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日本ボクシング界、4団体公認へ

2013年02月20日 | ボクシング
きましたよ!パンドラの箱が開けられましたよ!

2/18、都内のホテルで日本ボクシングコミッションから正式発表あり。
「4月1日からWBO(世界ボクシング機構)を承認、加盟する」との事。

JBCによれば、それと並行してIBF(国際ボクシング連盟)も同時期に承認、加盟することも決定。

これで
WBA(世界ボクシング協会)
WBC(世界ボクシング評議会)
WBO(世界ボクシング機構)
IBF(国際ボクシング連盟)
・・・という主要4団体の国内世界戦の開催が認められる事になった。

2/17にJBCと会合したWBOのフランシスコ・バルカルセル会長は歓迎の意を表明。(そりゃそうだ)
さっそく多数の選手がWBOランキングに入る模様。

日本プロボクシング協会の大橋秀行会長も「WBO王者には強いイメージがあります。1日も早く日本人王者を誕生させたい」とコメントし、相思相愛の船出。(そりゃそうだ)

さてさて
今後は4団体となり、世界戦が乱立する可能性もあるが。
そのため、挑戦者資格の条件をつくり、WBO・IBFの承認後の一定期間、その挑戦者資格や試合の検証を行ってチェックしていく方針だそうな。

まぁ「日本王者・東洋王者経験者」とかの基準らしいが、それだと「日本奪取、即返上」で韓国に渡って敵地挑戦の惨敗を繰り返していた80年代と変わらないんだよなぁ・・・。

選択肢が増えた事で関係者からすればホクホクだろう。
亀田兄弟は「3兄弟同時世界王者も可能」と喜んでるし。
井岡は、WBA保持したままWBOかIBFと「統一戦」なんて見栄えの良い興行が打てる。(そしてローマン・ゴンサレス戦はウヤムヤ)
メダリスト村田だって、4団体のうち一番狙い目の王者を狙う事が可能になる。

たとえ日本のジム所属の世界王者が増えても、飽和状態なうえに価値下落で人気の上昇には期待が薄い。
※まぁ、「長谷川穂積がWBOかIBFのSバンタム挑戦」なら認めますが・・・

「暫定王者は世界王者にカウントしない」「WBAに関してはスーパー王者がいる階級の正規王座挑戦は認めない」など、規定も必要なのでは?(100%ありえないと思うけど)

「4団体のうち強い選手が日本に来る」・・・なんて、夢のまた夢だと思いますよ。

まぁ、新米王者で「海の物とも山の物とも分からないが、狙い目かも」と思って挑戦したら、とんでもなく強くて、あとあと超一流王者に成長した・・・なんて事はあるかも知れませんがね。