5月27日、アメリカのオバマ大統領は、原爆投下国の現職大統領として初めて
被爆地・広島を訪問。
広島平和記念公園を訪れて原爆慰霊碑に献花した。
平和記念公園に着き、すぐに公園内にある原爆資料館に入ったオバマ大統領、
10分ほど観覧し、原爆慰霊碑に花輪を捧げ、10秒ほど目を閉じたとのこと。
現職の米大統領のヒロシマ訪問は歴史的とも言え、
まさに「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」。
被爆者団体の方々も「来てくれただけでも・・・」と改めて謝罪を求めず、
むしろ沿道に並ぶ人々は歓迎する雰囲気。
オバマ氏が被爆者の高齢男性と抱擁するシーンなど感動的でさえあった。
謝罪こそなかったが「罪もない多くの人が亡くなった」と発言したことは
「罪もない人々を殺した」と言ったに等しいのだから、米国国内で大きな
勢力である退役軍人団体の反発を考えると、よく言ってくれたという気が
いたします。
過去に核軍縮の責任を負う宣言もあるオバマ氏。
あらためて、その重要性を強調した事は日米関係においても大きな足跡を
残したと言えるでしょう。
ここで思い起こされるのはレッド・ツェッペリンの広島公演・・・。
1971年9月、全盛期でありながら全員が20代の若きHRの王者は東京・大阪の
次に広島を公演会場に加えた。
言うまでもなく「ヒロシマ」を体験するためだ。
悪名高き都内ホテル乱痴気騒ぎや、夜行列車内での狼藉三昧はさておき、
当時珍しい英米の大物が地方都市でベスト・パフォーマンスを演じた事は
大きなエポックだった。
そして、広島平和記念公園を訪れて原爆資料館を訪れたメンバーは大きな
ショックを受けたという。
正常な神経を持つ人間なら当然だ。
ここで彼らが立派だったのは広島市役所を訪れ、被爆者援護資金として
約700万円の寄贈目録を市長に手渡した事。
当時日本グラモフォンの担当として同行していた折田育造氏が語ったものだ。
「明け方まで飲んで、目なんか真っ赤だったくせに、ロバート・プラントが
市長の前で背筋を伸ばして立派なスピーチをするんだよ。あのワルガキがさ、
エライと思ったねぇ・・・」と。
山師マネージャーのピーター・グラントや吝嗇家ジミー・ペイジが寄付を
言い出す筈はないから、やはりロバートの意見が大きかったのではなかろうか。
「人間はここまで残酷なことをするのか。そこまで最低の生き物だとは認めたく
ない。こんな無惨なことをするのは愚かなことだ」と語ったツェッペリン。
日本人としてヒロシマに心を馳せてくれた事、寄贈してくれて事には感謝、
感激の思いだ。
しかし、「人間は・・・」で主語を大きくされても困る。
個人的には「そこは『アングロサクソンは・・・』だろうが!」と毒づきたい
気持ちもあった。
「あんたらだよ!」・・・と。
「白人が有色人種を核兵器の人体事件に使ったんだよ!」・・・と。
しかし聡明なプラントはこう語ったという。
「僕らは原爆投下の後で生まれました。だから僕たちに誰かを責める権利は
ありません。それをしでかしてしまったのは人類なのです。僕らの誤った
過去は責められるべきです 。
僕らはこのことについて誠実に謝罪の気持ちを表現したいと思います。
そして、少しでも自分たちが苦しんでいる人たちの助けになれればと考えた
のです。少しでも力になれるなら、実に光栄だと思います」(一部略)
主語を大きくしながらも、一方で「謝罪」と発言しているのだ。
2016年の米現職大統領と同じ謙虚さで罪を認めているのだ。
やはり、この英国青年ミュージシャンによるヒロシマ訪問も語り継ぐべきだ。
核兵器使用を憎みつつ、ヒロシマはオバマへ恨みを向けることがない。
大量殺戮を憎みつつ、英国の青年達の行動には改めて敬意が湧いてくる。
そんな事を思ったオバマ氏ヒロシマ来訪ニュースで御座いました・・・。
被爆地・広島を訪問。
広島平和記念公園を訪れて原爆慰霊碑に献花した。
平和記念公園に着き、すぐに公園内にある原爆資料館に入ったオバマ大統領、
10分ほど観覧し、原爆慰霊碑に花輪を捧げ、10秒ほど目を閉じたとのこと。
現職の米大統領のヒロシマ訪問は歴史的とも言え、
まさに「チェンジ・イズ・ゴナ・カム」。
被爆者団体の方々も「来てくれただけでも・・・」と改めて謝罪を求めず、
むしろ沿道に並ぶ人々は歓迎する雰囲気。
オバマ氏が被爆者の高齢男性と抱擁するシーンなど感動的でさえあった。
謝罪こそなかったが「罪もない多くの人が亡くなった」と発言したことは
「罪もない人々を殺した」と言ったに等しいのだから、米国国内で大きな
勢力である退役軍人団体の反発を考えると、よく言ってくれたという気が
いたします。
過去に核軍縮の責任を負う宣言もあるオバマ氏。
あらためて、その重要性を強調した事は日米関係においても大きな足跡を
残したと言えるでしょう。
ここで思い起こされるのはレッド・ツェッペリンの広島公演・・・。
1971年9月、全盛期でありながら全員が20代の若きHRの王者は東京・大阪の
次に広島を公演会場に加えた。
言うまでもなく「ヒロシマ」を体験するためだ。
悪名高き都内ホテル乱痴気騒ぎや、夜行列車内での狼藉三昧はさておき、
当時珍しい英米の大物が地方都市でベスト・パフォーマンスを演じた事は
大きなエポックだった。
そして、広島平和記念公園を訪れて原爆資料館を訪れたメンバーは大きな
ショックを受けたという。
正常な神経を持つ人間なら当然だ。
ここで彼らが立派だったのは広島市役所を訪れ、被爆者援護資金として
約700万円の寄贈目録を市長に手渡した事。
当時日本グラモフォンの担当として同行していた折田育造氏が語ったものだ。
「明け方まで飲んで、目なんか真っ赤だったくせに、ロバート・プラントが
市長の前で背筋を伸ばして立派なスピーチをするんだよ。あのワルガキがさ、
エライと思ったねぇ・・・」と。
山師マネージャーのピーター・グラントや吝嗇家ジミー・ペイジが寄付を
言い出す筈はないから、やはりロバートの意見が大きかったのではなかろうか。
「人間はここまで残酷なことをするのか。そこまで最低の生き物だとは認めたく
ない。こんな無惨なことをするのは愚かなことだ」と語ったツェッペリン。
日本人としてヒロシマに心を馳せてくれた事、寄贈してくれて事には感謝、
感激の思いだ。
しかし、「人間は・・・」で主語を大きくされても困る。
個人的には「そこは『アングロサクソンは・・・』だろうが!」と毒づきたい
気持ちもあった。
「あんたらだよ!」・・・と。
「白人が有色人種を核兵器の人体事件に使ったんだよ!」・・・と。
しかし聡明なプラントはこう語ったという。
「僕らは原爆投下の後で生まれました。だから僕たちに誰かを責める権利は
ありません。それをしでかしてしまったのは人類なのです。僕らの誤った
過去は責められるべきです 。
僕らはこのことについて誠実に謝罪の気持ちを表現したいと思います。
そして、少しでも自分たちが苦しんでいる人たちの助けになれればと考えた
のです。少しでも力になれるなら、実に光栄だと思います」(一部略)
主語を大きくしながらも、一方で「謝罪」と発言しているのだ。
2016年の米現職大統領と同じ謙虚さで罪を認めているのだ。
やはり、この英国青年ミュージシャンによるヒロシマ訪問も語り継ぐべきだ。
核兵器使用を憎みつつ、ヒロシマはオバマへ恨みを向けることがない。
大量殺戮を憎みつつ、英国の青年達の行動には改めて敬意が湧いてくる。
そんな事を思ったオバマ氏ヒロシマ来訪ニュースで御座いました・・・。
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