アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

10月8日9日のキャンプツアーでは

2005-09-25 | アークツアー 秋~晩秋

 最高気温29度。

 「ううっ、さみーぃ・・・」。風の涼しさで目がさめた明けがたです。

そろそろ、まっ裸で毛布に包まって寝るのはやめよう・・・。

時計を見ると、まだ5時05分。今日はキャンプツアー明けのオフ、ゆっくり寝ます。

もう一枚毛布をかぶって2度寝に突入。Zzz・・・。

9時ごろに起きた僕は、庭に出てクリの実を少しひろいました。

 

 我が家のクリは、この前の台風の風であらかた落ちてしまいました。

塩茹でしたクリの皮をむき、炊飯ジャーに、

研いだ米、クリ、コンソメ、水を入れて炊き「クリごはん」に。

クリの素朴な甘さが、とてもよかったです。

 

 遅い朝食の後は、のんびりコーヒータイム。

すっきりとした青空、くっきりした雲の輪郭。

そんな初秋の空をボンヤリながめながらコーヒを飲みました。

 まだ暑さが残る晩夏の日中は、気温がまだ30度もあります。

風にゆれるヒガンバナ。まだニギヤカなセミの合唱。

四万十川の水量は、少なめ。川面の水温は、27~28度。

 

 夕方、ベランダや庭で干した寝袋、食器、テントなどをしまいました。

「さて、そろそろ、今夜のつまみの算段をしよう・・・」

 

お知らせです。

台風14号のゴミが川岸に引っかかり、四万十川の風景を寂しくしています。

そのゴミを取り除くのに「カヌー」が有効ではないか?

との四万十塾さんの提案に賛同し、アークでも10月8日9日のキャンプツアーで、

川を下りながら1時間ほど川岸に引っかかったゴミを拾います。

ツアーに参加される皆さん、軍手をお忘れなく!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ツアー再開です

2005-09-14 | アークツアー 晩夏~初秋

 最高気温30度。

 大増水から1週間たちました。

四万十川の水量、道端の風景もかなり落ち着いてきました。

本日の川は、平水時より30~40センチ増。

でもまだ、水の透明度はよくない。笹にごりです。川面の水温26度。

 

 今日からツアーを再開です。

しかし、大増水により破壊されてしまったものがあります。

それは、川原へ降りる道、トイレなど。

しばらくはツアーコースに、若干の制限、変更があります。

 

 まだ、残暑が残る太陽の下。カヤックにのった僕らは、

いつもより流れの速い川を、あまりパドルを漕がずにスイスイと下ってゆきました。

ノリの良いゲストのヒマワリのような明るい笑顔に、僕は元気をもらいました。サンキュー!

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

なんとか・・ふぅー

2005-09-09 | ・足摺の海・大増水・その他

 最高気温30度。

 今日も1日、泥水に浸かった家の後片付けをしました。

泥水に浸かった我が家の1階倉庫には、

前の家主のふるい家財道具もありましたが、そのほとんどは泥まみれ、使用不能・・・ゴミに。

僕のカヌーギアやキャンプ用具のほとんどは、

あらかじめ2階に上げておいたので、かろうじて被害を間逃れました。

2階に上げきれず、泥水に浸かってしまった物は真水で洗い、干しました。

流されて行方不明になっちまったモノもけっこうあります。とほほ。

 

 どこか他所からプカプカと庭先に流れてきて、

水が引いたあと庭に取り残された、タンス、タイヤ、電化製品など。泥にまみれたいろいろな物。

我が家の道端には、2トントラック一杯分のゴミが出ました。すげっ。

午後。倉庫の泥を洗い流してると、消毒車がやってきて艇庫を消毒してくれました。

これで中が乾けば、ようやく荷物を倉庫に入れる事が出来ます。

「ふぅー」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

すこしづつ

2005-09-08 | ・足摺の海・大増水・その他

 最高気温30度。

 朝、蛇口をひねっても水が出ません、また断水です。

「使用量に対して供給が間にあいません、タンクが一杯になる昼まで断水します」

と村内放送がありました。

水道が復旧した昨夜は、皆がいっせいに水を使ったから無理もない。

でもそのおかげで、体はさっぱり!なんとか洗い物も出来ました。

水の恐怖とありがたさをヒシヒシと感じてます。

 

 多数の家や建物が増水に浸かった村は、ひどいダメージを受けました。

使用不可となった、たくさんの家財道具やゴミが道路脇に運びだされています。

残暑厳しい中、皆、汗と泥にまみれて片付けています。

 

 村には、ボランティアセンターが立ち上がりました。

センターは・ボランティアの手配・食事の支度・援助物資の配給をはじめました。

僕の住む村は中村市内まで車で20分と近く、

増水後すぐに道路が復旧したので、市内からの物資や人の動きは比較的スムースです。

 

 午後。自分の家の片付けを一休みし、

8キロ上流の口屋内村の友人宅に、食料などを差し入れにいきました。

道路沿いの多数の家が、浸水の被害を受けており、その数の多さに改めてビックリ。

「ええっ、かなり高いのになぁー」と思う場所にある家まで泥水をかぶっていました。

 

 国道441号は江川崎~網代間で通行止め(迂回路有り、片側交互通行)。

江川崎カヌー館は、建物2階の天井付近まで泥水に浸かってしまいました。

銀行、郵便局、ガソリンスタンドも。

ツアー時、いつもお昼を買うスーパーも浸かってしまいました。

NEXT→なんとか・・ふぅー

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

42年振りの大増水

2005-09-07 | ・足摺の海・大増水・その他

 最高気温29、1度。

 「泥と汗にまみれたカラダを早く洗いたい!泥まみれの服も洗いたい!」

20時の断水解除が待ち遠しい・・・。

電気は17時30分頃、約17時間振りに復活しました。

 

 それにしても・・・・。昨夜は、わが身に迫りくる大増水に心の底から恐怖を感じてました。

昨夜21時頃。泥水が我が家の2階(住居部分)を浸すまで、あと2メーター。

「うわわっ・・」

1階艇庫のマイバイクは、もう水に浸かってしまった・・・。なんてこった。

そして、2階に上げきれなかった残りの荷物も・・・。僕の背中に悪寒がはしりました。

 

 最悪の事態にそなえ登山ザックに荷物をまとめてると隣人が、

「一緒に上の岡本さん家に避難しよう。他の人達も避難してるよ」とさそってくれました。

「すぐ行きます」とこたえた僕は、荷物をつくり終えてから岡本さんの家へ。

だ・け・ど・あきらめがわるい僕は、岡本さん家の玄関先で

「もう少し、様子を見て最後の最後に避難させて下さい」と言ってきびすを返しました。

 また家に戻った僕は、ベランダから足元の暗い水面をにらんだ。

予報では、23時には四万十も暴風圏を出るのだけど・・・。

しかし、風雨はいぜん激しく猛り狂い僕のココロをくじきにくる。

そして、ふいに部屋の灯りが消えた。断続的に停電しはじめたのです。

「フ××ク!」。ライトを手元に登山ザックの荷物を最終確認。

「ここまでか・・・。覚悟を決めねば、ならないか。チクショウ!チクショウ!」

ココロに、悔しさ、無念さ、がつぎつぎにあふれました。

 

 22時過ぎ。ようやく雨の勢いが少しづつ弱くなってきました。

「頼む!このまま、もう止んでくれ!」

願いが届いたのか?風は相変わらず強いけど、雨足は弱くなってきた。

「ふーっ、よしよし。もう、降るなよ、お願い!」

増水もようやく止まりだしました。

泥水は、2階の住居のベランダまで、あと1、5メーターに迫っていました。

「やれやれ・・・」

 

 夜中。

泥水が少しづつ引き出すと、僕はライト片手にカヤックに乗りこみました。

お尻の下は我が家の庭。うーん、それはそれは、とても奇妙な体験です。

カヤックに乗り、1階の倉庫から流れだした道具類を回収。

夜明け前、雑然と荷物がちらかった部屋で泥にまみれたまま眠りに落ちました。

 翌7日早朝。

まだ泥水が残る中、泥にまみれつつ近所の様子を見にいってきました。

多数の家、そして学校や郵便局までもが泥水に浸かっていた。

あらためてその惨状にビックリです(通常の増水では、学校や郵便局が浸かる事はありえない)。

国道は流木の塊にふさがれていて、あちこちで通行止め。

「タイヘンな事になった・・・」

 

 四万十市全体では300棟以上が床上、床下浸水となりました。

建物の大きな被害も30件程あるらしい。

わが村(川登)付近では、平水より15メーター程水位が上がりました。

これは実に42年振りの大増水なのだそうです。

 

 泥掃除と荷物の片付けに取りかかかった。

スコップで泥をすくい、庭や道に散乱したゴミを道端に集めました。

電気と水がまだ復旧しないので、なかなかはかどらず・・・。

人の暮らしと川が元に戻るまでは、まだ相当な時間がかかりそうです。

NEXT→すこしずつ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤバイ!!まじかよっ!

2005-09-06 | ・足摺の海・大増水・その他

 

台風の激しい雨と風は、おとろえる気配がまったくありません。

増水が川岸をこえ、その水が田畑にあふれはじめると水位の上りかたが速くなった。

15時頃には、我が家のすぐ下の道まで四万十川からあふれた泥水がきました。

家のベランダからは見える景色は、一面の泥の湖。

「あわわっ・・急がなきゃ」

土砂降りの中、僕は大慌てで、

わっせわっせと1階艇庫のカヌーやキャンプ道具を2階脇の空き地に上げました。

 

 18時30分。もうすぐ泥水が、我が家の1階艇庫まで達しそう・・・。

依然、雨は激しく降り続いています。この雨は、明日未明まで降り続く予報・・・。

「お願い、はよ止んでくれー!!」と祈る。その後、断続的に停電に。

「あわわっ・・・」 

NEXT→42年振りの大増水

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

嵐のなか

2005-09-06 | ・足摺の海・大増水・その他

 最高気温27、2度。

 「ビューーン、ガシャ、ガシャ、バターン!」

モーレツな風雨とはずれたトタン屋根が、ブキミな音を鳴らしています。

そのおかげで僕は、浅い眠りの夜を過ごしました。

10時。合羽を着て四万十川の様子を見にいく、水位がかなり高い。

沈下橋の上を濁流がザァザァと流れています。

まだ、これから台風の暴風域に入るというのに・・・今の時点でこの増水!?

「こ、これは・・・かなり、ヤバイかも?」

 今回の増水は、去年秋の大増水を上回りそうなイキオイです。

その時の川は、平水時より約12メーターも水位が上がり、

村にあふれた泥水が低い箇所の国道や家々を浸しました。

泥水は、(道路から少し高いところにあり、まず浸かることはないと言われてる)

我が家の庭付近まできておどろいたものです。*我が家は1階が倉庫、住居は2階。

 

 午後。500メーターほど離れた大きな橋の上に車を移動(増水に浸からぬよう)。

土砂降りの中、とことこ歩いて家に戻りました。

モーレツな風雨に合羽なんてまるで役立たず、全身ずぶ濡れに。

荒れ狂う外をながめながら僕は、一刻も早く雨が止んでくれることを祈ってます。

「夜が怖いにゃー」

NEXT→やばい、まじかよっ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ひどい雨が降ってきた

2005-09-05 | ・足摺の海・大増水・その他

 最高気温26、9度。

 大型で勢力の強い台風14号が、九州の南海上をゆっくりと北上。

西日本に上陸しそうです。

四万十は、時間がたつにつれ風雨が激しさを増しています。

強い風が庭の木を大きくゆさぶり、大粒の雨が屋根や雨戸を激しくたたく。

それはまるで空のシャワーがぶっこわれ、蛇口が全開になってしまったかのようです。

 

 四万十は、今日の昼までに約150ミリの雨量。

明日の昼前には暴風雨圏内に入り、総雨量は700~800ミリ!!に達するかもしれません。

じょじょに増水してきている四万十川。

本流上流にある家地川ダム、支流の津賀ダムの放水量も増えています。

今年初めて、沈下橋が濁流に浸かるかも・・・。

今年は水不足の四国だけど、今回は過剰な恵みの雨となりそうです。

ここ近年の極端な気象には、いちまつの不安を感じます。

 今日は今シーズン初、ツアーが中止になりました。

ツアーが中止になったKさんには、なんとも残念で気の毒な結果となってしまいました。 

(せっかくこちらまで来てたのに・・・)

 

 週末に我が家に遊びに来てた友人から「無事、家に着いた」とのメール。

僕は、「この台風でフェリーが動くかな?」と心配してたので、良かった良かった。

ほっとしました。

窓の外で荒れ狂う景色をながめながら熱いコーヒーを飲みました。

NEXT→嵐のなか

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする