あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

YOAKE NO KEIJI

2010年11月18日 | 洋楽
『夜明けの刑事』
TBS系列にて、1974.10~1977.3まで全111話放送された刑事ドラマ

Wikiで調べてみた

毎週水曜日20:00~20:54放送
プロデューサー:野添和子、安田孝夫(大映テレビ)、野村清(TBS)
音楽:星 勝
製作:大映テレビ株式会社、TBS



【エンディング主題歌】
「夜明けの街」 唄:石橋正次
「でも、何かが違う」 唄:鈴木ヒロミツ

【挿入歌】
「Yoakeno keiji」
作詞・作曲・唄:ポール・ロジャース(バッド・カンパニー)

≪キャスト≫
坂上二郎、鈴木ヒロミツ、水谷 豊、藤木敬士、佐藤 允、石橋正次、
山本伸吾、石立鉄男、長山藍子、神山繁、宇津井健

続編として、全20話の
『新・夜明けの刑事』が、同系列同時間帯で1977.4~1977.10の間、
放送された

プロデューサー、音楽スタッフ、製作は全て前作と同じ

【エンディング主題歌】が
「何処かで失くしたやさしさを」
作詞・作曲:マチ・ロジャース 唄:鈴木ヒロミツ

【挿入歌】が、前作と同じく
「Yoakeno keiji」
作詞・作曲・唄:ポール・ロジャース(バッド・カンパニー)

≪キャスト≫
坂上二郎、石橋正次、鈴木ヒロミツ、藤木敬士、山本伸吾、梅宮辰夫

挿入歌はポール・ロジャースが歌い、
鈴木ヒロミツが歌うエンディング・テーマも(実は)ポール・ロジャース作曲
作詞者は、当時の妻だった日本人のマチ・ロジャースさん

旧姓清水マチさんは、詩人であり、女優・野添ひとみさんの姪
※妹説もあるが、マチさんのブログでは「女優をしていた叔母が」との
  記述がある

野添ひとみさんと『夜明けの刑事』プロデューサー野添和子さんは身内

そして鈴木ヒロミツと星勝は、元モップス

実力派だったから、洋楽バンドの来日公演で、前座を務めた事も多かったそうな
※ヒロミツさんによると「他のバンドじゃ務まらなかった」
  「前座じゃなくて、“ジョイント”だかんね」って話だったが

モップスはロジャースさんが在籍していた『Free』来日公演の露払いを
演じている
※ヒロミツさんは「ポールとはダチだからさぁ」と仰っていた



93年にポール・ロジャースが来日した時
やはり私は関東の全公演を見に行ったが
中野サンプラザでは、この『夜明けの刑事』が生ギター 1本で歌われた

大サービスである
二度とないだろう・・・と思っていたら
今回のバドカン公演でも2度披露された
最終日にはフルコーラス歌ってくれた

ファンは感無量であります

ロジャースさんは、マチさんと別れ、ミスカナダの金髪美人と再婚したが
まぁ、Jレノンみたいに「黒髪の日本人女性」と結婚出来て幸せだったんで
しょうな

マチさんは
ブログ読むと、とても優しげで繊細そうな女性で
やはり70年代英国ロック愛好家からすると、特別な存在って気がします

『夜明けの刑事』の主人公を演じた坂上二郎さんは
くしくもバドカン公演中に病に倒れたニュースが流れた
(ご回復をお祈りします)

Free全盛時、私は子供だったし
『夜明けの刑事』が放送されていた記憶もない

知ったのは上京後だ
遅く起きた夕方、よく再放送されていたドラマの一つが『夜明けの刑事』だった
「へぇ、こんなドラマあったんだ」とボーっとブラウン管を眺め

食事の支度を始めると聴こえてきた劇中歌

「♪よあ~け~の けい~じぃ♪」
タイトルを連呼するだけのシンプルな曲

停滞する捜査、焦燥した表情の刑事たちのバックに流れるヴォーカル曲

「どっかで聴いたことある声だな」
「つ~か、物凄く好きな声だ」



「・・・・ってか、ポール・ロジャースか?」
「いや、そんな筈は無い。彼が日本のドラマの劇中歌を歌うとか、ありえない」

「・・・・でも、やっぱこの声はロジャースだ!」

なんの予備知識もなく、こんな葛藤を続けた当時の自分を褒めてあげたい

その後、レコードやCDを探すも
「音源化しない約束での録音」と後で知って落胆

しかし、それから十数年
生で聴けたよ 結局3度も・・・

感無量ですな
70年代英国ロックと日本との貴重なクロスポイント

追体験ながら、接する事が出来たのだから・・・


最新の画像もっと見る

コメントを投稿