あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

ロック・ドラマーのジム・コウプリー死去

2017年05月16日 | 英国ロック
私にとっては「ジム・コプリー」の方が馴染み深いが。

ジェフ・ベックやチャー、ポール・ロジャース、トニー・アイオミ、
ティアーズ・フォー・フィアーズ、GO-WESTらとの共演でも知られる
英国出身のドラマー、ジム・コウプリーが亡くなったとの事。



コウプリーは2015年12月に白血病と診断され、骨髄移植を受けるも、
その後に再発。
最早それ以上の化学療法を望まず、残りの日々を暮らした模様。
享年63歳。



日本のロックファンにはチャー(Char)と組んでた事で知られており、
私自身はPSYCHEDELIXでのコプリーのプレイを印象深く覚えている。

弾力あるスネア音とバスドラの細かい踏みっぷり、ニュアンス豊かな
手数・・・。3ピースのグループにガッチリ嵌っていた。



96年からは元FREE、バッド・カンパニーのヴォーカリスト=ポール・
ロジャースのツアーメンバーとして世界中を回っている。

※メンバーを気に入ったロジャースは、同じ面子でスタジオ・アルバム
「NOW」と「エレクトリック」を製作。



1996年に発表されたライヴ・アルバム『Paul Rodgers Live/
the Loreley Tapes』で、コプリーの手数の多いドラミングを
堪能する事が出来る。

同じメンバーで来日も果たし、「やっぱりP・ロジャースとは英国
ミュージシャンが相性イイよな」と納得させられた。
※ジェフ・ホワイトホーン(g)、ジャズ・ロッホリー(b)・・・



1996年7月12日のクラブチッタ川崎。
オールスタンディングゆえ、私は前から2列目で彼らを見る事が
出来た。素晴らしい歌唱と演奏だった。

「日本のビールと焼き鳥、しゃぶしゃぶ好きの大の親日家だった」
~なんて聞くと、ますますシンミリしてしまう。



プレイを目前で見たミュージシャンが亡くなるのは寂しいものだ。

ありがとう、ジム・コプリー。
どうぞ、安らかに・・・。

ゼクシィのCM、なんかイイね

2017年05月03日 | 英国ロック

「結婚しなくても幸せになれるこの時代に、私はあなたと結婚するのです」
良いフレーズだと思う。

世の流れに寄り添って事業を継続する努力も感じる。
CMの好感度を上げてるのは、なんといってもバックで流れている楽曲。



ゾンビーズの「ディス・ウィル・ビー・アワ・イヤー」!!
収録されてるアルバム「オデッセイ&オラクル」も素敵な小曲揃いの名盤。
2001年にフロント2人が「コリン・ブランストーン&ロッド・アージェント」
名義で初来日した時も披露された。

公演場所は吉祥寺スターパインズ・カフェ。
一緒に見に行ったウチの連れが感激して泣いてたよ...。
http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/1c04098f3d5c0255a3404eb95f422028

アラン・ホールズワース 死去

2017年04月19日 | 英国ロック
健康に不安があるとは知っていたが、とうとう彼までが…。

享年70。死因は伝えられていないが心筋梗塞とも言われている。
発表は家族のFacebookにて。

英国ウエスト・ヨークシャー生まれのホールズワース。17歳で
ギターを弾き始め、60年代後半「イギンボトム・レンチ」を結成。

その後は「テンペスト」「ソフト・マシーン」「ゴング」「UK」
などでプレイし、高い評価を得た。


※画像は「UK」。
 中央下がホールズワース。

ソロ・アーティストとしても活躍。プログレから、ジャズ・
フュージョンを初めとした様々なジャンルでその才能を発揮。

ミュージシャンからの信望も厚く、エディ・ヴァン・ヘイレンは
「通常の奏法ではホールズワースのプレイを再現できない」と、
ライトハンド奏法を使ったのは有名な話。



「UK」やソロ期のウネウネ・ギターも良かったが、
私はテンペストでのHRっぽいプレイも好きだったなぁ。



ツインギター期のBBCライヴでは、オリー・ハルソールと若気の
至りのような激しいソロの応酬があった。

※最初、非公式盤で聴いて鼻血が出そうになったよ!



庇を貸した積りが母屋を取られちゃったグループもあった。
ソフトマシーンは「収束」でホールズワースのギターバンドみたいに
なってたし。

ゴングの「ガジーズ!」も同様でした。



そんな恐ろしいプレイヤーだったが、ご本人は単に自分らしくギターを
プレイしただけ…そんな雰囲気だった。

あれ程のギタリストなのに、晩年は経済的に苦しい状況に陥ることに
なったりと、寂しいニュースもありました。
※離婚で財産を持っていかれた…とか

全てを聴いたわけではないけれど、やはり凄いギタリストだと思います。
未聴のソロアルバムやコラボ盤もチェックしなくちゃな。

たくさんの素晴らしい演奏を有り難う。
アラン・ホールズワースよ、永遠に。

レコード・コレクターズ2017年3月号「特集:ブリティッシュ・ハード・ロックの誕生」購入

2017年02月17日 | 英国ロック
私の心を鷲掴みにする特集名!

そして、この表紙!
※マーシャル・アンプの壁を背にするクリームの3人!

買わずにいられようか!俺が買わずに誰が買う!
そう思ったブリティシュハードロック愛好家は、
読んで予想以上の濃さに圧倒されるのさ!



レコード・コレクターズ2017年3月号
【特集】ブリティッシュ・ハード・ロックの誕生

~以下、公式紹介文(抜粋)

舞台は1966年のイギリス。
エリック・クラプトンを擁したクリームとジミ・ヘンドリクスの登場は、
聴衆の目をポップ・シンガーからカリスマ性のあるプレイヤーに移らせる
きっかけとなりました。

その衝撃の大きさゆえに、様々なジャンルでも同時多発的に進行したこの
現象は、ライヴ会場の巨大化、ひいては機材の発展を促進させる事に。
ます。
本特集では、ハード・ロックが未知の可能性を秘めていた66~71年の状況を、
サウンド傾向別に捉え直しました。

◆時代に導かれた大音量化への道~“ハード化現象”を傾向別に解析(白谷潔弘)
◆“引き算”が鍵を握ったヘヴィ化への潮流~誕生前夜の重要曲を探る(犬伏功)
◆ブリティッシュ・ハード・ロック・アルバム選 1966-1971(赤岩和美、犬伏功、
大鷹俊一、小山哲人、白谷潔弘、立川芳雄、行川和彦、松井巧、山岸伸一、若月眞人)

ビート系、サイケデリック系、ブルース系、プログレッシヴ・ロック系
フォーク/カントリー系

・・・本当に「誕生期」にスポットライト当ててあるのよね。
ZEPもFREEもアルバム選に登場するのは「1stアルバム」。
フリートウッド・マックもブルース・オンリーから脱却する「ゼン・プレイ・オン」。
※私はこのアルバムが一番好き!

スプーキー・トゥースはサイケからヘヴィに移行する「2ndアルバム」。
パープルも「イン・ロック」。

プログレ名バンドのアルバムも「ハードロック要素」をピックアップして紹介。
さらに「ブラック・ウィドウ」や「インディアン・サマー」までが登場!



もはや、あの名書「ルーツ・オブ・ブリティッシュ・ロック」を思い起こさせる内容
じゃないですか!

素晴らしい、素晴らしいぞレコード・コレクターズ2017年3月号!
往年のハードロック小僧には、まさにマスト・アイテムだ!

【レコード・コレクターズ】
2017年3月号

定価823円(本体762円)A5判 256頁

画像再録:実家のASIAポスター

2017年02月03日 | 英国ロック
昨年は災害に見舞われた日本列島。
私の実家も大きな地震に遭った。

交通機関にも影響が出たため、なかなか
帰れなかったが。

数か月して戻ったら、
外のブロック塀は倒れて片付けられてたし、

床の間の土壁は落ちてたし、私の部屋の
押入れ戸はベロベロに破損していた。



そこに貼ってたエイジア1stのポスターも
破れて、ヒドい事になってしまってました。

(ごめんな、ウェットン・・・)

いま、エイジアの1stから3rdまで
聴き捲ってますよ。

イイ曲、多いですよ。

21世紀になって生でコンサートを見る事に
なるなんて、昔の私は思いもよりませんで
したよ。

1stから「Wildest Dream」が演奏された
時には歓喜したし
「They fight!」「for king!」の
コーラス(?)も合わせて叫んだものです。

いま故郷の実家は空き家だが。
また片付けに行かなきゃならないんだよな。

遠くない未来にはいろいろな物を廃棄して
家も取り壊す事になるだろうし。

エイジアのポスターも、きっと剥がす日が
来るだろう。

・・・泣いちゃうね。

追悼:ジョン・ウェットン「Roxy Music - Out of the Blue」

2017年02月02日 | 英国ロック
私が思うウェットンのベスト・プレイの一つです。
ベーシスト・ウェットンの真骨頂。
素晴らしい音色、そして疾走感。

Roxy Music / Out of the Blue [Musikladen 1974]

個人的には公式ライヴ盤「VIVA!Roxy Music」より好きです。



これまで行ったウェットンさん絡みのLIVE感想もリンク致します。

ASIA 2010日本公演(オメガ・ツアー)
http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/0d0e15bdcacb7c3d611645e92a5315f0

http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/c616cb4cbd75455e725c2edcf91562f2



「スティーヴ・ハケット Tokyo Tapes」DVD
http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/dd8f8e4bbbbf18292c68fa22ef44826c



U.K.ラスト・ツアー最終日に行ってきた
http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/200660e206eacd1c931b7523a845b2ae

http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/55a0ce0d1ccb16e0886650424c4b4027

http://blog.goo.ne.jp/aru-rodgers/e/97ff0843b1ffc9ec94cb2635c084d4f2

ヴォーカリストとしても大好きでした。

いま一度、ウェットン氏の安らかな旅立ちをお祈りします。

訃報:ジョン・ウェットン

2017年01月31日 | 英国ロック
ジョン・ウェットンまでが死去されましたよ…。
享年67。
亡くなったのは1月31日の早朝。結腸癌だったとの事。



闘病中とは知ってたが、まさかグレッグ・レイクに続いて偉大な
ヴォーカリスト兼ベーシストが亡くなってしまうとは…。
プログレ界の大きな損失である事は間違いありません。

英ロックバンドの名門グループを渡り歩いたジョン・ウェットン。
特にキング・クリムゾン、UK、エイジアではベース&ボーカルを
兼任するフロントマンとして活躍。



ウェットンの衝撃的な出世作はクリムゾンの「太陽と戦慄」とみて
間違いないだろう。
※その凶暴なベースはMC5の「キックアウト・ザ・ジャムズ」に
 匹敵すると称しても過言ではない。

「Red」では歌声も野太くなり、当時の最高レベルに値する英国
ミュージシャンになったと言えた。



クリムゾンの解散後、プログレッシブ・ロック界の名士が集結した
UKで3枚のアルバムを残したウェットン。

プログレ不遇の80年代にはエイジアを結成、ファースト・アルバム
「Asia(詠時感~時へのロマン)」を全米チャートに送り込んだ。

「プログレのスーパーグループが3分ポップを…」と言われつつ
アルバムは全米1位を10週獲得、同年アメリカで最も売れた1枚と
なった。



エイジアで離合を繰り返しつつ、ソロや(ホールズワース抜き)UK
リユニオンなど活動を続けていたウェットンだったが。2015年には
腫瘍を摘出したことを発表。
※これが癌による悪性の物だったという…

2017年1月には新しい化学治療の為、参加予定だったエイジアの
ツアーを出演中止と発表。
ファンからは回復を祈る声が寄せられていたという。

公式サイトによると、彼が最後に参加した作品は、エイジア2014年の
アルバム「Gravitas」との事。



けっこう彼は日本に来てたんだよね。
私も何度か彼の勇姿を見てますよ。スティーヴ・ハケットとの共演、
エイジア、リユニオンUK…。

もう彼の持ちネタの「キミタチ、サイコダヨ」も聞けないのか。
メチャメチャ寂しいよ!
※鉄板でしたよ。毎回お客はヤンヤの大歓声でしたよ!

最後の方は発音が上手くなって「君タチ、サイコーだヨ!」くらいには
聞き取れたんだよ!(涙)



あれだけ才能あるのに不思議なトコロもあって。
ファミリーじゃロジャー・チャップマンを前に立てて自分はバックに
回っていたし。
ロキシー・ミュージックやユーライア・ヒープも同様。

S・ハケットとの来日も、UKリユニオンも、相手が誘えば断らない人柄の
良さを感じさせてくれたものです。

おかげで素晴らしいステージを体験することが出来ましたよ…。
ありがとう、ウェットン。

しばらくは「スターレス」を聴いて過ごしますよ。
バンドの終焉を表した真っ暗な曲なのに、貴方の歌声は実に男らしく、
前向きでした。

私も落ち込まず、前を向いていきます。

マイク・ケリー(Dr)、死去

2017年01月22日 | 英国ロック
amassさんは「英国のパンク/ニューウェーブバンド、ジ・オンリー・ワンズや
スプーキー・トゥースでの活躍でも知られるドラマー」と紹介されているが、
私にとっては、圧倒的にスプーキィ・トゥースの印象が大きいなぁ。

これでグレッグ・リドリー(b)、マイク・ケリー(Dr)という、トゥースの
リズムセクションが2人とも亡くなってしまったよ…。



まぁ、公表されたのがジ・オンリー・ワンズの中心人物ピーター・ペレットの
Facebookだからだろうが、逆に言えば60年代からニューウエイヴまで股に掛け
活躍したケリーの素晴らしさを表してるとも言えますねぇ。

病名は明らかにされてないが、マイクは2016年9月に自身の病気について知った
とのこと。



1947年3月24日、イギリス バーミンガムで生まれたマイク・ケリー。
亡くなったのは2017年1月19日。69歳でした。

スプーキー・トゥースの前身バンド「The V.I.P.s」から名前が出てくるから、
60年代半ばからのキャリアです。

「アート」唯一のアルバムでプロデューサーを務めているのが、ガイ・
スティーブンスというのが印象深いし。
トゥースになってもジミー・ミラーが2ndアルバムを担当してるし、アート
ロックからサイケ風味、アーシー・ロック、前衛ロック、ヘビィ・ロック、
ハードロック、ファンキーロックとアルバムごとに変わっていった作風を
支えたケリーのプレイは特筆すべきでしょう。



私の好きなアルバム「トゥー」「ウィットネス」「You Broke…」のOPは
いずれもドラムから始まる楽曲だけに、ケリーの叩くアタックには深い
思い入れがありました。

ただ、ニューウェーブの時代になると、私自身は時代を遡って聴くロック
小僧になってたので、オンリー・ワンズの活動は殆ど知りませんでした…。

※我ながらパンク/ニューウエイブの分断指向は考え直す必要が
 ありそうですですねぇ。シャークス来日公演でも感じたけど。



セッション・ドラマーとして活動したり、トゥース再結成に参加したりの
ケリーでしたが。

元ベースのグレッグ・リドリー追悼の意味合いもあったというトゥースの
2004年ライヴはCD/DVDとして発売されており
DVD「Nomad Poets: Live In Germany 2004」では元気にドラムを叩く
ケリーの姿を見る事が出来ます。



※6月にドイツ、ヴォルプスヴェーデとハンブルグでの2夜のライブを収録。
 オリジナルメンバーのゲイリー・ライト(キーボード/ボーカル)、マイク・
 ハリソン(キーボード/ボーカル)、マイケル・ケリー(ドラムス)の3人に
 加えゲストミュージシャンが登場。代表曲が演奏されている。

個人的に生で見たいグループの代表格だったスプーキー・トゥース。
弊ブログでは2004年DVDの感想をUPしていますが、「来日公演に希望を残す」
コメントで結んでいますよ…。

今晩は「Nomad Poets:Live In Germany 2004」を見ながら酒でも飲むかなぁ。

ヘヴィなドラミングは最高で、まさにスプーキー・トゥースの屋台骨だった。
マイク・ケリー、素晴らしいプレイを有り難う。

どうか、安らかに・・・。

スレイド43年ぶりの来日公演は延期

2017年01月20日 | 英国ロック
43年ぶりの来日公演が予定されていたSLADE。
※3/9(木)に渋谷WWW、3/10(金)に新宿 MARZ

しかし、招聘元の英国音楽/VINYL JAPANによると
2016年12月にメンバーのデイヴ・ヒルが事故により肘に負ったケガが
予想以上に重症なため、3月の来日公演は延期せざるを得ないとの事。



既にSLADEのオフィシャルFBページ等に情報があがってるらしいが

英国内のツアー先だったブライトンで散歩中だったデイヴ・ヒルが
自転車との接触事故に遭ってしまい、2月までのツアーがキャンセルに
なっていたとの事。

3月からはツアー再開の予定だったが、予想以上にケガの状態が思わしく
なく、3月の来日公演も延期になった模様。

VINYL JAPANは「現在、早急に新しい日程での公演スケジュールを
組み直しております。こちらに関しましては日程が確定し次第、ご案内
致します。皆様何卒ご理解をお願いいたします」と発表。
デイヴ・ヒルの回復を祈るメッセージを寄せている。

今回は災難だなぁ。
「シャークス」チケットを買いに行った時、一緒にスージー・クワトロと
スレイドのフライヤーも貰ったけど。

スレイドは公演が近付いたら再考しようと思ってたのよね。
シャークスは無事来日してくれて「良かった良かった」だったけど、
スレイドは延期かぁ。やっぱり大変だねぇ。



VINYL JAPAN関連では、エコー&ザ・バニーメンのイアン・マッカロクも、
本人の喉の不調で来日公演が延期になってたしな。
※これは振替公演日が決定。4月13日(木)&14日(金)になったそうな。

クリエイティブマンでいえば、クリス・ブラウンなんて過去の素行不良が
原因で入国許可が下りなかったとかで、来日公演が延期になるなんて事も
あったみたいですし。

外タレさん呼ぶのは、リスクは付き物なんですね。
急病でキャンセルというのもあるし。

チケット買うのも、ある意味でバクチなんですねぇ。
呼び屋さんも大変だけど。お客さんへのフォローも大事にね。



キース・エマーソン公演中止の時なんて、ビルボードジャパンから電話が
来ましたよ。
女性が「既に御承知と思いますが…」と、今にもお悔やみ申し上げそうに
話し始められましたよ。

申し訳なさそうな口調に「貴女には責任ないんですから」と言いそうに
なってしまったくらいです。

その時点で「チケット代の払い戻しも間違いないだろう」と信用致しましたよ。
そんなもんです。

ホント、色々大変だと思いますが。その辺よろしくお願い致しますよ。

グレッグ・レイクの自伝とCD発売が決定

2017年01月18日 | 英国ロック
2016年12月に亡くなったグレッグ・レイクの自伝が出版される。
アメリカの出版社が発売契約を結んだとの事。

レイクが12月7日に亡くなる直前に書き上げた自伝。
タイトルは『Lucky Man』。



自伝執筆自体は晩年に考えていたようだが、レイクのマネージャーによると
「2014年、グレッグは末期がんと診断された」として、自伝完成の決意を
固めたとの事。

グレッグに「自分の言葉で書く」と告げられたマネージャーは、グレッグの
「僕は本当にラッキーな男だ」という言葉も公表している。

出版される日程など、詳細は今後発表される予定。
日本版は発売されるのかなぁ…。



そしてCD発売予定。
ライヴ音源盤『ライヴ・アット・ザ・ハマースミス・オデオン '81』の日本
発売が決定したとの事。

原題は「London '81」。MSIから2月24日発売予定。
海外では2015年に発売されているもの。

収録日は1981年11月5日。ロンドンのハマースミス・オデオン公演のもので、
ゲイリー・ムーアが参加したライブ。

ゲイリーとのコラボは同年8月のレディング・フェスティバルで実現しており、
それはそれは大きな反響を呼んだもので。

グレッグはELP解散後発表した1stソロ・アルバム『グレッグ・レイク』にも
ゲイリー・ムーアを起用してるが、そこからハードロックナンバーの「ニュー
クリア・アタック」など演奏されている。



以下、収録曲

01. Fanfare for the Common Man/Karn Evil 9
02. Nuclear Attack
03. The Lie
04. Retribution Drive
05. Lucky Man
06. Parisienne Walkways
07. You've Really Got a Hold On Me
08. Love You Too Much
09. 21st Century Schizoid Man
10. The Court of the Crimson King
11. C'est La Vie

ELPの「庶民のファンファーレ」「悪の教典#9」に続き、「偽りの世界」
「リトリビューション・ドライヴ」、
ボブ・ディランの未完成曲をグレッグ・レイクが完成させた「ラヴ・ユー・
トゥー・マッチ」、クリムゾンの「21世紀の精神異常者」「クリムゾン・
キングの宮殿」。ELPの「ラッキー・マン」などなど…。

意外なトコロでは、スモーキー・ロビンソンの「ユー・リアリー・ガット・ア・
ホールド・オン・ミー」。
ゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」。
ボーナス・トラックは、81年ニューヨークでのライヴから『ELP四部作』収録の
「セ・ラ・ヴィ」のセルフ・カヴァー。

MSIさんゆえ、詳細なライナー対訳が付いてます。
楽しみですねぇ。

逝去に関して、エマーソン・レイク・アンド・パーマー、キング・クリムゾンなど
グレッグの関わった楽曲を再度聴きましたが、作曲家としてギタリストとしても
素晴らしかったと再確認。

…というか、追悼で色々と弊ブログに書いたけど、それをもっと讃えとくべき
だったと反省しましたよ。



「恐怖の頭脳改革」なんて、アルバム全体一番のハイライトは「悪の教典#9」で
弾かれる、グレッグ・レイクのギター・ソロじゃないですか!!

さすがにライブではトリオの限界が見え、テンポが一定しなくなったりするソロだが
キーボードをメインとする最強トリオで、ギターで存在感を示すところもグレッグの
凄さだったよねぇ…と、改めて感じた次第です。

エマーソンの自伝は先に発売されて、そこじゃグレッグは自己中みたいに書かれてた
らしいが、グレッグ側のはキースが亡くなってから出される自伝だし。

そこのトコロは奇麗にまとめてある事に期待したいです。

SHARKSライブの収穫

2017年01月15日 | 英国ロック
例によって
演奏を見た事が最高の収穫なのだが
今回も物販でTシャツ買いましたよ。



バンドロゴが全面にあしらってあるブツ。
色は黒のみ。サイズはL。

もう一タイプもあり、そっちは最新アルバム
ジャケットを模したモノらしいが、「まぁ
ロゴが大きい物の方がイイか」と思って、
コッチを選んだ。

最新ジャケ盤はXLもあったが、XLは凄く
大きいと聞いたので、安心してLの方を
買いましたよ。



バックプリントあり。
日程・会場、対バン名もある。嬉しいね。

収穫と言えば、チケットだってグループ・
フォトが印刷された物だし。

チケット購入時に缶バッジもGETしている。



あと、フライヤーもね。

正直、一時期は公演延期や中止が相次いだ
VINYL JAPANだけに、心配もあったのだが。

無事に終わって良かった、良かったという
感情も湧いています。

今回も「満員!」ってワケじゃなかったし
色々大変だと思いますが、(色んな意味で)
どうか頑張ってほしいと思いますよ。

SHARKS来日公演に行った(3)

2017年01月14日 | 英国ロック
第二部、いよいよスプップス登場!
しかしスニップス元気一杯だな。

つ~か、黒ジャンパーの下は鍵十字のTシャツかよ!
一番パンクじゃねぇか!



スぺディングがギターを奏で始める。
まずは二人体制か?

…と思っていたら、1stアルバムの「ol' jelly roll」
でしたよ。

後半バンド・サウンドになってくトコロも好きなので
そこを期待したが、最後まで二人だったよ。



いや、それ以前に!
スニップス、ダミ声じゃなくなってるよ!!
ビックリだよ!

そんな私の動揺をヨソに、2曲目のギターイントロを
弾き始めるスぺディングさん。

これまた1stから「world park junkies」です!
おいおい、他のメンバー登場に間に合うのかよって
心配してたら、ドラムとベースも参加。

デビューアルバム「ファースト・ウォーター」からは
他に「snakes and swallowtails」も演奏してくれました。



スニップスは曲によってギターも抱え、サイドを固めて
厚みを増してくれてたな。

曲は「Ya Ya Pop」、「Perfect Days」などへと続く。
スぺディングのプレイも抑えるトコロは抑える抑揚が見事。

響きによってはニール・ヤング風にも聴こえた。
テクだけじゃないニュアンスの豊かさを感じましたよ。

あんな多彩な音を出してるのにエフェクター踏んでないん
だもの!
もうスぺディングさんの服が作務衣に見えてきましたよ!

クックのドラムも直線的じゃなく、心地良い「揺らぎ」が
あり、これもステキだった。

トシは曲によって指弾きも使い分け、その時はピックを
口に咥えるベーシスト。
ルックスも良いから色んな意味で他のメンバーに遜色なし。
フレイザーのベースラインも弾いてくれてて感激。

カバー曲の演奏もあった。
これがボブ・ディランの「All Along The Watchtower」!



参った、いちいちスゲエなぁ。

スニップスは良く動く。
内股でステージの端から端まで行く時には、手でトシに
「ちょい下がって」と合図したり。

スぺディングの見せ場ではドラムに「音を抑えて」みたいな
指示出してるし。結構な仕切り屋さんだったわ。

ステージ袖に消えたかと思ったら衣装チェンジしてるし、
ステージ降りたかと思ったら前列の客と次々に握手してるし。
(私も一瞬、袖を掴みました)
MCでやたらと「Fuckin」を連発するし。

この会場で一番パンクじゃねぇか!

客席から声が掛かる。
「スニップス、ハウ・オールド・アーユー!?」
スニップスが英語で「65行ってるよ」なんて答えると
客席どよめく。

スぺディングが「バスにタダで乗れるんだぜ」と続けると
場内は大笑い。

そんな楽しいライヴで御座いました。
最後はアップテンポ曲を連発。
※アンコールも



ダブルアンコールを期待して拍手を続けたが客電が点いて
しまった。

それでも拍手は続いたが、BGMが流れ始めて諦め。
まぁ物販で一定以上買ったファン向けのサイン会ありゆえ
仕方ないか。

最後は1stから「doctor love」演って欲しかったなぁ。
最新盤からの演奏も結構あったから仕方ないけど、隠れた
名バラード「steal away」も聴きたかった。



まぁ、希望を並べたらキリがない。
サイン会の資格はあったが、書いてもらう物がないので
会場を後にした。

Tシャツにサインして貰ったら着れないからなぁ~。

SHARKS来日公演に行った(2)

2017年01月14日 | 英国ロック
ステージチェンジの後、シャークス登場と思いきや
MAD3の機材片付け間にスーっとスぺディングさんが
姿を現してアンプにシールド挿してチェックを開始
していました。(笑)

すかさずファンから歓声が飛ぶ。
スぺディングさんは淡々とセッティング。



その頃、MAD3のフロントマンEDDIE氏もTシャツ姿で
片付け中。
この辺はライヴ・ハウスっぽくてイイなぁ。

手を振ってハケるEDDIE氏にも拍手と歓声が。
※もちろん私からも。

彼のスピリッツには70年代(60年代?)からロックを
聴いてるファンも思わず「共感!」の雰囲気。

これも対バンありのライヴ・ハウスならでは…だね。

さて、SHARKSのメンバー登場だ。
再結成シャークスは、オリジナル・メンバーのクリス・
スペディング(g)とスニップス(Vo)に加え、元セックス
・ピストルズのポール・クック(dr)、日本人のトシ・
オガワ(b)…というラインナップ。



衣装は割とラフというかバラバラ。
スぺディングはダークカラーのシャツとズボン。
クックはTシャツ・スタイル。
スニップスもラフなTシャツ。
トシ・オガワは細身スーツにネクタイ。

初めて見るスニップス、スリムな人だなぁ。
髪は、やや薄毛だが真っ茶色でツンツンに立てている。

さぁ始まるぞと思ったら、そのスニップスが一言挨拶して
引っ込んでしまった!

演奏が始まり、歌い出したのはスぺディングだった。
※結局、二部構成だったのよね。
 一部はスぺディングのソロ・キャリア総決算的な(?)
 
一曲目は「Wild In The Street」
味のある歌声。
ギターはテクニシャンと言われるが、それを余り
ひけらかさないスタイルだ。

次々と披露される曲もロックンロールあり、ブルース・
ベースの曲もあり。
「Louisiana」なんて、ニューオーリンズ調に聴こえた。

やっぱ懐深い人だなぁ…なんて感じ入ってたら
次の曲をボソッと呟くスぺディングさん。
「Guitar Jamboree」?



曲中で名ギタリストのプレイを次々と再現していく、
あの「ギター・ジャンボリー」ですか!!

そして始まった同曲は、例によって味のある歌から呟く
ようにギタリストを紹介、物まねプレイを繰り広げて
行ったのでした。

アルバート・キング、チャック・ベリー、ジミ・ヘン、
ジャック・ブルース(ベーシストだけど何故か登場)、
ピート・タウンゼント、キース・リチャーズ、ジョージ・
ハリスン、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、
ジェフ・ベック、ポール・コゾフ、レスリー・ウェスト…

これで第一部は終了、メンバーは袖に去っていく。

なんか、「Guitar Jamboree」だけで元は取れた気が
したよ!(笑)

SHARKS来日公演に行った(1)

2017年01月14日 | 英国ロック
下北沢に着いて、カレーのパンニャに行こうと思ったが
「その前に会場の場所だけ確認しておこう」とGARDENを
見に行ったら、もう列が出来てた!

こりゃイカンと並んだが、いかんせん寒い。
スタッフさんが時間より前に地下に降りる階段へ案内して
くれたので助かったよ。



もっとも、そこでも暫く待ったが。
客層は、やっぱり(私を含めて)年齢高め、男子率が高い。
ファッションは…普通の冬服。

パンクな人は少なかった。
会話からしてもスぺディングのキャリアを追っかけてる人が
殆どだ。まぁ、そうだろうねぇ。

今年一番の寒波が来た日だが、ライヴで身体が熱くなるのは
分かっているからコートの中は薄着なのよね…。

でも、SHARKSメンバーの1人が階段降りながら声掛けしてくれ
たので、待った甲斐もありました。
※あとで考えたらスニップスだったよ!



開場となり、整理番号通りに入場。30番内で入れた。
入り口すぐの場所に物販コーナーがあったので、さっそく
Tシャツを購入。

トイレにも余裕で入れ、ドリンクも早々に飲み、前方の席で
待機だ。暗い中、機材を見る。
詳しいことは分からないが、定番のアンプが鎮座している。

バスドラにはPearlの文字。
…間違いなし!

待ってる時間でツイートしたりしていたが。
なかなか立ちっ放しは辛いなぁ…。

そうこうしてるうちにステージ脇のアンプから大音響が。
「ワルキューレの騎行」。爆破音入り。
「地獄の黙示録」ヴァージョンか。



登場したのはスリムな男性3人組。
正直、日本側からスペシャルゲストが参加…というのは
直前に知りましたよ。

フロントマンは背の高いオールバック・ガイ。
全員グラサンに革ジャン。

軽い挨拶の後、いきなり轟音のギターインスト炸裂!
リズム隊も前のめりで性急!

さすが下北ロック。
ヴォーカルマイクが無いと思ったら、全曲インストだった。

それでも曲のニュアンスは色々と含まれている。
「ヤードバーズのギターインストを早回し?」なんて印象も。

ギタリストは長身ゆえ、風車弾きもキマってる。
そして強烈なギターの速弾き。

そこから「紫の炎」や「胸いっぱいの愛を」のリフを挟むなど
サービス精神も充分だ。

さらに、スティーヴィー・レイ・ヴォーンのインスト速弾き曲、
「Scuttle Buttin'」をもカバー!!



「かっけぇー!!」と、この辺じゃ私、身体がノリまくって
おりました。
曲が終わっての歓声も結構かかり、 とうぜん私も「イエー」と
叫び倒す。

途中でフロントマンはサングラスを外したが、カッコイイ目を
してるじゃないか!男前じゃないか!

あきらかに若い女性客がいるなと思ったら、そういう事か!
※いや、演奏もカッコイイんですけどね

メロディアスな「カチューシャ」のギターインストは寺内タケシ
先生を思わせる伸びやかさ。

なんかニヤニヤしながらステージ上を見つめてしまいましたよ。



全部で30分少々の演奏。
充分ステージを温めたMAD3。

入り口で配られたフライヤーによると、2/12(日)に下北沢
SHELTERでもライブを行うとの事。

良いバンドです…なんて言ってたら、その筋じゃ知られた存在
だったんですね。
フロントのEDDIE氏も…。

大変失礼いたしました。

ジャンルや見た目で判断する癖、改めなきゃなぁ…。

※昔、パンクマスコミに好きな音楽を「オールドウェイブ」
 「過去の遺物」とコケにされたトラウマが抜けないのよ…

SHARKS来日公演、当日券あり

2017年01月14日 | 英国ロック
本日17:00までは新宿のVINYL JAPAN店頭にて、
会場の下北沢GARDENでは18:00過ぎより販売との事。

2017 Jan 14(sat) 下北沢GAEDEN

会場のHP謳い文句が「For Rockers、Punks…」ゆえ、
やっぱ元ピストルズ・メンバーを前面に出しての
公演になるのかなぁ。

日本代表、Special Guestとして、MAD3というバンドも
出演決定という事です。



さて、楽しみというか、ある意味「バクチ」となって
参りましたよ!

私のウォークマンに入ってるシャークスのアルバムは
ファーストだけだから(セカンドと2in1ディスク
持ってたくせに!再結成アルバムも買ったくせに!)

なんとか「ファースト・ウォーター」からの選曲を
お願いしたいです。