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一方11/14、阿佐ヶ谷ロフトではアニメのトークイベントが...

2015年11月12日 | アニメ・特撮
う~ん、こっちも惜しいイベントだ。

2015年11/14(土)
『ハーモニーという世界 ~アニメが名画になる瞬間~』を語る

OPEN 18:00 / START 19:00
前売¥1,800 / 当日¥2,000(共に飲食代別)

【出演】
椛島義夫(アニメーター)、大橋 学(アニメーター)、
小林七郎(背景美術)
氷川竜介(アニメ・特撮研究家)ほか



『ハーモニーという世界 ~アニメが名画になる瞬間~』の刊行を
記念して、出統作品のハーモニーを手がけられていた方々が
登壇し、当時の話や出演出の素晴らしさを語るイベント。

出演メンバーが凄いという事で。

小林七郎さんは半ば伝説の人。
出崎アニメで言えば「ガンバの冒険」「あしたのジョー」を始め、
数々の作品に参加。

「少女革命ウテナ」では幾原監督たっての希望で美術を担当。
建築学上、または力学上ありえない建物を描いて見せた人で
あります。
※その作品クオリティは背景画だけで個展が開けるほど



そもそも「ハーモニー処理」とは、
背景と人物が一体となった技法の事で。
量産型の虫プロ系アニメ制作で、アナログの制限の中、
出崎さんが創意工夫を凝らし生み出された手法なのだが、
これが実に効果的というか、独創的で・・・。

※「ガンバ」は虫プロの経営破綻と東映アニメ労働争議の後
 両陣営から派生したスタジオが手を組み、それぞれの長所を
 発揮して制作された奇跡的な作品・・・だったんだそうな。

その「ハーモニー技法」。
セルと背景を合わせて質感を加えて1枚画とし、
人物に劇画的、絵画タッチを施してドラマチックに
見せる止め絵で、昔は良くシリアスなラストカットなどで
使われていたが。

最近でいえば「アイカツ!」1年目で学園を去る、
神埼美月さんの表情が
「ド――――ン!」とハーモニータッチになった時には
「うわぁぁぁぁぁ、今の時代にこの技法を使うのか!?」
「しかも、『アイカツ!』のこんなシーンで!」・・・と



度肝を抜かれたが、このハーモニー処理はハマっていたし、
演出的に「凄い」と感じ入ったので、これはこれで大成功
だったと思うし。
なにより現代のアニメ関係者がオマージュを込めながらも
実用的技法として使っているのが凄いというか・・・。

その辺を11/14に「当事者」が語ってくれるんだろうなぁ。
阿佐ヶ谷ロフトにも行きたかったなぁ・・・。


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