「アレクサンデル・ムニョスvs相澤国之」‘07.9.24
三迫ジム、久々の世界戦興行は判定負け。
福田健吾氏も、親孝行したかったのでしょうがねぇ。
(人気者だった彼が、地味なトレーナー稼業を黙々と続けてるのは偉いと思いますが・・・)
元日本フライ級王者・西川浩二さんの姿が世界戦のコーナーで見れたのも、感無量・・・か。
相澤、いちおうOPBF王座は奪取してますが、相手がねぇ。
そして、今回のムニョス戦。・・・結果は大差の判定。
ラウンド終盤、攻勢に出るムニョスの「ポイント取る上手さ」にもヤられた・・・と。
初回、足を使いまくる挑戦者に驚いたが。かまわずブンブン振ってくるムニョスにポイント振るしかないし。
それでも挑戦者は、中盤にパンチの見切りが出来てきたのか、大きく動かずに攻撃を合わし始め。
「序盤の暴風雨のような相手パンチをやりすごし、これが出来るのか」と驚いたが。
ムニョスは、左右アッパーで相手を中に入れさせず。これで、挑戦者は手詰まり。
最終回に打ち合いの覚悟を見せたが、決定打不足。
結局、判定は大差の3-0で王者の防衛。
被弾を抑えた相澤、「KO負け」の予想を覆しただけ「善戦」って感じでしょうかねぇ・・・。
いやいや、OPBF王者と言っても「手頃な相手をセットしてもらった」印象あるし、防衛戦で倒した相手も「業界が低迷中の」韓国選手。
勲章としては、世界王者経験者に勝っている事で、これは立派だと思いますが、「旬の相手」とのサバイバル戦では、苦しい結果しか残っていませんから。
やはり「予想より良くやった」印象です。
アマのトップ選手と言っても、五輪代表ってワケでもないし。
日本のトップアマ経歴が「即・プロのトップで通用する約束手形か?」は、甚だ怪しいし・・・。
まぁ、
試合の印象としては「ウィラポンvs西岡第1戦」に近いですね。
「距離勘を怪しく思っていた選手が、世界戦にて“距離”で戦った」
「それで決定打の被弾を間逃れた」
「序盤KO負けの予想がはずれた」
・・・って感じで。
まぁ、それには驚かされたし、見直した部分もあるのですが
「消極的」
「攻めを伴なわない防御は、ディフェンスとは言えない」
・・・との非難も、当然伴なうワケで。
そんな中でも相澤選手は、「中盤は、良く攻めの姿勢を垣間見せた」と思ったのですが
相手がアッパーで迎え撃ち始めたら消沈・・・。
そこが「キャリア不足」なんでしょうね。
今後は、世界戦経験者(やや型落ち)との対戦などで経験値を上げて欲しいですね。
まぁ、上記の要望は「世界戦で敗れた日本人挑戦者」には、いつも述べてるものの。
判を押したように、「アジア噛ませに白星続けて世界再挑戦」が業界のパターンなので
私は半分諦めに入っていますが・・・・。