あるBOX(改)

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石田vsママーニは圧勝だった

2007年12月04日 | ボクシング
10月06日に大阪府立体育会館第二競技場で行われた
日本Sウェルター級王者・石田順裕(金沢)×WBA世界Sウェルター級6位のハビエル・ママーニ(亜)の一戦。

やっと、スカイAで録画した映像の確認リポートが書けます。
ああ、やっと・・・だ(笑)。

クレイジー・キムに最終回逆転KO勝ちしたママーニ、初回こそジャブを突き合ったが。
大柄な石田の懐深さに苦戦。
同門の先輩・徳山が持っていた「右ストレート」のような決め手は無いが、ロングレインジから踏み込みざまにアッパーを打てる強みを発揮する石田。

第3R、ママーニはファイター化して前進。
ここで日本選手が「ボクシング合戦」に勝った事に感激。

ただし、ママーニも「苦し紛れのファイター化」では無く、引き出しを一つ開けた印象。
ガードを固めて前進するママーニは、大きなフックでペース奪回を狙うが、右ストレート・左右アッパーとつなげ、アウトボクシングを維持する石田がリード。
攻める間合いが作れないママーニは、淡白なボクサーと印象付けられた。
この「相手の持ち味を殺す」トコロが、「さすが徳山の後継者」な部分だろう。

石田も32才ながら、体は若い。スピードもある。打たせていないからだろうね。
(その分、消化不良の試合もあったろうが)

最終回、積極的に打って出たママーニだったが、リードを自覚する石田は冷静に対処。
結局、100-91・98-94・100-90の大差で石田選手が判定勝ち。

途中、実況で「日本王者対世界ランカーの対戦です」との言葉を聞いて
「そうだ、そうなんだよ」「これこそファンが求めるカードなんだよ」と
感極まりかけるワタクシ・・・。
日本選手が技巧で優って大差で勝った事にも感激。

「勝ちに徹しました」とコメントした石田選手だが。
まぁ、今回は勝っただけでOKでしょう。

次回は、「徳山における右ストレート」とまで行かなくても、なにか「見せ場」を作る武器を準備して欲しい・・・と思いますが。