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辰巳水泳場は海の要塞のようだった⑧<br>「北島、50mで負けた」と言うけれど

2005年03月08日 | 生活
私が生で見た初日の100mでは、リソゴール(50m世界記録保持者)やデュボス(アテネ銅)を押さえて堂々の優勝を果たし、自己の新記録を更新した北島康介だったが。

注目の最終日は苦戦。
50mではりソゴールに敗れ2位。日本選手ばかりの200m決勝(あれ?こっちでも海外選手が参加するんじゃなかったの?)でも後半タイムが伸びず、1位にはなったものの記録は平凡に終わったとか・・・。

これにはスポ紙も「北島、負けちゃった」「北島、練習不足を露呈」と後ろ向きの記事が多かったが。

はてさて、どうでしょう?
調整の遅れは事前から分かっていた事だし。

しかも50mなんて、相手はリソゴールですよ!?世界記録保持者なんですよ!?

「北島、“まさかの”50m敗退!」は無いでしょう!?

正直ワタクシ、これを危惧してたのよね・・・。
今の北島選手には「平泳ぎでは負ける姿を見せられない」十字架を背負ってるワケなんですが。
やっぱり、餅は餅屋。リソゴールには、50mで紹介された時で既に「これはオレの土俵」とばかりの余裕の表情だったワケなのよね。

そもそも、50mと100mでは泳法が、かなり違ってきて。
速いピッチとパワーでワシワシ掻いて行く選手が得意とする距離なワケで(これはW杯の短水路50m平で認識できた。解説の田中雅美さんも指摘してたし)。

水中での伸びを、しっかりと稼ぎながら加速を付けて行く北島選手の泳法は、必ずしも50m向きでは無いのだ。

おそらく陣営は「100mなどでの後半スパートでのハイピッチ泳法」を試行する為に50mでリソゴールと対戦したかったのだろうが。

さらに「北島が、1レースでも多く泳ぐ事によるファンサービス」を行おうとしたのだろうが。

メディアさんは、ただただ「北島、負けた!」と書き綴ってくれたのね・・・(一部、同情の記事や「まぁ、調子を戻せば記録挑戦も可能」の文字も見えたからイイですが)。

ま、調整の遅れの原因だった論文もクリア出来て大学院にも進めたようだし。

ここは4月の「日本選手権」を経て、やはり7月下旬からモントリオールで行われる「世界選手権」(一時、資金難で危ぶまれたが、やっぱり開催される事に・・・。なんだかなぁ、日本から横槍入れて辰巳あたりで出来なかったのかなぁ)への、ピーク調整を行って欲しいものですな!

「現状でも、これだけ泳げた。記録は、まだ伸ばせる」と、本人も平井コーチも手応えを語ってらっしゃるワケですから!

頼みますぞ、水泳ニッポンの第一人者どの!!!

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