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四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

南の川から(気まぐれダイアリー)8月30日

2024-08-30 | 南の川から(気まぐれダイアリー)2024

おはようございます。

四万十は、ポチャポチャと静かな雨が降ってます。

(大増水を警戒していた)昨夜は、思ったよりも雨量が少なく、ひと安心。ほっ。

四万十川の水位は、平水+8メーター(川登)をピークに

—ダムの放流量が下がりはじめてから数時間後に— 水位がさがりはじめました。

8:30現在。四万十川の水位は、平水+約5メーター(川登)↓ ダムの放流量は、927㌧↓

 

台風10号は、今夜四国西北部を東にススム予報(遅っ)。

風速25m/s以上の暴風域がなくなった台風は、風の影響が小さくなったものの、

「雨台風」としての力は十分に維持しているため大雨に警戒が必要とのコト。

高知西部は、明日朝にかけて300㍉の雨量予報も(線状降水帯のおそれも)。

まだまだ、気をゆるめるコトができないのだ。

でもまぁ、ハラヘッタ。とりあえずカレー&パンで腹をみたしますか。

2020年初秋撮影

 

 

台風)交通影響まとめ(30日午前10時)|NHK 高知県のニュース

【NHK】台風10号の接近により、県内の多くの交通機関で影響が出ています。【鉄道】JR四国は高知県内を走る普通列車と特急列車のすべての列車につい…

NHK NEWS WEB

 

 

  最高気温28、3度。午後は、曇りときどき小雨。

薄暗い空が、ときおり明るくなると、セミの合唱がはじまります。待ってました!といわんばかりに。

「どうやら、もうこのまま天気は回復にむかいそうだ・・・雨上りの星空、カモン!」

避難させていた車をとりにいく、そして川へ。

大きく増水した四万十川は、ジワジワと水位をさげ、

近所の沈下橋は、もう波立つ水面にそのすがたを見せはじめています。

ザァザァと大きな音をたてて、スバヤクながれてゆく泥水。

いつもはおだやかにながれている川は、荒ぶった表情を見せてながれています。

 

16:00現在。

四万十川の水位は、平水+4、2メーター(川登)↓ ダムの放流量は、781㌧↓

 

台風の進路にあたるコトがよくある四万十は、雨量がおおいところ。

その年平均降雨量は、(流域のおおいところで)約3500㍉(年平均気温は19度:中村)。

四万十川は、年に3~4回沈下橋がつかるほど増水し、時に10メーター以上も増水します。

川が大きく増水すれば、カヌーツアーは中止に(平水+2メーター以上で中止)。

カヌーツアーを行えるようになるのは、増水のピークから3日~4日目以降となります。

*そのときの水の引きかたにもよる。

カヌーツアーにはザンネンな大きな増水ですが、水が引いたあとには良い面も。

・魚や手長エビなど、川の生き物が大きく移動するので、川漁がふたたび活発に。

(増水時の魚は、水中の流れがゆるい場所にヒナンしたり、中には一旦海まで下ってしまう魚も)

・コケがついてた川底の石が、ゴロゴロと大水に転がされ、古いコケが落ちる。

 その後、新しくついたコケを食べたアユは、香りがよくなる。

・大水に川底まで洗われた川は、水の透明度がグンと高くなる。などなど。

 

そんな、ときどきあばれる四万十川は、淡水魚の種類も多い川です。

190種以上(最新の調査では)の魚種が確認されてます。

・アユ・コイ・ゴリ・フナ・ナマズ・サツキマス・雑魚(ハヤ、カワムツ、オイカワなど)

ブラックバス、ブルーギル(外来魚)なども生息してます。

 

以前、夏の中流域の深場にもぐったとき、とてもビックリしたことがあります。

それはそこに、タイのような魚の群れをみたから、あれれ?

「ああっ、それはキチヌやろ~」と教えてくれたのは近所の川漁師のおんちゃん。

四万十川は・キチヌ・イサキ・ボラ・エバ・スズキなどが

(海や汽水域に生息する魚たちが)川の中上流域でも見られるユニークな川なのです。

*これらの魚は、春に川をのぼり秋に川をくだります。

2018年夏撮影



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