あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

輪島さんと二郎さんに学んだ事

2003年10月30日 | 生活
・・・輪島功一さん演じる刑事ドラマ、または坂上次郎さんが「夜明けの刑事(劇中歌/P・ロジャース)」で演じた人情デカから、人生に必要な事は学びました。

―――なんて嘘は それくらいにして(笑)。
「労働者の堕落」なんて事を前回ちょっと考えて。

人間、本来怠け者ですよ。楽したいですよ。そして労働現場には、その欲求に忠実な者も居るんですよ。
勤務態度の査定基準が曖昧な職場なら「いい加減にやっても給与は同じ」と、怠ける者は必ず現れる。
そして、それは伝染する。結果、労働現場全体のレベルダウンに繋がる。

結局、賞罰制として競争心に訴えるしかないが。中間管理者は、身の回りの実務で手一杯で、部下全員の査定まで及ばない。

そして実務現場は停滞する。由々しき事態だ。
ぶっちゃけ、今の私は中間管理に当る職をやってるので頭が痛い。
上は「そうそう処分は出来ない。指導してくれ」の一点張りだし。

ぶっちゃけ、全体がヤバイのだが、特に女子で性質悪いのが居て。
退職・入社が激しい女子部は、完全にレベル停滞。古株は慣れ切り、新人は未熟。
上から2番目に、どうしようもない女子がいて。
コイツが欠勤多いわ、遅刻は当たり前だわ、出勤しても1時間で居眠り始めるわ、仕事は覚えてないわ、叱るとフテ腐れるわで、お手上げ状態!
「いなくていいから帰れ」「つ~か、ここには要らない」的なコト言って現場から追ん出した事も数度。
しまいにゃ私に「男だけでもイイんだよ!チヤホヤするからツケ上がるんだよ!」みたいな暴言さえ勢い吐かせて。
それがどっかから上司の耳に入って「そんな事オマエが言う立場じゃない。女子部も大事なセクションだ」と呼び出され。

「ふざけんなよ――――!!そんなの分かってんだよ、コノヤロ―――!!テメエみたいな天下り野郎に何が分かるんだ――!?テメエが甘やかすからだろうが―――!!職場のレベルより役職に見合った発言の方が重要か―――!!オマエが辞めろ!つ~か、しね!病気なれ!女装してブラのホックを留める恰好のまま固まれ!」と言いながら暴れたかったが、家のローンがあるので耐える。

ま、家なんて無いですがね。ここで冗談でも言って気分変えねば血圧上がりっ放しだ。

その日は1日ケッタクソ悪かった。そして夜、落ちついて考えた。

ど~せ、奴は辞めないだろうし。他の女子が「あんた居ると全員が悪く思われるから」と問い詰めても「辞めない!ここ楽だから」と言い放ったとな(←このボケェ~!!)。
職場の庭に「これが仕事だ」と穴掘らせて「終わったら、また埋めろ」とか延々とやろうかな。または「オマエがこの穴に埋まれ」とかやろうかな(←それじゃリストラ推進部長じゃん)。
ま、死ぬほど雑用を申し付けてやるか。でも、コピーも出来なくて全部オレがやり直した事あるんだよなぁ~(涙)。

オレとて、他人様にとやかく言えるタマじゃない。本来が怠け者だし、今の仕事だって所々は息を抜いている。ホントは職場全体のレベル云々だってどうでもいい。

ただし、職業人としてのプライドはある。何もせずに金もらったら乞食だ。いや、乞食だって金もらえば芸の1つも見せる。
たとえ安月給でも、金もらう分は仕事を まっとうしなければと思う。

そんな意識の人間すら少ないのだろうか、望んでもいないのに役職に登用された(名ばかりの「副長」だが)。

大した矜持を持ち合わせているワケでもないオレ程度が。

ホント、輪島功一さんの百万分の1もないよ。
佐瀬稔さんに輪島さんが語った「アルバラードや柳との再戦で見せた鬼気迫る意思」の源流。それは「やり残した仕事をまっとうしなければならなかった」という職業人の矜持。
「闘志」でも「根性」でもない、「仕事をする人間としてのプライド」だったと。

渡辺二郎さんは「プライドのない人間は楽やね」と良く言っていた。
頂上に挑んでくる者達の軍門に下らない為、並々ならぬ訓練を自らに科した渡辺二郎さん。
私などは彼の百万分の1のプライドもないが、それでも「オレは乞食以下じゃねーぞ!」と職務に向っている。

引退後、酔っ払いキャラとして時には笑われる存在となった輪島さんだが。
逮捕されるなどファンへの裏切りもあった二郎さんだが、やはり私は尊敬している。

そして彼等のお陰で職業人として、それなりの立場にいる。

ちっぽけなプライドだが、彼等に分けてもらった物だ。ずっと大事にしていきたい。

◆10/29(後楽園ホール)の試合結果
○4R
松田貴之 KO1R 山崎裕史
稲垣 学 TKO2R 竹浦大介
二宮正虎 TKO2R 内山剛一
鈴木義弘 判定 田代陽介
山口貴士 判定 塚崎 学
三上義満 判定 前田拓馬
和香博之 KO1R 浅井伸一
上石 剛 TKO4R 片山大介
岩渕貴信 判定 佐藤典男
三原 信 判定 小野宏爾
森平朋寛 KO1R 馬場 誠 

吉田拓郎・復活ドキュメント見て・・・

2003年10月30日 | 生活
一応、拓郎世代の最後あたりに当るので。
マセてたのか、小学生でフォーク聴いてたし(まぁユーミンとかはドラマ主題歌やってるメジャーなミュージシャンだったし、フォーク自体がメジャーだったし)。「洛陽」とかは、カラオケレパートリーだし。「LOVE LOVE あいしてる」出演の時は「なにジャニーズと馴れ合ってんだよ!」とも思ったし。

―――で「拓郎が肺ガン」と効いた時は、やっぱりショックだった。
今回のTVドキュメントは、手術のため中止になったコンサートに退院後の拓郎が挑むもの。

ブースで「ダメだ、声が出ない」と嘆く拓郎。長く一緒にやってきたスタッフ達。カメラマンや演出家とは同志のようにも見える。

故郷の広島から旧友達も激励に現れる。
「大丈夫じゃん?」「肺ガンから復帰でコンサートやる奴って今まで居ないの?じゃぁ初めてでイイじゃない!」「おま~ら、なに好き勝手言うとるんじゃ」(広島弁)
気の置けぬ仲間との会話の中「やっぱりキツイのう~」と、時に弱音も。

拓郎ファンが集まる店では「遠いけど、コンサート行きますよ」「神様ですから」と熱心な同世代ファン。
50過ぎてイイ味だしてるオヤジだち。

何度目かのヴォイス・トレーニング。拓郎の歌に力強さが戻っている。感動。
「まだまだだけどね」汗を拭きながら語る拓郎には、カムバックするボクサーのような雰囲気さえ漂う。元王者のカムバック。

コンサートを数週間後に控え、体調不良でラジオを休む拓郎。プロモーション活動やコンサートへのプレッシャーが疲労に繋がったらしい。

この休養が吉と出たのか、本番を控えたリハーサルでは鬼気迫る打ち合せ。

そして本番当日。会場に集まった拓郎ファンたち。元フォーク世代、皆ギターを抱えていたであろう男女。「神様です」「指針だね」「拓郎ファン同士で結婚しました」・・・そんなコメントをマイクが拾っていく。「神様」ってのは、どうかねぇ~。

復帰コンサート。TVで流れた一曲目。
「♪わたしは今まで生きてきました♪」拓郎の歌い出し。

うわ――――、泣きそう!
その歌詞で来られたら皆、泣きます。しかし、これしかないでしょって曲。ですます調の歌詞(オレも日記とかで「○×なのです」とか書いちゃったら「おっ、拓郎調!」とか書いちゃうもんなぁ・・・)。

次あったら行こうかな、拓郎ライヴ。
とにかく元気でね、拓郎さん。

◆10/28(後楽園ホール)の試合結果
○4R
前之園啓史 TKO1R 横槍 悠
青木隆雄 KO2R 渡辺康貴
鈴木良治 判定 沖野 隆
藤井克弥 判定 石沢健太
山内基功 引分 木村拓磨
寺田千洋 判定 北斗ヒロシ
大川健二郎 TKO2R 石渡謙次
山崎 亮 KO1R 池谷 忍
縣島基幸 引分 中村友輔
○6R
三浦数馬 TKO4R 須賀功一
○10R
小嶋武幸 判定 今宮佑介