10 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、雨。

シトシトときどきザァザァと降ってます。

短い周期で雨が降るようになってきて、南国の川は春近し、と感じます。

今日の最低気温は、6、5度。*画像は、6月撮影。

 

 最高気温12、1度。午後は、曇り。

遅い午後に雨があがると、西の空は少しずつ明るくなっていきました。

ベランダから晴れゆく夕空をボケっとながめながら思う。

(このところ)ちょくちょく雨が降るようになってきたなぁ。冬がおわってゆくのだな、と。

 

南国の川の2月中旬~3月初旬は、さりゆく冬とおとずれる春がゆきあいます。

菜の花が凍りつき、冷たい雨にサクラの蕾もふるえる冬の出戻りのような日があれば、

あたたかな春一番(南風)が、ゴウゴウと川をふきぬけて、冬枯れの岸辺を大きくゆさぶる日もあります。

 

川べの梅の花が見ごろになると、冬の冷たい川の水も(最低水温は6度ほど)

じこじこぬるみはじめ、カジカ(蛙)が初鳴き、アユの稚魚やゴリが集団で(海から)川をのぼりはじめます。

南風も吹きはじめた川原では、ヤナギ(春告げ木)が芽吹き、

モクレンの白い花があざやかな庭先では、シジュウカラ、ウグイスがにぎやかにさえずります。

鋤きかえされた田では、カエルたちの今シーズンの合唱が開幕に。ゲコゲコ。

 

そんな、春のきざしを五感で感じれば、

冬にこわばったカラダもゆるんで、自然に気持も明るく軽くなってゆきます。

ひと足はやい春を、四万十で味わってみませんか。あなたも。

 

「こんころになると、体のほうもなんとのうやわらくなったような気がしてきよる。

ここいらは足摺岬に流れてきよる黒潮のおかげで、高知市よりは2度ほど温いけんど、

それでも、冬はそれなりに冷いけんね。知らん間に力が入っちょる。それが解けてくるんが、春よ」野村春松


2月8日(水)のつぶやき

2023-02-08 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

「2月は光りの春」。

雨あがりの川に吹く北風は、頬にひんやりと冷たいけど、背中にあたる陽ざしは、じんわりと暖かい。

太陽さんありがとう!偉大な暖房装置よ、と(強くなった)陽ざしにしみじみと感謝する朝です。

さぁ、帰って洗濯しよ。今日の最低気温は、3、4度。

 

 最高気温14、6度。晴れ。風さわがしい午後です。

雨あがりの晴れ日は、家中のすべての窓&ドアを開け風をとおし、

洗濯物を、フトンを干し、ついでに(ハダカになって)自分も干したのでした。

ときどき、ぴゅっとベランダに吹きこむ風がひやいけど。

 

いっそう風が強くなった午後は、川辺の細道をのろのろと走りました。んーさぶい。

早春の道端には、ホトケノザ、タンポポ、ナノハナがチラホラと咲いてます。

咲きはじめた梅の花も、冷たい風に小さくふるえていました。

「梅二月ひかりは風とともにあり」麦南

 

家にもどる、とベランダの手すりに干した洗濯物は、あらかた庭に吹きとばされていました。

そして、お気に入りの靴下の片方が行方不明に・・・。哀号。

 

春は、強い風が吹く日がけっこう多いです。風の通り道でもある川。

春の川沿いでキャンプする時は、強い風が吹くことを想定し、テントやタープはペグなどでがっちり固定しませう。

外出して帰ってきたらテントが川まで飛ばされて水に浸かってた、

なんてコトにならぬように(僕もやらかしたコトが・・・)。

 

でも、そんな春の川で、ボケっと強い風に吹かれるのもよいものですよ。

しばし、ネットの世界からのがれて、のんびりと。

”think of nothing things,think of wind”


2月7日(火)のつぶやき

2023-02-07 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

  最高気温9、9度(最低気温5、2度)

四万十は、昨夜からシトシト氷雨が降ったり止んだり。ヒンヤリした空気のひやい1日でした。

朝、いつものように起きぬけにコタツのスイッチをオンにするが、いつまでたってもぬくもらず・・・。

こんな時は、天板裏のヒーターを足でつつくと、たいてい直るのだけど、今朝は黙りこんだまま。ガーン。

四万十に復帰後、立て続きにおこるアンラッキー。なんやろか・・・。

 

厚手のフリースを重ね着し、冷蔵庫の中かよ!とごちりながら寒い部屋で朝メシをすませたあと、

下半身を冬用のダウンのシュラフに入れ、本を読みました。

手のとどくところに、ガスストーブ、ケトル、カップ。すぐに暖かい飲み物が飲めるようにして。

えーい、いっそのこと部屋のなかにテントを張ろうか?(以前やったコトあり)。

*我が家には、コタツ以外の暖房はナシ。おまけにスキマだらけ。

 

「雨の日は、森を歩きまわるのにはうってつけだと、かねてからわたしは思っていました。

メインの森は、雨が降るととりわけ生き生きとして鮮やかに美しくなります。

針葉樹の葉は銀色のさやをまとい、シダ類はまるで熱帯ジャングルのように青々と茂り、

そのとがった一枚一枚の葉先からは水晶のようなしずくをしたたらせます」レイチェル・カーソン

 

本を読むのにあきると、長靴をはいて傘をさし、川辺をあるきました。

冷たい雨にぬれる色をおとした雑木林で、雨粒をまとうツバキの赤い花に見とれたあと、

少しはなれたところの梅の木に目をやれば、数輪の小さな白い花が雨にふるえてました。

おおっ、ついに!!咲きはじめたか・・・。

それは、雨の日に見つけた小さな春の訪れ。小さなラッキー。

南国四万十にも、梅香る春、色づく春がやってきました。

木瓜(ボケ)3月撮影。


2月5日(日)のつぶやき

2023-02-05 | River&Sky(ツイート・2022&2023)

 おはようございます。四万十は、晴れ。

ひと月半ぶりに朝の沈下橋へ。白みがかった青空の下、頬に冷たい北風が冬枯れの川を渡っていきます。

そんな2月(光の春)の川をながめながら大きく深呼吸~。

おひさしぶりね、帰ってきたぞ。静かでスローな時と川がながれるところへ。

今日の最低気温は、-2、4度。

 

 最高気温13、6度。午後も晴れ。

昼どき。部屋のラジオをオフにして、

陽ざしがぬくいベランダの椅子に座り、コーヒ片手に、ぼおっと青空と冬枯れの庭をながめました。

聞こえてくるのは、鳥の歌、カタカタと裸の小枝を風が鳴らす音。

ああっ、今年も四万十に帰ってこれたなぁ。また、静かな川のほとりの暮らしがはじまったな、と思う。

スローな時間をダラダラと過ごす自然のなかの暮らしが。

「何もしなくても満ち足りて一日を過ごしてしまうのが、田舎の生活の良い点であり、悪い点でもある。

何もしないうちに一日が一週間になり、またたく間に一ヵ月が一年になる」野田知佑

 

傍らの本を手にとる、と本にはさんでおいた領収書がおちた。それは、高速道路料金の領収書。

計17640円(瀬戸大橋の料金含む)。たった830キロ走っただけでこの料金は、いかにも高いなぁ。

長距離ツーリストの財布には、やさしくない国だなぁ、と思う。

おまけに今回は、ETC割りが使えなかったのが痛すぎた(高速道路に入る直前に、ETCの故障が発覚)。

とほほ・・・(事前にチェックしておけばよかった)。

*各種ETC割引きが使用できれば、高速道路の料金は、12000円ほど。

ガソリン代は、8136円。リッター173円(四万十市)。

 

昼すぎ。冷凍庫にストックしておくカレーを作ることに。再稼働したての冷蔵庫は、スカスカでさびしい。

ダッジオーブンで、材料を煮込んでいるあいだに、調味料の整理をすれば、

1キロの砂糖袋が、いきなり真ん中から破れて、大量の砂糖が床に散らばった。これたまた、とほほ・・・。

 

やれやれと床を掃除したあと、(出発直前に知り合いからもらった)電気ポットでお茶をいれようと

給湯ボタンを押せば、ポットはウンともスンともいわない。ガーン、マジか・・・。ほぼ未使用品なのに。

そして、さらに不幸は続く。床掃除ついでの部屋掃除中に、

窓からの突風に大きくあおられたカーテンが、招き猫の貯金箱(陶器)を棚から床に払いおとした。

招き猫は粉々に。空っぽで軽かったったからなぁ・・・。にゃー。

 

新しい季節(旅)のはじまりは、アンラッキーが続くスタート、でも、「禍福はあざなえる縄のごとし」。

これからラッキーなコトもおこるのだろう?たぶん、と気楽にかまえよう。もうすぐ明るい春だし。

「おもしろや今年の春も旅の空」芭蕉 

 

遅い午後。体重計にのる、と4キロ増・・・。

やばいぞ、とひと月半ぶりに川沿いの細道をチンタラと1時間20分ほど走る。

橋を渡るときに眼下に見える四万十川は、冬痩せて

川の流れがグンと細くなっている(冬の間は雨量が少ない。減水期)。ミナラワナケレバ。

 

来週の天気予報をみると、傘マークがつく日がおおくなっています。

立春をすぎて、空のようすも春にむかって少しずつ変化しているのでしょう。

明日は、(2月の満月)スノームーンが、見られるか?どうか?微妙なところです。

12月撮影。