あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

終戦の季節

2017年08月23日 | 生活
8月15日の終戦記念日を中心とした「振り返り」の時期。
やはり色々考える事があった。

片渕須直監督繋がりで見た「ソ満国境15歳の夏」。
※日大の同僚で映画監督の松島哲也氏が撮影した映画



満州で終戦を迎えた少年たちがソ連の侵攻を受けて
命からがら日本に戻ろうとする物語。

~というか、「命からがら」なんていう表現すら安っぽく
感じる映画でありました・・・。



その「ソ満国境・・・」を見ながら、私は宝田明さんが
「伊福部昭百年紀公演」で語った体験談を思い出した。

満州でソ連兵に腹部を銃で撃たれながらも帰国したという
宝田さんは、東宝ニューフェースになり初代ゴジラに出演。

そして80才を超えて観衆から「ハッピーバースデー♪」と
祝福されて感涙されていた、まさに歴史の生き証人。



実は「ソ満国境・・・」完成後の2015年7月に日大芸術学部で
行われた特別試写会に登壇されていたんですよね。
※最近になって知りました。

やはり、そこでも宝田さんは体験談を語られたそうです。

ただ、宝田さんが凄いなと思うのは、そういう時は真剣で
涙を浮かべたりされるのに対し、普段は凄く大らかな所。

ゴジラ完成前に「こちらが音楽を担当される方だ」と
紹介された時、「やぁ、伊福部先生」なんて気やすく
挨拶して周囲から怒られた話。

それでも「だってニューフェース養成時代に1対1で
音楽を教えてくれた方だから・・・、ねぇ伊福部先生!」
なんて説明したエピソード。

それをアッケラカンと話れた日にゃ、もう笑うしか
ありませんよ。

「ゆきゆきて、神軍」の奥崎氏と、こうも違うとは・・・。
生まれながらの性格・性分って絶対ありますよねぇ。



そして「林+茂家」ライブを見た帰りも

高田馬場駅前の立ち食いソバ店のTVでは「本土決戦を控え
熊本に作られた巨大地下壕跡」が取材されてて、驚きました。

先日、北海道旅行に行った最中にも
現地のTVでは「電話交換手集団自決」の舞台を紹介して
いました。

※1945年8月15日の終戦後、ソ連軍による樺太の真岡侵攻で
 追い詰められた真岡郵便電信局の女性交換手が集団服毒
 自殺した事件。

日本各地、様々な事件があった事は間違いありません。
「夏の季節ばかりに・・・」と思わぬ事は無いですが、やはり
知るきっかけは大事ですね。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿