あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

林檎もぎれビーム!②

2009年07月25日 | CD紹介(邦楽)
最初の「人として軸がブレている」では
「深夜アニメ見てる人を想像して」歌詞を書いたというオーケンだったが

その成功により
アニメイベントで声優と競演し、アニメファンの前で歌い
彼らと接する機会を得て

よりアニメファンと演者の距離感を掴んで作ったのが
今回の
「お仕事でやってるだけかもよ♪」
・・・という歌詞。

琴線に触れる演者が居て心奪われても、その人はお仕事でやってるだけかもよ。
でも、突き進めば
どこかに辿り着けるかも・・・。

そんな言葉をアニメファンに投げかけるオーケン。



これは、幻想の先達ともいえるロック界からの言葉とも言える。

「お仕事でやってるだけかもよ」って意味じゃ
ロックの方がタチ悪かったからなぁ。

アニメは「お行儀の悪い商売」なんて言葉があるくらい
演者もファンも自覚的だったりするのだが

ロックは妙に「反体制」みたいな殻被ってるから
なおさら性質が悪かった。

ニルヴァーナのヴィデオ見た時にゃ吐き気さえ覚えたくらいだ。

「唾棄すべき存在として」メロディックメタルを槍玉に挙げて
アンチテーゼとして現れたニルヴァーナを英雄扱いする出だしに

「それ(メロディックメタル)を売ったのも“お前ら”だろうが!」
…と、無性に腹が立ったものだった。

あらかたの幻想は覚めるものだが、アニメの幻想は篭ってる限り
覚める事は無い。

「ヒップな奴らも、やがてスクエアになるものさ」


さて、
“彼ら”の未来はどこへ。

やっぱシャングリアか?

「オラとパライソさ行くだ―――!」となるのか?

「オラ」って誰だ?

「林檎もぎれビーム!」

2009年07月25日 | CD紹介(邦楽)
(2009年7月23日発売
大槻ケンヂと絶望少女達
Single, Limited Edition, Maxi
レーベル: キングレコード 価格¥ 1,200

さよなら絶望先生 第3期
「懺・さよなら絶望先生」オープニングテーマのマキシシングル。
これまで通り「大槻ケンヂと絶望少女達」。

アニメでは、絵も付いてイメージが広がっている。

一時期、医者に止められるほどUFOに嵌っていたオーケンが
UFOを呼ぶ団体の合言葉をもじって作った言葉
「林檎・もぎれ・ビーム!」

これを絶望少女たちが繰り返すスタートからして
とっても怪しい。

単調なオーケンの歌いだしが
メロディアスなサビを引き立たせるのが
NARASAKI手法だと分かっているが

まぁ、毎度引き込まれてしまいます。
歌詞もオーケン節全快。

以下、聞き耳立てて書き起こした歌詞。



林檎・もぎれ・ビーム! 林檎・もぎれ・ビーム!

ユア・ライフ・チェンジズ・エヴリシング

君が思うそのままのこと 歌う誰か見つけても

すぐに恋に落ちてはダメさ

(お仕事でやってるだけかもよ?)

林檎・もぎれ・ビーム! 林檎・もぎれ・ビーム!

だけど想い止められるなら

信じ 叫べ 合言葉

共に歌え すべて変わると

変われ 飛べよ 飛ぶのさ

(変わったアナタを誰に見せたい?)

ないがしろにしてきた奴に

さあ行こうぜ

絶望の僅かな (こっち側へ!)

きっとシャングリラだよ君となら

合言葉 (林檎・もぎれ・ビーム!)