アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

2025年GWツアー・予約受付中

2025-04-26 | ・最新のお知らせ・イベントなど

         

 2025年GWツアー・予約受付中

カヌーに美味しい物をこじゃんと積んで、風薫る川にGO!!

今年のGWは、四万十川でリバーピクニックをしませんか?

少人数制のアークツアーでは、のんびりゆったりと川で過ごすコトができますよ。

最高気温22度~25度(晴天時)。

川面の水温20度前後。晴れていれば、もう川に飛び込めるかも。

 

・1日コース・半日コース・オリジナル・貸しきり・アレンジ・キャンプツアーなど。

少人数制のツアーです(ほぼプライベート)。ご予約はお早めにどうぞ!   


申し込みフォーム   問い合わせフォーム


4月

26日()未決定(半日コースor1日コース)〇 27日(日)未決定(半日コースor1日コース)〇

28日(月)未決定(半日コースor1日コース)〇 29日()未決定(半日コースor1日コース)〇

30日(水)未決定(半日コースor1日コース)〇

5月

1日(木)未決定(半日コースor1日コース)〇   2日(金)未決定(半日コースor1日コース)〇

3日()未決定(半日コースor1日コース)〇   4日()未決定(半日コースor1日コース)〇

5日()未決定(半日コースor1日コース)〇   6日()未決定(半日コースor1日コース)〇


 

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春のリバーピクニック

2025-04-19 | ・最新のお知らせ・イベントなど

  

春のリバーピクニック  2月半ば~

ぬくい陽と風に、草木芽吹き、サクラ咲き、水ぬるむ春の四万十川。

新葉と花がいろどる岸べには、鳥やカエルの恋歌がみちます。

そんな春色の川をカヌーでゆけば、うつりかわる景色と水の流れに、ワクワク、ドキドキ。

ランチタイムは、陽のあたる川原で、のんびりと。

春の四万十川で「あたらしい体験&発見」してみませんか。

「本当の旅の発見は、新しい風景を見ることではなく、新しい目を持つことにある」マルセル・プルースト


*アークツアー(ほぼプライベートツアー)で、あなただけの旅物語を!

*カヌー初心者の方、1名様の参加、大歓迎です。

・焚き火キャンプツアー・オリジナルツアーなども。お気軽にお問い合わせください。

*2025年のツアーは、キャンセル料が廃止となりました。


半日コース  リバーピクニック

川原で講習→とろ場で練習→のんびりカヌーツーリング 

*途中の川原でお茶休憩 *カヌーゴール後は、車で集合場所に移動

メインコースは、Bコース

Bコース:口屋内沈下橋スタート~勝間沈下橋 漕行約6キロ

Cコース:網代~ Aコース:江川崎~ Dコース:勝間

集合&解散 

AMコース 9:00~12:00 PMコース 13:30~16:30 

*約3時間のツアー コース& 集合時間変更可

集合&解散場所  B:口屋内沈下橋 C:網代 A:江川崎 D:勝間

ツアー料金 大人1名:6500円(9才以下4500円)

料金に含まれるもの ・カヌー用具一式 (ライフジャケット パドル スプレースカート ヘルメット)

・保険・ガイド料・お茶&おやつ・ツアー画像CD(郵送)・税込み


1日コース リバーピクニック

川原で講習→とろ場で練習→休憩後、のんびりカヌーツーリング 

*昼食は途中の川原で カヌーゴール後は、車で集合場所に移動

メインコースは、Aコース 

Aコース:江川崎スタート~岩間沈下橋or芽生大橋 8キロ~11キロ (15キロ下ることも) 

集合      8:40   解散 15:00~16:00予定 *コース&集合時間変更可

集合&解散場所   Aコース 江川崎カヌー館(トイレ 更衣室 シャワー室有)

ツアー料金   大人1名 11000円  9才以下8000円  

料金に含まれるもの 

・カヌー用具一式 (艇 ライフジャケット パドル スプレースカート ヘルメット)・税込

・飲み物&お茶菓子・保険・ガイド料・ツアー画像CD(郵送)

料金に含まれないもの

・昼食(集合後、スタート地点付近の道の駅で購入可)

*昼食は荷室付カヤックorカヌーに積むか、こちらで預かります。

*こちらで簡単な昼食を用意する事も可能です。ツアー料金+1000円(一人) お問い合わせください。


問い合わせ先 

TEL  0880-38-2626(アーク) 090-2221-5963(携帯)

メール canoe-5@yacht.ocn.ne.jp  申し込みフォーム   問い合わせフォーム  ・予約の流れ  


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初冬から早春のアークツアー

2025-03-31 | ・最新のお知らせ・イベントなど

初冬から早春のアークツアー (12月~2月半ば

つきぬける青空、すきとおった水、ひえひえ北風。

だれっちゃおらん川原に聞こえるのは、風、水、鳥の歌。

冬ブルーの空と川には、あたたかな季節にはない、独特の風情があります。

冬の四万十で、あなたも風の子になりませんか。

「人生をちょこっと休みたいな、思うたら、ここへ来たらええよ。

自然のもんのいろんな姿が見える。自然のもんは長いこと見よっても、飽きることがないけん。

いろんなことがじこじこわかるいうことは、元気の素にもなるけん」 野村春松


初冬~早春(12月~2月半ば) 

川に陽があたるのが短い季節のツアーは、比較的あたたかな時間帯に行います。

冬のリバーピクニック プライベートツアー

集合~解散(ツアー時間)9:30~15:30の間で 

*集合を9:30分にした場合、解散は13時。*約3時間半のツアー 

コース Bコース  口屋内沈下橋スタート~勝間沈下橋 漕行5キロor8キロ(状況による)

集合&解散場所 口屋内村 口屋内沈下橋

ツアー料金(1名) 大人8000円 9才以下 6000円 

料金に含まれるもの  

カヌー&用具(ライフジャケット パドル スプレースカート ヘルメット パドリングジャケット グローブ)

・おやつ&あたたかい飲み物・ガイド料・保険料・ツアー画像CD・税 


*プライベートツアー

1人での参加、カヌー初心者の方大歓迎です。

*2025年のツアーは、キャンセル料が廃止となりました。


*その他ツアー

・リバーピクニック1日コース(9時~15時)・オリジナルツアー(お好きな内容と時間で)

・カナディアンおまかせツアー(風景写真を撮りながら下れます。後部はガイドが漕ぎます)

・口屋内を起点に、黒尊川をめぐるMTBツアー 

・江川崎を起点に、川と沈下橋をめぐるMTBツアー  ・黒尊山塊トレッキング 

・冬の焚き火キャンプツアー・川や自然の案内(ガイド) お問い合わせください。


問い合わせ先 

TEL 0880-38-2626(アーク) 090-2221-5963(アーク佐野携帯)

メール canoe-5@yacht.ocn.ne.jp     申し込みフォーム   問い合わせフォーム


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この冬、発信してほしいフィールドを募集中です

2025-03-29 | ・最新のお知らせ・イベントなど

  この冬、発信してほしいフィールドを募集してます。

この冬、アーク佐野に・SNS(ブログ、X、フェイスブック等)での発信

・ガイド、インストラクター(その他の仕事も可)をしてほしい、フィールド、施設、ショップを募集してます。

得意なのは、リバーガイド(カヌー)ですが、スキー場や雪山での仕事(パト、ガイド、その他)、

それ以外のフィールドでのインタープリターの経験も有り。

期間:12月頃~応相談

詳しくは、下記の連絡先にお問い合わせを。

連絡先:canoe-5@yacht.ocn.ne.jp(メール)

090-2221ー5963(携帯)0880-38-2626(事務所件自宅)

アーク・フィールド・ブック(ブログ)→アーク・フィールドブック

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時と水がスローに流れる初夏の川を、カヌーでのんびりとゆくのだ

2025-03-19 | ・最新のお知らせ・イベントなど

時と水がスローに流れる初夏の川を、カヌーでのんびりとゆくのだ」

2019年GWのツアーレポート再掲です。

 最高気温19、6度。

 「47番目となった高知の旅、遠かったけど、来てよかった~。のんびり下れたし」

「それは良かったです。ぜひまた、四万十に遊びにきてくださいね。キャンプもいいですよ~」

 

 ゲストの感想とコーヒのぬくさで、ほっとしたガイドさのは、薄曇った空を見上げながら、

「ようやく四万十川に復帰できたなぁ・・・」と実感です。今年は、かなり遅くなったけど。

それは、沈下橋の川原に上陸し、コーヒータイムを楽しんでいたときのコト。

 もうすぐ年号も変わる大型連休2日目。

風薫る四万十川をカヌー(カナディアン)&カヤックで下りました。

ARKリバーピクニック1日コース。

 

 船腹の大きいカヌーに、美味しいもの、飲みもの、おやつをどっさりと積んで、GO!!

昨日は、ひやい北風が強く吹いた川。でも今日は、おだやかに晴れて、なかなかよいコンデションです。

明日からは、また天気が下り坂のようだけど。

この時期の空は、猫の目のようにクルクルとかわりやすいですね。にゃー。

 

 最低気温5、8度 最高気温19、6度

水位は、平水+50㎝ 川面の水温21度 水の透明度△ 

午後の空は、薄曇り。時々、北寄りと南寄りの風。漕行11キロ 

 ゲストの千葉からきたIさん一家は、アウトドア好きで、

屋久島、父島などの自然とも遊び、シーカヤックの経験もあります(川を下るの初めて)。

 

 まずは、スタート地点のトロ場でカラダをならしたあと(川の漕ぎ方などもレクチャーしたあと)、

今回のコースで、いちばん波が高い左カーブの瀬に突入!!

ザァザァ、ザブザブ。まだ冷たい初夏の水がデッキをあらい、水しぶきがカラダに飛んでくる。

「うっひゃー、つめてー!!わはは・・・」

全員ブジに、瀬をクリアー。白波に、新艇のグリーンが映えます。

水温が低い季節、カヤックはじめての方は(初っ端の波高い瀬は)迂回するコースを下るコトが多し、です。

 

 「目に青葉 川カジカガエル 初くだり」

ライムグリーン、ワインレッド、クリームイエロー。

水面から見あげる南国の山は、一年でもっともカラフルではなやかです。

ざんねんなのは、ダークグリーンの部分がとても多いコト(7割が植林のスギ、ヒノキ)。

岸辺は、トサシモツケ、キシツツジの花にいろどられ、涸れ色の竹林は、「竹の秋」をむかえてます。

新緑と花かおる風に、カヌーの上で何度も大きく深呼吸~。ふぅ~。

 江川崎から4キロほど下った網代の川原に上陸、ランチタイムです。

のどかで静かな川原で、のんびりゴハンを食べている僕らの前を、

沢山のカヤックがぞろぞろと下ってゆく(大きな施設のカヌー半日コース)。そして、すぐ下流の川原でゴール。

バタバタと艇と装備を片付けた参加者がひきあげれば、ふたたび川原は静かに。

「おーい、そんなに急いでどこへゆく」

 

 午後のコースは、瀬が少ないけど、四万十川の雄大な景色が楽しめます。

よい川景色の中を、ゆっくり漕いで岩間沈下橋の川原に上陸、コーヒータイム。

現在、沈下橋は落橋中、橋は工事中のため通行止め。

そのため、いつもの連休とちがって川原はとても静かです。

 

 その後、沈下橋をでてさらに下流へ。

そこで川は「これぞ四万十川」といった川景色を見せてくれました。

 

 ゴール地点までは、もう少しです。

「さぁ、もう少しでゴールに着くよ」とゲストに告げると、

名残りおしいブラザーズは、わっせわっせと上流に向かって漕ぎあがっていきました。

 

 僻地を流れる四万十川は —都会近郊の川とちがい―

静けさのなかを、ゆっくりとした時間と水が流れるところです(川は時々暴れるけど)。

まだ、なかなか豊かな川の自然をゾンブンに楽しみたければ、

のんびりゆったりとフィールドで過ごすのがおススメですよ。いそがされず、せかされず。

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街をぬけて川の中へ

2025-03-17 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「街をぬけて川の中へ」2022年初夏のツアーレポート再掲です。

 最高気温25、7度。

 「いや~今日は、晴れてきてよかったですね。雨をカクゴしてましたが。

遠い街からはるばる車で走ってきた2人に、空のカミサマが2人に太陽をプレゼントしてくれたのかな」

「ほんと、ラッキーです。今日は、めっちゃ楽しみ!!」

 

 4月25日(月)。

600マイル彼方からやってきた、2人の可憐なゲストとともに、初夏の四万十川をくだりました。

美味しいものをこじゃんとカヤックに積んで、薫風のリバーピクニックです。

 

 川原で、漕ぎかたのおさらいをしたあと(2人は湖などでカヤックの経験あり)、トロ場でならす。

そして、少しはやい流れ(メインストリーム)にカヤックをのせて、レッツ・ゴー。

川の自然の中へ。

 カヤックから見あげる雨あがりの空を、

ゆっくりと雲が流れ、雲間から差しこむ陽に、新緑がキラキラとかがやきます。

甘臭くかおる、しめってあたたかい空気(クリの花のような)。

赤紫、若緑、濃緑、萌黄がいろどる山肌に、黄白色のシイの木の花が満開なのです。

 今日の川は、昨日の雨で、少し水位があがってます。

ウグイス色に、にごったお尻の下の水は、いつもよりちょっと流れがはやく、

若葉色の川岸も、はやくながれてゆきます。

手をのばしてふれる川の水が、ヒンヤリ心地よい。川面の水温は、あっ、はかりわすれた・・・。

はじめて川を下るゲストは、移りかわる景色とながれに、わー、きゃーと嬌声を上げました。

 川原に上陸し、のんびりお昼を食べていると、かっと陽がてりつけて、もう夏のように暑い。

暑さにガマンできなくなったゲストは、ドボンと川に飛びこみました。

 お腹いっぱいで、再びカヤックにのりこみ、

どんぶらこどんぶらこと川を流れてゆけば、フネの上で、うつらうつらフネを漕ぎたくなります。

 

 ロケーションのよい岩間沈下橋の川原に上陸し、ゆるゆるとコーヒータイム。

GWは、観光客でごったがえす沈下橋も、

平日の今日は、いつものがらんとした四万十川の静けさが味わえるのが、ナイスです。

 午後の陽に、キラキラ光る水面を下ってゴール地点へ。

ときおり吹きぬける南風に、岸辺にさいた、キシツツジ、ノイバラの花がゆれています。

そこに、コデマリのような白い小さな花も開きはじめている。トサシモツケです。

初夏の川岸に、ひっそりと可憐に咲く花に、僕らはしばしみとれました。

 

 「移動時間がとても長い旅行だけど、1日ゆっくりと四万十川を下れてよかった。晴れたし。サイコーでした」

そんなゲストの感想を聞いたガイドは、空を見上げてつぶやいた。空のカミサマありがとう、と。

花美しい初夏の川に、笑顔の花もたくさん咲いた、連休前の小さなプラーベートツアーでした。

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春の川すいすい

2025-03-16 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「春の川すいすい」2014年春のツアーレポート再掲です

ときどき 最高気温19、5度。

  「今日の四万十川は、週末の雨で水量が増え、いつもより1メータほど水位が高いです。

川は、水位があがるにつれ水の流れが速くなっていきます。

本日のコース、いつもは流れがおそく、しっかりとパドルで漕がないと下れませんが、

流れの速い今日は、あまり漕がずにグングンと下ってゆけます。

そんなわけで、今回の半日のツアーは、下る距離をグンと延ばし10キロのコースをとりました」

 

 「春雨を あつめてはやし 四万十川」

今日は、カヤックですいすいと春の川を下ってきました。

*通常半日コースで下る距離は、4~6キロです。

 集合は10時。

早朝の強い北風は、川を下るころには弱まりました。ラッキー!

 

 春霞の空からこぼれた陽が、やわらかな光で水面を照らしてます。

新緑と花がかがやく岸べから、ウグイス、カジカ蛙の恋歌が聞こえてきます。

笹色の川を流れてゆくサクラの花びら。その川面の水温は、14度。

川は、自転車をゆっくり、ときに力強く漕ぐほどの速さで、カヤックを下流にはこんでくれます。

 

 四万十川をカヌーで下っていて、

「いいなぁ」と思うことのひとつは、その静かさです(流域にとても人が少ない)。

春の観光シーズンをむかえた川。

沈下橋には、観光客の姿もチラホラと見るようになったけど、

ひとたびカヌーで川にくりだせば、人気のない景色、自然の音の中を下ってゆけます。

 

 まだ寒い北の国から来た2人は、

春いっぱいの川景色を愛でながら、カヤックでゆっくりと下ってゆきました。

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サクラ流れる川で

2025-03-15 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「サクラ流れる川で」 2010年春に書いた記事を再掲です。

 最高気温16度。

 「オシドリだろうか・・・」

流れに乗った水鳥が、カヤック前方の小さな瀬を上手に下ってゆきます。

瀬脇の小さな渦では、ピンクの花びらがクルクルと舞ってます。軽やかに。

川から見あげる山や道沿いのサクラは満開!

川岸では、芽吹きたてのエノキ、ヤナギの若葉が春の光に輝いてます。

 

 3月27日。今日の四万十川は、いつもより水量が豊かで、水の流れが速い。

パドルを漕がなくても、僕らの艇は、ゆっくりと自転車を漕ぐ程度の速さで下ってゆきます。

スイスイ!カイテキ!ラクチン!春濁りの水が、たっぷたっぷとお尻の下を流れてゆく。

頭のうしろで両手を組んだ僕は、春霞の青空を見ながら流されていきました。

 春の嵐がやんだ川は、やさしい風の中、陽がぬくい。

でも、花冷えてぐっと低い朝の気温は、0度。川原に置いたカヤックには霜が降りてました。

「おおっ、ひやいねぇ・・・」*ひやい:寒いとか冷たい(幡多弁)。

手を浸けるとピリッといたい川の水温は、10度、まだ冬の水温です。

沈して泳ぐには、「まだ、ちっくと早いぜよ」。

ゴールデンウィークの頃の川の水温は、20度前後、真夏は、30度前後。

これから1ヶ月で、川は10度も水温が上がってくるのです。

「水ぬるむ春かな」

 今日のゲストは2人、1人はドイツの青年です。

ツアー中、連れの女性(日本人)が僕のハナシを英語で通訳してくれます(2人の会話は英語)。

僕は、この西日本を代表する川が、

ドイツ青年の目と心に、どんなふうに写ったのか直接ドイツ語で聞いてみたかった。

「ドイツには、四万十川のような細やかな自然の中で、カヌー&川遊びが楽しめる川はあるかい?」

「うーん、ナイン(ないね)」「そうか、ナインだ・・・」なぁ~んてね、じゃんじゃん。

 

 しかし、悲しいかな・・・・。

ドイツ語はおろか、すっかりサビ付いちまった僕の英語力、カンタンな言葉もまともにでてきません。

うーん、これでも昔1年程オーストラリアを旅してたことがあったんだけどなぁ・・・悲。

やはり、語学は出来ないより、出来た方がより楽しめますね。

 漕ぎはじめは、少しかたかった二人の表情も、

とろ場をながれ瀬をぬけるたびに、ゆるんでいきました。凍緩む大地ように。

僕らは、山めざめ、水ぬるみ、鳥うたう春の川を、のんびりとくだってゆきました。

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春にめざめゆく川で

2025-03-14 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「春にめざめゆく川で」2022年春のツアーレポート再掲です。

のち 最高気温21、6度(最低気温9、6度)。

 3月27日。春にめざめゆく四万十川を、カヤックでくだりました。

3名のステキなゲストとともに。

 

 自然豊かな川は、毎日ちがう表情をみせてくれます。

春の小さな嵐がとおりすぎた今日の川は、水位が少しあがり、ウグイス色の水がいつもより速く流れてます。

サクラが満開の岸辺は、萌黄色(ヤナギ)、黄色(菜の花)も目にあざやか。

水量がおおく流れが速い川。ツアーは、(半日のツアーですが)時間と距離をながくしました。

*水位は、平水+1、5メーター。漕行約8キロ。

 朝の川は、ときおり北寄りの風が強くふき、ゴンゴンと雲が流れる空からの陽ざしは少なめです。

でも、時間がたつにつれ、風が弱まると、青空が大きくなっていきました。

昼のツアー集合時には、太陽がバッチリと顔を見せ、スッキリした青空に(この春にはめずらしい)。

風が止むと少し暑くかんじるほど。

(増水と強風で)直前までツアー中止か?とヤキモキしたガイドとゲストの顔に、笑顔がうかびました。

 川原で漕ぎかたなどの講習→カヤックにのり水上へ→せまいトロ場で少し練習。

その後、対岸の速い流れに漕ぎいれる、と艇はパドルを漕がなくても、スイスイと下流に流れてゆきます。

*トロ場:ゆるい流れ

 

 陽ざしぬくいの水の上から、手をのばしてふれる水が、ヒンヤリと心地よい。川面の水温19度。

「気持ちイイね!景色がイイね!下れて良かったぁ!」ゲストのヨロコビの声。

サクラ満開の岸辺で、小さな子供たちが手をふって見おくってくれました。ヤッホー!!

いくつかの瀬をぬけた岸には、(今年はおそい)キシツツジの花も見えました。

 川原に上陸し、のんびりとコーヒタイムです(トイレ有り)。

今日のメニューは、コーヒ&クリ羊羹。のどかで美しい春景色とともに。

聞こえてくるのは、まだぎこちないウグイスの恋の歌、

カジカガエルの高く美しい合唱、木々のざわめき、小さな瀬音。

 

 ふたたびカヤックにのり、さらに下流へ。

ゴールの岩間沈下橋に着くころになると、ふたたび風が強くふきはじめました。

まるで、ツアーがおわるのを待っていてくれたかのように。

 

「ああっ、楽しかったぁ!!また、来たい!!」ゲストのヨロコビの声が風にとけてゆく。

春にめざめゆく川で、さくらとゲストの笑顔も満開なツアーでした。

「春の音 一日近き カヌーかな」

*Kさん。画像CDは、3月28日に発送(郵送)いたしました。お楽しみに~

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ざぶりざぶりと春の瀬をゆくのだ

2025-03-13 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「ざぶりざぶりと春の瀬をゆくのだ」 2015春のアークツアー再掲です。

 

『春は、地上の空気中にも、またモグラのまわりの土のなかにも動きだしていました。

そして、いまでは、暗くてみすぼらしいモグラの家のなかまではいりこんで、

なんともいえないそわそわした、じっとしていられない気もちで、

そこらじゅうをいっぱいにしてしまったのです。

とすれば、モグラが、きゅうに、はけを床の上に投げすてて、

「え、めんどくさい!」とか、「なんだこんなもの!」とか、

「春の大そうじなんてやめっちまえ!」などといいながら、

上着をひっかけもしないで、家からとびだしてしまったとしても、ふしぎはありません』

たのしい川べ:ケネス・グレーアム

寒くて暗い冬の日のために、おひさまのひかりを集めるのに良い春が、四万十にもやってきました。

 

 

3月25日 最高気14、4度。

 川を大地を目覚めさせた、春のまぶしい光とあたたかな風は、

部屋の中も春でみたし「外に行こう!旅にでよう!」と誘ってきます。

そんな春のユーワクに「若き旅人君」は、ひょいと都会を抜け出し、ふらり四万十へ。

花冷えて風が冷たい春の朝、僕らはカヤックに乗り込み、リバーピクニックへ出かけました。

 

 朝の最低気温は-1、3度、車のフロントガラスは凍りついてました。

陸上での講習の後、カヤックに乗り込んでスィーと水の上に滑りだす。

川を渡る西北西の風はピリッと冷たいけど、

空はスッキリと晴れているし、水量もまずまず。川下りには、なかなか良いコンデションです。
 
 

 じっくりとトロ場で練習したあと、ざぁざぁと白い波が立つ瀬に突入。

春の瀬の冷たい水が、カヤックのデッキをざぶりざぶりと洗う、水飛沫が顔にかかる。

ジャケットの首元のスキマから背中に水が!「うっひょー!!」僕は思わず声を上げたのでした。

*トロ場:流れがゆるいところ
 
 

 若き旅人君は、今日がカヤック初乗りです。

「カヤック、面白いっす、景色もイイっす・・・」というその笑顔は、

漕ぎはじめはぎこちなかったけど、川を下るにつれやわらかに。

隣で僕は、「若き日に旅をせずば、老いての日に何をか語る 」そんな言葉を思い出しました。

 

 ランチに上陸した川原は、陽ざしがポカポカ。

シチューとコーヒは、ホカホカ。うーん、温もるねぇ。

 

 グングンとぬくさを増した午後の川は、水上での日なたぼっこも心地よい。

ふぁぁ・・・。黄、萌黄、薄紅、春色にそまりゆく風景の中、僕らは夢うつつで春の川をながれてゆきました。

 

漕行11キロ。最高気温14、4度。

四万十川の水位は、平水+60㎝。川面の水温は、11度。

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春色の川にカヌーを

2025-03-12 | ・最新のお知らせ・イベントなど

高知に、サクラの春がやってキター!ということで、

「春色の川にカヌーを」2011年早春に書いたものを再掲です。

時々 最高気温17度

 3月の夜のベランダで、月の光をあびながらウイスキーをなめていると、

どこからともなく流れこんできた雲が、まあるい月を隠してしまいました。

みるみるうちに夜空は、雲に埋めつくされ、やがてシトシト雨に。ひさしぶりの雨だ。

僕は、恵みの雨音と(もう鋤き返された田から聞こえてくる)

カエルたちのヨロコビの合唱に耳をかたむけました。ゲコゲコ。

 

*気候があたたかい四万十では、彼岸ごろから田植えをします。

早く植えたものを「はやて米」と呼びます。

「はやて米」は、台風シーズン前の7月の終わりには刈り入れてしまいます。はやいですね。

 弥生の空は、—キッズたちの気まぐれな心のように—

その表情をクルクルと変え、ぬくい風とひやい風を交互につれてきます。

 

 ぬるい春風に誘われた午後。

川べをのんびりと走っていると、「おっ!」

道沿いのサクラの木に、淡いピンクの花が二輪ほど咲いているのに気づきました。

「2011年3月22日。高知地方気象台22日、高知市のサクラ(高知城三の丸の標本木)の開花を発表。

過去最速だった昨年よりも12日遅く、平年より1日早い開花となりました」

家にもどると、このようなニュースがラジオから流れてきました。やっほー!!

眼下の庭では、真っ白いユキヤナギの花と真っ黄いろのレンギョウの花が満開です。

 

 「さぁ、南国四万十川に、短き春とカヌーシーズンの到来です!!」

ちなみに、江川崎からカヌーで下っても、

ずらりと道端に並び、岸辺をサクラ色にそめる華やかな桜並木は、ありません(都市近郊の川のような)。

川岸や山肌で、ぽつりぽつり咲いているサクラは見られますが。

でも、ピンクの花ながれ、萌黄色が岸辺をいろどる春の川に、カヌーを浮かべ、

「の・ん・び・り・カヌーピクニック」に遊ぶのは、なかなか優雅なひとときですよ。ぜひ。

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あたらしい春のあさに

2025-03-10 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「あたらしい春のあさに」2023年春のツアーレポート再掲です。

 最高気温20、4度(最低気温4、9度)。

 「いや、すばらしい春の日にあたりましたね。風さわがしい3月ですが、

今日は、風も吹かなさそうだし、明後日には、菜種梅雨にはいってしまいそうなので・・・」

 

 あたらしい春のあさ(3月19日)。

芽吹きのときをむかえた四万十川を、2名のゲストとカヤックで下りました。

1日1コースの半日ツアー(コース&集合時間をアレンジした)漕行約5、5キロ。

 春霞の空のした、川原は、菜花の黄色があざやかにいろどり、

ヤナギの萌黄色にそまった岸辺には、キシツツジの紫色の花もさきはじめています。

道沿いには、あわいサクラ色がチラホラと見え、目を楽しませ、心を浮きたたせてくれます。

春だなぁ・・・。

 かんたんな講習のあと、カヤックにのりこみ、

陽ざしがポカポカとぬくい水の上で、流れに身をまかせました。

 

 そして、コポコポ、ザブザブ流れる水音や、

ケキョケキョ、フィーフィーと鳴く鳥やカエルの恋の歌をきけば、

カヤックごと、春の川にとけこんでしまいそうです。そして思う。なんてすてきな日なんだ、と。

でも、川面の水温は、13度。春にうかれて沈(転覆)したら、一気に目がさめる水温です。

 春のヨロコビの歌をきき、景色をめでながら、

トロ場はのんびり漕ぎ、瀬はすいすいくだり、沈下橋でゴール。

とってもオモシロかった・・・と川原でコーヒーをのみながらはなす

(漕ぎはじめは少しぎこちなかった)ゲストの笑顔は、少し赤みをおびてやわらかくなっていました。

 

 楽しんでもらえてよかった・・・。

あたらしい春の朝に、(アーク21年目の)あたらしいツアーもスタートです。遊びにきてね。

 

*太陽のひかりが、つよくなってゆくきせつです。日焼けたいさくは忘れずに。

*Mさん。ツアー画像(DVD)は、3月20日に発送(郵送)します。お楽しみに~。

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レターフロムS11 春の海脱線バナシに花が咲き

2025-03-09 | レターフロムS

「春の海脱線バナシに花が咲き」レターフロムS11 再掲です

 早春の陽光きらめく3月半ば。

今シーズンの「アーク・シーカヤックツアー」。その下見で、足摺の海を漕いできました。

車にタンデムのシーカヤックを積み、我が家を出発!

30分ほど南へ走り、中村市内を抜け、R321サニーロードでさらに南へ。土佐清水足摺港を目指す。

 

 左は土佐湾の蒼い海。

明るい春の陽射しとぬくい風が心地イイ、窓を全開にしてのんびりと走る。

海辺の景色がよく、信号も交通量も少ないサニーロードは、気持ちの良いドライブ&ツーリングが楽しめる。

カーステレオから流れるのは、イーグルスの「Take It Easy」。ゴキゲンだね。

 

 道沿いのヤシャブシが、もう芽吹き始めてる。

四万十川沿いでは、やっとヤナギが芽吹き始めたというのに。

冬の土佐清水は、中村よりも気温が2度程高くぬくいのだ、ということに納得。

チャリに荷物を積んだ学生達を何組も追いぬいてゆく。

足摺の岬の先端には、四国八十八ヶ所巡りの金剛福寺があり、国道沿いを歩くお遍路さんの姿も多い。

歩いてゆくお遍路さんに僕は、年上の友人アントニオとふう(大型犬:ロットワイラー)のコトを思い出す。


2021年1月18日。アントニオ(僧侶 望月崇英)は、逝去いたしました。

 

銀座で托鉢 震災犠牲者を弔い続けた僧侶 新型コロナで突然の死 <あの日から・東日本大震災10年>:東京新聞 TOKYO Web

東京・銀座で托鉢(たくはつ)を続け、東日本大震災の被災地で死者を弔い続けた一人の僧侶が、新型コロナウイルス感染症で亡くなった。66歳。...

東京新聞 TOKYO Web

 

 一昨年の夏。

アントニオは、愛犬「ふう」と荷物を我が家にあずけ、1ヵ月半かけてお遍路さんルートを歩いた。

僕は、1ヵ月半も大好きな「ふう」と暮らし、遊べ、とても楽しかったし、

お遍路さんを終えたアントニオの話は、めちゃめちゃオモシロイものであった。

・ものすごい大金持ちの、会社社長お遍路さんと知り合った話。

・会社をリストラされ、借金に悩み、死のうと思って四国に来たが、

でも、ふと気づくと、もう4周もお遍路ルートを歩いてるお遍路さんの話。

・お遍路さんを接待してくれる、やさしい人々の好意を悪用する、悪徳お遍路の話など・・・

 

 アントニオは、ARK(アーク)の名付け親でもある。

屋号を決めかねていた僕は、彼に相談した。

すると、当時、米軍基地で働きながら坊さんになるために修行中だった彼は言った。

「ARKがいいんじゃないのー!佐野さん。サンスクリット語で、まあカンタンに言うと、

すべての生命の始まりを意味する言葉だよ。ちなみに、ノアの箱舟の名前がNoah of arkだったと思うよ」

鼓膜にビンビンと響くでっかい声で 教えてくれた。

「ARKかぁー」

僕には、大き過ぎ立派すぎる屋号だ、と戸惑うが、

「佐野さーん。名前は育てて行くものだからダイジョーブだよ!」といわれARKに決定した。

なにがダイジョーブなのか、いまいちよくわからないけど・・・

でも、なんか困ったことや、つらくて落ちこんでいるときは、

アントニオの「ダイジョーブだよ!佐野さん」の一言で元気になってしまう。

ホント不思議な人だ。

 

 話が脱線してますが・・・脱線ついでにもう少しアントニオ(一応日本人)の事を書いちゃいます。

僕が彼に初めてあったのは、四万十に移住する前に勤めていたフィールドワーカーを養成する専門学校。

その実習場がある長野県黒姫だった。

夏の盛り、実習場のミーティングルームで彼を紹介された(ふうも一緒に)。

日に焼けたシワだらけの顔は、彫りが深くまるでネイティブアメリカン。

その顔をクシャクシャとさせて、ニカニカ笑いながら「よろしくー!」と挨拶された。

僕はその時、直感で「この人はなんだか絶対、オモシロアヤシイぞ!」と思った。

いつもひょうひょうとしジョークばかり言ってる彼は、自分の事はあまり喋らない。

けど、仕事&プライベートで付き合っているうちに、そのユニークな経歴がだんだんわかってきた。

 

           

    ふうとアントニオ                サンキュー!ブラザー

 

 ブラックミュージックをこよなく愛する彼は、

本場アメリカでミュージシャンになろうと、大学をやめ、まずはハワイにわたる。

その後、ニューヨークへ。音楽活動&いろいろな仕事をしながら約20年NYで暮らす。

その間に、オートバイの冒険家と知り合い、冒険家の北極、南極、ヒマラヤ、パリダカールなどの遠征に同行する。

僕が彼に出遭った時は、もうニューヨークを 引き上げようか?という時期であった。

 

 アントニオはなにかの専門家ではない。

けれど、冒険家はいろいろな制約(予算や人選など)があるにもかかわらず、

チームの一員として(専門外の)彼を極地に連れて行く。

その理由は、(肩書きなんかじゃわからない)彼に触れた人にだけわかる、不思議な魅力のせいだろうと思う。

 

 アントニオ&ふうと山や渓流釣りに行き、キャンプをするのは最高に楽しかった。

釣った魚を焼き、焚き火をかこみながら彼が話す、NY時代や極地遠征した時の楽しかった話や悲惨な話の数々。

それは、一冊のオモシロ本が書けそうなくらい魅力的なものだった。

「若きの日に旅をせずば、老いての日になにをか語る」。僕は、ゲーテ(だったかな)の言葉を思い出す』

 

        

       海の駅

 

 さて、この辺で話をぐぃーんと元に戻してと・・・

土佐清水足摺港にある海の駅で僕は、「マリンショップ・シーサークル」の三谷さんと落ち合った。

三谷さんには、シーカャックのインストラクターとしてお世話になったり、

アークの「シーカヤックツアー」に協力してもらっている。

 

 今年の4月8日で、足摺~高知のフェリーが休止(先だって、佐伯~宿毛フェリーが休止になったというのに!)。

しかし、足摺~高知のフェリーが休止になったおかげで、

今までフェリーの発着場とし使用してきた海の駅の建物の

一角をシーサークルが、ダイビング&シーカャックの施設として使用出来るコトに。

海の駅ベースで・シーカヤックを使った湾内の体験コース・湾外コースなどのメニューが行えるようになった。

今回は、「湾外・キャンプ1泊ツアー」のコースを2人で漕ぐ。

*その後、佐伯~宿毛フェリーは、04年12月15日~再開が決定。パチパチ!

         

    ひさしぶりの海にわくわく          春の海をゆく

 

 海の駅を見学し終えた僕らは、駅の少し西にある港からタンデムカヤックで出発!

水と簡単な食料をつんだ2人艇、前を三谷さん、僕が後ろを漕ぐ。

出発すると、おだやかだった波が、やや高くなってきた。

海の水の透明度はよく、浅いところでは珊瑚がクッキリと見える。

水温19度。西の風。

 

 晴れわたる春の空、みわたす限りの大海原、まるみをおびた水平線。

でっかい空と海の景色をゆけば、気持ちもノビノビとしてくる。

いつもは、山に囲まれ、空がちいさい川を漕いでいる身には。

「そういえば、あのジョン万次郎の数奇な冒険人生は、この海からはじまったんだよなー」

 

 潮やコースタイムを確認しながら西へすすみ、千尋崎の先端をまわりこんだ。

高くなってきた波、複雑な潮の流れに注意し、岬の先端をまわる時は少しだけ気合を入れて漕いだ。

岬をまわり込むと波はおだやかになり、風や波によって浸食された奇岩が見えてきた。

休憩のため千尋崎のビーチに上陸。森に囲まれた小さな湾、小さな砂浜。

海の水は透明で、珊瑚の間をあざやかなブルーの小さな魚が泳ぎまわっている。

夢のように美しい場所に、おんちゃんが2人・・・似合わないのだ。

 

 そこからさらにもう1漕ぎし、弁天島の右側の砂浜に上陸。

砂浜を上がったところが、爪白キャンプ場(竜串)。ツアーはここでキャンプ泊。

芝生のキャンプ場を囲むのは、小さな岬をめぐる遊歩道。シュノーケリングに適したキレイな海。

訪れる人も少なく、静かだ(なにしろ遠いからねぇ)。料金も1泊350円と安い(シャワー有り)。

この爪白キャンプ場は、僕のお気に入りのキャンプ場。

竜串の海が気に入った僕は、ひと夏テントを張って過ごしたことも(四万十川のほとりに移住する前)。

 

 この春イチバン静かで美しい海。

ツアーのゲストにも、気にいってもらえる海とコースだ、と思えた春の海の下見なのでした。

 

       

   キレイやねぇ・・・            静かで美しい海辺         

 

*ARKのシーカャックキャンプツアーは、ツアー初日の朝、海の駅に集合。

基本的には千尋崎を回るコースを漕ぎ、途中で休憩&シューケリング。

爪白キャンプ場にテントを張りキャンプ(漕行約7~8キロ)。

夕食は近くの竜串荘で、「飲み放題食べほーだい」を利用。

翌日は弁天島上陸、もしくは近くでシュノーケリングか海遊びで過ごし、昼過ぎに解散(予定)です。

 

*荒天の時、千尋崎の先端の海の状況が悪いときには若干のコースの変更があります。

*料金は 大人1人 22000円(保険 ガイド料 カャック&キャンプ道具込み)

*シュノーケル3点セットは別料金でレンタルできます。

このツアーは5月半ば以降~利用できます(要予約)。

*現在、このツアーはおこなっていません(リクエストがあれば検討しますが)。

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風と風とが出会うところ

2025-02-27 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「風と風とが出会うところ 」2011年早春に書いた記事を再掲です。

 最高気温12度。

 「水と水とが出会うところは、風と風とが出会うところでもある」

まだ春浅い四万十川が僕に教えてくれたこと。

 

 早春のある日(3月9日)。

僕らは、カヌー(カナディアン)に・テーブル・イス・昼食・飲み物を積んで、リバーピクニックに出掛けました。

ひとあし早い春のおとずれを、水の上でも感じたくなったのです。

コースは、津大橋(西土佐網代)~口屋内沈下橋(口屋内村)まで。漕行11キロ。

 

 晴れた川は北風が強く、流れる雲が陽を隠せば、風の冷たさをヒシヒシと感じます。

カヌーを押しスバヤクのりこみ、少し波立つ水面にスイーッと滑りだす。

長靴をわすれた僕は、のりこむ時、うかつにも足を水にぬらしてしまいました。

「うーん、足がひやい・・・。でも、アタマのうえが広いのは、キブンがイイね!」

 

 久しぶりに水面から見渡す川景色は、とてもシンセンに感じられます。

カヌーの上から手を川に浸してみる。春先の水は、まだとても冷たく、20秒ほどで指先がいたくなってきます。

川面の水温は10度くらいか?やせた川の水の透明度は、まぁまぁといったところ。

 

 北風に押されながら、カヌーはゆっくりと川を下ってゆきます。

早春の川岸をいろどるのは、芽吹きたてのヤナギ(春告げ木)の萌葱。菜の花の黄。

あと10日ほどでサクラも咲きはじめれば、まだハダカの落葉樹の芽もつぎつぎとほころぶでしょう。

じこじこと色が増えてゆく春の岸べ。僕らは、明るい春を漕いでゆく。

ガラガラ。ん?音のした方をみる、と白いお尻をふりふりシカが斜面を登っていきました。

 

 6キロほど下って川原に上陸、ランチタイムです。 

メニューは・パン(リエイロさん、サンキュー)・シチュー・コーヒー。

時折ごうごうと吠える風にテーブルごと川に吹き飛ばされそうになり、ややアセル。

昼食後、再びカヌーに乗りこんで出発!口屋内沈下橋まで、あと5キロ。

 

「風と風とが出会うところ 」*拡大すると画像が粗くなります。

 

 「むかい風がきつくなったにゃー」前部漕者の平塚さん。

「きついっすねぇー」後部漕者の僕がこたえる。

もうすぐゴールの口屋内沈下橋。

その手前の長いとろ場の途中で、トツゼン風向きが南にかわってしまいました。

それまでは北風が、僕らの背中とカヌーをぐいぐいと下流に押してくれてたのに。

 

 キツイむかい風にぐらつくカヌー。平塚さんが右ナナメ前方を指差して言う。

「あそこに黒尊の谷があるろ、この向かい風は、黒尊の谷を吹き抜けてきた強い風が

本流にでて対岸の山にあたる。そこで分かれた風の一方が上流(かみ)に吹きつけてるんよ」

四万十川の支流黒尊川の水は、口屋内村で四万十川本流の水に合流しています。

「水と水とが出会うところは、そうか、風と風とが出会うところでもあるんだ・・・」

そんな小さな発見を、僕は少し嬉しく思いました。

 

 ゴール手前のきつい向い風のとろ場を、

わっせわっせと漕ぎ、午後のはやい時間に、口屋内沈下橋にブジ到着。

ふと見上げた川岸には、フジツツジの花も咲きはじめていました。

 

*平塚さん:シマムタ共游国(レンタルカヌー)

*とろ場:水の流れがゆるいところ

*タイトルは、レイモンド・カーヴァー詩集「水と水とが出会うところ」より 

 

カナディアンで、春の四万十川を下るのもおススメですよ。

後部を漕ぐ(わりに手元が忙しい)自信のない方、一人参加の方、ガイドが後部を漕いで下りますよ。ぜひ!

*前部のシートに座り、カメラで春景色をバシバシ撮りながら、コーヒを飲みながら、下れます。

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レターフロムS10「春待ちノロマライフ」

2025-02-23 | レターフロムS

書き直しレターフロムS 10 「春待ちノロマライフ」 期間限定公開中

 2月中旬。

激しい南風が、うなりながら四万十を駆けぬけて行きます(春一番)。

冬のひやい北西風にウンザリしていた身には、なんとも嬉しいぬくい南風だけど、

大風は、我が家のベランダの庇(波板)も、吹き飛ばして行ったのでした。あらら。

 

 風の威力は、これまであちこちのフィールドで体験してきましたが、

この四万十川でも、「風のパワーってスゲー!」と驚いたことが何度かあります。

そのひとつは、以前あるカヌー施設でバイトしてた時のデキゴト。

大風の日に、川原にカヌー(カナディアン)&カヤック数艇を置きっ放しにしていたら、

激しい突風が、一瞬にして艇を空に舞いあげた。まるで木の葉でも吹き飛ばすかのように軽々と。

「うわっ、スゲー!空飛ぶカヌーだ・・・」

そして空を舞った艇は、川原のあちこちに、ガシャ、ドスン!と落ち、ガラゴロと転がったのでした。

散らばった艇を集める。一艇のカヌーが行方不明・・・。いくら周囲を捜しても見当たらない。あれれ?

捜索の結果、川まで吹きとばされたカヌーは、速い水(増水してた)に乗り、下流に流された、と判明。

川で遊ぶときは、水かさだけでなく、風の強さにも注意が必要ですね。

 2月18日。

朝の庭は、ピラカンサの赤い実をついばみにやってくる、

・ジョウビタキ・ヒヨドリ・メジロ・シジュウカラで、ぴーちくぱーちくとにぎやかです。

ホーホケキョ!ケキョ・ケキョ! そこにウグイスのさえずりが。おおっ、初聞き!です。

少し離れた電線の上では、一羽のモズが「オイラにはカンケーないけんね」と高鳴いてます。クールですね。         

 

 2月末。

陽ざしたっぷり、ポカポカ陽気の日。最高気温は19度。

今年初、Tシャツ姿で近所を散策しました。

重い冬服を脱ぎすて身軽になると、なんだか気持ちも軽くなるような気がします。

「はやいとこ、Tシャツ&短パン&ビーサンの季節にならないかな・・・」

夏は、短パンいっちょうで外をうろうろしてても特に問題はナッシング。

都会(マチ)で暮らしてると、こうはいきませんね。田舎暮らしの気楽さです。

 

・ウメの薄紅・サクラのピンク(早咲き)

・菜の花の黄色・フグリの青紫・ホトケノザの赤紫・タンポポの白。

じゅんじゅんに咲く春の花が、早春の里山にじこじこと色をつけてます。

樹木の冬芽も大きくふくらんで、本格的な春近し、です。

*じこじこ(土佐弁):少しずつ、ゆっくり

 

 冬のあいだは、カラカラに乾いてたフィールドに、あたたかな雨が降る日も増えてきました。

ひと足はやい春の訪れを感じさせる、恵みの雨。冬から春へ、空もうつりかわっています。

少し水量が回復した四万十川の水温は、15~16度。

1月末の水温は8度なので、ひと月で8度も水温が上がったコトになります。

 

 明日から3月。いよいよ「カヌー&キャンプ」が楽しいシーズンの到来です。

アークでは、昨年度以上に皆さんが楽しめる個性的なツアーをご用意してお待ちしています。

少し足をのばして、四万十に遊びにいらして下さいね。   

 3月初旬

3月第1週は、寒のもどりでひやい(寒い)日が続きました。

7日(日曜日)は、今シーズン3度目の積雪に。

毎年のように雪が降る3月のはじめ。それはまるで、春を迎える儀式のようです。

 3月14日。

春は、ネコの目天気。空は、クルクルとよく変わります。

風向きもかわりやすく、あたたかな南風が吹く日も増えてきました。

13日、14日は、日差しポカポカのぬくい週末。南風。

13日は、春の足摺の海を漕ぎ、翌14日は、春の四万十川を漕ぎました。

13日の足摺の海の様子は(シーカヤックツアーの下見)、次回のレターに、書きます、書きます。

 

 14日朝。カーテンの隙間から差し込む光に、良い天気の予感を感じました。

ポカポカ陽差しのベランダで、のそのそと遅い朝メシを食べ、

だらだらと日光浴をした後、車にカヌーを積み、ようやく出発!

時計を見ると、あらら、もうすぐお昼ではないですか。遅くとも10時には出発する予定だったんだけど。

「また、やっちゃった・・・」どうにかならないかな、このノロマライフ。

 

 江川崎に向かう車中、川べに、モクレンの白い花が見えました。

「ほおっ・・・」

その花の鮮やかさに、思わず車を止めて見とれていると、フイに胸を衝かれてしまいました。

めぐる季節にもう2度と逢えない人を思い出して。

 今回は、カヌー(カナディアンタイプ)を1人で漕いでくだります。

江川崎カヌー館上流の川原からスタート。岩間の沈下橋まで。約8キロ。

 

 スタート地点に到着すると雲は、

今日も出遅れた僕をあざ笑うかのように、空を灰いろに閉ざしまいました。

「しょーがねえべ・・・」。荷物を積んでGO!

気温18度。水温14度。水の透明度は、3~4メーターほど。

3月に入り雨量は増えたけど、川の水量は少なめです。

 

 空は雲っているけれど、寒くはありません。ぬくい南風が心地良い。

芽吹きたてのヤナギの萌黄が、岸べを鮮やかに彩っています。

春告げ木でもあるヤナギ(僕が勝手にそう呼んでいるだけですが・・・)。

今年は、例年よりもすこし芽吹きが早いかな?

このぶんだと、20日開花予想のソメイヨシノも、17~18日頃には咲きはじめそうです。

画像はイメージです。

 大きなウグイや鯉が、カヌーの下をゆうぜんと泳いで行く。

フィ、フィ、フィ、フィー!

目黒川との合流地点で、カジカ蛙が美しい声で鳴きました。

「もう川の中にも春が来ているのだ。アユの子ものぼってきてるかな?」

 

 菜の花に見送られながら、カヌーはゆっくりと下って行きます。

とろ場(流れのゆるやかな箇所)で、キャンプ用のストーブに点火し、コーヒーをいれる。

「春色の川を愛でながら飲むコーシー。うーん、いいではないか・・・」

水ぬるむ春。南風、春景色、あたたかなコーヒーに、

冬にこわばった「春待ちノロマライフな男」のカラダとココロも、じわじわとぬくもっていきました。

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