先月末にマカオで行われたWBA世界フェザー級タイトルマッチ12回戦
ノニト・ドネア(比国)が、3―0の負傷判定でスーパー王者の
シンピウェ・ベチェカ(南アフリカ)を破り、5階級制覇を達成。
この試合はWOWOWで見たが
クリス・ジョンを倒して意気揚々のべチェカは攻撃型にスタイルを
切り替えており、大柄な体躯を利して初回からプレッシャーを掛けてきた。
ドネアがこれに押されるようなシーンもあり、
煽られる形で放つパンチには正確性を欠いた。
ドネアは偶然のバッティングで左まぶたをカット。
大柄なべチェカに踏み込むときも、真っ直ぐ入り気味で少しヒヤヒヤ。
それでも第4Rに左フックでダウンを奪って「さすがドネア」と思わせたが、
べチェカも立ち上がって応戦。
前に打ってくる時に頭が下がるべチェカ、またも頭が衝突し自らドクターチェックを
望むドネア。
流血が増し、傷は深まったとして5回開始直後に試合ストップ。
負傷判定で勝利を手にした新王者は、しかし浮かぬ顔。
「ちゃんとした闘いではなく、申し訳ない。再戦を約束する」と潔いコメント。
以前エキサイトマッチでパッキャオ戦のゲスト解説を務めたドネア。
「スピードが落ちている」とコメントしていたが、今回はドネア本人に
そういう印象を受けた。
増量の影響でキレが無くなったというか、相手との体格差に押されて「異次元の」
ボクシングが出来なくなっているというか・・・。
ただね。
これって本来の階級制競技なら当然の事なのよね。
パッキャオ現象で誰でも上の階級で通用して当たり前と思うようになったけど。
ドネアには、まず傷を完治させ、Fe級への順応に努めてほしい・・・そんな事を
思いました。ナイスガイ・ドネアの完全復調を期待したいです。
ノニト・ドネア(比国)が、3―0の負傷判定でスーパー王者の
シンピウェ・ベチェカ(南アフリカ)を破り、5階級制覇を達成。
この試合はWOWOWで見たが
クリス・ジョンを倒して意気揚々のべチェカは攻撃型にスタイルを
切り替えており、大柄な体躯を利して初回からプレッシャーを掛けてきた。
ドネアがこれに押されるようなシーンもあり、
煽られる形で放つパンチには正確性を欠いた。
ドネアは偶然のバッティングで左まぶたをカット。
大柄なべチェカに踏み込むときも、真っ直ぐ入り気味で少しヒヤヒヤ。
それでも第4Rに左フックでダウンを奪って「さすがドネア」と思わせたが、
べチェカも立ち上がって応戦。
前に打ってくる時に頭が下がるべチェカ、またも頭が衝突し自らドクターチェックを
望むドネア。
流血が増し、傷は深まったとして5回開始直後に試合ストップ。
負傷判定で勝利を手にした新王者は、しかし浮かぬ顔。
「ちゃんとした闘いではなく、申し訳ない。再戦を約束する」と潔いコメント。
以前エキサイトマッチでパッキャオ戦のゲスト解説を務めたドネア。
「スピードが落ちている」とコメントしていたが、今回はドネア本人に
そういう印象を受けた。
増量の影響でキレが無くなったというか、相手との体格差に押されて「異次元の」
ボクシングが出来なくなっているというか・・・。
ただね。
これって本来の階級制競技なら当然の事なのよね。
パッキャオ現象で誰でも上の階級で通用して当たり前と思うようになったけど。
ドネアには、まず傷を完治させ、Fe級への順応に努めてほしい・・・そんな事を
思いました。ナイスガイ・ドネアの完全復調を期待したいです。
やはりパッキャオのマネをしたのか急激な階級アップはスピードが持ち味のドネアにブレーキをかけた感じですね。
とはいえ4Rにダウンを奪ったのはさすがですが、自らの出血による負傷判定というのは釈然としませんね。
この屈辱は再戦で晴らすしかないでしょうね。
やや拙戦だったIBF世界スーパーバンタム級王者のジェフリー・マセブラ(南ア)と対戦でも、
4回に左フックでダウンを奪ってますし、敗北を喫したリゴンドー戦でも強引に攻めて
ダウンを奪いました。
今回の試合前、ダルチニアンが無残にKOされましたが、やはりピークのキレや
スピードを無くした選手は、以前は当てたパンチがヒットせず、
以前は躱したパンチを被弾するなどの退化が見られます。
今回のドネアは普通の世界王者より少し強い選手くらいの印象でした。
異次元ボクサーでは無いと思いました。
これが一時の不振なのか、完全に階級の壁にブツかったかは、以降のキャリアを
見届ける必要がありそうですね。