アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

春の川すいすい

2014-04-01 | アークツアー 春

ときどき 最高気温19、5度。

  「今日の四万十川は、週末の雨で水量が増え、いつもより1メータほど水位が高いです。

川は、水位が上がると水の流れが速くなります。

本日のコース、いつもは流れが遅く、しっかりとパドルで漕がないと下れませんが、

流れの速い今日は、あまり漕がずにグングンと下ってゆけます。

そんな訳で、今回の半日のツアーは、下る距離をグンと延ばし10キロのコースをとりました」

 

 「春雨を あつめてはやし 四万十川」

今日は、カヤックですいすいと春の川を下ってきました。

*通常半日コースで下る距離は、4~6キロです。

 集合は10時。

早朝の強い北風は、川を下るころには弱まりました。ラッキー!

 

 春霞の空からこぼれた陽が、やわらかな光で水面を照らしてます。

新緑と花が輝く岸べから、ウグイス、カジカ蛙の恋歌が、聞こえてきます。

笹色の川を流れてゆくサクラの花びら。その川面の水温は、14度。

自転車をゆっくり、ときに力強く漕ぐほどの速さで、川は、カヤックを下流に運んでくれます。

 

 四万十川をカヌーで下っていて、

「いいなぁ」と思うことのひとつは、その静かさです(流域にとても人が少ない)。

春の観光シーズンをむかえた川。

沈下橋には、観光客の姿もチラホラと見るようになったけど、

ひとたびカヌーで川にくりだせば、人気のない景色、自然の音の中を下ってゆけます。

 

 まだ寒い北の国から来た2人は、

春いっぱいの川景色を愛でながら、カヤックでゆっくりと下ってゆきました。